ファントムと出会います
私は 反転体になり、その反転体が泥を最大限にチカラを引き出し、転移魔法を使い、空間自体を転移させてホールを作り出し、そこに手を突っ込み心臓を引き抜き、彼女の心臓を目の前で食べると言う、大変、不気味かつ恐ろしい事をして殺し、その精霊だった骸を吸収(喰らった)訳だが、そこまでして分かった情報が、彼女の本体は何処かの高層ビルの上に居て、分身体を出し、その分身体に自分に必要な霊力の吸収(食事)をさせて、大体終わったら、分身体を集めて、分身体から霊力の回収をしているようだ。
そして、とある情報を探しているらしいのだ。
それは、原初の精霊の情報なのだ、そして、見つけたのなら、チカラを全てを使い、その精霊を殺し、精霊自体を無くという物だった。
私としては、とてもくだらない
何故なら、私自体が、神により作られた存在だからだ、神がその気になれば、原初の精霊を殺された所で、世界そのものに”強制力”を働かせ、抑止力による存在自体の”削除”か事象の改変による”死んで無かった”事に書換えるだろう。
どの道、不可能なのだ、高々、過去の改変如きで精霊を無くすのなら、神自体を殺した方が早い。
だから私は、とてもくだらないと思うし、彼女(時崎狂三)は、道化にでもなるのかと思ってしまう。
そして、思考の停止をして
家に帰ろうとしていた私の目の前に『何か』が現れたので
私は、思考を停止させて目の前の『何か』に意識を向ける
ソレは、確かに目の前にいるのに、居ないと思わせるナニカを持っている。
そう、それはつまり、視えない事、確かに存在が分かる事から、私は目の前の『何か』が何なのかが確信する。
つまり、目の前の『何か』はセフィロトのダアトにして、【神の真意】なのだと。
私の知識(神から貰った)によれば、隠れたセフィラに該当し、他のセフィラとは違う規格外の生命の樹の深淵の上に存在する者、つまりは、他のセフィラの完全体、私と同じ精霊の『チカラ』を持っている事になるのだ。
そして、極め付けに視えないときた、それは、まだ『何か』は誰にも見つかってない事を示している。
実体はあっても、本体たる【神の真意】は何処かにあるので、『何か』に攻撃した所で、全くもって、”無意味”なのだ。
その『何か』が私の目の前のに君臨しているのだ。
そして
「ねぇ、君 精霊なのに存在自体が異質なんだい、そう、私の様にね ねぇ、もしかしてだけど、君 僕の兄妹 姉妹 なのかな〜」
「何を言ってるの あなたは、 私は、あなたみたいな完全体では無く、作られた存在なのよ ダアトさん」
「あははは 君 面白いね ダアトか〜 うん、そうだね 君は私が見えてないのか そっか、そっか、でも、何でダアトだと思うの〜」
「あなたは、視えないし、声も男か女か判別出来ないし、私とは似てても、全く違うチカラで出来ている、存在なんて、分かるでしょ 【神の真意】なんだってね」
「そっかぁ〜 僕と似た存在 てっ 事はだ やっぱり、姉妹 兄妹 の間柄だよね 君を作ったモノは、”神”なんだろう だったら そうだよ でも、君 ひょっとしたら、私に届くモノになるかもね〜 とても楽しみだよ」
「ふん そんな事はどうでもいいわ 姉さんか兄さんだか分からない奴の御託はもう終わり 本題に入って!」
「つれないなー 僕 寂しいなー でも、妹の頼みだから、入ってあげるよ 君 今、隔離している橙色の石(セフィラ)を持った子をどうするつもりだい」
「一年掛けて育てるわ、それが何!」
「ううん どうもしないよ だから、そんなに、殺意を向けないでくれるかな〜」
「ふん、信用出来ないわね」
「そっかぁ〜 じゃあ 次に二年後に起きる事には、ああまり、邪魔しないでね〜」
「ふん、因果応報が、起きても知らないから、人に害がある”姉さん” だけど、少しは干渉するから、その気でいてね〜」
「まぁ それでもいいさ 邪魔さえしなければね、幾ら攻撃されようとも、可愛い妹なんだ、許してあげるのも、上の者の度量と言うものさ ふふふ」
「そう、これで話しは終わりかしら 終わりなら家に帰って、私の可愛い妹の顔を見たいのだけれど」
「あぁ それなら 家に帰っても もう遅いと思うよ〜 君が儀式している間に家から出ているよ それにしても、長かったね〜 あの儀式」
「えっ! もういないの!」
「うん いないよ 残念だったね〜」
「むむむむ〜」
「ふふふ、やはり、可愛いな 私の妹は だから”コレ”あげるよ 君の綺麗で眩しい魂が黒く穢れない様にね」
「石? それと私の魂が黒く穢れるってどういう事?」
「ん? 君もしかして、気づいてないのかな? 君の魂の周りに固まっているものがそれを通さない様にしているんだ 気をつけないと、魂が喰われてソイツに乗っ取られるよ」
「うーん 取り敢えず貰うわ そして、どう使うの?」
「うんうん 良い子だね この石を触れるだけで君に吸収されるから大丈夫だよ〜 」
「ありがとう 感謝するわ」
私は、ダアトの持つ石に触れた
その瞬間 石が光り輝き、辺り一面を照らす
そして、光りが私の中に収束されていった
「そうそう その石は 僕のチカラで作ったものだからね ちゃんと、これから、お姉ちゃんと呼ぶんだよ 分かったね 決して、ダアトだの【神の真意】だのと呼ばないでね 愛してるよ 僕の愛しの妹よ ふふふ」
そう言って、私の”お姉ちゃん”は何処かに去って行ったのだった。
次は、八舞姉妹の名付けです。