超時空機動戦士マクロス Serment éternel〜Air/永遠の愛を君に•••   作:sharian

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1939年12月-ナチスのゲヒルン傘下のヒドラの脅威に対抗して、フリーメイソンがSSR(科学戦略予備軍)の結成をアメリカ政府に命じる。
1940年春-SD(ナチス親衛隊情報部)がノルウェーでキューブ(インフィニティストーン)を発見。ヒトラーの極秘指令でレッドスカルがドイツ軍を率いノルウェーに侵攻。キューブを奪取する。
1940年5〜6月-対仏侵攻開始。フリーメイソン本部に軍事秘密結社、ウィトウィッキー騎士団結成(初代騎士団長:ウィストンチャーチル)
1940年6月-フランス陥落。ヒドラとゲヒルンが南極大陸に探検隊を派遣。
1940年7~10月-フリーメイソン総長兼英国国王ジョージ六世の指揮下でフリーメイソンと連合国、ウィトウィッキー騎士団の欧州最後の拠点、英国本土を巡りバトル・オブ・ブリテンが始まる。ヒムラーの命令で、ゲヒルンと(その傘下の)ヒドラが南極大陸に軍事基地の建設を開始。





第三話「クロスロード」

       君は誰とキスをする

      わたし それともあの娘

       君は誰とキスをする

        星を巡るよ 純情

 

       弱虫泣き虫連れて

     まだ行くんだと思う わたし

      愛するより求めるより

   疑うほうがずっとたやすい自分が悔しい

 

          痛いよ

     味方だけど愛してないとか

     守るけど側にいれないとか

        苦い二律背反

       今すぐ タッチミー

      運命ならばつながせて

 

       君は誰とキスをする

      わたし それともあの娘

      こころ揺らす言葉より

      無責任に抱いて 限界

 

       妄想を裁くオキテ

      うしろから蹴りあげたら

      むき出しの恋によろけた

       呼吸だけで精一杯

     むかえに来て おぼれてるから

 

         痛いよ

     前向きな嘘 真に受けるのは

     笑ってる声せがめないから

       未来もてあました

        今すぐ hold me

       理性なんて押し倒して

 

       君は誰とキスをする

      わたし それともあの娘

       涙まるで役立たず

       星を駆けるよ 純情

 

      キミは誰とキスをする

 

       君は誰とキスをする

      わたし それともあの娘

      たったひとつ命をタテに

       いまふりかざす 感傷

 

     ー 第三話 クロスロード ー

ー フロンティア国際空港 日本航空旅客機内 ー

 

一人の赤茶色のトレンチコートにソフト帽の男がファーストクラスのキャビンで資料を読んでいた。

「当機はフロンティア国際空港に無事到着しました。皆様のまたの御利用を御待ちしております」

機内に到着アナウンスが流れる。

機内の他の乗客が先に降りたのを確認すると、彼と隣の黒いトレンチコートのハンサムな男も降りようと立ち上がる。

「貴方がICPO(国際警察刑事機構)ルパン三世専従捜査官の銭形警部と助手の八咫烏警部補ですね?」

呼び掛けられて振り返ると、目の前に黒いスーツの20代前半のユダヤ系の女性が立っていた。前の開いた黒いジャケットから見える黒いスカートの右側にはバッジとジオンの対外情報機関共通の制式拳銃のワルサーP99を黒いレザーのパドルホルスターに納めてスカートに直に装着している。

「私はM.I.B(ジオン外務省情報局秘密諜報部)特殊作戦部のジェシカ・バーネット捜査官です。臨時大統領の命で御迎えに上がりました。」

空港からジャガー製ストレッチリムジンで目的地に急行する道中、銭形達は街の至る所でデモや軍の部隊が展開しているのを目撃する。

市内の電光掲示板には"クレンダス以降、ジオン軍立て続けに敗北。バグズの攻撃でラノス植民惑星陥落!!"とのテロップが流れる。

そして漸く目的地に到着。リムジンから降りると予想外の場所に、銭形達が驚く。

「着きました。銭形警部、八咫烏警部補。」

「こ、ここは、王宮じゃないか!?」

「ええ、銭形警部達を招聘したのはデギン一世皇帝陛下です。」

ーネオ・ヴェルサイユ宮殿(王宮)内 皇帝執務室ー

豪華絢爛な装飾が施された執務室の中央に鎮座したテーブルに眼鏡を置いて、独りの軍服姿の老人が玉座にもたれ掛かっている。

その軍服に付いている幾つもの勲章から、嘗ては勇敢な歴戦の戦士で有った事が伺える。

その彼の目線の先には二人のトレンチコート姿の男が敬礼して立っていた。

「デギン一世ジオン帝国皇帝陛下!私はICPOルパン三世専従捜査官、銭形幸一警部であります!彼は」

「銭形警部の助手、八咫烏五郎警部補であります。」

銭形達の挨拶が終わると、彼、デギン・ド・ザビ一世が、ゆっくりと座っている椅子からテーブルに身を乗り出す。

「ほう。君達の話は彼から良く聞いておるよ。」

「彼とは?」

銭形達の疑問に、すぐ横に控えていた、銭形達を案内したジェシカ捜査官を手招きすると、人を呼ぶように指示する。

「彼をここに呼べ。」

「はっ!」

命令を受けたジェシカが執務室と隣の応接室を繋ぐ扉を開けると、そこには赤いスーツに身を包んだ、良く見知った顔の男が立っていた。

「よぉ!久しぶりだな~。銭形のとっつあん。」

「ル、ルパン!貴様!神妙にしろ!!」

長年の宿敵ルパンを目の前にして、銭形が飛び掛かろうとするが、デギンに一喝される。

「銭形警部!ここで今度の君の相棒の彼に初日に手出だししてはならん!!もし、彼をこの国で逮捕すれば、我が国と日本の間で重大な外交問題に発展しますぞ!」

「し、しかし。。重大な外交問題?私の相棒??それはどういう意味ですか?我々を招聘したのはそれが理由ですか?陛下!?」

「それは私が説明しましょう。」

当惑する銭形に、いつの間にかデギンの隣に立っている老女が声をかける。

「あ、あなたは?」

「彼女は、我が国の対外諜報機関、帝国外務省情報局秘密諜報部(MIB)長官Mだ。彼女が説明する。」

「貴方達を招聘したのはICPO内で最も信頼できる捜査官だからよ。貴方達にはICPO内に居る、敵の内通者を炙り出す作戦に協力して欲しいの。」

「!?」

そう言うと彼女は執務室のテレビでVTRを再生する。

「これは、我が首都が奇襲攻撃された日の24時間前に、中東でBSAAと共同作戦をしていた特殊部隊の報告資料よ。彼等は、待ち伏せ攻撃に有ったと、事前に作戦を知られていたと証言している。

この作戦を知っていたのは関係者以外は官邸と、安全保障会議関係者、BSAA上層部、DSO上層部、ICPO上層部と関係部署のみ。

この作戦と、奇襲攻撃時の前後に不審な電波を我が国の信号情報機関、NSB(国家通信情報本部)が探知したわ。逆探知の結果、ICPO内とN.U.N(新人類統合連合)安全保障事務局から発信された事まで判明したわ。ICPOと事務局のどの部署の誰か、誰に送信していたかまでは未だ追跡中よ。また、クレンダス攻撃の際にも同じ不審な通信を探知しているの。つまり、ICPO内に、敵、異星人と通じているスパイが居る。そこで、貴方達、最も優秀な二人のICPO捜査官と、私の部下のそこに居る彼に、そのスパイを突き止め、企みを阻止して欲しいの。作戦名はクロスロード。既に、ICPO刑事局長のジャスミン局長の了承は得ているわ。既に、指令書が届いている筈よ。」

「は?ジャスミン局長も承知済みですと!?指令書?はっ!?」

慌て、銭形が懐に入れていたICPOの指令書を良く、読み直すと、

"今回の捜査はジオン情報部の捜査官、ルパン三世と協力して捜査を行うように"

と書いてあった。

「ルパンが、お宅の情報部の諜報員だと!?」

「ええ、彼はウチの最も優秀な00諜報員の一人よ。今回の作戦は彼と共同で動いてもらうわ。だから、彼を逮捕することは厳禁よ。」

「そうゆう事~!残念だったなとっつあん。取り敢えず、今回は一時休戦と行こうぜ。」

「Um...糞!良かろう!だが、この事件が片付いた後には、必ず貴様を逮捕してやる。」

「上等だ。ほんじゃま、握手と。」

「泥棒と馴れ合う気はない。」

「では、頼むわよ。後、ルパン。必ず生きて還って来てね。」

「了解、M。」

 

ー同時刻 地球 フランス パリ カルチェラタンー

 

ジオン本土や銀河系辺境の惑星では戦争状態で緊迫感しているのと対照的に、ここフランスはまだ、平穏の微睡みの中に有った。とは言え、フランスも完全にこの戦争と無縁だったわけではなく、ジオン奇襲攻撃で、フランス大使館もバジュラに攻撃された報復に、クレンダス星系への総攻撃に外人部隊と空軍、陸軍特殊部隊からなる大軍を派遣したものの、全滅した為、国内では不甲斐ない政府に対する批判が殺到。パリ市内でもデモが起きていた。

そんなパリ市内を一台のスクーターが疾走する。

スクーターがパリ市内、カルチェラタンのあるアパートの前に止まると、独りの腰まで有る長い金髪と、澄み渡る様な蒼い瞳が特徴の赤いブラウスにミニスカート姿の少女が降り立った。

そのまま、彼女はアパートに入っていく。

自宅に帰ってきた彼女はテーブルにスカートの下のホルスターから愛用のワルサーP99を放り出すと、紅茶を入れながら、テーブル代わりのビリヤード台に置いてあるPCを開いてメールをチェックする。様々な依頼のメールが届いていた。

女は暗殺者だった。ミレイユ・ブーケ。最も信頼できる女暗殺者として、フランスの暗殺業界で1、2を争う凄腕の暗殺者だ。

依頼のメールを見ていく内に、一つのメールが目に留まる。

メールの差出人は夕叢 霧香。

「"Make a pilgrimage for the Past, with me."

過去への、巡礼?何よ、馬鹿馬鹿しい。」

あまりの内容に、まともに見る気になれず、立ち上がると、オルゴールの音が鳴り響く。

思わず彼女は凍りつく。

彼女の脳裏に、幼少期の忌まわしい記憶が甦る。

 

ー同時刻 火星植民地 首府コリント ビバップ号ー

 

ジオン帝国の領有する植民惑星の中でも重要な位置付けの植民惑星 火星。

ここにも、戦火の影が忍び寄りつつ有った。既に、アラクニドバグズの隕石爆弾が各地に降り注いで降り、ここ、総督府が有る、火星最大の街、コリントも隕石攻撃を繰り返し受けていた。

そんなコリントの船着き場に一隻のオンボロの漁船を改造した小型航空機搭載型コルヴェットとでも言うべき宇宙船が停泊していた。船名は辛うじて"ビバップ号"と書いてあることが判別できる位に塗装が剥げている。

船内で四人の男女が食事を前に言い争っている。

「なぁ、ジェットさんよぉ~、青椒牛肉って言ったよな。肉が入ってねぇ青椒牛肉は青椒牛肉って言わねぇんじゃねぇか?」

青いダブルコートの若いもさもさ頭の男が文句をスキンヘッドの左腕のサイボーグが特徴の大男にぶつける。

「そうよ。これじゃ只の野菜炒めじゃない。」

「肉無、青椒牛肉~!」

青い髪と露出度の高いファッションが特徴の若い女と、地面を四足歩行する、菱形のオレンジの髪が特徴のボーイッシュな女の子も同調する。

「金の無い時は言うんだよ!!」

「こないだの300万クレジットは何処行ったんだよ!」

「スパイク、お前が怪我させた警官の治療費、お前の機体の修理代、フェイが壊した店の修理代、エドがハッキングで壊した船の制御版の修理費でパアだ!!」

「「「うっ」」」

唐突に、テーブルのテレビ電話が鳴る。

「なんだ?」

画面にMIB長官、Mの姿が映し出される。

「スパイク・スピーゲル。任務よ。詳細は貴方の携帯に添付したわ。そこのお仲間と一緒に直ちに地球に飛んで頂戴。」

青いダブルコートの男、スパイク・スピーゲルが飛び起きる。

「そんなに不味い状況なのか?」

「ええ。既に、008も向かわせたわ。手の空いてる00は全員、急行中よ。貴方も直ぐに向かって頂戴。」

「了解、M」

通信が終わると、若い女、フェイが当惑する。

「ちょっと、どういう事??今の人誰??」

「説明は後だ!ジェット!」

ジェットと呼ばれた大男は、またかと言うように立ち上がる。

「ああ。アインはこのデータを解析してくれ。出港だ。」

「イエッサー~!」

アインと呼ばれたオレンジ髪の少女が、ジェットからUSBを受け取ると敬礼して返事をする。

 

ー24時間前 ロシア連邦ハバロフスク近郊ー

 

ロシア連邦ハバロフスク近郊。

疾走する自動車に乗る一組の男と少女。

少女は血が出る程強く自分の指を噛み続けていた。止める男の腕を噛む少女。

「噛ませて…でなければ殺して」

少女の境遇に思いを馳せ顔を

曇らせる男。彼方に目的地が見えた事で初めて安堵の表情を見せる少女。

「もう、大丈夫だ。合流地点だ。家に帰れるぞ!家に帰れるんだ!」

だが二人の乗った車は追手のロシア軍内部急進派のハインドが放ったミサイル攻撃で横転。

少女を車から必死に放り出すと、男は車毎、ミサイル攻撃で爆死。

放り出された少女の目の前でハインドから容赦無く放たれる機関砲弾が雪原を火の海に変える。

そこへ突如現れた1体のAS(アームスレイブ)。

ASはサーベルを投げ付けてハインドを牽制し、そして直接掴みかかると雪原に投げ付けてハインドを破壊する。

ASを降りた搭乗者の男は、少女に近付くと、震えて警戒する少女に保護を申し出た。

「君を保護する。もう君の身は安全だ。連れて帰る。」

そして麻酔を注射した。

「あ、貴方の名前は。。教えて。?」

「相良..相良宗介。」

 

ー24時間後 地球 太平洋 強襲揚陸潜水艦トゥア・ハー・デ・ダナン艦内ー

 

太平洋の海底を進む、一際大きな、まるで鯨かサメを連想させるかの様な、一隻の大型潜水艦。ジオンとアメリカが共同開発したミスリル所属の最新鋭強襲揚陸潜水艦、トゥア・ハー・デ・ダナンだ。

ミスリル、架空の金属の名前を冠した、新統合連合安全保障理事会事務局管轄下で、ジオンの指揮下に有る、対テロ国際軍事治安維持機構。

そのミスリルが保有する最新鋭の兵器にして、ミスリルの極東地域を管轄する部隊、西大西洋戦隊の旗艦だ。

現在、ダナンは作戦の為に目的地まで潜航中だった。

 

ー艦内 格納庫 AS(アームスレイブ)専用ハンガーー

 

艦内AS用格納庫で金髪の男が、黒髪の東洋人の少年に説教している。

「お前さ、旧式のM6だったら今頃、永久凍土の下に埋まってたぜ。」

「こいつさ、M9で敵のハインドを受け止めたんだぜ!」

「ハインドだって!?」

ASを整備中の整備兵達が、金髪の男の話に振り返る。

「いや、M9のスペックなら不可能では。。」

「おおっと、美少女にハインドが迫る!ガガガガン、受けとめたハインドを荒野に向かって千切っては投げて!」

整備兵達に金髪の男が、東洋人の少年の武勇伝を話している途中で、格納庫に黒髪のタンクトップ姿の美女が金髪男と、黒髪の少年を呼びに来る。

「カリーニン少佐が呼んでるよ。文句なら少佐に言いな。ソウスケ、あんたも呼んでるよ。」

「了解した。」

 

ー艦内 カリーニン少佐の執務室ー

 

「メリッサ・マオ曹長、クルツ・ウェーバー二等軍曹、相良宗介三等軍曹、只今参りました!」

黒髪の美女、メリッサ・マオ曹長と、金髪男、クルツ・ウェーバー二等軍曹、黒髪の東洋人の少年、相良宗介三等軍曹の三人が、執務室の中央のテーブルに鎮座している初老の男に敬礼する。

「任務だ。」

初老の男、アンドレ・カリーニン少佐は、そう言うと資料を手渡す。クルツが資料に添付された、ある少女の写真に興味を示す。

「カナメ・チドリ、こりゃ将来良い女になるぜ。」

「写真は四年前の物だ。現在16歳になる。」

「そっちのばあちゃんの写真は?GSVR、中国国家安全部、他、不特定多数の機関が彼女を拉致する可能性が高い。日本政府は言うに及ばず、チドリ・カナメ本人にも察知されることなく護衛に当たれ。三名でだ。」

「三人だけって!?キツいぜ!」

「その為の君達だ。」

「装備、クラスBを要請します。」

「許可する」

「M9を一機、武装は最小限で。外部コンデンサーを二パック携行しろ。不可能では無い。後、現地に着いたらMIBの003と連絡を取れ。今回の作戦はジオン政府との合同任務だ。」

 

ー別の時間軸 日本 見滝原市某所ー

 

何処からか、誰かが私を呼ぶ声がする

「...ちゃん、ほむらちゃん!!」

どうやら私は気を失っていたらしい。

未だ朦朧としている視界で見たものは、破壊された街と大切な親友..魔法少女姿の彼女だった。

「貴女!?その姿.....!」

「...ごめんね。契約、しちゃった」

「どうして....ワルプルギスは私に任せてくれれば良いってあれほど言ったじゃない....!」

彼女の隣にいる、猫のような外見の凶悪な宇宙人が口を挟んできた。

「まどかを非難する権利は君にはないんじゃないかな」

「このままワルプルギスを野放しにしておけば、被害は広がる一方さ」

「そうならないように私が....」

「事実、君一人ではワルプルギスには全く歯が立たないじゃないか。君が幾ら頑張った所で時間の無駄さ。それにもう、録な武器も残っていないんだろう?他に戦える魔法少女が全滅した以上、まどかが契約してワルプルギスを倒す。これ以外にもう手段はないと思うけど?」

「....っ!」

悔しいがこの猫型の凶悪な宇宙人、インキュベーター(コードネーム:QB(またの名をきゅうべぇ)の言うことは正しい。

武器が尽きた以上、魔法で武器を生み出せない私が戦う術は最早、残っていなかった。

手元にあるのはワルプルギスにはとても通じそうもない拳銃が一丁、弾は一発。

ただ、この拳銃だけは使う訳には行かなかった。

「....ほむらちゃん」

「....まどか?」

「私...殺るよ。私が、ワルプルギスの夜を倒す」

「まどか、貴女、何を言って....」

「キュゥべえも言ってたけど、これ以上ワルプルギスを放っては置けない....」

「後は私がワルプルギスを倒して、それで終了だよ」

「ま...どか....」

「ほむらちゃん。」

「....何...かしら?」

「ほむらちゃんはやっぱり、また、時間を巻き戻すんだよね?」

「えぇ....」

「....ほむらちゃんが今まで何回やり直して来たのか、私には分からない。だけど、きっと、私の願いが、ほむらちゃんを助けてくれる。そう思ったから契約したんだよ」

「貴女の…願い?」

「うん。でも願いの内容は言えない。それを言っちゃうと、ほむらちゃんをもっと縛りつけちゃうから...都合の良い話かもしれないけど、信じてくれないかな」

「えぇ、分かったわ。貴女との約束と、貴女の願い...それが有る限り、私は決して諦めない。」

「ありがとう、ほむらちゃん。キュゥべえも言っちゃダメだよ!」

「言いはしないけど、その願いに果たして意味が有るのかな?」

「....それじゃあ、そろそろお別れだね」

「...ええ、でも...」

「うん....私の魔女化の事だよね...大丈夫…自分の事は自分で殺る、魔女になんかならない。」

そう言って、彼女は目に涙を浮かべている

私が不甲斐ないせいで、今回もまどかを救うことができなかった....

「次の私の事も…よろしくね……」

「まどか…まどかぁ……」

瞳に涙が溢れてくる。

「あはは…もう、なん…で…ほむらちゃんが…泣くの……」

まどかも釣られて号泣する。

「それじゃあね、ほむらちゃん」

そう言ってまどかはワルプルギスへ向き直る

「ええ...またね、まどか」

私は盾の砂時計をひっくり返す。

もう、何度も見慣れた、1ヶ月前のあの日へと、時間を遡って行く。

数分後ー

「..行っちゃった....か」

「本当に良かったのかい、ほむらに願いの事を言わなくて」

「うん、それで良かったんだよ。ほむらちゃんと私が、自分でそうなってくれないと願いの意味が無いよ。」

「まどかがそう言うなら、僕はもう何も言わないよ。」

「ありがとう、キュゥべえ」

「それよりも、そろそろ」

「うん、ワルプルギスの夜を..倒さないと!」

「でも、今の君に倒せるのかい?君はもう...」

QBは思わず、まどかの顔を見上げる。

「それでも殺らなくちゃ。街を守る為にも、ほむらちゃんの為にも!」

(どうして魔女なんて生物が存在するのだろう。

魔女が存在しなければ、私、さやかちゃん、マミさん、杏子ちゃん、それにほむらちゃん。皆で幸せに過ごせたのかな....皆でお昼ご飯食べたり、お買い物したり、マミさんの家でティータイムを楽しんだり、したかったな...それにもう、ほむらちゃんに、この気持ちを伝える事もできなくなっちゃったな...)

「...人の恋路を邪魔する奴は、馬の脚に蹴られて死んじまえ、だよ。」

一人、独白する。

「ん?何か言ったかい、まどか?」

「ううん、何でもないよ。」

そう言うと彼女はそのまま、強大な敵に向かって行った...

 

ー時間遡行後 ジオン本土奇襲攻撃の前日 ジオン本土 見滝原地区ー

 

「...っ」

また、ここに戻ってきてしまった。

この天井を見上げる度に、またまどかを救えなかったと罪悪感が込み上げてくる。

「....」

だけど私は諦めない、彼女を救うまで絶対に。

ベッドから飛び起きて、鏡の前に立ち、髪を解き、魔力で視力を治す。

これで何時の私だ

「....ふう」

未だ、何時も通りなら学校の登校日まで時間がある。

それまでにやって置く事と言うと…当面はグリーフシード集めと使い切ってしまった武器の補充、そんなところか。

「....そういえば、結局まどかの願いは何だったのかしら?まどかは私を縛りつけるとかで教えてくれなかったし...とりあえず今は、出来る事をしましょう。まずは武器を補充しないと...」

今度こそ、まどかを救ってみせる!

まどかとの約束の為に。

ー現在 ジオン本土 見滝原地区 見滝原中学ー

まさか、時間遡行の末に、世界までも変わってしまうとは。。武器調達とグリーフシード確保の為に、病院を抜け出した先に広がっていたのは、初めて見る見知らぬ巨大な都市型宇宙船内だった。

しかも、未だ事情を飲み込めていない内に、昆虫に似た、巨大な昆虫型宇宙人や、使徒と呼ばれる魔女に似た巨大な異生物の大規模攻撃に巻き込まれ、偶々、その場に居た、まどかを守るためとは言え、まどかや一般人の目の前で早々に魔法と僅かに残っていた武器を使って昆虫型宇宙人を撃退してしまった。

何とか誤魔化したものの、何れ、警察か軍関係者が事情を聴きに来るのは時間の問題だった。

何もかもが、以前の時間軸とは違っていた。何故か、見滝原や人類が宇宙に進出していたり、他の異星人と共存していたり、戦闘機がロボットに変形したり、巨大なロボット兵器が地上を闊歩していたり、巨大な宇宙船や宇宙戦艦が普通に宇宙空間や他惑星間を行き交っていたりと。完全に、別世界だ。

転校初日 教室ー

「暁美ほむらです。宜しくお願いします!」

イレギュラー過ぎる今回の時間軸だが、取り敢えず、登校日までに出来る事は全てやった。

私の戦いはここからだ。

まどかの方を見ると、驚いたような困惑したような顔でこちらを見ている

(まどか...必ず、貴女の願いに辿り着いてみせる)

「...?」

数分後ー

「暁美さんって、前は何処の船団の学校だったの?」

「前は、部活とかやってた?」

「ちょっと、僕の席取らないでよ!座れないじゃ……」

「うっさい、相澤」

「あ、すいません。座ってても立っててもどっちでもいいです...」

いつも通り、質問攻めに遭う。

とにかくまどかと話をしなければ。

「ごめんなさい、ちょっと保健室に行かせて貰えるかしら?」

「あ、じゃあ案内しましょうか...?」

相澤と呼ばれていた男子学生が申し出るが、あっさり避けられる。

「いえ、係の人にお願いするわ。」

「あ、そうですか...」

(哀れ、相澤。敢えなく轟沈ww

「いや~、凄い人気だねぇ、転校生。」

「う、うん...そうだね....」

まどかと友人達がほむらとほむらに群がる群を見て談笑している。

(でもあの子、確か……)

「あら?こちらに来ますわ。」

「あ、ホントだ」

「鹿目まどかさん、貴女がこのクラスの保健係よね?」

「え?あ、そうだけど……」

「保健室に案内して貰えるかしら?」

見滝原 中学廊下ー

「あの、暁美さんはなんで私が保健係だって?」

「先生に聞いたの。それと、ほむらで良いわ。」

「う、うん、ほむら...ちゃん。」

「鹿目まどか。」

「な、何?」

「貴女は自分の人生が、貴いと思う?家族や友達は大切?」

「!え...えっと、私は...」

まどかは少し考えた後、真剣な顔で答えた。

「...うん、大切、だよ。家族も、友達の皆も!それに、もちろん、ほむらちゃんもだよ!」

「そ、そう…なら、今とは違う自分になろうなんて、思わないことね。さもなければ、全てを失うことになる。」

「え..!」

「貴女は今まで通りの貴女で居れば良い。保健室、案内ありがとう。」

「あ....」

何時と違い物怖じしない答えに驚いたけれど、忠告はした。

後は奴と契約しないように動くだけだ。

 

ー放課後 ネオ渋谷地区 デパート改装フロアー

 

響き渡る銃声。逃げる猫のような生物とそれを追いかける一人の少女。

「……くッ!」

私は逃げるアイツを追いかけながらベレッタ92FSを撃つ。

だが小さくてすばしっこいアイツにはなかなか当たらなかった。

早く始末しないと、もうすぐここにまどかがやって来てしまう。

(時間を止めて始末するしか…でも魔力は極力温存したい)

「やれやれ、君はどうしてそこまで僕を憎んでいるんだい?」

「お前には関係ない」

「全く、わけがわからnぎゅぷっ!!」

足に9mmパラベラム弾を受けたインキュベーターは派手に転んで転がっていった。

これで動きは封じた。止めを刺すだけ、そう思い転がって行った方へ向かう。

インキュベーターが倒れている広間へ出るとそこには奴を抱き抱えた鹿目まどかの姿があった。

(遅かった…時間を止めてでも始末していれば……)

「ほむら..ちゃん?何してるの?」

「そいつから離れて」

「だ、ダメだよ!この子怪我してるよ!」

「貴女には関係ない」

「ねえほむらちゃん、どうしてこんなことするの?訳を話してよ!」

「貴女には関係ないと....」

突然消火器が飛んでくる。振り返ると、青い髪の少女が立っていた。

「まどか!こっち!」

「さやかちゃん!」

「とにかく逃げるよ!」

「う、うん!」

「……くっ、待ちなさ……!」

追い掛けようとした瞬間、偶然、近くを通り掛かった二人の捜査官に銃を向けられ、止められる。

「止まれ!!動くな!!我々はCTU(ジオン国土安全保障省対テロ対策ユニット)だ!そこの女!銃を捨ててゆっくりと腹這いになれ!」

その時、ほむらやさやか、まどか、CTU捜査官達を囲むように不審な音が響く。ズズズ…

「結界……!?こんなときに……!」

このままではあの2人も結界に飲み込まれてしまう。

とにかくまどかを守らなくては。

(時間停止!)

カシャッ

まどか&さやか&CTU捜査官達「」

時間の止まった世界(ほむらワールド)。

 

その中を動き、四人の前に立ち塞がるようにして時間停止を解除した

「...てぇっ!!てってってっ、転校生!?」

「ほむらちゃん、いつの間に...?」

「2人とも、私から離れないで!そこの刑事さん達も!」

「そ、そんなこと言ったって、銃ぶら下げてる奴の言うことなんて聞けるか!またいつまどかに危害を加えるかわかったもんじゃ..!」

「....うん、わかった。私、ほむらちゃんから離れない」

「まどか!?」

「こちら、トニー・アルメイダ!DSOの対バイオテロ対策チームと、本部からの応援を大至急ここに寄越してくれ!」

「ありがとう、まどか…さて、お出ましのようね……」

ズズズ… 

周囲の景色が変わっていく。

「あ…あれ?周りの景色が……?」

「危ない!」

響き渡る銃声。

さやかに近づいてきた不気味な使い魔をCTU捜査官のトニー・アルメイダが素早く、愛用のジェリコ941で射殺する。

「...」

「ひい!?な、何あの綿菓子みたいな奴...!」

「だ...大丈夫だよさやかちゃん、ほむらちゃんと刑事さん達が必ず助けてくれるよ!」

「だ、だけどさ....!」

「大丈夫ですか、トニー?」

「大丈夫だ、ガニエ。」

ぐずぐずしていてはいつ2人に危害が及ぶかわからない

手早く倒したいが、拳銃では時間がかかるし、爆発物では一般人の2人が危険だ。

捜査官二人も拳銃以外に武器は持っていなさそうだ。

ならばと盾の中の機関銃に手をかけた、その時!

『ティロ・フィナーレ!!』

突然、掛け声と共に背後から飛んできた砲撃は、使い魔を全て倒していた。

振り返るとそこには、黄色を基調とした魔法少女姿の彼女がいた。

「危なかったわね。でももう大丈夫。」

「あ、ありがとうございます…あ、周りの景色も戻ってる。」

「....巴..マミ...!」

「魔女は逃げて行ったわ。仕留めたいのなら追いかけたら?」

「私が用があるのは...」

「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの。」

マミがほむらに銃口を向ける。

「...っ」

思わず、走ってその場から立ち去る。

「君!ちょっと待ちなさい!」

「あ、ほむらちゃん!さやかちゃん、この子お願い!」

トニーと、まどかがほむらの後を追い掛けて走り去っていく。

「きゅっぷい」

「え?ちょ、まどか!?おーい、まどかぁー!?はぁ……」

まどかから放り投げ渡されたQBを抱きながらさやかは困惑する。

「...何がどうなってるのかしら?」

「あ、すいません..えーと。」

「巴マミよ。見滝原中学の3年生。貴女は?」

「あたしは美樹さやかです」

「それと、さっきのピンクの髪が友達の鹿目まどか、黒髪のコスプレが転校生の暁美ほむら。見滝原中学の2年生です。」

「そう、よろしくね美樹さん」

(あれ、よく見たらこの人もコスプレ……?)

「落ち着いたところで聞きますけど、さっきのアレ、一体何ですか?」

「景色はわけわかんないのに変わるわ、変な綿菓子みたいなのは出てくるわ……」

「そうね、説明したほうがよさそうね…キュゥべえも見えているようだし」

「へ?」

「俺達も詳しく事情を聴かせてもらいたいね。「失礼、私はCTU特別捜査官のガニエ。彼はDSOの特別捜査官、レオン・S・ケネディ大尉。巴マミさん。我々にも事情を説明して貰えないだろうか?本部まで同行願いたい。そこの彼女にも。」

何時の間にか、周囲に黒服の刑事や、捜査官、特殊部隊が大勢集結していた。

「ええ...!」

「は、はい!」

(まどか…何だってあんな奴に着いて行くのさ……)

 

ー24時間前 地球 日本 東京都内某所ー

 

一人の黒いキャットスーツ姿の女が必死に息を切らせながら、よろめきつつ夜の東京の街を走っている。良く見れば、女は右腹部から血を流している。

女は二人の黒づくめの男達に追われていた。

何とか、男達を振り切ったは良いものの、逃げるときに撃たれた傷が悪化して、早く処置しなければ命が危なかった。

「はぁ..はぁ..はぁ..失敗したわ...」

ようやく、脱出用に用意していたバイクに乗ると、痛みを堪えて、アジトを目指して逃走する。

 

ー東京都内 某アパートの一室ー

 

何とか、人に見られずに、アジトにしているこの部屋に辿り着くと、急いで、PCを開けて、胸元に隠し持っていたディスクを入れて、送信ボタンを押す。

データの送信完了を待つ間に、傷の処置をしようと、医療箱を取り出したとき、漸く、周囲の様子が変だと気付くが、遅かった。既に部屋の周囲を黒い怪しい男達に囲まれていた。

慌て銃を取り出す。彼女が銃を構えたのと、黒づくめの男達が突入してきたのは同時だった。

慌て撃つも、一人目を倒した瞬間、二人目から胸を撃たれて倒れ込む。

「うっ!」

何とか、最期の力を振り絞ってPCのデータの破壊プログラムを作動させるも、その隙に背後から複数発撃たれて止めを刺された。男達は慌てディスクを回収しようとするも、PC毎、燃え尽きてしまった。

「ジンの兄貴、これは、ヤバイですぜ。。」

「ああ、ボスに報告だ。急げ!」

 

ー同時刻 ジオン本土 M.I.B本部 長官執務室ー

 

執務室に血相を変えた幕僚主任のビル・タナーが入ってくる。

彼は慌て、長官で上司のMにファイルを手渡す。

「M!大変です!日本で黒の組織に潜入中のブルームーンから緊急の報告が届いています!」

ファイルの内容に、Mも驚く。

「こ、これは!?彼女は今何処に?至急帰国させなさい。直接詳細を聞きたいわ。」

「残念ながら、ブルームーンはこのデータを送信後にアジトを急襲され死亡しました。」

「そう。。タナー、大至急、手空きの地球と、本部にいる00要員を日本に急行させて!私はこれから首相と臨時大統領、総統閣下にこの件を報告するわ。」

「はっ!」

 

この時は未だ誰も既に、壮大なある陰謀に嵌まって、駒にされていることに気付いていなかった。

 

ーENDー

 

      [ED主題歌 枯れない花]

  ココロに小さな花が咲いてる

  君からもらった枯れない花が

  信じることをもう怖がらないくらい

強くなれたから

 

君に逢えてうれしかった

つないだ手が誇りだった

今は別々の空見上げていても

ほら 歩ける ひとりでも

 

悲しいときほど笑う私を

何も言わないで抱いてくれたね

凍りついたドアがそっと開くような

そんな気がしたよ

 

君に逢えてうれしかった

孤独さえも分かち合えた

今もこの空の下つながっていると

そう思える 離れても

 

「ありがとう。」も言えなかった

約束さえできなかった

だけどあの日と同じ風がふいたら

また必ず逢えるよね

 

君に逢えてうれしかった

つないだ手が誇りだった

今は別々の空見上げていても

ほら 歩ける ひとりでも

 

 

 

 




作者小部屋&予告
(次回予告!!
日本に集いし精鋭達。天気の巫女が現れたその時、人類の存亡を懸けた戦いが今始まる!!次回!第四話 天気の子~天の巫女は悪夢の予感~!戦いと祈りの歌、銀河に響け!!!
(作者小部屋
さあ、出演者の皆さんにインタビューです。
先ずは、主演俳優の一人、L三世さん。「俺の出番、少なくね?」(次回は大活躍してもらいます)次はS.Sさん。「アーバレストも出すって言ってなかったか?ハードバトル回って話じゃなかったのか?」(それはもうちょっと先です。回間違い)次は主演女優の一人、今回初出演のA.Hさん。「作者さん。公開、11月の予定だったのに、かなり時間が経ってますけど?無様ね。」(確かにw)
えー、他の方にもお話を聞きたいのですが、残念ながらお時間となりました。最後は出演俳優の一人で、劇中、最強の賞金稼ぎを演じていらっしゃるS.Sさんに締めて頂きましょう!お願いします!
「あー?遂に、本格始動したアクション巨編、ルパン三世 Serment éternel〜Air/永遠の愛を君に、次回はハードバトル回だ!色んなメカや皆大好きあの世紀の大泥棒や魔法少女、可愛い美少女艦長や、俺も出演してるから是非観てくれ!!だが、良い子の皆は一つだけおにいさんと約束してくれ。テレビから出来るだけ離れて観るように10km位な。「離れすぎだ!(by Jet.Bさん) 」じゃあ、1km?「取り敢えず、では次回もお楽しみに~see you Next time!! 次回もサービス、サービス~(by K.ミサト)」
END.




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