存在が強すぎて、世界がヤバイ   作:ホイホイ

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ぬわああああん疲れたもおおおおん!!!


エイジ。緊張する。

「んぁ」

 

 あー。寝っちゃってたか。何時まで経っても朱乃ちゃん帰って来ないもん。テーブルに伏せて寝てたわ。

 

「ん?」

 

 毛布掛けられてる。気が利くなあ朱乃ちゃんは。素っ裸で爆睡しても風邪一つ引かないオレに毛布なんてさ。おっと。今は裸族じゃないぞ。タンクトップに短パンだ。

 

「っん"ん"ーー」

 

 朝。気持ちいいだよなあ。太陽光を浴びて気持ちいい伸びだ。……ふう。今思うとこの眠気。怪獣達とずっと戦って寝てないんだよなあ。24時間だよ24時間。それがずっと引っ切り無し。気ぃきかせてベルクロスに体調の心配したら

 

  オレに体力の限界を考慮してるのか。心配するな。そんなのも、当の昔に捨てた

 

 とかなんとか言って右手で顔、左手で心の臓、牙で首をそれぞれ三体を潰しながら言ってた。マジもんの化け物だわって思ったのはココだけの話。

 

「あっ。試すか!」

 

 実はショッピング中に本屋で色々あさってたらさ、何となく手に取ったの本の題名が

 「タツジンが教える!最強の教え!!」by 泊山梁

 なんだよ。あほくさって思ってパラパラと流し見した。結局買わなかったけど、内容はだいたい覚えてるからいざ実践!

 

「タンクトップよ……サラダバー!」

 

 やっぱ脱いじゃうんだよなぁ。コレが動きやすいんだよ。コレがオレなんだよ。えーと。まずは型?かな。

 

「足をこうして、つま先を虹みたく描くようにの様に___」

 

 ナニコレ。難しいゾ。やっぱ記憶だけじゃ思い通りになんないな。えーと。腰を引いて手を伸ばし脚をずらす。

 

「っむ!っぬ!」

 

 おお!なんか調子出てきた。イケてんじゃね?真似事できてんじゃね?イイゾーコレ!朝のストレッチに最適じゃん。正直舐めてたわタツジン。ヤベーはタツジン。

 

「フーー!」

 

 よーし。ここで貫き手だ___

 

バリン

 

「あ"」

 

 えええええええ!?く、空間貫いたんだけど!?なんかガラス割ったみたいになってんだけど!?なんでええ!?ベルクロス状態じゃないのに!どどどどうしよ!?抜いた方がいいの?手、抜いた方がいい?

 

「……ふう」

 

 抜いたはいいけどどうするよこれ。なんか出てきそうなんだけど穴から。……速いとこ閉じないとなぁ。

 

「……お!」

 

 何となく撫でてみたら戻ってるわ元の感じに。いやあよかった!大事に至らなくて。オレの直感?うん感がさ、これアカン奴や状態だったんだよね。多分あの空間、別の世界に繋がってるよ。別の理の世界にさ。……なんかオレもベルクロスに染まってるな。わかるんだよなんか。

 

「いっっひゃー」

 

 それにしてもマジで焦ったわ。おかげで汗でびしょ濡れ。ちょうどいいか。昨日お風呂に入ってないし。朝風呂と洒落こもうかな!

 

 

 

 

 

 

「ふうぅ」

 

 気持ちいいんだよなあ風呂。朱乃ちゃん家の風呂はさ。こう和って感じ。広めなのがいいだよなあ。神社だから五右衛門風呂とかかな?って勝手に思ってたけど、なかなか現代に染まってるよね。

 

「……ふ~ん♪」

 

 この檜風呂も広いし。二人くらいは余裕で入れる。ガンバレば三、四人は入れるゾ。

 

「……」

 

 ……今後のオレ。どうなっちゃうんだろ。このまま朱乃ちゃんの世話になるわけにはいかないしさ。……学校にもいってない仕事もしいてない完全にニートなんだよなあ。……いやまてよ。みんなさ、オレの事英雄って言うじゃん。って事はさ、オレの職業は英雄じゃね?

 オレのジョブ?英雄だけど ほら。ドラ〇エ感あるじゃん。F〇感あるじゃん。これなら職質されても問題な___

 

「おはようございますエイジさん。朝風呂なんて綺麗好きですのね」

「!?お、おはよ朱乃ちゃん。いやーごめんね勝手に入ってさ」

「いえお気になさらず。好きに使って下さいな」

「マジ?ありがとー」

 

 ビックリした!考え事してると周りが見えなくなるんだよなあ。不覚。不覚だわあ。すぐそこに戸の向こう側に朱乃ちゃん居るのにな。オレの悪い癖だわ。あ!そうだ。

 

「毛布ありがとね朱乃ちゃん。おかけでぐっすり眠れたよ」

「それはよかったですわ。そろそろ朝食ですので早めに済ませてくださいね。それとバスタオル。少し大きめのを置いておきますわ。」

「いやーマジで至れり尽くせりだね。ありがと。もう少ししたら出るから」

「わかりました。では……」

 

 なんかモテナシが手馴れてるなぁ。マジで手厚いんだけど。オレの中で好感度アップだな。好感度ゲージが上がるんだけど。オレってアレか?攻略対象なのか?乙女ゲームのキャラか?……攻略対象が一人のゲーム。なんか記憶の片隅にあるゾ。某御大将のボイスアクターが実写の乙女ゲーがあったようなあ……んー。タイトルが思い出せないや。

 

「まいっか」

 

 朱乃ちゃん待ってるしそろそろ出よかな。引き戸なのがいいよなココ。ホント和だわ。……あったあったバスタオル。

 

「ふぅっ」

 

 髪拭きながら失礼。このタオル。い~い匂いするんだよ。清潔感がある匂い。ボー〇ドかな?……よし。拭いてない所なし。光先輩も元気だ。ウオマブシ___

 

「?」

 

 ふざけてて気づかなかった。下着が見当たらないんだが。おっかしーなぁ。持ってくるの忘れた?アレどうだったけ?……まあいいや。用意したジャージはあるからそれ着て速く行こ。

 

 

 

 

 

 

「ズズ。……朱乃ちゃん。この味噌汁、イエスだね!」

「それは良かったですわ。丹精込めて作った甲斐があります」

「無限に飲めるぞいやマジで」

「ご冗談を」

「マジマジ」

 

 いやー朱乃ちゃんが作る朝食は健康的で美味いゾ。いいゾ~これ!つーかさ。

 

「ングッ。こんな美味い飯作れるんだしさ、いいお嫁さんになれるよ。朱乃ちゃん」

「あらあら」

「オレが言うのもアレだけど男なんてさ、美味い飯くわせておけば大体なんとか成るもんだよ」

「そうなのですか?」

「少なくともオレはそう。ていうかさ。朱乃ちゃんはさ容姿もいいしおしとやか、飯も上手いときたもんだ。彼氏とかいないの?」

「いたらエイジさんはここにいませんわ」

「あ。それもそっか」

 

 ちょっと考えればわかる事なのにグモンだったわ。そっかあ。アケノンはフリーなんだぁ。まあ今はそういった縁がないだけでイズレは彼氏できるんじゃない?

 ん?オレ?確かにアケノンは魅力的だけどダメだね。デートすらデキねーオレが告っても答えはNOだろな。

 

「ズズ。今はいなくても時間が解決してくれるよ。ホントにパートナーが欲しければね」

「そうですね。その時が来ればそうしますわ」

「ま!そういった縁が無かったらオレが貰っちゃおかな!なんて!」

「あらあら。ふふ。その時は頼らせて頂きますね」

 

 強気に冗談交じりで貰うって言ったけど、そんな事はほぼないだろうけどね。朱乃ちゃんならきっといいパートナーができるよ。まあそのパートナーがクソ野郎だったら友達のオレが直々にお仕置きしてやるぞ☆……味噌汁うめぇ。

 

「ん?お茶いる?」

「ええ。いただきます」

「……ほい。……あ。そうだ」

「?」

「昨日帰りにさオレ、突然襲われたんだよね」

「っ!」

「もうビックリ!目が合っただけで槍投げてきたもん。こうさ、フンッって感じで」

「……詳しく聞かせてください」

 

 今の今までおいしくお茶飲んでたのに一瞬でマジメモードだよ。マジメだねぇ。オレの感覚では唯の談笑なのにな。

 

「いやね。そのおっさん飛んでたんだよ。じっと見てたらさ、目と目が合って槍投げてきたんだよ」

「……」

「軽く避けたらさ降りてきて言ってきたんだよね。見られたからにはウンタラカンタラって。ですぐに槍を作ってブンブン振り回しに突撃された。モチロン嫌だから待ったをかけてオレに堕天使のダチが居るっつったらプルプル震えながらどっか行っちゃたんだよ」

 

 ん?どうしたんだろ。真剣に聞いてたのに目を見開いたと思ったら急に俯いっちゃって。

 

「……気づいていたのですか。…エイジさんは」

「?。何のこと?」

「…………いえ。私、先に行っていますわ。この事を部長に報告しに行きますので」

 

 うお!朱乃ちゃんが立つと同時に魔法陣が現れた。カッケー。ゼックンの時もそうだけど魔法陣って何かいてるかわかんないよね。この魔法陣は比較的優しい部類だと思うよ。ゼックンなんてもう!文字?がびっしりし過ぎてヤバかった。それもヤバかったけどゼックンもヤバイよね。あんなバカスカ撃ってきたけど全然手加減してた。その気になれば魔法陣出さずに攻撃できんじゃね。

 

「ああそうエイジさん。食後の片づけをお願いしますわ」

「まかせてよ。オレも後でリアスンとこ行くからまたね」

「はい。ではまた」

「……」

 

 行ってしまったな朱乃ちゃん。いいなーオレも魔法陣したいなあ。確か魔力がいるんだっけけか。無理じゃんオレ。魔力のマの字もないし。叶わぬ夢なのかぁ。……それにしても朱乃ちゃんのアレ。何だったの?気づいてたってさ、アケノンにもその血が流れてる事か?その事ならモチロンだけど、本人はその事に触れてほしくないっぽいしスルーだわ。まあアケノンが自らの口で言ってきたら正直に話そかな。知ってたってさ。

 

 

 

 

 

 

「んーピッカピカ!」

 

 さすがジ〇イ君。いい仕事するね。謳い文句は伊達じゃねえな。スポンジからの気合の入った泡は流石と言わざるえない。

 

「やっぱジョ〇なんだよなあ。ほかの洗剤も負けてないんだけど、オレにはコイツだわあ」

 

 よし!皿洗い完了!何かをキレイにするのって気持ちいいよね。こうさ、洗われるよね心が。苦労が多い現代人はさ、こういった心を感じる必要あるよなぁ。オレはそうおも___

 

「っ!!」

 

 ……来る。来るぞ!なんかヤベーのが!なんなのこの気配!?

 

「行くしかねえ!!」

 

 すぐさまヤベー感じの気配に向かう。よかったわ皿洗い終わった後で。皿持ってたら落としてたぞ。

 

「やっぱここか……」

 

 赤いスピードスターのアメコミヒーローみたく一瞬でここに来た。オレが空間を貫いた場所に。やっぱやらかしてたかオレ。やっぱりなんか出てくるのか。……この気配。昨日のおっさんなんてメじゃねーぞおい!

 

「っ」

 

 本気でヤバイから眼を灯し半クロス状態にモードチェンジ。全身に青が包む。……正直今すぐにでもベルクロスを起こしたいけど、これはオレが起こした事。自分のケツは自分で拭く!

 

「……」

 

 構える。すぐに対応出来るように構える。現に今空間がパラパラと、少しづつだけど欠けていってる。ある程度その位置から離れてるけど、それさえも無意味かもしれない。それ程の気配、強さを感じる。

 

「っ!」

 

 瞬間突撃。脚に力を地を蹴って突撃。地面を離れて完全に浮く。かすかに見えたそれ。なりふり構わず突っ込む。それはオレを認識した瞬間ビームを放ってきた。お互いのアクションはほぼ同時だった。

 

「っぬ!」

 

 伸ばしきった左手でビームを受ける。指の隙間からや手の平を伝ってビームの余波がほとばしる。それをモノともせずスピードを落とさずにビームを放ち続けるそれを空間ごとわしづかみする。

 

「ぬっ!」

 

 掴んだそれを離さず左腕を軸に思い切りを付けれる様態勢を立て直す。そして勢いよく___

 

「オラアア"」

 

 そちら側へ突き抜ける

 

 

 

 

 

 

「っ!」

 

 コイツっ!ビーム出してんの額からか!がっしり掴んでんのに全然止まんねえ!行き場を失ったビームがめちゃくちゃ手の平から噴き出してるっ!

 

「こんっの!」

 

 押し付ける様に、深く掴む様甲羅みたいな額に力を入れる。それでも止まない。止まんない。どうなってんのコイツ!止むどころか更にビームが強くなってるんだけど!発射口みたいな所塞いでんだから止まれよ!!

 

「っ!へへ___っ!!」

 

 オレの腹にボディーブローかましてくる。すかさずオレは対応。腕を引いて勢いよく放ってくる右手をオレの右手で掴む。それはいい。それはいいよ防いだから。けどさ。

 

「右手からもビームかよ!!」

 

 額のビームも勢い凄くて左手外れそうなのに、コイツ右手からも!額もそうだけどこっちも迸ってるわマジで!ビーム自体は痛くないんだよ。ただ衝撃がね、すごいんだこれが。っていうかパワーも凄いんだよコイツ。右手掴んだらさ、こうドンッって言うかボッかな?そんな音と共に空間が揺らいだんだよね。……正直額より右手の方がエグイ。ビームの衝撃はモチロン殴りに来てる力も相まってエグイわ。

 

「っぐ!」

「……」

 

 左手でオレの右腕を剥がしに来やがったコイツッ!しかもまたビーム付きかよ!いいかげん欲張りなんだよな!ハ〇メガキ〇ノンみたいな音出しちゃってさ!……っぐ!!はがれそう!!

 

「こなくそおおお!!」

 

 両手共より強く、はがれにくく、指を食い込ませるよう掴む。でないと軽く吹き飛ばされるゾ。っこの!!こんのビーム野郎何も感じねーのかよ!テメーの額にオレの指めり込んでんだぞ!握力に耐え切れずピキピキ割れてんだぞおい!

 

「おい!いいかげんビームしまえよ!!じゃなきゃずっとこの状態だぞ!」

「……」

「テメーが引かなきゃこのまま握りつぶす事になるんだぞ!わかってんのか___」

「……!」

「おいおいおい!ズリーぞ!そっからもビ___」

 

 

 

 

 

 

「も"お"ーー」

 

 あいつずるいわ。唯でさえかっこいいビームさあ、胸辺りからチャージだぜ?そしてドカンよ。否応なく吹き飛ばされたわ。オレと一緒に衣類もな。……あ。それとこのレンズみたいなのも。吹き飛ばされた衝撃で左手で取っちゃった。

 

「……ふぅ」

 

 必死だったからわからなかったけどこの空間なに?別の世界に繋がってるのは勘でわかってたけど。……あー。ここはアレだ。エレベーターみたいなもんだな。モチロン勘。

 それにしても不思議な場所だな。全体的に目にいい色の空間してるけど所々に色々浮いてる。岩とか機械とか成りそこないの惑星とか。全部が全部ふわふわしてる。

 

「……」

 

 クルクル漂ってたら視界に入るわな。オレを吹き飛ばしたあいつ。こっちに向かってきてるけど襲ってくる程じゃない。警戒はされてるっぽいけど。っよし。立て直すか。

 

「……」

「……なんだよ」

「……」

「なんとか言ったら?」

「……」

 

 じっとこっち見て佇んでる。やっぱ怒ってるよな。額にあったコレ取っちゃったし。それにしてもアイツ。よく見るとどこか既視感があるんだよなあ。なんだろ?それと体のあちこちにコレと一緒のレンズがチラホラついてる。もちろん胸部分にも。

 

「……」

{何者だ}

「!?」

{貴様、何者だ}

 

 おお!理性あるゾおい!コンタクト取れるぞおい!つかテレパシーみたいなので交信してんだけど!

 

「オレはエイジ。ユウキ・エイジだ」

{貴様、何者だ}

「エイジ。ユウキ・エイジ」

{貴様、何者だ}

「だからエイジ。ユウキ・エイジ!」

{貴様、何者だ}

 

 まるで話が通じないんだけど。オレの名前聞いてんじゃないの?違うの?じゃあちょっと変えるか。

 

「ユウキ・エイジ。ノドスをやってる」

{……ノドス。……}

「……」

{……そうか。……ノドスか}

 

 ノドスに反応すんのか。コイツ知ってるのか?ノドスがどういったものか。本格的にヤバイかも。だってノドスだと知ってて驚かないんだぜ。むしろさ、どこか嬉しそう。そう伝わってくる。

 

{……ノドス=エイジ。貴様が開けたのか?ここがどういった場所か承知でアクセスしたのか}

「……ここがどういった場所なのかは把握した。けど故意で開けたんじゃない」

 

 なんだよノドス=エイジって。もしかしてそういった呼称でよぶのかアイツは。

 

{……ククッ}

「……?」

{クハハハハハ!!}

「!?」

{こいつは傑作だ!!よもや貴様の様な者がいるとはなあ!!}

「っ!」

 

 なんだよ!急に笑ったと思ったら傑作呼ばわりかよ!ヤベー奴だわコイツ。イカレてるぞコイツ!

 

{貴様の様な奴が出てくる!やはりココは面白い!}

「なんだよ。文句でもあんのかよ!」

{文句などありはしないさ。むしろ昂っているのだよ}

「っく」

{なぜ昂る?なぜ心躍る?それはそうさ。宿っているのだぞ!他の種族に!}

「!?」

{ノドス!ノドスがだ!未だかつて見た事も聞いたこともない!貴様!面白いぞ!}

 

 ダメだ。ホントにどうかしてやがる!だってオレに指を差しながらメッチャ嬉しそうなんだよ。面白いおもちゃ見つけたってな感じで。ビシバシ伝わってくる。

 

{クハハハ!___おっと!ノドス=エイジ。我はまだ名乗ってなかったな}

「……そうだな」

{……闘いを好む。争いを好む。雌雄を決する事が堪らなく、流れる時をもそれに費やす}

「………」

 

 なに言ってんの?名前言うんじゃないの?ポエムか?ポエムなのか?なら速くしてくれ。こっちは気をはってんだよ。

 

{ハハハ。そう。我が示すは光線。小型な我だが強大な光に属する。……そして貴様が相手をする名は___}

「っ!?っぐ!___」

 

 しまった!まさかあの距離を一瞬で!?防御を___

 

   ドッッ!!

 

{名はディゾルブ。ノドス=ディゾルブ。そう。我もノドスだ。…………ふん。刹那に護ったか。ならば楽しもう!闘争を!争いを!互いになあああ!!}

 

 

 

 

 

 

 絶え間なく背中に伝わる衝撃。凄い速さで周りが前へ流れていく。機械が流れ、瓦礫が流れ、そして視界が岩で埋もれる。ギリギリで間に合ってよかった。……そっか。あいつもノドスなのか。どーりでハチャメチャな訳だ。でもノドスってベルクロスみたいなのを共同してる奴の事だろ?……いやーどうなんだろ。別の理の___ディゾルブからしたら自身、又は自分達の種族がノドスって言う事なんだろなきっと。そこらへんはベルクロスに聞かなきゃな。

 

「クッソおおお。戦闘狂かよ」

 

 名乗り待ってたのに急に殴りに来るもんな。おっかなびっくりだ。あいつ本気で殴りにきやがった。オレが埋まってる場所、あの出来損ないの惑星だろ?ここでやっと止まったゾ。

 

「ん?」

 

 ドンドン聞こえる。……もしかして攻撃してるだろ。自慢のビームをバカスカ撃ってさ。このままだと惑星がオシャカになるな。……ちょっと出て様子みてくるか。

 

「うわあぁ……」

 

 ナニコレ。周りがピンクに染まってるんだけど。ビームの雨が降りまくってるんだけど。ビームだから傘なんて意味ねえぞ。どんどん地表が削れていって顔だけ出したのにもう胸まで削れてる。

 

「うぅんと」

 

 顔中にビームが当たってるけど気にせず目を凝らす。ディゾルブを見つけるために。正直効かないよねこのビーム。ダメージじゃないわ。普通に目とかに当たってるけどモーマンタイだ。

「んー……お!」

 

 いたいた。いたぞー。全身のレンズからビーム出してる。遠目だからそれぞれのレンズビームが一本に見えるけど、段々と枝分かれしてるのな。それでこの雨か。たいしたもんだよ。

 

「じゃあ次はオレの番だよな」

 

 不意打ちじみた事してきたんだ。ならオレも本気で行かざるえない。この半クロス状態でな!マジの本気だからな。覚悟しとけよディゾルブ!

 

「すうぅぅ」

 

 脚に溜める。力を。距離なんて関係ないほどに、一瞬を作るために溜める。あいつに。度肝を抜かせるために。……振動。振動を感じる。脚に振動が。脚が震えてる訳じゃない。地が。この惑星が震えてる。

 

「……っ」

 

 十分。十二分に溜まった脚で蹴る。その衝撃で惑星がどうなったかなんて考えない。だって既にオレの拳が届いている、ディゾルブの体に。

 

{_______}

 

 文字通りくの字に曲がるディゾルブ。さすがノドスと言わざるえない。堅いのな。オレは穴開けるつもりでいたのに。

 

「……おいディゾルブ。まだピンピンしてるだろ」

{ムグゥ!!}

「耳かっぽじって聞け」

{ヴォアア……}

「テメーが尻尾まいて逃げるまで本気で相手してやるよ!」

{ゼーゼー。ノドス!エイジィイイ!!よくもお"お"!!}

「テメーを倒す!!オレの拳でなあ!!」

 

 体を包む青が深みを増す

 

 

 

 

 

 




フラグを立てておく。
思うところがあるなら感想に書いとけ(見え見えの稼ぎ)
原作に沿うよりこういった展開の方が執筆しやすいかな
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