ティンクル☆くるせいだーす GO~TO~!!動き出す地界人!   作:Ma-sA

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第39話 決戦後の対面

 

 

 

 

 

 

いよいよ明日は人間界に出発だ。

 

まだ行っていなかったので今日はアルバートのお見舞いに行こう。そう思い、俺はアルバートの病室の前に立っていた。

 

 

ノックをする。

 

 

 

 

「……どうぞ」

俺は扉を開け。部屋に入る。

 

「よう、アルバート」

 

「おぉ!ガイ。よく来たな」

彼の隣には同じチームのルージュがいた。

 

「……何しにきたの」

目つきが怖い…

 

「お見舞いだよ。ダメか?」

 

「それなら私1人で十分。帰って」

そんなこと言われてもな……

 

「こら、そんな事を言ってはいけないだろ?ガイは私の事を思って来てくれたんだ。追い出すことはないだろ」

 

「でも…この人。アルを……こんなことに」

どうやら俺がだいたいの要因だと言うことを知っているらしいな。

 

「悪い。俺も正常な意識は保ててなかった」

 

「そうか。実は私もなんだ」

 

「俺たちもそれはわかってる。それでどうなんだ?調子は?」

 

「あぁ、体の調子はよくない。加えて魔力があまり安定しない。行使すると身体に影響が出る。こんなことは初めてだよ」

その言葉に続くようにルージュは俺をにらみつける。

 

「やっぱり俺が悪いのか?」

 

「確かにお前達との戦闘で負傷した部位がほとんどだ。だが、それはお互い持てる限りの力を使った結果だ。仕方のないことだ」

 

「まぁ、俺は命を取られそうになったもんな」

あのまま負けてたら命を取られてたかもしれない。そう思うと鳥肌が立ってくる。

 

「まさに命をかけた戦い。ちょっと大袈裟か?」

 

「あれはその通りだと俺は思うぜ。あっ、所で聞きたい事があったんだ」

 

「何だ?」

 

「お前は魔族の血を引き継いでいたのか?」

 

「その事か。それは以前にクジョウ先生にも聞かれたよ。答えはNOだ。私は地界の人間だ」

 

「なら何であの時、目が赤かったんだよ」

 

「それは貴方にも言えることじゃないの?」

ルージュが話に割り込んできた。

 

 

 

「私の見間違えじゃなければ、貴方も片目だけ私と同じく赤かった。どうして目が赤いの?」

 

「本当なのか?」

そのことは初耳らしくアルバートは聞いてきた。

 

「そうらしいな。実は言われるまで自覚がなかったんだ。でも、原因ははっきりしている」

 

「その原因は?」

 

「それはお前達と戦っている時に手に入れた力のせいなんだ。こう…頭の中に声が聞こえてきたんだよ」

 

「私も実はそうなんだ」

 

「え?」

 

「以前から頭の中から声が聞こえるんだ。それで、何かの拍子に私の身体が奪われた」

 

(……そうか)

そんなのアリなのか?

 

(まぁ、無いとこは無いとおもうがな。要は力に溺れただけかもしれない)

溺れる?

 

(俺の推測なのだが、奴の中の力は俺の力と同様、はっきり言って強大すぎる。仮にその力をすべて今のお前に譲渡する。するとどうなると思う?)

どうなるんだ?

 

(主導権が入れ替わる。と言うより、力を扱える人格に切り替わるといった感じだ)

二つの人格があって力のある方が身体を動かせる。と言った感じか。

 

「ガイ、その声は今、聞こえるのか?」

 

「あぁ、今は共存している」

 

「私はもうあの声は聞こえない。おそらく消滅したんだろう。ありがとう」

アルバートは俺に頭を下げた。

 

 

「おいおい、いきなりなんだよ」

 

「正直、不安だった。今まで乗っ取られまいと必死に耐えてきた。ルージュにも素直に話したときは怒られたよ」

と言うとルージュはうつむいた。

 

「だから、あの出来事はお前に感謝しかしていない。だから、俺のことは何ともないと思っといてくれ」

 

「……そっか。わかった」

 

「それと、お前。人間界に行くんだってな。リ・クリエを止めるために」

ハヤト先生。そこまで話していたのか。

 

「本来ならその役目は私たちなんだが、この様ゆえに拒否したよ」

 

「そうか…なんか悪い」

 

「謝るな。逆にこっちが惨めになるじゃないか。まぁ、怪我が完治したら私もそちらへ遊びに行くよ」

 

「戦ってくれないのか?」

 

「それはお前達の役目。私は観光だ」

 

「意地悪だな」

 

「そう言うな」

 

「そっか。なら頑張らないといけないな」

 

「目的は留学だ。そっちの方もしっかりな」

 

「あぁ!任せておけ!」

 

「その勢いだ」

 

「んじゃ、そろそろ行くわ」

 

「あぁ、またな」

そうして俺は病室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

なぁ。

 

(なんだ?)

 

力って恐ろしい気がする。

(まぁ、自分に相当しない力は確かに邪魔だ。災いを呼ぶだけに過ぎない。だが、その力を使いこなせれば良い事にも力を使う事ができる)

 

…その力が俺にはあるんだよな?

(そうだ。微々たるものだが、お前も強くなっている)

 

だから少しずつ……か?

(そう、少しずつだ。焦りは禁物だぞ)

 

わかった。

 

 

(そして、早く記憶を元に戻してくれ)

 

わかった。頑張ろうな!

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