ティンクル☆くるせいだーす GO~TO~!!動き出す地界人! 作:Ma-sA
俺はアルバートに負けて保健室へ帰ってきた。
正直に言おう。完敗だった。俺はあの戦い。精一杯攻めたつもりだった。なのにあいつは到底勝てないって?こんなに悔しい気持ち久しぶりだ。
自分で自分を責めていた。今後何をすればいいのかなど思いながら保健室へ入っていった。
「「お疲れ〜」」
すぐさま2人が迎えてくれた。
「セーナ。起きてたんだ。大丈夫か?」
「うん。ただ疲れちゃっただけだから。心配かけちゃってごめんね」
と申し訳なさそうにしているセーナ。
「そうか。それは何よりだ」
「それにしても強かったね。さすが学年トップ!」
とレゾンが話を変えるように言った。
「…完敗だった。何もかも。歯がたたなかった」
「ガイの攻撃力を持ってしてもダメだったわよね」
「だよね。ガイは僕らの中ではかなり攻撃力が高いもんね」
なんかボロボロに言われている気がする…少しブルーだ。
「それで課題とか見つけた?」
セーナが聞いてくる。
「そうだな。とりあえず全体的にパワーアップしないといけないな」
「そっか。そろそろテストも終わりそうだし。終わったらどこか食べにいかない?」
「いいね。ぼくも同じことを思っていたよ」
「ハイハーイ!!、私は甘いものが食べたい〜」
「太るぞ?」
バチッ!と何かが飛んできた。張り手だ!
「いたぁ!後頭部叩くなよ」
「うるさいわね。余計なことはいわなくてもいいの!!」
「オッケ、ごめん。いたっ!!」
また、叩かれた。
「じゃあ、終わったら校門で待っててね」
「おう、じゃあ待ってるわ」
「うん。またあとでねセーナ〜」
そういって俺たちは出て行った。
「…いやぁ、クラスどうなるかな?」
「う〜ん、どうだろう?実技はどうなるかわからないけど。テストがよければ上がれるんじゃないの?」
「そっか。まぁ、そうだな。とりあえずいこうぜ。」
「うん」
俺たちは観客席に戻った。
そして…
「以上で実技テストを終了します。皆さんお疲れ様でした」
このあとは自由解散だ。
さて、そろそろいくかな。
「お〜い、いくぞ〜」
「うん」
校門にいくとまだセーナはきていない。少し待っていよう。
上を見上げると人工の太陽が天高く光っていた。
クジョウ先生sideーーーーーーー
少し時間が巻き戻り…話はセーナを保健室に運んだあとのこと…
私は観客席に座っている。
グレイブ君の相手は確かメーデルバッハ君だったかな。
これはすぐ終わってしまいそうだ。
今のステータスではグレイブ君の勝ち目はない。
「まぁ、とりあえず、観戦観戦」
そろそろ2人の番だ。
始まった。
さすがメーデルバッハ君。速い。
下手したら今回は詠唱はしないかも。
おお、必殺技。スタン系技ですね。
私もあれ、使ってみたいですね。
もう、グレイブ君の体力ほとんどないかもですね。でも、ここから反撃ですね。
私的にグレイブ君の攻撃の伸び幅には少し興味があるんですよね。
ちゃんとすればそれなりに伸びるはずなんですけどね。
あら、あっさり…負けてしまいましたね。
ある程度試合を見ましたが、メーデルバッハ君も含め、特別クラスの生徒は気になります。しかしあの3人も魅力がありますね。ダークホース現る!みたいになったらおもしろそうですね…
そういえば、私がテスト終了後の放送をしたあと、学長から呼び出しがありましたね。なんでしょうか?
それはさておき…
「お仕事、お仕事…」
といいながら私は放送室へ。
道中、あのことだろうか?ふと思う。
長い間きてないからくるならそろそろかな…できればもう来てほしくない。なんでかって?めんどくさいからさ。
校長室前
私はドアをノックする。
「クジョウです。失礼します」
「お〜〜。クジョウ先生。待っておったよ」
学長は窓から外を見ていた。
「どうかな?学校生活は?」
「学長。まだ一日も経ってません」
「はて?そうじゃったかの?もう覚えてないわ。ほっほっほっ」
笑う学長。ボケ過ぎでしょう。
「テストは終わったわけじゃが、気になる子はいたかね?」
「はい。ある程度は。今年の2年生はいい生徒が多いですね」
「そうか!そうか!やっぱりあれかのぉ?アルちゃんかね?」
「アルちゃん…メーデルバッハ君ですか?彼は優秀ですね。2年生にしてはポテンシャルが高いですよ。」
「まぁ、学年トップじゃからのぉ」
「あと特別クラスの生徒ですかね。さすが選ばれることだけはあります。メーデルバッハ君には劣りますが学年に見合っている実力はあると思いました」
「君にそういってもらえるとは光栄じゃわ。他にはいたかね?」
「下のクラスに荒削りですが良い生徒がいました。その子達を成長させれば今度の大会、面白くなりますよ」
「なるほど。それは面白そうじゃの〜。どうじゃ、お主がその子達を指導してみるか?」
「私は学年主任ですから。個人に深入りするわけにいきませんよ。まぁ、助言程度はするつもりですよ」
「ほっほっほっ、それについては任せるぞ」
「はい」
「それで、学長。話というのは?」
「おぉ〜!忘れてた!ワシの友人から重要な情報をもらってな。お主にも伝えておきたくてな」
「それでその情報とはなんですか?」
「やはり今年くるらしいんじゃ、あれが」
「あれとは?」
「リ・クリエ」
その単語が今でますかそこで…
学長は続ける。
「リ・クリエじゃよ。とりあえずお主に伝えとこうと思っての」
「今年来ますか…わかりました。学長、ありがとうございます」
「ところで……お主は何者なんじゃ?」
「………それは私のセリフではありませんか?」
「それもそうじゃな」
「はい。では、失礼します」
「うむ。ではのぉ〜」
私は校長室を出る。
きて欲しくなかったがきてしまうとは。まぁとりあえず、準備はしておきましょうかね。しかし学長は何物なんだろう?気になりますねぇ〜
そう思いながら私は廊下をあとにした。
メーデルバッハ社
(今後はメーデル、メーデル社と略します)
電機製品メーカーで有名なMETHUBUSHIと肩を並べている会社の一つ。突如、急成長を遂げた。ミラードールの生産量なら右に出るものはいない。メーデル社員はどこかの軍や軍事学校の出身が多数。つまり社員=兵士のようなもの。アルバートは昔からその社員達と稽古に育んでいたため。今の実力がついたと本人は言っている。
ここ数年は魔界、人界にアプローチをかけているらしい。
今現在は魔界、人界の会社と協力してバトルに参加できるサポートモンスターを開発中。
試作段階には突入している模様。