ティンクル☆くるせいだーす GO~TO~!!動き出す地界人!   作:Ma-sA

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とりあえず、更新です。



第13話 クラス委員決定

クジョウsideーーーーー

 

時刻は午前6時。

 

私は他の職員より早めに出勤。なぜなら私は新人であり学年主任でもあるからだ。私が学年主任に就いてから数日。どうも他の先生から不思議がられているようだ。まぁ、赴任一年目から学年主任ですから、そりゃあ誰もがおかしいと思うでしょうね。だからこうして早めに出勤しているわけだ。私が今行っている仕事は春休み明けテストの成績整理しつつ伸び悩んでいそうな生徒を去年の成績を参考にしてリストアップしている。下の層のレベルが上がれば上の層の生徒のレベルも今以上のものとなるというのが私の考えだ。

中間のクラスまでのリストはだいたい完成した。この中で強化する生徒は20人程度。この人たちは優先的に指導する必要がある。

 

そんなことを考えながら机に向かう。時刻は6時30分を過ぎようとしていた。

 

「そろそろですかね」

私は携帯電話を取り出しある人に電話をかける。

 

「……もしもし。ハヤトです。おはようございます。……そうですね…まぁ、これからなのかなぁと思います。それより先日送っておいた紅茶届きました?今度時間があった時に一緒に飲みませんか?……ですよね〜わかりました。お嬢さまは起きてますか?……………もしもしハヤトです。おはようございます。今、起きられたところでしょうか?…そうですか。夏ごろに一旦そちらへ戻るのでまたその時に。隣の人にかわっていただけますか?…もしもし。実は今日はお願いがありまして…とりあえず、貴方の友人につないでもらえませんか?はい。その人です。…はい。わかりました。では、待ってます。失礼します」

 

そして電話を切る。

 

数分後、再度電話がかかってきた。

 

「もしもし。はい、おはようございます。実は急遽、作成して欲しい資料があるのですが。よろしいですか?内容は…………ですね。貴方なりのアレンジを加えても構いませんので早急にお願いします。報酬も出した方がよろしいですか?…わかりました。そちらに着いたときに何かしますよ。では、お願いします」

 

電話を切りポケットへしまう。

 

まぁ、あれは数日したら完成するでしょう。

 

「こっちはこっちで作業しますか」

 

そう言って私はポケットから黒いロザリオを取り出して眺めていた。

 

「コーヒーでもつぎに行きますか」

 

 

 

 

 

 

ガイsideーーーーー

 

朝は普段通りセーナ達と何気ない会話をしながら登校。

 

授業は少しずつ始まっている。

いつも通りの学校生活になるまでそんなに時間はかからないはずだ。

 

話は変わるがアルバートに負けてから二週間弱、経ったわけだが未だにどうすればいいのかわからない。とりあえずは基礎戦闘力を向上させるために教科書を読んでいるが頭に全然はいらない。

 

このままじゃあ…いつまでたっても勝てやしない。どうにかしないとな…

 

「おい!、ホームルーム始めるぞ!」

俺の思考を遮る大きな声。

 

「今日はクラス委員を決めたいと思う。しかし決めるとなると時間がかかるので、この箱から選ばれたやつがクラス委員だ。決まった奴に拒否権はないぞ」

そうして担任は持っている箱に手を突っ込み、一枚の紙を取り出した。

 

「えーーっと。グレイブ。ガイ・グレイブいるか?」

 

意味がわからない。なんでこんな時に…

 

「先生。辞退とかはできませんか?」

 

「さっきも言ったが拒否権はない。じゃ、頼んだぞ。数日後に集まりがあるからな。では解散!」と先生はスタスタと教室を出て行った。

 

周りからは“グレイブ…ドンマイ…”やら何やら色々な声が聞こえてくる。

 

「運がなかったね。ガイ」

そう言ってレゾンが来た。

 

「まぁ、決まったことだ。もういいよ。とりあえずがんばるわー」

 

「そうだね。それじゃ、授業行こっか」

 

「おう」

 

二人は教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

お昼も過ぎ、午後は実技の授業だ。前にも言ったかもしれないが担当はうちの担任だ。

 

「全員集まったか?よし!なら授業を始めるぞ。今日は自分の使って来た技を重点的に練習する。二人一組になってさっそく始めてくれ。あと怪我には注意するように」

 

さっそくパートナーを探す。周りを見渡すとセーナが他の女子に誘われていた。レゾンは一人だったので俺はレゾンを誘った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、レゾンはどうやって技を発動させてるんだ?」

 

「いきなりどうしたの?そーだね…基本的にこの本に載っている事を基礎にして頭で唱えてるって感じかな。攻撃する時は手のひらから出力するようにしているよ。その方が流れをイメージし易いからね。必殺技は基礎の応用だね。一つ作るだけでも結構苦労するよ〜」

レゾンはそう言って右手で本を開いて、左手で球体を作り出す。

 

「ほら、こんながんじ〜」

 

「なんか、俺より過程があって面倒くさそうだな」

 

「ガイはどうやってるの?」

 

「俺はレゾンみたいに本とかは使わない。全身の魔力を拳に集めるそして放出、って感じだな。余計な事は考えたくないからな」

 

「逆に授業サボってるから考えれないだけじゃないの〜?」

 

「そ、そんなわけないだろ!」

 

「本当かな〜?」

実際のところ基礎戦闘の授業は嫌いではないのだがイマイチ気が乗らない。気づくといつの間にか寝ているということがしばしばあった。

 

「なぁ、新しい攻撃属性とか欲しいと思わないか?」

 

「そうだね…今のところはいいかな〜。僕の属性は地属性とは相性が少しいいからね〜。ガイの方が必要なんじゃないのかな〜?」

 

「そうなんだよ!だから今度フレイ姉に教えてもらうんだよ」

 

「それはよかったね〜。ところでこの辺りにトレーニングできる場所なんてあったかな?」

 

「この辺りは…ないんじゃないのか?」

 

「だよね。河川敷とかでやったら火事になるし。………あっ、あそこかな?」

 

「どこなんだ?」

 

「教えたら面白くないでしょ〜。それにもしかしたらハズレてるかもしれないし…」

 

「いいじゃん。おしえろよ〜」

 

「い〜や〜、やっぱり教えれないよ〜」

そういいつつ手で球体を作り出すレゾン。

 

「話はここまで、再開するよ〜。スパークレイン!」

突然だったので、当然俺は構えていない。

 

「ちょっ、ちょっと待て…ぎゃああぁぁ…」

見事直撃。

 

『おい、グレイブ。集中しろよ。怪我するぞ』

 

「は…はい」

 

結局、少し怪我をしてしまい、授業後保健室へ向かった。

 




四界
地界(つまり、この世界)、人間界、魔界、天界をまとめて指す言葉。


魔界
いろんな魔族が好き勝手している世界。物々交換で経済が成り立っている。魔族が他の世界に来る際はかなりの負荷がかかり、姿さえも変ってしまう。それだけにとどまらず、ひどい場合には体に異常をきたすことも。




魔族
実は元堕天使の集団。物質系の天使が霊質系の天使と対立した結果、種族が分裂したらしい。赤い眼が特徴。その名の通り、魔法が得意である。人間界に溶け込んで生活している魔族もおり、さらに人間界で子を成す者もいる。
基本的に自分の欲望に忠実で、それ以外のことにはほとんど関心がない。その影響か、魔力の発現も意志が欲望に従わない状態の場合、威力が下がってしまう。


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