オレはオレの幸せに会いに行く   作:ほったいもいづんな

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よくわからない回です。 一体何がしたかったんだろうね?


6話 まぁ〜た女装してるよこいつ

 6話

 

 

 

 

 朝、ボクはいつものように朝飯を食べる前に身体を動かす。 始解状態の「獄砕鳥」をひたすらに降る。 あーでもない、こーでもないとブツブツ言いながら。 今現在の目標は「卍解」の習得、だが10年近くこいつを使っているが、未だにその兆しすら見えない。 才能がある者でも10年以上だったか、ならボクはあと100年は必要なのかもしれないな。

 

「…………ふぅ」

 

 今日のところはここまでだ。 そろそろ腹が限界だ、食堂で飯にすることにしよう。

 

「……木村」

「朝からご苦労様、少々話がしたんだけどねぇ」

 

 この間はティアナ、で今日はお前か木村。 一体話とはなんだ、ボクは腹が減った。 話なら歩きながらがいい。

 

「いやねぇ、そろそろ『ホテル・アグスタ』だろう? それで……どれだけ原作との相違点があるか、君の意見を聞きたい」

「……!」

 

 なるほど、それは確かに……少々話さねばならないな。

 

「いいだろう、話をしようじゃないか」

「ならばまずは僕の考えたことからだ。 僕は『原作通り』を推す、もちろんある程度の変化はあるだろうが……まぁ概ね同じ道筋だと考えている」

 

 木村の言う通り、機動六課のメンバーは一緒だし列車の事件も問題なく起こっている。 ここら辺は全て『拳』のやつのおかげだろう。 確かにその線は当たっているだろうな。

 

「だが、残念なことにここにキリンとボクが来てしまった。 つまりここから先は『原作など無視』になる可能性が高い。 ……あの時みたいにな」

「……それはそうだよねぇ。 僕もそうだとは思っているよ」

 

 ……ん? 原作通りを推しているんだろ? 何か発言がおかしくないか?

 

「でも僕や君達の頑張り次第ではちゃんと原作通りに進むと思っているよ」

「……1名ほど原作知らないんだが」

「それはそら、キリンはある意味正しいことしかしてないからねぇ」

「確かに……知らない方が逆に上手くいくこともあるわな」

 

 原作を知っているからこそ、最悪の結果を招いてしまう時もある。 もしかしたら変に考えずに思うがままにしていればいいのかもしれないな。

 

「だが……『六課襲撃』はどうしても起こらなければならないぞ。 アレがなかったらその先の決意や覚悟が決まらない」

「それは分かっているさ」

「それを……キリンが黙って見ていると思うか?」

「その時は、僕が何とかするさ」

 

 ……なら任すぞ。 ボクはあいつを物理的に止めるだなんて出来っこない。

 

「話したいのはそれだけか? ならボクからも質問いいか? お前に比べたら死ぬほどどうでもいいことだが」

「いいよ、何だい?」

「そのメガネはどうしたんだ? 以前までは眼帯で能力を隠していたが……今はその役割がメガネなのか?」

 

 ボクは前々から気になっていた木村のメガネに付いて聞く。 木村の『心を覗く』能力はやつの左目に宿っていたはず。 いかんせんどうでもいいことだが、気になったら分かるまでモヤモヤするからな。

 

「あぁボクの目の事か。 それから簡単さ、ボクの能力が進化したんだよ。 その影響か能力の出し入れが自由に出来るようになったわけさ」

「……ならメガネは? イメチェンするような奴だったとは記憶してないが……」

「このメガネは……ナカジマ姉妹から貰ったのさ」

「……スバルと姉のギンガの事か?」

 

 何だ? 木村の奴はナカジマ姉妹と仲が良かったのか?

 

「ほら、君は知っていると思うが空港での火災が……大体4年前か」

 

 空港での火災と言えばstrikersの導入部分のことか。 火災現場で逃げ遅れたスバルを高町が助け、スバルが魔導師を目指すキッカケになったエピソードだ。 当然知っているが……もしかして現場に木村がいたのか?

 

「僕はその時にはもうミッドにいてね、精神科医としてバイトのようなものをしていたんだ。 その時にはやてからの繋がりでナカジマさんと親交があってね、それで二人のメンタルケアの担当医だったのさ」

「へぇ……それは知らなかった」

「その時のお礼に貰ったのさ、僕の誕生日にね。 それから毎年何故かメガネをくれるんだよ。 たまには別なのでもいいんだけどねぇ」

 

 ほぅ……それは知らなかったなぁ……つまり木村! 貴様もリア充というわけか! ふざけやがって!

 

「……」

「おいおい、僕のタイプは知っているだろう? そんなに恨まないでくれよ」

「そういう問題ではない!」

「ふふ、やれやれだな。 早く朝食にしようじゃあないか」

「当然だ! まったく……」

 

 えぇい、原作に関わらないとか言っていたんじゃあなかったのか!? ガッツリ関わりおってぇ……このスケベ医者め! 隠れ変態め!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スマン木村、訂正しよう。 真の変態はここにいた。

 

「あ、おっはよう二人共☆」(女装)

「…………はぁ〜」(クソデカため息)

 

 ボクらが食堂にやってきた時だった、嫌にざわついていると思ったらキリンが女装していた。 そら(急に変態が現れたら)そうよ。

 

「何だいその制服は? 見たことがないが……」

「これ? これは前に翔次君と1年中桜が咲いている世界に行った時に、そこの学校から貰ったの」(DCⅡ)

「お前……何故着ているのだ」

「気分!」

「あのさぁ……」

 

 別にこいつが女装しているのは珍しい話ではない。 ないのだが、ここは職員もたくさんいる朝の食堂だ。 朝っぱらから女装を見たら気分を害するだろ……

 

「何だあの人……」

「めちゃくちゃ可愛い……」

「胸がない分スラっとしてて綺麗だ……」

 

 あぁ……誰もキリンだとは気付いていない……六課の人間は節穴が過ぎる……

 

「わぁぁ! 見てティア! すっごいキレイな人だよ!」

「……見たことないわね……」

 

 あぁ、お前らもか……ちくしょう……

 

「おはよー……あれ? みんなどうしたの?」

「あ、なのはさん、ヴィータさん! あそこに、めちゃくちゃキレイな人が……!」

「あん? ……うぉっ誰だあいつ!?」

 

 どうやら高町とヴィータも来たみたいだ。 高町はスバルが指差した方を見る。 そこには当然変態がいるわけだ、だがなのははすぐに察して近づきながら挨拶をしてくる。

 

「おはようみんな、それに今日は可愛い制服着てるねキリン君」

『ナニィィィィ!?』

「あ、おっはー☆ でしょでしょ?」

「ちょっ、キリンさん!? ホントに!?」

「あ、スバルちゃんとティアナちゃんにヴィータちゃん。 おっはー☆」

「いやおっはー、じゃねぇよ! 何だその格好は! 何だその☆は!?」

「付けたら可愛いゾ☆ ヴィータちゃんも付けるとよいゾ☆」

「……何や何やみんな朝から騒がしいでぇ〜」

「あ、キリン! 今日はオメカシしてるんだね」

「何やて工藤!?」

 

 あぁ……朝から騒がしい……

 

 

 

 

 

 

 

 取り敢えず、何やかんやで全員同じ席に着き食事を始める。 ちなみに他の席からチラチラとキリンを見ている人が多い。 あと男性の割合も多い……おかしいだろ。

 

「へぇ〜……じゃあその異変の解決のお礼に貰ったんだ」

「そうわよ」(キャハ☆)

「いやいや、それはおかしい。 いや全体的におかしいだろ」

「そう? 可愛いからよくない?」

「た、確かにそれはそうだけど……」

「同意するのはやめとけシャマル。 同意をしたらもう否定は出来んぞ、過去にそういう奴は何人もいた。 クロノ・ハラオウンもその一人だ」

「……クロノ君も被害者だったんやな……」

 

 確かにキリンは元女の肉体だ。 だからといってこいつが女装する理由にはならない。 普通はそう考える、ボクだってそう考える。 だがこいつにはそんなモラルや常識なんて意味がない。 こいつは女装したい時に女装する、そういう奴だ。

 

「にしても相変わらず化粧も上手いねぇ」

「でっしょー? 色んな世界で色んな化粧品とか集めてたし、結構決まってきてるとは自負してるよ!」

「……何でそんなに女子力が高いん……?」

「……冷静に考えてお前らは意外と女らしい生き方をしてないからな。 そらキリンに女子力が劣るはずだ」

「何やて工藤!?」

「……高町やフェイト・テスタロッサはともかくとして、八神家でそんな青春っぽいことあったか?」

「そんな甘酸っぱいのはなかったわ!」

「そういうことだろ」

「せやかて工藤!」

「ボクは工藤じゃない」

 

 冷静に考えれば「なのはシリーズ」は原作である「とらいあんぐるハート」から結構離れた内容になっている。 浮いた話なんてあるはずもない。 転生者やオリ主がいないかぎりな。

 

「大体そない化粧せんでもええやん! 何が変わる言うん?」

「……はやてちゃん、今度メイクしてあげようか?」(慰め)

「慰めはやめぇ! ええもんええもん! 私はどうせいけずごけや!」

「おい翔次、はやてが壊れたぞ。 何とかしろ」

 

 何とかしろと言われてもなぁ……別にボクは……

 

「別にボクは当時はやてのファンじゃなかったし。 どっちかって言えば胸が大きいキャラが好きだったし」

「うがぁぁぁぁ! 貧乳の怒りを喰らえぇぇぇ!」(北斗羅漢撃)

「うわらば!!」

 

 グホォ!? 何故だ!?

 

「くぅぅ……! おっぱいおっぱい言いおって……そんなにシグナムみたいなおっぱいがええんか!? そんなにフェイトみたいなおっぱいがええんか!?」

『(そんなこと)ないです』(真顔)

「あ、さよか……」(冷却)

「……と言うかはやてちゃん? 一応まだ女の子なんだからあんまりそう言うことを大声で言っちゃだめよ?」

 

 そうだなシャマル、お前の言う通りだ。 でも早くボクの潰れた顔を治してくれ、頼む。

 

 

 

「……あのさぁ、エリオきゅんという無垢なる天使がいる前でそう言うのはやめて下さいよホント」

「あう……あう……」

「……エリオ君は胸が大きい方がいいの?」(純粋)

「ふぇ!? それは……その……」

 

 キャロ、申し訳ないがエリオに無茶振りをするのはやめて差し上げろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……もしかしてお前その格好で訓練を行うつもりか?」

「もちろん」

「着替えろ!」

 

 




はやてゴメンね? でもはやての薄い本が少ないのが原因だから……

意外とナカジマ家と繋がりがあった心悟君。 でも姉妹揃って美人だからその気はない模様。

次はみんなでホテル(意味深)だな!!

今回も誤字脱字等のミスがありましたら、コメントにてお教えください。
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