ティンクル☆くるせいだーす GO~TO~!!動き出す地界人! 作:Ma-sA
『…………』
そこにはヘレナさんと全く同じ髪をした女の子がいた。
胸はヘレナさんより大きく、髪もそれなりに長い。足もむっちりしている。なんというか……
「こ、これは…すごい……」
思わず感激してしまった。
「あんた、何の凄さを感じてるのよ」
なんとなくセーナに勘付かれたかもしれない。
『えっと…もしかして…』
「紹介するわ。我が妹、リアよ」
この人がリアさんか。
『えっ、ごほん!はじめまして、九浄リアです』
「「「よろしくお願いします」」」
「リアお嬢様。お久しぶりでございます」
「ハヤトさん!!久しぶり!元気だった?」
「もちろんでございます」
「うんうん……ってその呼び方はダメ!」
「では…お嬢様ですか?」
「それもダメ。普通にして」
「かしこまりました」
「じゃあ、リアが来たところで……早速 」
「はっ!…させません!!」
俺たちの間に一瞬、風が吹いた。それと同時に何かが俺たちの間を通り過ぎて行った気がした。
「あれ〜?」
「ヘレナさんは?」
目の前からヘレナさんが消えていた。
「はわわ……ガ、ガイ…あれ」
セーナの方を見る。セーナは後ろを向いて、なおかつ赤面している。どうしたんだろうか?
「セーナ、なんで顔が……」
後ろを向いたことでその理由が判明した。
「『うらうら〜こんな凶悪な胸をしているのはお前かー!』」
「い、いやぁん!お、お姉…ちゃん。や、やめてっ、てば…」
「……また…守れなかった」
そこには胸を揉んでいるヘレナさん。揉まれているリアさん。そして手を床について落胆しているハヤト先生の姿があった。
「こ、これは〜なんというか〜」
「あぁ!なんかすごく犯罪な匂いがする」
「な、なな、なにしてるんですか!」
『いやぁ!人前は…人前は……だめぇ』
「『オラオラ!そんなこといってもよ〜体はそういってんのかぁ??』」
……なんか見てられない。こっちが恥ずかしくなってきた。
「どうするのよ〜、止めなきゃ色々まずいわよ」
「でも、手の打ちようがない」
「しょ、しょうがないね〜〜」
「ここは…」
「…そうね」
「「「後ろを向いて耳栓をする」」」
俺たちは解決方法がわからないからとりあえずその問題から逃げることにした。
『いや〜〜〜!!誰か、助けて〜〜!!』
ごめんなさい。
その後どれだけ時間が経過したかわからないが、ほとぼりが治まるまで俺たちは居続けた。
すると肩をちょんちょんとつつかれる。
後ろを向くとヘレナさんがいた。
「もういいわよ」
「そ、そうですか」
「ありがとね。これで今日は頑張れそうな気がするわ」
「あの〜リアさんは〜?」
「あそこ」
リアさんはヘナヘナになってた。
「あの……大丈夫なんですか?」
「問題ないわ、セーナちゃん」
「リアさん。…大丈夫ですか?」
俺はリアさんのところに行った。
『はぁ、はぁっ、う、うん〜』
頬を赤らめているリアさん。
「はい、どうぞ」
俺はリアさんに手を差し伸べる。
『うん。……ありがとう』
手を引き上げリアさんを立たせる。
初めて近距離から顔を見る。……おかしいな。どこかで会ったことがあるような……ないような…?
『どうしたの?』
既にリアさんは呼吸を整えて元に戻っていた。
「い、いえ、なんでもないです」
そして繋いでいた手をはなす。
「まぁ、そんなことで、リア。学校案内よろしくお願いね」
『もぉ、お姉ちゃんったら。わかりました。それじゃあ、案内するね☆』
そういってリアさんは部屋から出ようとする。
「ヘレナさん〜。ハヤト先生はどうするんですか〜?」
レゾンは行動不能になっているハヤト先生を見ていた。
「ハヤトの事は私に任せてちょうだい。それより外でリアが待ってるわよ」
「ほら、みんな行くわよ」
「行くぞ!」
「うん〜」
こうしてリアさんの学校案内が始まった。