ティンクル☆くるせいだーす GO~TO~!!動き出す地界人!   作:Ma-sA

48 / 54
第47話 8月4日ー天使?

 

 

 

相変わらず暑い日が続く。日中に立っているだけで溶けてしまいそうだ。だが、今はそんな事言ってられない。なぜなら…

 

「ダブルショット!」

 

「ぎゃぁぁぁぁあぁぁあぁぁ!」

2発命中。俺はその場で無様に倒れた。

 

 

「大丈夫です、急所は外しておきました」

……模擬弾でも痛いよ(涙)

 

「ガイ様は攻撃のふりが大きいのです。力は十二分、あとはコンパクトにふり抜けば、威力は損なわれません」

この通り、たまたま余暇のあるリースリングさんとトレーニングに付き合ってもらっていた。

 

「でも、自分のやり方だったら、当たったとき、ダメージはデカイですよ」

 

「動きが遅い相手ではそれは通じますが、速い相手には通じません」

 

(確かにそれは一理あるな)

お、久しぶりの登場だな。

 

(……。人の意見もたまにはきいてみるものだぞ)

 

 

「わかりました。できれば見本とがあればイメージがつきやすいんですけど……」

 

「それなら……ハヤト」

 

「ここに」

ハヤト先生が近くの茂みから出てきた。

 

「弾丸を回避後、寸止めをお願いします」

 

「わかりました」

そう言ってハヤト先生はリースリングさんと距離を置く。

 

沈黙が続く……………。

 

 

「行きます!」

ハヤト先生はリースリングさんに向かって走り出す。

 

銃の発砲音が2回鳴った。その2発とも、ハヤト先生には当たっていないようなスピードで突っ込んでいく。

 

そして、腕の小さく動かして突きを放った。

 

ギリギリの距離でその拳は止まった。寸止めだ……。

 

 

「っと。こんな感じです。とりあえず、最短距離で拳を出しましょう」

 

「…………はい」

俺はそれよりどうやって弾丸を避けたのか不思議に思う。

 

「そういえば、ロロットさんはどちらに?」

 

「お嬢様はただいま、探検中です」

お嬢様??

 

「誰ですか?お嬢様って?」

 

「ああ、ガイ君は知りませんでしたね。リースリングはこれでも執事なんですよ」

 

「恐縮です」

 

「そ、それで」

 

「現在、ローゼンクロイツ家の執事を勤めていましてね。流星学園1年にロロット・ローゼンクロイツさんがいらっしゃいます。皆様からはロロットさんと呼ばれてますね。今期、流星生徒会の書記を務める事になっています」

つまりシンの仲間になるなのかな?

 

「そ、そうですか。因みに強いんですか?」

 

「えい、ガイ君。ロロットさんは……」

 

「お嬢様はお強いです。ですが、単純に力が強いのではありません。お嬢様の優しさこそ、お嬢様の真の強さなのです」

とリースリングさんは力強く断言する。

 

「…大好きなんですね」

 

「恐縮です。これからお嬢様GPSのメンテナンスに行くのでこの辺りで失礼します」

そのままリースリングさんは消えてしまった。

 

 

「あの人も人間なんですか?」

 

「はい。もちろんです」

人間ってもしかして強いんじゃないか?

 

「さて、これからどうしますか?」

ちなみにレゾンは図書館に行っている。

 

セーナはアルバイトが終わって家でひと段落しているところだろう。

 

「街をぶらぶらしながら帰ります」

 

「そうですか。わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

ということで、街をぶらぶらしながら帰っている。

 

「そういえば、ロロットさんは今、商店街にいるらしいな」

あっ、ここ右に曲がった方が家に近いんだよな。

 

と右に曲った……

 

『うわわっ!!』

 

「おっと!」

曲がった直後、誰かとぶつかってしまった。

 

「…びっくりした!」

目の前では女の子が尻もちをついている。

 

 

「やばっ……おい、大丈夫か?」

 

『ひぇぇ〜〜いたいです』

その子は肩から白い物を2つ出していた。

 

「うん?これは……羽??」

 

『て、天使じゃありませんよ!』

天使?そんなのいるわけないだろ。

 

「いや、天使は普通いないよな。でも…………あれ?」

さっきまであった羽?らしき物がなくなっていた。どうやら気のせいのようだ。

 

『そ、そうです。天、天使なんているはずがないじゃないですか』

 

「それもそうだな!で、大丈夫か?」

 

『はい!これは犬も歩けば棒に当たる、というやつですね!』

 

「………………」

一つ言っておこう。俺は難しい言葉が苦手だ。

 

「お、おう」

とりあえず、合わせておいた。

 

『でも、トントロが無事て良かったです』

 

「トントロ?」

 

『はい!この子がトントロなのです!』

そうして腕に抱えている豚の貯金箱を俺に見せる。

 

「おお!結構、重そうだな!」

 

『これくらいどうってことないのです』

 

「ちょつと、貸してくれないか?」

 

『えっ、でも…。じいやが知らない人には渡してはいけないって……』

確かに自己紹介してなかったよな。

 

「そうか。なら自己紹介でもしようかな。俺は後藤…ガイだ。よろしくな」

 

 

『おお〜!強盗さんですか!』

いや、後藤だよ。後藤。

 

「いやいや、後藤なご・と・う。後藤ガイ」

 

『ほほぉ、強盗・貝さんですかぁ。って、貝泥棒ですかぁ?!』

もうそれ人じゃない……

 

『でも私、貝は持ってないので大丈夫です』

 

「お、おう。俺も貝は盗まないからな?」

 

『分かっていっますっとも〜 』

 

「……そ、それで、君の名前は?」

 

『私はロロット・ローゼンクロイツと申します!気軽にロロット、と呼んでください』

ロロット…あぁ!この人がロロットか!

 

「リースリングさんのお嬢様か!」

 

『じいやを知っているんですか?』

 

「さっきまで稽古をつけてくれたからな。ロロットがここにいるって教えてくれたんだ」

 

『そうなのですか!あの、もしよろしければ、今から探検にいきませんか?』

 

「探検?」

 

『はい!探検です!面白いですよぉー!』

まだ、時間もあるし行ってみるか。

 

「よし、じゃあ俺も探検に参加するよ!」

 

『わかりました。それでは、レッツ・ごーですよ』

 

 

「おーー!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。