人々が寝静まり人が、一人もいなくなる深夜の公園、そこに何かから逃げるように走る中学生ぐらいの少女がいた。
だがその体には小さな傷ができていて、服なども所々切れており、見る限り服も体もぼろぼろであった。
それでも、走る。後ろから追ってくるものから逃げる為に…。
不意に頬に痛みを感じた。
頬に何かが擦り血が流れていた。
よく見ると木に矢が刺さっており、それが頬を擦ったものだと理解した。
そして身体には当たらなかったがまた矢が木に刺さった。
足を止め後ろを見ると矢が左肩めがけて飛んできていた。
右にずれて矢をかわした。
そしてこんどは、木が密集しており矢を放っても木が邪魔して当てにくい場所に向かって走り出した…だが走り出した瞬間、右太ももを射ぬかれた、そのせいでか転ぶように倒れた。
射ぬかれた場所は貫通しておりドクドクと血が地面に流れている。
音が近づいてくる…逃げようにも足を射ぬかれたせいでかうまく動けない、そしてついにさっきまで聞こえていたガシャンガシャンという音が止まった。
月明かりに照らされ追ってきた者の姿が見える。黒い鎧を着た武者であり右手には刀身が赤く、刀身以外は黒い刀を片手で持っており、兜から赤く目を光らせてこちらを見ている。
音を立てながら一歩一歩近づいてきている。そして私に近づいた武者は、刀をおおきく振り上げ私に向かって振り下ろしてきた。
私は最後の賭けとして右手の手のひらを武者にむけ右腕を伸ばして円状の魔法陣を手のひらの先に展開した。
刀と魔法陣がぶつかり合う、お互いの力は拮抗している。その状態が、三十秒程続いた。
だが武者が魔法陣の効果について気づいたのか武者は、更に力を込めて魔法陣を壊そうとした。
その結果じょじょに魔法陣にひびがはいった。
そしてついに魔法陣は割れそのまま私は切られて、そのまま倒れて気を失った。
一目見ると武者は元来た場所に向かって去っていった。
その手に持っていた刀には、血が一滴もついていなかった。
その場には、傷ついた猫が倒れているだけであり傷ついた少女は、何処にもおらず、消えてしまっていた。
猫も、少女が怪我した場所と同じ場所を怪我しており右太ももを射ぬかれている。
…………………何処からか声がする。
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「……………………………………誰か助けて!誰か助けて‼︎誰か…………………………………………」
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