後、呉の町って題名に入っているのに呉の町までたどり着いてないという...
朝か...
まだ、外は暗いがいつも時間に起きてしまう...
昨日は、艦娘達全員が休みで前回の作戦の疲れを取って貰った
そして、今日は俺の休み!
よし、二度寝を──
コンコン...ガチャ
「司令官?
朝ですから起きてください」
笑顔で吹雪が俺を揺する
「吹雪...俺二度寝したいんだが...」
「駄目です♪」
有無を言わせない顔で吹雪が言う
「......」ショボーン
現在、マルゴーマルマル頃...眠いよ
いいじゃん、まだ約束の時間までたくさん時間あるんだしさ...
「約束した時間って7時半じゃかったっけ?」
「司令官
何か忘れてません?」
そういえば...
妖精さんに、工廠に来てねーって言われてような?
「工廠か...」
「そうです!
早く行きましょう」
「所で吹雪、今日の準備は出来たの?」
「準備って何するのですか?」
「え...もしかして、制服のまま町に行くつもりだったの?」
政府は、一生懸命艦娘のことを隠しているが、ネットにはすでに艦娘の写真がリークされていたりする
だから、制服のまま町に出るのは非常に危険だ...色んな意味で
「制服じゃ駄目なんですか?」
「ヤバいから明石の所で買ってこい
お金は俺が持つから」
「分かりました!
私急いで準備してきます!」
そう言うと、吹雪は駆けていった
ふぅ
なんとか誤魔化せたし、工廠行くか
工廠に行く準備をし、工廠へ向かった
俺は、工廠のドアを開ける
「妖精さんいる?」
「いつでもいますよ、司令官」
「ふぁー眠い...」
「徹夜したから、お菓子欲しいー」
とりあえず、お菓子を渡す
「徹夜なんてして大丈夫か?
あんまり、無理しちゃだめだよ?」
「一応妖精さんは人間より丈夫だから大丈夫」
「24時間、寝なくても大丈夫」キリッ
「モグモグ」
若葉がいたような気がするが気のせいだな...うん
「この前彩雲作ったばかりなのに疲れてないのか?」
「この前のケーキで疲れは吹き飛んだからー」
「お、おう」
そのことを話していたら、妖精さんが立ち止まる
どうやら目的地についたみたいだ
装備らしきものが二つおいてある
「これは...紫電?」
「そうですー
でも、これは艦載機なので、紫電改二って感じですねー」
「で、もう一つのこれは?」
「あー
これは、司令官に頼まれていた──」
現在マルナナフタマル
「みんなまだかな...」
「司令官!
吹雪、只今到着しました!」
アニメで着ていたようなフード付きの上着を着ている
チャックが閉めていて、寒さ対策のため何枚か着込んでいるようだ
どう見ても、普通の可愛い娘だ
「あの...私も一緒に行ってもいいのでしょうか...?」
そう言う翔鶴は茶色の上着を着てジーンズを穿いている
翔鶴って凛々しいイメージだったけど、私服を着るとこんなにイメージ変わるのか...
吹雪が可愛いなら、翔鶴は美しいと言うべきか
「何処かおかしかったでしょうか?」
「い、いや
似合ってるよ!」
その様子を見て吹雪が膨れっ面をする
「吹雪も似合ってる、可愛いよ」
「は、はい!司令官」
そこに第六駆と時雨が合流する
「待たせちゃったかしら?」
「大丈夫だ、大して待ってないから」
第六駆は全員真っ白の毛糸のセーターを着ている
スカートはいつもの制服のスカートのようだが、多分大丈夫だろう
そして何故か全員暁と響が被っている帽子をしている
雷や電は被りづらそうにしているが、ちょっと新鮮だな
一方時雨は...
「あれ?
時雨いつもの制服のままじゃ...」
「駄目なの?」
「ああ...だが、今から服選ぶとなるとちょっと時間かかるかもだし
俺の上着上から着て、マフラーするので我慢してくれ」
俺は、時雨に手渡す
「そもそも、なんで僕まで行かなくちゃいけないんだい?」
「んー?
何となくだよ」
「何となくで、僕は付いていかなくちゃいけないのか...」
「別に強制はしてないけど
ただ、第六駆のみんなが悲しむだけで」
ちょっと離れた所で第六駆の面々と吹雪と翔鶴が時雨にどんな服を着せるか嬉々として話している(翔鶴と吹雪は戸惑い気味だったが)
「提督、そういうのは脅しって言うんだよ?」
「だから俺は、司令──」
「どうでもいい」
「......」ショボーン
「さ、
早く町に行こうか?」
「あ、ああ...」
ん?
あれ、さっき司令官って
「あれ、時雨さっき...」
「何、提督?」
いつも様に呆れた感じで時雨が返事をする
「いや、何でもない」
気のせいか
俺は、鎮守府の外を目指した
呉の町までバスで行くことにした
ちょっと歩くには遠いからな...
バス停でみんなで待っている時、何やら艦娘達が気合いを入れてじゃんけんしていた一喜一憂していたけど、そんなに勝負に勝ちたいのかな?
ちなみに俺は、鎮守府近くで工事しているのが気になっていた
こんな辺鄙な所に新興住宅地?軍事施設?なんだろう...
バスに乗り込むと隣に座ったのは、翔鶴だった
てっきり吹雪かと思っていたんだが...
当の吹雪は、時雨の隣に座っていて落ち込んでいた
何があったんだろ...
「あの...司令官
その手に持っているものは何ですか?」
翔鶴が俺の持っているものに気がつき質問する
「あ、これ?
なんか、妖精さんが作ってくたタブレットだよ
この前貰ったんだけど、外出する時なかったからさ
中々使う機会がなくて、今日使ってみようと」
「どんな機能が有るんですか?」
「分かんない
あ、電源入った
...出撃中の艦隊の様子と訓練中の艦隊の様子が見れるのか?」
とりあえず、出撃中の様子を見てみる
『──でさ
今日、司令官達呉に行ってるんだって
いいなー』
『ふふ、敷波ちゃんは司令官のことが好きなんですね?』
『な!?
そ、そんな訳ないじゃん!!
そういう綾波だって!』
『そんなことは...ないですよ?』
「何の話をしているんだ?」
『『え?司令官!?』』
『司令官、どうかしましたか?』
警備任務をしている第二艦隊旗艦の朝潮が質問する
「いや、ちゃんと任務こなしているか気になっただけだよ
ちゃんとこなしているようで、良かった
気をつけて帰って来てね」
『『『はい!』』』
タブレットをホーム画面に戻す
「使いやすいなこれ」
「あの司令官?」
「ん?
何、翔鶴」
「さっきの子達話していましたけど、注意しなくていいんですか?」
「大丈夫だと思うよ
話していたけど、敷波も綾波もちゃんと警戒してたし、朝潮も真面目な娘だけど、注意しなかったのは心のゆとりを持って任務にあたって欲しかったからじゃないかな?」
「すみません、そこまで気が回りませんでした...」
申し訳なさそうにする翔鶴
「いや、謝る必要なんてないよ!
ん?
なんだろこの機能...」
「使ってみたら、どうですか?」
押すと、艦娘寮の地図が出てきた
適当に一つの部屋を押す
確かここは第十八駆の部屋だったような──
艦娘寮の部屋が映し出され...ちょうど陽炎が服を着替え始める所だった
幸い、まだ服は脱いでない手袋を取っただけだった
ふわぁ!?
慌ててホーム画面に戻す
「司令官...」
「ああ...
この機能を入れた妖精さんには反省して貰おう...」
後日艦娘達に土下座する妖精さん達がいたとかいなかったとか
最後まで読んでくださりありがとうございます
ちゃんと、服の描写が出来たか心配です
次回はきっと服を選んだりするので、もっと服の描写が...
長くなれば、中編になるかもしれません
出来るだけ次回で後編にするつもりですが