カムクラ君の慌ただしい日常   作:クロノチビトラ

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じわじわお気に入りが増えて来てびっくりしてる((((;゜Д゜)))


それはカムクラ君とカップル達の日常

「・・・・・・」

 

(さてどうしたものですかね・・・・)

 

「よいちゃんなんてもう知らない・・・・」

 

「ダーリンのばか・・・・」

 

現在カムクラの教室には江ノ島と元超高校級のお菓子職人安藤流流歌《アンドウ ルルカ》がいる

 

江ノ島と松田はいつもの事・・・・と思っていたが江ノ島のこの落ち込みようを見るとガチな方であろう

 

一方安藤と元超高校級の鍛冶屋十六夜惣之助《イザヨイ ソウノスケ》はものすごく仲の良いカップルで有名なのだが今回珍しくケンカをしたようだ

 

「大体何故ケンカしたんですか」

 

「よいちゃんが私の新作のお菓子食べてくれなかった・・・・凄い自信作だったのに・・・」

 

「ダーリンに服とかの感想聞いたのに何も反応してくれなかった・・・・今回自信あったのになぁ・・・」

 

もう絶望の顔をしている

 

(珍しいですね松田夜助はなんだかんだ言いながら江ノ島盾子のファッションは褒めていたはず)

 

(一方の十六夜惣之助の方も同様です安藤流流歌のお菓子を気に入って食べていたはずですが・・・)

 

(・・・・・考えてても仕方ないですねとりあえず事情を聞きに行ってみますか)

 

カムクラは二人を残し事情を聞きに行く事にした

 

 

 

 

 

 

中庭

 

(さてどこにいるんですかね正直あの空間にいたくないというのが9割でしたからほぼ何も分かりません)

 

とか考えていると向こうから探している二人がやってきた

 

 

「探しましたよ松田夜助 十六夜惣之助」

 

「カムクラか・・・」

 

「・・・・・・」

 

松田は挨拶をし十六夜はお辞儀をした

 

「どうしたんですか?二人共少し顔色が優れないようですが・・・・」

 

「あぁ実は・・・」

 

カムクラは二人から事情を聴く

 

「なるほど・・・・松田夜助は風邪そして十六夜惣之助は虫歯ですか」

 

カムクラは全てに合点がいった

 

「流流歌のお菓子はおいち・・・・美味しいからいくらでも食えるのが仇になった」

 

「ちっ・・・まさか風邪をひくとはな・・・」

 

「ちなみにその事あの二人に話しましたか?」

 

「いや流流歌に変な心配かけたくないから言ってない流石にお菓子は食えなかったけど」

 

「言ってねぇよアイツに弱い所なんて見せたら何をしでかされるか分からねぇからな」

 

「やっぱりですか・・・・」

 

二人に江ノ島と安藤の現状を教えた

 

「「なん・・・・だと・・・・!?」」

 

「はやく流流歌の所に行かないと!」

 

「ちっ・・・アイツが元気ないのは良いことだが流石にその状態が続くと面倒だ」

 

二人が走り出そうとするがカムクラが止める

 

「その状態で行っても心配かけるだけですこれを飲んで下さい」

 

そう言ってカムクラは二人に五錠づつカプセルを渡す

 

「これは僕が忌村静子と罪木蜜柑と一緒に作った超万能薬ですと言っても試作段階ですが」

 

「恩にきる」

 

「とりあえず礼を言っとくぞ」

 

二人共そのカプセルを《五錠全部》飲んだ

 

「あっ」

 

二人は勢いよく走り出す

 

「・・・・・・・」

 

カムクラは1人中庭に立ち尽くす

 

(超万能薬には媚薬成分も入ってるので一気に全部飲まないようにと警告するのを忘れていましたね・・・)

 

「・・・・・・今日の夕飯でも買って帰りますか」

 

もう正直どうでもよくなったカムクラだった

 

翌日干からびた男性が2名見つかったのはカムクラにはどうでもいい話だった




干からびた男性って誰だったんですかね(すっとぼけ)

さて次回カムクラが二人に渡した薬はどうやって出来たのか

次回 それはカムクラ君とお薬作成の日常

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