いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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今回、ちょっと長めです!


製油所地帯を防衛せよ!6

周りに死の水柱が乱立する

 

『電!

列を離れない!!

私の後ろにちゃんとついて来なさい』

 

電の前にいる雷ちゃんが電に注意する

 

「はわわ!ごめんなさい、なのです」

 

気が付くと敵に突撃する進路になっていて、慌てて進路を変える

 

『やっぱり、駆逐艦の主砲じゃ中々貫通しないわね...』

暁が、悔しそうに呟く

 

『そうかな...?

不死鳥の名は、伊達じゃない...撃つ!』

 

戦艦の主砲に爆発が生じる

弾薬庫に誘爆したのか、二基四門が沈黙する

 

『え!?

響何したのよ!』

 

『何回も同じ場所に撃ったんだ...

戦艦のバイタルパートは難しいけど、場所によっては撃ち抜けるさ...

難しいけどね...』

 

『流石、響ね』

『響は、砲撃精度が高すぎるのよ!』

「なのです!」

 

『そう言うけど、暁だって並以上だし電も私と同じくらい上手じゃないか』

 

現在の戦況は、

敵艦隊、ル級elite損害軽微

ル級中破

ヌ級中破

リ級elite撃沈

チ級elite小破

イ級撃沈

 

暁小破

響小破

雷中破

電損害軽微

 

一見、艦娘優勢だが、やはり駆逐艦娘では戦艦に致命傷を与えるのは難しい

このまま戦えば、第六駆が大打撃を受けるのは確実だろう

 

敵戦艦が何度目かの一斉射を行う

電は、この瞬間嫌な予感がして回避運動を行う

 

『直ちに全艦回避運動!

ぶつかるんじゃないわよ!』

暁も電と同じ勘のようなものが働いたのか電と同じ判断を下す

暁と電からワンテンポ遅れて雷と響も回避運動を行う

 

暁の咄嗟の判断から、砲弾は雷と響の近くに着弾するだけだった...いや着弾するはずだった

 

雷と響が爆発に巻き込まれ吹き飛ばされる

 

『さすがにこれは...恥ずかしいな...』

響が顔をしかめながらも立ち上がる

 

暁が意識が朦朧としている雷に肩を貸す

 

「暁ちゃん...

電が時間を稼いでいる間に、退避してなのです」

 

『で、でも、電がーー』

 

「電は...

電は、大丈夫...なのです」

 

『.........

気を付けてね?

後、鎮守府に戻ったら、お姉ちゃんにしっかり事情を話しなさいよ?』

 

「はい...なのです」

 

そして、無線を切り受信のみ出来るようにする

 

きっと、さっき戦艦は対空砲弾を使ったのです

装甲が紙と言われる駆逐艦だと大損害なのです

 

それと同時に電は気がついていた

もう、自身の理性というストッパーが外れかけていることに

 

 

 

 

 

 

響と雷が大損害を負う前、執務室

 

コンコン

 

「どうぞ」

 

「失礼しますー」

「しれーかん、こんにちは」

「お菓子ちょーだい」

 

「妖精さん達かどうした?」

と言いつつチョコを手渡す

 

「わーい」

「しれーかん、大好きー」

「お菓子だぁー」

と言いつつチョコを口の中に入れる

 

「用件はですねー

自由に使える資源が欲しいのですー」

 

「何に使うんだ?」

 

「こう、思い付いたものを開発するんですー」

 

「艦娘用?」

 

「勿論ー」

 

「了解、どれくらい欲しい?」

 

「とりあえず、各種資源5000と開発資材80くらいですー」

 

「ちょっと、待ってくれ

現在の資源量は...」

 

燃料と鋼材が二万近く、弾薬とボーキが一万五千ちょっと

開発資材は、80個程だった

 

「各種資源は、5000で大丈夫だけど開発資材がないからとりあえず50でいいか?」

 

「了解ですー

後、もう1つ質問が」

 

「質問?」

 

「先日、マルヒトマルマルに誰かと会ってましたよね?」

 

「先日...あ、あの時か

確か、響と」

 

「あの娘...ここにいる響じゃなくて

舞鶴第三鎮守府にいるΒерный(ヴェールヌイ)だと思うんだけどー

あ、私はここに来る前は舞鶴第三鎮守府にいたから何度か会ってたんだー」

 

「ん...

そうだったのか?

だとしても一体何を?

何か物が無くなったりは?」

 

「特にはー」

 

「そうか...

舞鶴第三鎮守府に電話かけてみるか」

 

プルプルプル

 

『こちら、舞鶴第三鎮守府の秘書艦...響だよ...』

 

ん...?響?

Верный(ヴェールヌイ)は、響の改ニのようなもの

同じ鎮守府にいるのか?

その艦娘がいると建造や海域出(ドロップ)は艤装のみだと思うのだが...

 

「私は、呉第三鎮守府の司令官をしている者です

提督と替わって貰ってもいいですか?」

 

『...ちょっと、提督は今不在で...』

 

「そうですか...

いつ頃帰ってきます?」

 

『明日には、帰ってくると言っていたよ...』

 

「では、明日かけ直します」

 

『了解...』

 

俺は受話器を置き

「提督いないみたいだから、明日掛け直すよ」

 

「分かったー」

「返事教えてねー」

「お菓子ー!」

 

と言っていたので、飴を上げて再び戦況を見守った

ただ、抱いた疑問は消えることがなかった

 

 

 

 

 

 

「了解...」

そう言い受話器を置く

 

そして、私は床を見る

そこに転がるニンゲンの表情は安らかだった

 

怒りと憎しみに塗り潰されたはずの記憶の一部が蘇る

『やあ、響

今日は頑張ったそうじゃないか』

『そんなことないよ、司令官...

司令官の采配が良かったからさ...』

 

 

『司令官...

私...司令官の昔話が聞きたいな...』

『俺の昔話なんて、家族を奴等に殺された悲しい話しかない』

『きっと、楽しい記憶もあるはずだよ...

それを聞きたいな...』

 

 

『ヴェル...お、俺』

『司令官は、最善を尽くしたじゃないか...!』

『でも...家族を...また...』

『あんな作戦を上層部が決行したからだからだ...

司令官に責任はないよ...!』

 

だが、すぐにまた記憶は塗り潰される

 

かわりに、頬に液体が流れる感覚がある

血かと思って拭って見るが液体は透明で血ではない

 

「なんだろう...これ...」

私は、結局思い出せず、机の書類を漁り時雨の転属場所を調べる

 

そして、一枚の紙に時雨の転属場所が書かれた書類を見つける

場所は、呉第三鎮守府だった




最後まで読んでくださりありがとうございます

次回か次々回で、多分製油所地帯を防衛せよ!は終わりだと思います
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