存在が強すぎて、世界がヤバイ   作:ホイホイ

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こんなんで!


大乱闘!スーパー怪獣大戦2

「グオオオオオオ!!!」

 

長い時間、絶え間なく襲ってくる怪獣を相手に無双している。さすがはベルクロス。こんなに戦っているのに、何ともない。余裕綽々どころか、戦うたびに強くなっている。不変かつ限界を持たない肉体は伊達じゃないな。

 

「グオオ!」

 

 どうしたんだ、ベルクロス。ん?モザイクに××されてそうな人型が気になる?……あー、正直に言うと、忘れていた。結構な時間が経過したし、あれから強敵がわんさか襲ってきてそれどころじゃなかったしなぁ。あそこから結構な距離を離れたからってのも、忘れてた一つの要因かも。じゃ向かおうか。オレも思い出して気になってきた。助ける!って思ったしな。思っただけだけど。

 

 こうしたやり取りの最中でも、構うもんかと怪獣達が襲ってきている。そいつらを適当にあしらい、ひときはデカい亀似の怪獣の甲羅に移動した。その甲羅を足場にして思い切りに蹴り、高速移動する。蹴った際、甲羅が衝撃で粉砕した様。亀怪獣は粉砕した衝撃で吹っ飛び、他の怪獣を巻き込みながら爆発し散った。

 

 移動手段は徒歩もある。けど、大体は浮いて移動する。ベルクロスの輪郭を強調するよう青い膜がジワリとはり、それからは浮いて自由に高速で移動できる。亀を利用した理由は簡単。助走して、少しでも早く移動するため。それに亀を利用して、邪魔する怪獣を蹴散らすことができる。一石二鳥だ。

 

 

 

 

 

 

「グオオオ!」

「グエエエエ!」

 

 高速で人型のもとへの移動中、鳥類型の怪獣が並走してきた。出たなぁ。こいつは他の怪獣に比べてパワーも重量も劣る。けど速さだけはピカイチな怪獣。ベルクロスに並走できる程の速さだからとんでもない。基本こいつの攻撃は持前のかぎ爪。結構なかぎ爪で、妙につかかってくる。それともう一つ。

 

「グエエエェ。ゥウプ!」

「……」

「オエエエオロロロロロ!!」

 

 ゲロだ。いや正確にはゲロじゃない。見た目はゲロだけど、こいつなりの光線。絵ずらが酷いゲロ光線を錐もみ回転し、辺りに撒き散らしながら攻撃してきた。他の光線と同じく、ベルクロスに当たっても何とも無いので無視を決めているけど、攻撃されている身としては余り気持ちは良くないな。

 

「オエエエエエ!!」

「……」

 

無視していてもゲロを吐き続ける鳥。明らか勝ち目無いのに……ホントに物好きだなぁ。と、隣で明らかに効き目の無いゲロを吐き続ける鳥に向けて思っていた。

 

「オボロロロロロ!」

「…………!」

 

 無視をきめて移動の最中。問題がおきる。オレじゃなく、ベルクロスに我慢ならない事が起きた。常時あんぐりしているベルクロスの口に、暴走した機械みたくゲロを吐き続ける鳥のゲロがベチャリと付着した。これにベルクロスがビックリして慣性無視で急停止した。……これは宥める必要がありそうだ。

 

「……」

 

 アレはゲロじゃないってベルクロス!ただのゲロの形?した光線だ!けっしてゲロじゃないんだ!口に入ってないと思うしさ!汚くない……と思うしさ!いいな、落ち着け!

 聞いているのか無いのか、左手をぷるぷると震わせるベルクロス。震える左手をゆっくりと口元に持っていき、触った。 ベチャリ、っとベルクロスにとっては聞きたくない音が聞こえる。ぷるぷると、ゆっくりと、触った左手を見ると。そこには____

 

「……グォオ……グオオオオオオオオオ!!!!」

 

 落ち着けえええ!ベルクロスウウ!! 某太陽してる刑事ドラマのワンシーン宣く、ベルクロスは大いに吠えた。その怒りの咆哮は、争っている周りの怪獣を容赦なく吹き飛ばすほど。それからはもう、むちゃくちゃだ。

 

「グエエエ!!」

「!」

 

 宥めても宥められないベルクロス。静止できずすっ飛んでいった鳥を追いかけ、見つけては首根っこを掴む。思い切りに潰す様、鳥を武器と化す。目障りな怪獣と鳥を大立ち回りで潰しにかかった。小さい奴からデカい奴、ベルクロスの目に入った怪獣は異例なくぺしゃんこになっていった。

 

「!!」

 

 

 

 

 

 

 暴れまわって気が済んだのか、落ち着きを取り戻したベルクロス。気を取り直し、当初の目的の人型の元へ移動する。ただ移動中、ゲロ鳥の同種をベルクロスが見つけては、優先的に潰していった。さっきとは違い思いのほか何事もなく、目的付近に近づいた。

 

「……」

 

 なんか淀んでるなぁここの空間は。あれだけ居た怪獣も居ないし。……なあベルクロス。なんか視線っていうかさ、誰かにじゃなく何かに見られてる気がするんだよなぁ。ん?同意見だ?そうかぁ。気のせいじゃなかったか。さっきからこう、体中を舐めまわされてる様視線を感じる。こんな事初めてだなぁ。 と、ベルクロスと意見交換をしているやさき、遥か遠くの方に何かが見えた。ここから見てはほんの点程の大きさだ。徐々に徐々に近づいていくとはっきりとその姿いや、御姿が見えた!

 

「オオオオオ」

「!?」

 

 ど、どう形容しようか!正体は分かる。フォルム全体に特徴的なモザイクがかかっているから、大方奴だろう。けどオレ達が知っている奴とは「根本的」に違う!

先ずは大きさだ!ベルクロスより一回りデカかった奴は、一回りどころか破壊した惑星程の大きさになっている!そして色!濃いピンク色の身体だった奴は、今は……そう!どどめ色!あの頃よりえげつない!何より特徴的だった奴の「それ」!モザイクで分かりにくいけど、無数にあったのが今は数本ていど!数は減った、その代り大きくなった!油断はならない!

 

 ……けどなぜ、なぜオレは畏怖に等しい感情を奴に抱いているのか。心ではわかっている。けど、……某目が点シリーズのご立派様宜しく、奴のいや、このお方の身体は大層天にいきり立っている!余りにも…余りにも巨大。モザイクなんて、有って無い様な物。オレは戦う以前に、負けていた!クソ!心の涙が止まらない!

 

「……」

 

 アホか。っとベルクロスに言われた。お前には分からんだろベルクロス。この圧倒的敗北感。何人たりともある意味勝てないだろう。ん?訳の分からん事言ってないで、人型を助けるぞ。だと?……そうだな。そうだったな。気負けしちゃダメだ!ここまで来たんだ。思うだけじゃなく、実行に移そうか!

 このお方いや、モザイクの中心部に人型の気配が感じ取れる。ベルクロス。オレはもう吹っ切れたから別にいいけどさ。お前は触れるのか?あいつの身体。

 

「___」

 

 ……とりあえず拳圧でやってみるだって?お前なぁ。オレに説教垂れたお前が____

 

「オ"オ"オ"オ"オ"」

「!?グオオオオ!!」

 

 突然モザイクが唸り声をあげ、身体をビクビクと痙攣させた。一瞬驚いたオレ達。けどすぐに拳圧を放ち、モザイクの一部を粉砕する。モザイクの一部が欠けたにもかかわらず、ビクビクと痙攣し続けるモザイク。すると。

 

「オ"ッオ"オ"オ"オ"」

「!?」

 

 モザイクの頂上部分から思い切りに、何かを噴射させた。最悪だぁ……と思っていると、噴出された何かの正体が、ベルクロスの前に現れた事によって判明した。

 

「っ」

「……」

 

 見覚えのあるエネルギー体。こいつはあの人型!……違う。姿かたちは同じ。けどビビらされた強さは感じられない。けど決して弱いわけじゃない。ベルクロス。油断はするなよ。一体や二体じゃないんだ。目分量だけど、百や千じゃない。億はいるぞ!圧倒的な数の差だ!全部がオレ達を狙っている!マジでやるぞ!ベルクロス!

 

「グオオオオオオオ!!!」

 

 

 

 

 

 

「グオオオオオオ!!!」

「……」

「……」

「……」

 

 戦い始めてから幾度となくモザイクは噴射し、その度におびただしい数の敵が増えていった。マジになったオレ達は、むちゃくちゃに戦った。拳と蹴りを振るう度、拳圧や脚圧も相まって百や千単位で潰していく。時に奴らは大きなボール状に固まり、襲ってくる。そのボール状を丸々粉砕したり、他のボール状の奴らにぶつけ相殺したりした。オレ達を押し潰そうと密集してきたりもした。その度に思い切りに中から崩壊させる様、思い切りに暴れまわった。

 

「!」

「オ"オ"ッオ"ッオ"オ"オ"オ"」

 

 クッソ!絶倫かあいつは!?数百辺りから数えてないぞ!とんでもない奴だ!ベルクロス!お前も気づいてると思うけど、人型が利用され捕まってるからあいつはドピュドピュできていると思う!あいつの噴射を止めるには、人型を助け出すしかない!

 

「!」

 

 どうやって!だって?決まってんだろ!空いてる所は一つしかないじゃないか!行くぞ!

 

「グオオオオ!!」

 

 向かうは頂上!入るのは噴射口!そう決まったからには直ぐに実行した。ボール状を足場に利用し、思い切りに蹴り頂上に向かった。蹴った衝撃で吹き飛んだボール状は数百数千の敵を巻き込み、他のボール状に激突し、崩壊した。頂上に向かいながら敵を蹴散らし、噴射口を目指す。頂上にたどり着いたと思ったら、また噴射する様ビクビク痙攣していた。 ここまで来たらタイミングなんてどうでもいい!今がチャンスだ!

 

「オオオオオオオ!」

 

 右手を突き出し思い切りに加速した。それと同時に噴射口からおびただしい数の敵が噴射される。 構うもんか!行くぞ! 一つの弾丸の様にオレ達は、噴射された敵を割る様に抜け、噴射口に入る。中は鮨詰め状態の敵で塗れていた。が、無理やりこじ開けて奥へ進撃していく。ブチュリブチュリと気持ちの悪い音を出す幾つもの肉壁を壊して、勢い任せで辿り着いた。

 

 いたぞ!ベルクロス! 勢い任せの高速移動の刹那に見た光景。ツーブロックになっているこのフロアは、貯蔵庫の様。辺り一面人型もどきがへばり付いている。ブロックの間には見覚えのある人型が触手に巻き付かれていた。フロアに入った勢いのまま巻き付かれている人型を抱き着く様かっさらった。勢いを殺さずそのままの直線で幾つもの肉壁を壊し、モザイクの体内から脱出した。

 

「!」

 

 ふう!何とか助けたな。噴射口から垂直にいてマジでよかった。あの体内を彷徨うなんて考えただけでも鳥肌もんだ! 助け出した人型はぐったりとしており、朦朧としている様にも見える。 ベルクロス!幕引きにしようや!あれやるぞ! 

 

「……」

「……」

「っ!!」

 

 ベルクロスの四肢に付いているコアが光りだす。ベルクロスの生態エネルギーをコアに収縮させ、莫大な光熱に変換していく。 おあつらえ向きに周りにいるんだ。頂いていくぞ! 変換していく中、範囲は低く見積もっても1000Km周囲に存在するエネルギー体の生体エネルギーも吸収していく。もちろん人型は丁寧に除いて。吸収されつくしたエネルギー体は、粒子にならず、干乾び、砂として消えていった。

 

「……」

 

 よおし!こんなもんだろ!遠慮なんかするなよベルクロス!思いっきりに!ぶっ放せ!!

 

 瞬間。辺りは光に飲まれた。

 

 

 




まだハイスクールD×Dしない!
余り自分でも納得いかない感じ……急いでる感あるし

感想まってま~す!
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