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「だ*か*す*て、だ*かたす*て、誰か助けて!」
ーーーーーーーピピピピッピピピピッピッ
「ふぁ〜朝かぁ〜」
そう言いつつゆっくりと起き上がる、意識はまだボーっとしたままである。
窓から太陽の光があたり俺はじょじょに意識が覚醒しつつある。
クローゼットから制服を取り出し制服に着替える。部屋から出て階段をおりリビングに向かう、その頃になると意識は完全に覚醒していた。
俺は、リビングに入るとサクラが朝食を作っていた。
サクラが俺に気づいた。
「あ、リュウちゃんおはようです〜」
「おはようサクラ」
「朝食が出来たので早く食べちゃって下さい」
今日の朝食は、目玉焼きとご飯、ワカメと豆腐の味噌汁であった。
俺は朝食を食べつつサクラと話す。
「サクラ、醤油取って」
「はいです〜あ、リュウちゃん今日、彼女は、来れないようなので先に行って欲しいとのことです」
「分かった、食べたら学校に行くなぁ〜」
ふと、今日見た夢を思い出した。
「なぁサクラ」
「はい、何です〜」
「今日、こんな夢を見たのだけど…聞いてくれるか」
「どんなのだったんですか〜?」
「あぁ、それはな…」
今日、見た夢について話した。
第三者目線で公園で中学生ぐらいの少女が傷つきながら何かから逃げていて、追ってきた者が黒い武者であったこと、そして少女が黒い武者に斬られたこと、あと誰か助けてという声が聞こえたことを話した。
「はぁリュウちゃん…公園って命運公園です?」
「たぶんそうだけど…」
「もし命運公園なら、その場所に行けば良いじゃないですか〜?そうすれば、スッキリするんじゃないですか?」
「公園を通って学校に行くことにするわ、ごちそうさま、じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃいです〜」
俺は、公園を目指して歩き出した。
◇◆◇◆
公園にはまだ朝が早いためか誰もいない、一人学校へ向かい歩く、そしてまた声が聞こえた。
〈誰か助けて!誰か助けて!〉
何処からか声が聞こえてくる。
頭に響いてくるような声だ、まるで頭に直接話かけてくるような感じだ。
俺は、まわりを見渡した、すると声が聞こえてきた。
「この声が聞こえる人誰か助けて!」
再びまわりを見渡すが誰もいない、すると再び声が聞こえた。
「誰か助けて下さい!誰か…」
多分こっちあたりだろうと、少し獣道になっている林のところを通り周りを見ながら歩き出した、しばらくすると、怪我した猫が横たわっており右太ももが何かで貫かれておりそこから血が流れている。
俺はあわててハンカチで止血して、猫を抱えて動物病院に向かって走り出した。
その時は、不思議になんとも思わなかった。
夢で見た少女と同じ場所を怪我していることについて…
◇◆◇◆
近場の動物病院に怪我した猫を抱えて入った。
怪我した猫を見た時医師はビックリした様子だったが冷静に手早く処置をしてくれた。
なんでもホルダーで治癒系能力を持っているそうだ。
怪我一つも見当たらない、だが体力は回復できないそうだ。
猫が大丈夫そうでほっとしてると
「ねぇ、何処でこの子見つけたの?」
「え…公園で倒れているのを見つけたので連れてきたんですけど…」
「そう…ならいいわ…この子野良だったらどうする?」
「俺が飼えそうなら飼いますけど…」
「そう、分かったわ、お代はいいわ…私、傷ついた野生動物を治すのを趣味でやっているのよ。傷ついた野生動物を持ってくる優しい子からは金をとらないわ。それと学校に行かなくてもいいの?」
そう言われて壁にかかっている時計を見ると7時二十分だった。
「すいません、ありがとうございました」
俺は、そう言い遅刻しないように走って学校へ向かった。
この猫との出会いが原因でまた大いなる運命に巻き込まれるとは知らずに…
今回はどんなものに巻き込まれるのだろう…それは大いなる運命のみぞ知ることだろう。