存在が強すぎて、世界がヤバイ   作:ホイホイ

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視聴していて思った。
強いなこいつ、と




とある次元にて__
プロローグ


「グオオオオオオオ!!!!」

 

 ヒャッハーー!最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア!!テンション上がるう↑

 

「グオオオオオオオ!!!」

 

 この圧倒的なスピード!この風を切る様な感覚!正に至高って奴だ!ホント神様、様様!ってな。まぁ本人、いや本神?がお詫びとしてオレにくれた力だしな。思う存分使わせてもらう!

 

 このオレ遊希英司は所謂転生者だ。神様に間違いで殺され、その詫びとして別の人生を歩ませてくれる。ってのが大体の転生者の定義?かな。その例に従ってオレも転生した。

 

 

 

 

 

 

 普通は赤ちゃんからとか、野原や建物の上とかで始まると思う。オレも漏れなく始まったよ。赤黒く、ドロリとしていてコポコポと泡噴いてる地面。爆発音の様に響かせながら勢いよくガスを噴いてる山。上から雨の様に迫りくる隕石。そして全裸待機のオレ。

 意味が分からなかった。神様は確かに地球に送ると言っていた。ならここは?明らか地球じゃない。まあ大方神様のミスだろう。そう思う事で冷静になり、神様がくれた特典と言う奴を確認する事にした。

 

「……わかる。わかるぞ!」

 

 オレの左目に宿る「存在」が!……別に中二病拗らせてる訳じゃない。その時はもう過ぎ去ったのさ……たぶん。仕切り直して、オレの左目に宿っているのは「存在」。色々とわかってしまうのはたぶん特典の一部だろう、知らない事まで知っている。宿っている「存在」は一言で表すと、そう最強だろうな。そして、こいつの名前は______

 

「いくぞ。ベルクロス!」

 

 そう言うとオレの左目が発光し、粘土の様な者が全身に纏わりついた。

 

 

 

 

 

「っ!」

 

 変身してからはもうむちゃくちゃに、ハイテンションのままこのドロドロ地帯を走り回り、暴れまわった。降ってくる隕石群を拳圧で粉砕しまくり、蹴りで山を消しまくる。勿論暴れまわるだけじゃない。思い切りに遊んだ。某オーバーオールの赤帽ヒゲおっさん宜しく、100m前後のこの身体を2m前後までちっさくなれたので、ドロドロマグマの海をマグマ浴した。平泳ぎに背泳ぎ、クロールに潜マグマ。某ゴリラの下必殺技宜しく、マグマをバッシャンバッシャンする。するとあちこちからマグマが噴き出し、軽いアトラクションの様だった。んほおおお!!楽しいぞおお!!

 

 

 

 

 

 

「飽きた」

 長い間、思い思いに暴れまわり大いに遊んだ。だがこの場所。マグマと隕石しかない。大体、ベルクロス状態では本気出せないしな。本気出したらアレだから……流石に飽きた。今のオレは人間(仮)の状態で比較的堅いマグマの上で全裸待機している。(仮)の理由は簡単。普通の人間なら死んでるだろ、ここは。全裸でマグマの上で居座って生きている人間なんてオレは知らない。だがオレは人の形をしてこうしてピンピンしている。だから(仮)。まあ正確には、ベルクロスを宿しているから「ノドス」という人間だ。ノドスの説明は省く。面倒くさい。つか、ベルクロス状態だと、グオオとかしか言えないのな。分かってたけど。まあ鮫のように剥き出しの鋭い歯が並ぶこわい顔してるし。

 

 マグマの上でゴロゴロしながら思った。神様は地球に送ると言っていた。もしミスで違う場所に送られた訳じゃなく、ホントにここが地球だとしたら……と。脳裏に過るのは地球が誕生したての頃、ドロリッチだったという事。

 

「この説はワンチャンあるなぁ……」

 

 いや、これしかないだろう。妙な確信感があるし、そうじゃなきゃ困る。

 ここが今の地球ならオレは地球の最初の生命なのかぁ。そうフワフワ感MAXな考えをしていたら不意に異変に気付いた。

 

「な、なんだこれ……」

 

 ドロドロのマグマがあちらこちらで物理法則無視で浮いている。生まれたての地球はこんな不思議な事が起きるのか!?いやーすげーな!いいもん見れたわ。そう思いながらゆっくりと上がっていくマグマを目で追い、上を見______

 

「なんだよ……アレ……」

 

 上からとてつもなくデカい隕石が降って来ている。いろんな大きさの隕石を壊してきたが、アレはデカい。余りにもデカすぎる!今起こっているマグマの現象はあの隕石の所為かもしれない。よく見ると見える範囲は丸みを帯びている。今までの隕石は尖ったものが大半を占めていた。だがあの隕石は丸みを帯びている事からして、オレの頭にポッと浮かんだのは_____

 

「惑……星……!」

 

 今ここに惑星級の隕石が落ちて来たら、堪った物じゃない!地球が……消滅してしまう!それは避けなければならない!やるしかない……、いや、やるんだ!オレとベルクロスで!

 

「粉々に!木っ端微塵に!粉砕するぞ!ベルクロス!!」

 

 オレの左目が発光し、粘土のようなものが身体に纏わり付いていく。四肢の付け根と鳩尾付近に球体のコアが形成され、そのコアから身体が形成されていく。そして完成されたのは全長100mの存在だ!

 

「グオオオオオオオ!!」

 

 いくぞベルクロス!手加減なんていらない!本気でぶっ壊すぞ!そう意気込み、マグマを思い切りに蹴り、ジャンプした。蹴ったさいマグマが衝撃で陥没したが、どうって事ないはずだ。

 物凄い勢いで隕石に向かうオレとベルクロス。ほんの一瞬で宇宙空間に飛び出した。まだ隕石は遠い所にある。破壊した際、地球に影響が無い距離であろう今がチャンス!この勢いを利用して壊す!

 

 拳に思い切りの力を籠める。地球は絶対に壊させはしない!絶対にだ!そういう思いを、ベルクロスよりも遥かに巨大な、比べるのも烏滸がましい隕石、いや、惑星に向けて強く思った。

 

 このタイミングだ!そう思ったオレとベルクロスは壁の様な惑星に、勢い任せと最高のタイミングで拳を放った。ズドン、と鈍い音を響かせ、肘まで深く突き刺さる。刹那、ヒビが物凄い速さで枝分かれしていき、けたたましい轟音と眩しい光を放しながら崩壊していった。やった!地球を守れた!そう思いながら伸びきった腕を戻そうとした。

 パキッとガラスにヒビが入った様な音がする。なんの音か分からない。気の所為かもしれない。そんな考えが、空間に穴が空いた事で覆えされた。

 

「グオッ!」

 

 す、吸い込まれる!空間に吸い込まれる!!ベルクロスは次元をも超えていける存在。その次元越えを意図せずして開いてしまった!ま、まずい!抗えない!

 

「グオオオオオオオ!!!!」

 

 

 




エイジは右目
英司は左目
差別化するためにだ
おK?
感想まってまーす!
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