「ツマラナイ・・・・・」
カムクラはまた口癖として言っている・・・・わけでもなく心のそこからどうでもいいという本心から出た言葉である
「えぇ~カムクラってばひっど~い」
「そんなツマラナイ事をいちいち相談しに来ないで下さい」
現在カムクラは超高校級のギャル江ノ島盾子《エノシマ ジュンコ》から相談を受けているのだが・・・・
(もう何回目ですかねこの相談を持ちかけられたのは)
その相談とは江ノ島が大好きな人間超高校級の神経学者松田夜助《マツダ ヤスケ》が振り向いてくれないという内容である
「だってアタシがこんなにも大好きアピールをして接してるのに振り向かないしそれどころかブスって罵倒してくるとか信じられない!」
「・・・・・はぁ」
カムクラはもう諦めていた
なぜならこの相談は既に解決しているからである
「もう結婚でも何でもすればいいのではないでしょうか」
事実確かに松田は江ノ島に対して厳しいが実際の所それは彼がドSだからというのもある
実際この二人は端からみたらバカップルにしか見えず学園からもちらほらリア充爆発しろという声をよく聞く
(江ノ島盾子が少しでも松田夜助の好意を理解すれば早いのでしょうが)
実際松田は江ノ島が毎日くっついて来ても追い払うのも面倒だとか言いながら結局その状態でごはんを食べたり漫画を読んでいたりする
(・・・・・・)
カムクラは考える
(いっそのこと二人をどっかの教室に閉じ込めますか)
結果悪魔みたいな考えが浮かんだ
「ちょっとカムクラ~?」
「教室に閉じ込めるなんてどうでしょう」
「・・・・どうしたのカムクラ?」
「・・・・・・いえさっきのは忘れて下さい」
そんな話をしていると・・・
「やっぱりここにいたかブス」
松田が入って来た
「お前がなかなか来ないからわざわざ探してやったんだ感謝しろ」
「探す?何か約束してたっけ」
「はぁ・・・・記憶力までないとはな正直同情するぞ・・・」
「うん?・・・・・あ~!?」
「やっと思い出したか・・・・行かないなら俺はこのまま帰るぞ」
「待って!行く!行くから!!」
「何か約束でもしていたのですか?」
「ん?あぁこいつが今度撮影に必要な道具買いに行くからついて来いってしつこくてな仕方ないからついて行ってやる事にしたんだよ」
「やさしいですね」
「ちげぇよ涙目で付きまとわれるのが厄介だからこうやって付き合ってやるんだよ勘違いすんな」
(ここに山田一二三がいたらツンデレ乙とでも言うのでしょうね)
「さぁダーリン♪準備出来たから行こ♪」
「だからそんなに近付くな!また勘違いされるだろうが!」
(とかなんとか言って決して自分からはつきはなさいんですね)
「それじゃあね~カムクラ~また何かあったらヨロシク~」
「出来ればもう来ないでください」
そう言って二人は出ていく
「やっと終わりましたか」
カムクラは一息つく
「・・・・・・」
(今日の夕飯は皆ですき焼きでも食べましょうか)
既に今日の夕飯について考えているカムクラだった
あれ?ブラックコーヒーが甘いな・・・
ちなみに江ノ島の髪は音無のようにストレートロングです
それとうちの江ノ島は分析力なんて持ってないので普通な感じです 松田に振られたら喜ぶのではなく普通に大泣きするような子です
まぁ松田も原作よりマイルドなので振る事はありませんなんだかんだ江ノ島の事を大事にしてます
さて次回夕飯の買い物に出かけたカムクラの前についに苗木誠が現れる
次回 それはカムクラ君の放課後の日常その2