ティンクル☆くるせいだーす GO~TO~!!動き出す地界人!   作:Ma-sA

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第30話 美味しいもの食べ隊!①

 

マカロンだ……マカロンがいる。

あんな派手なコートを着ているのはあいつしかいない。

 

俺たちは席を立ち、フェンスに近づきできるだけ近い位置でマカロン達を見る。

 

「マカロンなのはわかったったんだが、それにしてもサリーちゃん達どこで知り合ったんだ?加えてあいつら、なんでお面なんかかぶってるんだ?」

そう、サリーちゃんとオデロークはなぜかお面をかぶっている。

 

「それはあれじゃない?例の事件の犯人だからじゃない?」

そうか以前の食い逃げ事件のことでばれないようにしているのか。

 

「いや、サリーちゃんはわかるとしてオデロークはさすがに無理があるんじゃない?」

確かに、オデロークは巨漢だ。正直、ばれるのも時間の問題だ。

 

「まぁ、現にばれてないからいいんじゃない?」

 

「それもそうね。あっ、始まるわよ」

 

両者は整列している。審判はサリーちゃんとオデロークに気づかない。そのまま所定の位置に戻る2人。

 

「ねぇ、マカロンちゃん達、勝てるかな?」

 

「どう思うガイ〜」

 

「あの技を使えばきっと勝てる」

 

「あの技?」

とっさに言われハテナを浮かべるセーナ。

 

「試合をみればわかるよ」

そうして試合は始まった。

 

 

 

両者、一斉にスタート。先頭のサリーちゃんに続き、マカロン、オデロークの順番だ。

トップのサリーちゃんはいきなり詠唱をする。しかし相手の先頭の攻撃によってダメージは少ないもののACTからかなり遠のいてしまった。

次に相手の2.3番目がユニゾンを組み、オデロークに攻撃するがそこまで吹き飛んでない。マカロンの番になりマカロンも詠唱する。位置はオデロークとジャストしている。そして2人でユニゾン攻撃。その時

 

「バーンコメット!……スプラーシュ!!」

 

マカロンは必殺技を使い相手を遠くに飛ばした。

 

 

「す、スゴイ……あれがマカロンちゃんのEX技?」

 

「ああ、強力なもんだろ」

 

「あんなに飛んでいくのはマカロンの技以外に見たことないよね〜」

それほど強力な技なんだろうな。

 

オデロークも負けてはいない。EX技なのか、相手にタックルをしかける。相手はよける間もなく直撃。その時魔力のようなものがオデロークの中に取り込まれて行くのが見えた。

オデロークはまるで牛丼を食べたあとのような満腹感を出していた。顔は見えてないけど。

 

 

そして吹き飛ばされていたサリーちゃんはたまたま2vs1のランブルになり勝って相手を気絶にさせる。その隙にマカロンとオデロークで相手を遠くに飛ばす。

はじめは相手のほうが優勢だったが、ランブルをきっかけに徐々にマカロン達が有利になり始め、そのまま勝利した。

 

 

 

 

「いや〜勝てて良かったね〜」

 

「そうだね」

 

「おっ、マカロン達こっち来たぞ」

マカロン達は退場のためこちら側の出口に来た。俺たちはその上から手を振る。

マカロン達はすぐに気づき、手を降ってくれた。サリーちゃんはVサイン、オデロークはグットをしてくれた。

 

俺たちは声をかけるために下に降りていった。

 

 

 

階段を降りたところでマカロン達と会った。

 

「お兄ちゃん!!」

 

「よぉ、マカロン。久しぶりに見たぜ、あの時は本当に焦ったんだからな」

 

「あっ、うん。ごめんなさい……」

 

「まぁまぁ、それよりマカロンちゃん、すごかったねさっきの戦い。私たちびっくりしちゃった」

 

「まぁね!私の力を持ってすればこの程度どうってことないよ」

 

「おお〜余裕の発言だね〜」

 

「にひひ〜〜」

確かに最後の方は一方的だったな。

 

「おい、お前達。ちょっと来い」

俺は手を招き、お面をかぶっているサリーちゃんとオデロークを呼んだ。

 

「ん〜〜?ああ〜ガイじゃん!おひさー」

 

「牛丼、ウマイ!」

お前は何を言っているんだ?

 

「それより、お前達。なんでお面なんかかぶってるんだ?」

 

「だって、ケーキの件とかあるじゃん?だからこれでわかんなくしてるの」

少しは考えてるんだな。

 

「牛丼!、ウマイ!!」

もうお前はもうしゃべるな。

 

「そういうことなんだな。それにしてもオデロークって強かったんだな」

 

「そりゃあーオヤビンは“ましょう”の1人だからね!」

そういえば、前にもあの……そう!ナンパ師がなんとかの“ましょう”って呼ばれてたっけ?

 

「なぁ、“ましょう”ってなんだ?」

 

「うん?魔界でちょー強いやつのこと」

 

「オデ、強い!」

 

「お前強かったのか!」

 

「牛丼〜、うまい〜」

……説得力ないな。

 

「何話してるの〜?」

レゾンが話に入ってきた。

 

「いや、“ましょう”について聞いてたんだ」

 

「“ましょう”?あぁ〜魔将って七大魔将のこと?あれは少し前から話題になってたやつだよね〜」

 

「知ってるのか?」

 

「少しだけなら、なんでも魔界でも特に強い人達のことで、魔界の人たちがそう名付けたんだって。だから地界にその名が届くのにかなり時間がかかったらしいよ」

 

「お前、なんでも知ってるよな」

 

「そんなこともないよ〜。僕だって最近知ったし。ほら、メルファスさんと会った時だって僕も知らなかったよ〜」

 

「メルファス?だれだ?」

 

「え?あれだよ、ナンパしてた人だよ〜」

 

「ああ〜!あいつか!」

 

「もうナンパ師ってことしか覚えてないね〜」

 

「まぁな」

正直、いい思い出がないからな。

 

 

 

 

「おや、これはこれは…ガイ君、レゾン君」

 

「あ、ハヤト先生」

振り向くといつの間にかハヤト先生がいた。

 

「おや?セーナさんは一緒ではないんですか?」

 

「え?」

辺りを見回すがいない。マカロン、サリーちゃんそしてオデロークもいなくなっていた。

 

「いませんね…」

 

「先生〜、七大魔将って知ってますか?」

 

「七大魔将ですか?知ってますよ?この世界ではマイナーな話題ですね」

 

「マイナーなんですか。魔将ってどんな人がいるんですか?」

 

「どんなですか…。私も実際見たことないのですが、魔将には二つ名のようなものを名付けられていると聞いたことがあります」

レゾンと言ってることは同じだな。

 

「その中ですごく強い人とかいるんですか?」

 

「基本的に魔将は強いらしいです。ですが、その中でも一番強いと言われている人物はバイラスという人です」

 

「え?バイラス?記事は本当だったんだ〜」

 

「どういうことだ?」

 

「いや〜最近読んでる雑誌の中で魔将にインタビューしてるコーナーがあってね。バイラスさんじゃなかったけどね〜。違う人が答えてたよ」

 

「どんな人でした?その人は」

 

「えっと〜……見た目は強そうでした。髪が赤くて、かなりワイルドな髪型でした〜。なんかいかにも野獣系って感じでしたね」

 

「そうですか…」

 

「あっ、あとやたら『パスタ』という単語を連呼してたのを覚えてますよ〜」

 

「『パスタ』と赤髪の男ですか……」

 

「で、何が本当だったんだ?」

 

「その人が最後に魔将の中で一番強い人は誰?という質問に『俺様に決まってるだろ?まぁ、バイラスの野郎の方が俺様よりほんの、ほんの少しだけ上だがな』って言ってたんだよ〜」

 

「ふーん…是非戦ってみたいものだ」

どんなに強いかこの目でみていたいな。

 

「それでは、私はこれで。2人とも頑張ってください」

 

「はい、頑張ります!」

 

「ありがとうございます〜」

 

「さぁ。観客席に戻ってセーナを待つか」

 

「そうだね〜」

 

 

 

 

 

 

マカロンsideーーーーー

 

 

久しぶり、久しぶりにお兄ちゃんに会った。本当に久しぶりだ。

なんか前より強い?まぁ、より一層お兄ちゃんらしくなってたかな。

 

「マカロンちゃん?」

一緒に歩いていたセーナおねーちゃんが話しかけてきた。それにしてもお兄ちゃん達はどこにいったんだろう?

 

「へっ?なに?セーナおねーちゃん」

 

「考え事でもしてた?」

 

「う、うん。ちょっとお兄ちゃんのことでね」

 

「ガイのこと?あいつ、良くマカロンちゃんの事話してたよ。自分の妹的なポジションだって」

 

「そうなの?!」

 

「うん。だからいってやったの。『あんなみたいな兄じゃあ、マカロンちゃんがかわいそう』だって」

 

「それは…逆にお兄ちゃんがかわいそうなんじゃないのかな?」

 

「いいよ。これが日常なんだし」

 

「そ、そうなんだぁ…」

 

「オデ、はらへり」

あたしと同じチームのおっきな人。名前はまだ知らないんだよね。

 

「もう〜。食べ物の事しかあんた達は頭にないの?」

 

「いや〜でも…あさごはん少なかったからさー。ねぇー食べさせてよ〜」

 

「うーん…わかったわよ。マカロンちゃん、これからご飯いける?」

 

「ごはん?まぁ、いいよ。いこ!」

 

「おデ、いく」

 

「あたしも〜ご飯のこと考えたら食べたくなってきたー」

 

「はいはい」

 

「それじゃあ!早く行こ!」

 

「オデ、牛丼!」

この人、牛丼好きなんだ。

 

こうして、2人のお兄ちゃんを置いてご飯を食べに行きました。




マカロン

高いポテンシャルをもつ女の子。言うまでもないが、かわいい。
ステータスは平均的。
必殺技である“バーンコメットスプラッシュ”を使用して、相手をノックバックさせる。


攻撃★★★☆☆
素早さ★★★☆☆
防御★★★☆☆
詠唱★★★☆☆
援護★★★☆☆
ぶっこみ★★★★☆

攻撃属性闇属性Level2
守護属性闇属性
武器プラスチック製の大剣

EX Knock Back(バーンコメットスプラッシュ)
効果/ノックバック40f(詠唱時は+5f)


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