双六で人生を変えられた男~100年後の君へ~   作:武御雷参型

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申し訳ございません。今月中は諸事情の為、更新を一切、行いません。

詳しい内容は、自分の活動記録にて書いています。


第七話

俊輔の言葉に、現楯無と形無はホッとした顔をする。

 

「ですが、白龍以外にも使える機体があります」

 

「どう言う事ですか?」

 

「では、これを見てください」

 

俊輔の言葉に現楯無は判らず質問をし、俊輔は何枚かのモニターを展開する。

 

「これは初代の打鉄とラファール型です。そして、これが現在使用されている打鉄九十一型とラファエルです。これを見ても判る様に、機体コンセプトが違いすぎます。只でさえ、打鉄とラファールは使用者を選ばない機体になっています。しかし、打鉄九十一型とラファエルは操縦者を決めています。これは、篠ノ之束が製作した機体ではないですよね?」

 

「ええ、そうです。この二機はアメリカとロシア、中国の三国家で製造された機体です。日本純正の打鉄は全て破棄されていますし、ラファールに関してはフランス自体がデュノア社を切り離した所為で、製造が困難になり、これもまた三国家によって製造されている機体です」

 

俊輔の質問に水無が回答をする。

 

「やっぱりか……………さて、少しやることが決まりましたね」

 

「どう言う事ですか?」

 

「うん? 少し通信をしますので席を外して頂いてもよろしいですか?」

 

「判りました。では、行きましょう」

 

そう言って楯無たち三人は部屋を出て行く。

 

「さてと、こちら時空管理局特別武装隊隊長の山本俊輔です」

 

『こちら、時空管理局特別武装隊オペレーターのランカです。久しぶり、俊輔君』

 

俊輔の通信に出たのは、ユニゾンデバイスの一人、ランカである。

 

「ああ、久しぶりだな。まぁ、今日は緊急で連絡した。束を出してくれないか?」

 

『了解………………久しぶり!! 俊君!!』

 

ランカの後に束が出る。

 

「久しぶり、さて、今日は少しお願いがある」

 

『何かな?』

 

「至急にラファールか打鉄のどれかを転送して欲しい」

 

『……………出来るけど、それはそっちの世界に必要なの?』

 

「ああ、これを見てくれ」

 

俊輔は束に先ほどのデーターを転送する。

 

『……………これはこの心広い束様でも許せない物だね~。判ったよ、俊君。それで、何か要望でもある?』

 

「そうだな…………コアと核融合炉のハイブリット型にして欲しいのと、基本武装にビーム系統の装備が欲しい。それと、パッケージを幾つか欲しいな」

 

『なら、二機を送るよ。それとパッケージはどうしたら良い?』

 

「パッケージはそうだな、イセーヴゥアを頼む」

 

『判ったよ、なら完成したら通信で知らせるね。なら、バイバーイ!!』

 

そう言って束は消え、ランカが再び戻ってくる。

 

「さて、俺は戻るよ」

 

『そう……………私達の力は必要になるかな?』

 

「それは今後の事に限るな。でも、AVFを使う事は無い事を願うよ」

 

『判った。なら、また今度ね』

 

「ああ」

 

そう言うと俊輔は通信を切る。

 

 

一方、学園では、先ほどの女性が自分の胸元にあるネックレスを見つめる。

 

「これで、貴女の野望が完成します。それまで待っていて下さい、我が主」

 

そう言うとネックレスが光ったかのように見えた。

 

「さて、早くこのクロガネという機体を改造しましょうか。フハハハハハハハハハ!!」

 

狂気の様に見える女性は高笑いをするのであった。

 

 

 

「しかし、良かったのですか?」

 

「何がですか?」

 

IS学園で最強と言われている生徒会長とその補佐、そして副会長がいた。

そして、会長に会長補佐が質問をする。

 

「いえ、先ほどの女性を信じても良いものかと思いまして…………」

 

「そうですね……………副会長はどう思われていますか?」

 

「………………それを決めるのは会長です。私にはそう言う権限は与えられていません。しかし、これだけ言わせて頂いても?」

 

副会長の言葉に会長は疑問に思い、話しを促す。

 

「良いですよ? 言ってください」

 

「では、お言葉に甘えまして………………あの女性の事に関しては私は反対です。それに、この学園内で使用されている機体ですが、どれも外国産と言うのは如何な物でしょうか? 日本純正の打鉄は全て破棄されてしまいました。私には三国家の言いなりになっているこの学園が惨めであると思ってしまうのですが…………」

 

副会長の言葉に会長や補佐は黙ってしまう。

 

「そうですね……………しかし、これでも少しは残しているのですよ? まぁ、我々黒執事には必要が無い物ですから、前任の会長が何処かに隠したままで何処にあるかは知りませんが…………」

 

「そうですか…………」

 

「しかし、こう言うことがしっかりと言えるのは流石、織村家の末裔ですね」

 

「ありがとうございます。私は少し用事を思い出しましたので、退出させていただきます」

 

そう言うと織村は生徒会室を出て行く。それを静かに見つめる会長の目には、失望の色しか現れていなかった。のみ

 

「これからどうしますか?」

 

「彼女に関しては、もう少し泳がせていても良いかと思いますよ。それに、手放すのには惜しい人物ですからね」

 

「そうですね」

 

会長と補佐が、織村が出て行った後に、話をする。

 

「では、私もそろそろ自室に戻ります」

 

「はい。ではまた明日」

 

「失礼します」

 

そう言って、補佐も生徒会室から出て行く。

 

「そうだ、これで良いんだ。この学園はもう共学になっているし、それに、私達の最終的目標は黒執事を作り出すこと。それには、どんな手を使ってもやり遂げてみせる」

 

生徒会長の目には、既に野望と言う色のみしか映されていないのであった。




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