これは俺が国立魔法大学付属第一高校に入学する5年程前のこと。
俺こと新道紅羽(くれは)は千葉家の道場に通っていた。
「エリカ。今日も勝負するか!」
「当たり前!いつまでも負け続けるのは嫌だしね。」
「了解!」
こうして毎日の稽古は始まるのであった。
そして俺もずっと続くと思っていた。
そんなある日
俺の両親が死んだ。
だが俺の本当の親を名乗る人が現れて四葉紅羽となった。
どうやら相手は四葉家の当主で過去に子供の作れない体になった様だ。
だが冷凍された母の卵子とうを人工授精させ俺の親だと思っていた人に入れたそうだ。
俺は両親が死んだショックと今までの親が本当の親では無かったということが呑み込めずにしばらくの間部屋に閉じこもった。
・・・それからしばらくして俺はなんとかこのことを受け入ることが出来た。
そしてあれ以来通っていない道場に向かった。
道場に着くとエリカが俺に気づいた。
そして俺の腹を1発殴ってきた。
「痛てぇよ。エリカ。」
「何よ。紅羽は1人で抱えすぎなんだからライバルであり親友である私にもしっかり相談しなさい!いい!紅羽!」
そう言ってエリカは俺に抱きついてきた。
この時は俺とエリカは身長がほぼ同じな為小さな泣いているエリカの声が聞こえた。
そんなエリカを俺は抱き返して
「ごめん。エリカ。俺さ。突然親が死んだと思ったら俺の本当の親じゃなくてさ。それに突然本当の親を名乗る人が出てきていろいろ検査をしたら本当に俺の親だったんだよ。それからさ俺ってなんだろうって思ったんだよ。」
「紅羽は私の親友で幼馴染みでライバルの紅羽だよ!」
「うん。俺も。そう思ってエリカと話したくて今日、道場に来た。勿論稽古もやるしね。」
「わかった。稽古が終わったら話を聞かせてよ。」
「おう。」
こうして俺は稽古を受けた。
そして稽古を終えてから俺はエリカの所へ行くと
「紅羽。私の部屋で話そう。大事な事なんでしょ?」
「うん。その方が助かる。」
「わかった。行こう。」
こうして俺はエリカの部屋へ行くことになった。
エリカの部屋はいつも通りエリカだった。
「紅羽。話って何?」
「うん。えっとね。まずはエリカの親友突然してね。・・・えっと。俺と付き合ってください。そして俺を支えて下さい。」
俺は初めての告白を言い切った。
「私が紅羽を支えるだけなの?」
「もちろん俺はエリカを全力で守る。エリカが泣きそうなら俺が抱きしめる。」
「本当に?」
とすごく女の子っぽく・・・女の子だけどいつもと違ってすごく女の子っぽく聞いてきた。
「勿論。俺はエリカが好きだからね。」
「ならさ。なんで私を好きになったの?この告白はすごく嬉しいけどやっぱり知りたいんだ。」
そう言われたら素直に答えるしかない。そう思った。
「俺が今の親の家で部屋を貰った時ね昨日までずっと部屋に籠ってたんだ。ホントにねずっと。ご飯も部屋の扉の前に置いてくれてね。そんなある時葉山さんっていう執事がね俺に言ってくれたんだよ。そして最後にね。「自分の今1番支えになってくれそうな人を思い出して見てはいかがですか。」って言ったんだ。そしてそれがエリカだった。そして考えてから思ったんだ。エリカがいるといや。エリカが傍にいるだけで俺って幸せだったって。それと一緒にエリカのことを考えるのが少し恥ずかしくなったんだ。その事をまた葉山さんに話したらそれはその相手が好きだって事だと教えてくれたんだ。そう思っとね。なんか俺の中で歯車が噛み合ったように気が少しの間だけ楽になったんだ。それにね。やっぱり好きな人には好きってはっきり言いたいと思ってね。・・・これが俺の答えだよ。エリカの答えを教えて欲しいかな。」
そう言うとエリカは
「えっと。・・・よろしくお願いします。」
「ありがとう。エリカ!」
そう言って俺はエリカに思いっきり抱きついた。
「それと今度は四葉紅羽として何だけどね。」
「うん。」
「俺と婚約してくれないかな?勿論高校に入るまでは待つよ。それにエリカが待って欲しいなら待つよ。」
そう言うと。
「わかった。高校に入るまでは答えを待ってくれるの?」
「うん。」
「わかった。それまでに決めるよ。」
「うん。ありがとう。それでね。俺は将来は魔法科のある高校で第一高校に通いたいと思うんだ。勿論今の所だけどね。」
「なんで?」
「俺の両親が通っていた所だからだよ。」
「・・・・・・わかった!私も魔法は得意じゃないけど行けるように頑張るよ!」
こうして2人にとって大切な日は終わりを告げるのであった。