史上最悪の第5次聖杯戦争   作:あきちゃま

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オリ主はかなり重要な役割を担っています。
彼がどう動くかによってこの史上最悪の第5次聖杯戦争の結論が変わります。


勇者様

 荒れ狂う風に晒されながら、"勇者"は一歩も引かない。

 恐らく、ここでこいつを倒さなければこの地の市民どころか、この国の国民全員が危機に晒される事になる。

 そんな事を感じ取った勇者は、自身の出せる最大の力を持って英雄王の前に立つ。

 

(オレ)の前に立つとは、不敬であるぞ!」

 

 ギルガメッシュは先ほど以上の宝具を射出し、勇者に全ての宝具を向ける。

 

「司るは死の番人、古今東西未だ嘗て乗り越えた者なし」

 

 瞬間、勇者の背後から使い魔が呼び出される。

 もはやキャスターとして呼ばれるべき行動であるが、彼はそもそもどのクラスで呼ばれたとしても十分戦えるのだ。

 

「おや、主ではないですか。

 面白い存在になって、面白い存在と戦っているんですね」

 

「んなことどうでもいいから手を動かせ!」

 

 ギルガメッシュによる宝具の射出は止まらない。

 だが、勇者の使い魔を見た瞬間、ギルガメッシュはかつて自身が友と共に討ち取った存在を思い出した。

 

「おのれ!(オレ)の前で神を使役するか!天の鎖!」

 

 彼は使い魔を鎖によって繋ぐ事に成功する。

 しかし、それは良策のように見えて失策であった。

 

「一の拳、破壊装」

 

 破壊魔術を自身に掛ける事により、破壊魔術と自身の武術を混ぜ合わせた究極の破壊力を持つ技だ。

 しかし、一度は攻撃を受けたギルガメッシュがそれ程の脅威がある技を真面目に受けるはずがない。

 

 そもそもギルガメッシュは王であり武術家ではないため、拳魔邪神や勇者のような武術家と戦えばその一点においては劣るのだ。

 そこを理解しているギルガメッシュだからこそ宝具の射出という戦法を取っている。

 

 逆にいえば、そこを見切った勇者が天の鎖を破壊しないはずがないのだが。

 

「全く、簡単に捕まるな」

 

「末席とはいえ神の席に座っている私を捕らえられる方がおかしいんですよ」

 

 ギルガメッシュは全て後手に回っていた。

 しかし、今の状況と神という存在が彼の本気を出させる要因となった。

 

「世界を割くは我が乖離剣!(オレ)に出会った事をあの世で後悔しろ!天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!!」

 

 そこからの勇者の行動は早かった。

 彼が使い魔を呼び出したのは他でもない彼女が持つ最強の剣を借り受けるためであり、剣を借り受けた後は彼女を危険から遠ざけるために返した。

 

 そして、自身の魔力全てを剣に込める。

 

「天地分け、善悪を司り、森羅万象全てを支配する。

 神の威光を借り受ける、最強の剣(エクスカリバー)!!!!」

 

 そして、二つの宝具がぶつかり合う。

 偶然にも同時刻、拳魔邪神とギリシアの大英雄ヘラクレスがそれぞれの最大技を放っていた時と同時であった。

 つまり、冬木市に同時ぬ宝具が4つも解放され、そのうち2つずつはぶつかり合ったという神秘の秘匿を第一に考える魔術師からしれば真っ青になってしまうような状況が起きていた。

 

 だが、どちらも対人宝具の域を出ない真拳 涅槃滅界曼荼羅(ねはんめっかいまんだら)射殺す百頭(ナインライブス)のぶつかり合いとは違い、対界宝具である天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)と対国宝具である最強の剣(エクスカリバー)のぶつかり合いは話のスケールが違うのだ。

 

 さらに、勇者の持つ最強の剣(エクスカリバー)は、アーサー王が持つ聖剣とは存在そのものが違う。

 彼の最強の剣(エクスカリバー)は存在そのものが神域へと近付いていた剣であり、神性そのものを剣自体が持っているようなものである。

 さらに、その剣の所有者は彼の使い魔である神のものであり、威力は魔王すらも葬ってしまう程のものであるがしかし、天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)には及ばない。

 

 その事実が示す事とは、勇者の後ろにある冬木市の壊滅に他ならない。

 それだけは勇者である彼が防がなければならない事であり、これまで守ってきたことである。

 ならば、自分が行うべきことは自ずと知れていた。

 

「なんだと……!(オレ)乖離剣(エア)に近付いているだと……!おのれ雑種風情が!!!」

 

 勇者である彼が出した結論は、自身の生命を力へと還ることであった。

 彼の生命は勇者という存在であるため、魔力へと変換すれば破格の魔力を得られる。

 その魔力を聖剣へより込めれば、聖剣の威力が増すのは当たり前である。

 

 だが、彼の最強の剣(エクスカリバー)では天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)には一歩程届かない。

 彼の生命を使い果たしたとしても、天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)に打ち勝つ事は、最強の剣(エクスカリバー)一本だけでは不可能なのだ。

 

 しかし、勇者は絶望の淵に立たされても希望を未だに持ち続けていた。

 否、絶望的状況であっても敵を見て笑っている。

 

「やってしまえ、その最強の剣(エクスカリバー)でそこにいる金髪ごとやってしまえ!!!

 罪もなき人々が苦しむ状況を打破する事が、勇者である俺に課せられた使命なんだからよ!」

 

 

 

 

 

「天地分け、善悪を司り、森羅万象全てを支配する。

 神の威光を借り受ける、最強の剣(エクスカリバー)!!!!」

 

 そして、2発目の聖剣が撃ち込まれる。

 そう、現世の勇者がこの危機的状況を見逃すはずもなく、危機的状況を作り出している元凶を討取らんとやってきたのだ。

 

「おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれ!!!」

 

 ギルガメッシュは2本の聖剣に飲み込まれる。

 そして、彼は魔力となって聖杯へと飲み込まれていった。

 同時に、勇者としての役目を果たした彼もまた魔力となって聖杯へと飲み込まれるのだが、その顔には笑顔が浮かんでいた。

 

「後は任せたぜ、勇者様」

 

 

 

 

 

 

 

 

 聖杯戦争初日にして、最強格が次々と脱落していく今次聖杯戦争はまさしく異常であろう。

 これは様々な異常(イレギュラー)の連続によって始まった聖杯戦争であり、この後も同じく異常(イレギュラー)は続いていく。

 

 最後に笑うのは一体誰であろうか。

 

 

 

 




どうも、あきちゃまです。
なんとか書き上げれましたが、もう無理です死にます。

さらに次回以降の更新を行う場合、キャスター陣営のキャラ崩壊が始まります。彼らが書けません。
キャラ崩壊してもいいぞ!続けてくれ!という感想が来たらやる気が出るかもしれませんが、キャラ崩壊してまで出す必要があるのか。

というわけで続きません(絶望)
次の連載は蓮h(まずいぞ…!!)さんが「ガルパンはいいぞ」と宣言したらです。
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