並行世界から来た空戦魔導士   作:白銀マーク

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 本編に入っていきます!
 返信も0話の時点でいただけました。ホンットにうれしい限りです。
 ……ごほん、ちょっと興奮しすぎました。それでは、本編に入っていきましょう。



1話 新しいFランク隊

 午後の授業―――実習訓練―――。

 アキラは自分の隊である、E601小隊の小隊室に足を運んでいた。カナタとともに。

 「にしても意外だったなー。お前がFランク小隊のメンバーだなんて」

 「ちょっといろいろあってね。まあ仕方ないといえば仕方ないんだけど」

 「ふーん」

 お互いに歩調をそろえながら、校舎とは別に作られた小隊棟のE601小隊の小隊室向かう。

 「ここだ」

 「Fランク小隊なんて呼ばれてるから結構ひどいと思ってたけど……」

 「んなわけねーよ。さ、入るぞ」

 ドアを開けた。とたん聞こえてきたのは、

 「な、何であんたがここに来るわけっっっ!」

 「……カナタさん、なにしたの?」

 「いや……いろいろあってな」

 「はあ……」

 ほかの学生が都市運営や生産的な活動に力をそそぐ中で、空戦魔導士科(ガーディアン)はそのサポートを受けながら唯一訓練に専念する。

 万融錬金科(アルケミスト)が二五のルーン文字による羅列により魔術的術式を施す魔装錬金武装を製造するのも、製造生産科(インダストリアル)の学生がより高い効果的な食料を生み出すのもすべては空戦魔導士科のためだ。

 空戦魔導士科というのはそれだけ重要であるとともに期待されているのだ。

 学生として笑顔をこぼしたり、雑談したりしているが、彼らに求められているのは、容赦なく人類のと敵と戦うためのスキルである。

 そういうのが、空戦魔導士科の現状である。

 その空戦魔導士科の生徒を育てるために来ているらしいのだが、変態扱いされているらしい。こちらとしては苦笑いもできない。

 「俺はカナタ・エイジ。教官として今日から赴任した。空戦魔導士科本科二年十七歳だ。よろしくな」

 「こ、股間に苺ジャム塗りたくったヘンタイのあんたが何で教官なのよっ!」

 「ふっ、違うぞ。この男は苺ジャムを塗りたくってはいなかった。わたしを襲おうと水飲みだべズボンを脱ぎ、今まさに変態獣形体(ビーストモード)になろうとしていた」

 「あ、あのぅ……、わ、私がお会いした時は、女子トイレでそのぅ……」

 「第一印象最悪な感じじゃない?」

 「否定できんな。ま、そんな細かいこと気にすんなって。そんなことよりとっとと自己紹介して話を先に進めようぜ」

 「何が話を先に進めるのよっ! あんたって本当にあたしたち指導するつもりがあるわけっ!どうせあたしたちの資料に対してロクに目を通さずスケベ心丸出しで教官に志願しただけなんでしょっ!」

 「ひどい言われようだね」

 カナタにかみついているのは、艶やか赤い髪の少女。その少女に対し資料を一切目を通さずに相手の貌を見据えていった。

 「苺シャムのお前は確か……ミソラ・ホイットテールだろ。空戦魔導士科予科二年、十四歳。資料にはざっと目を通したけど、考課表の昨年度末の座学の成績は評価D。実技試験の成績はE。前衛試験の総評には、自主退学推奨ってあったな……。お前ってちゃんと訓練してんのか?この程度の成績で、小隊長も兼任してるって……本当(マジ)かよ?」

 「それはひどいな……」

 「うぅ……、う、うっさいわねっ!あたしの真の実力は、実技試験なんかじゃ測れないのよっ!ほ、ホントよ……ホントだって言ってんでしょっ!ちょっと、疑いのまなざしで見ないでちょうだい。――うぅ、み、見ないでって言ってるでしょっ!」

 じーっとカナタとアキラに見据えられて、心外そうに、でもやはりどこか恥ずかしそうに貌を赤らめながら俯き加減で睨み返そうとして……できなかった。

 




 続きは次回に……。
 僕が力尽きました。
 
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