ぼぉーー
汽笛が一斉に鳴る
艦娘が複縦陣で船団を挟んで護衛する
首に掛けている懐中時計の時間を確認する
五分後に、取り舵ですね...
現在船団は、之字運動を行っていた
之字運動は、吹雪達が砲弾を回避するために使っていたが護衛の時にも行う
なぜなら、船団を襲う狼...潜水艦を警戒してだ
潜水艦は、船団を待ち伏せて船団の速度から未来位置に魚雷を打ち込む
だから、未来位置を読ませないように之字運動を行う
船団と駆逐艦娘に信号灯で信号を送った
暫くすると
『了解』
を意味する信号が返ってきた
ごばあ...
初雪は、座学で習ったことを思い出す
これは、潜水艦が雷撃する時に聞こえる音!
「五時の方向に感あり、魚雷発射管への注水音だと思う...」
「了解、初雪は敵潜水艦の位置を確認!
深雪は、五時の方向に爆雷投下」
『『了解!』』
「陽炎と不知火は、十一時の方向を警戒して」
そして、私は
『深雪スペシャル!いっけー!!』
暫くたって、ズゥウウウンという音が聞こえる
まだ、三式水中探信儀は何も映し出さない
調子が悪いのかもしれない
『んー
逃がしちゃたか?
あ、重油が浮いて来たぜ』
「なら、撃破確実ですね
元の位置に戻ってください」
『!!
八時の方向に魚雷!』
舞風が悲鳴をあげる
挟み撃ち...ですか!?
急いで、船団に信号を送る
『魚雷ガ接近中
防護態勢ニ入レ!』
そして、ボーンという音と共に火の手があがる
命中したのは、二隻でうち一隻が引火し炎上
もう一隻は、機関部に命中し、機関が停止した
炎上した輸送船は、消火出来ないと判断し船員は脱出し始める
「舞風と初雪は、船員を救助して!
不知火と深雪は、舞風と初雪の近くを重点的に警戒して」
『『『『了解!』』』』
「第二船団へ
こちら、第一船団
我潜水艦の待ち伏せを受ける
進路を変更せよ」
『了解』
第二船団の護衛艦娘は、第一船団の艦娘に比べて対潜装備が整っていない
対潜装備が不足しているからだ
「機関が停止したりらんか丸は、艦娘の曳航が可能か初雪と深雪に報告してください
初雪、深雪はリランカ丸周辺の警戒、曳航が可能なら深雪が曳航してください
舞風は、魚雷撃った潜水艦に攻撃を」
船団に信号を送る
『損傷ヲ受ケタ リランカ丸ハ分離スル
ソノ他ノ輸送船ハ、高知丸ノ船員ヲ救助次第ソノママ航行セヨ』
非情に思うかもしれないが、輸送船一隻のために船団全体を危険に晒す訳にはいかない
『先ニ行ク、向コウデ一杯飲モウ』
『後カラ行ク、先ニ飲ムベカラズ』
船団から取り残される輸送船の運命は風前の灯火だ
潜水艦からのたった一本の魚雷を受けただけで海の藻屑と化す
一隻の輸送船が生き残れるかは、運任せだった
最後まで読んでくださりありがとうございます
今回は、対潜ついて私はあまり詳しくないので、本を参考に書かせて貰いました
どっかで読んだような?って人は多分それが原因だと思います
次は、攻略艦隊編になると思います