「対空戦闘よーい、なのです!」
《了解!》
それを合図にしたかのように空に黒い点が現れ、その数を増やしていく
「霧島さん、三式弾お願いなのです!」
『了解、三式弾装填...全砲門、撃て!』
ボーン!!
霧島さんの放った三式弾は綺麗に敵の斜め上で爆発し、敵機を爆散する
直掩隊はその煙が晴れぬうちに再度一撃離脱戦法で敵機を落とす
しかし、それを次々と攻撃機は突破する
「第八駆と霧島さんは二時の艦爆
第六駆と阿武隈さんは六時の爆雷連合
空母の皆さんは侵入してきたのを
“アレ”は各自の判断で使ってください…なのです」
《了解!》
六隻編成を取っ払った編成で対空能力は格段に上がっており、濃厚な弾幕は深海棲艦の艦載機を叩き落とす
『がら空きなんですけど!?』
阿武隈の放った一撃は敵艦爆を爆砕する
その煙を突っ切り突撃する3機の艦爆は、空母ではなく第六駆に狙いを定める
「っ!?
第六駆、
『『『了解(понимание)!!』』』
第六駆は回避運動をしつつ弾幕をはり、敵機を牽制する
その隙に10機の艦爆が侵入するも、6機が撃墜されたり、進路を阻まれ再突入を余儀なくされる
残り4機の艦爆は赤城に急降下爆撃をするも、難なく避けられる
『赤城さん大丈夫ですか?』
『大丈夫です、問題ありません』
電は全体の様子を見て指示を出す
「阿武隈さんと第八駆は一時の艦攻を
第六駆は九時の艦爆
霧島さんは六時に主砲を向けて、第六駆の援護を
各々の判断で回避運動してくださいなのです」
《了解!》
必死に敵機を食い止めるものの、所々突破され赤城さんに爆弾や魚雷を投下する
まだ赤城さんに命中弾はないものの、執拗に赤城さんを狙う敵機の攻撃がいつ当たってもおかしくはない
『敵爆雷連合接近!
敵機は99艦爆と97艦攻!』
「霧島さん!
六時の艦攻に三式弾を叩き込んでください!
第六駆は六時の艦爆を
第八駆と阿武隈さんは零時の爆雷連合をお願いするのです!!」
《了解!》
『距離、速度、よし!
全門斉射!!』
至近距離で発射された三式弾により97艦攻は多数爆砕されるが、後続は恐れることはなく突撃を続ける
99艦爆も噴進砲や高角砲に爆散される機体や煙を吹く機体が出るもののそれを鑑みることなく、くるりと反転し急降下を始める
通常の艦載機の攻撃もあり、艦娘側は確実に損害を出していく
『っ!?
これで勝ったつもり!?』
『朝潮!?
今、援護に…
ってウザイのよッ!!』
『翔鶴さん、赤城さん、敵機直上!!』
敵99艦爆は海面に突っ込む勢いで翔鶴と赤城に爆撃し、翔鶴はその攻撃をすんでのところで躱すが赤城は避けきれず機銃の台座に直撃してしまう
『きゃぁっ!
誘爆を防いで!!』
そこに敵97艦攻が突撃するも、猛烈な弾幕の中放たれた魚雷は大半が見当違いな所に投下されたため、赤城と翔鶴は難なく回避する
その攻撃を最後に対空戦闘は終了した
散発的な攻撃はあるものの、すべて直掩隊によって食い止められている
『はあ…はあ…
各自、損害の報告を…』
『……赤城、一部高角砲と機銃を損傷…
…飛行甲板も損傷しましたが、発着艦に支障なし』
赤城さん達が報告している間、暁ちゃんが損傷を確認する
『響、雷、電、損害の報告をして!』
『私は主砲がちょっと凹んだくらい…
問題ないね…』
『うーん、ちょっと攻撃受けすぎちゃった
ごめんね?』
雷ちゃんはボロボロになった主砲を持ち上げる
かなり、服も破れているのです…
『電は?
結構電も損害を受けているみたいだけど…』
「電は大丈夫なのです!
問題ないのです!」
『いや、電、嘘はよくない…
少なくとも中破はしているよね…?』
「はぅ…
でも、まだ戦えるのです!
電はみんなを護るのです!」
「了解した
そうだな…
第八駆と第六駆を下がらせる
今、第三十駆と第七駆を向かわせているから、交代してくれ」
第一機動部隊は600機の敵艦載機に攻撃され、朝潮、満潮が大破、電、雷、大潮が中破、他の娘も軒並み小破していたり、何かしらの損害を受けている
『ちょっと待って欲しいのです!』
「どうした、電?」
『電はまだ、戦えるのです!
それに、防空指揮が出来るのは電か吹雪ちゃんだけのはずなのです!』
「…だが、次も護衛艦を狙われれば電も大損害を食らう
そうなれば、最悪の事態にもなりかねないんだ」
『でも…』
ここで、電に思わぬ援護が入る
『…司令官…
私は電に賛成だよ…』
「…理由は?」
『さっき、電が私達に打ち明けてくれたんだ…
今思っていることを、すべて…
司令官、前に言ったよね?
電には頼れるお姉ちゃんが三人いるって…
今はその頼れるお姉ちゃんに任せてほしいんだ…!』
響は力強く主張する
最初は動揺していた暁も同意できる点があったのか、コクコクとうなずいている
「雷もそう思うのか?」
『…!
いいと思うわ!』
「分かった…
第六駆はそのまま護衛を続けてくれ」
『司令官…
時には覚悟を決めないと駄目だよ…?』
「わかってる
俺との約束守ってくれよ?」
『『『『勿論(なのです)!』』』』
「翔鶴もすまん
いつも、無茶なことを言ってしまって…」
『大丈夫です
必ず連れて帰りますから』
かなり投稿遅れました…
6/19に翔姉とケッコンカッコカリをしました
長年数々の海域を共に突破したので感慨深いです…はい
長門、阿武隈、霞が改ニになり益々鎮守府の戦力も整ってきました
あ、後、Twitterで艦これ専用の垢作ってみました