平和の使者   作:おゆ

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第六十八話 2年  5月 友よ、ありがとう

 

 

 

 

 宇宙は再び激動を迎えている。

 

 わたしはその平和と安定を考え、一つの決断をしたのだ。サビーネ大公と相談して許可を得、リッテンハイム大公国の艦隊を動かす。

 

 今、再びわたしは艦上の人となる。

 ほんの少し前までは当たり前だった戦艦の艦橋、それが懐かしく感じられた。

 その音も匂いも懐かしい。

 付き従う諸将もファーレンハイト以下、全員だ。申し分ない。

 

 将兵たちも艦橋にいるわたしを見やり、歓声を上げてくれている。

 

「この艦隊はやはりカロリーナ様のものだ!」「伯爵令嬢、無敵の女提督、万歳!」

 

 今、大公国の全艦隊を率いてわたしは進む。先ずはオーディン、そこを押さえる。

 

 

 

 この情報は、たちまちガイエスブルクのロイエンタールにもたらされる。

 

 ロイエンタールにとって最悪に近い内容だった。

 リッテンハイム大公国の艦隊がオーディン及びその周辺航路を占拠した、それではロイエンタールは本拠地を失ったことになる。もしガイエスブルクで膠着状態を続けても、もはや補給もままならず、ジリ貧になるだけだ。もはやガイエスブルクでの籠城している意味はない。

 むしろ、ラインハルトと伯爵令嬢が合流という悪夢になる前に各個撃破をはかるしかない。

 

 ならば先に伯爵令嬢か、先にラインハルトか。自分はどちらと先に戦うべきか。

 

 ロイエンタールはこの反乱に至った動機を考え直した。

 自分は皇帝ラインハルトと用兵家として覇を競いたかったのだ。

 それをはっきり自覚した今、ロイエンタールは全艦隊をガイエスブルクから出してラインハルトの方に急襲をかける。

 

 二度目の決戦だ。

 ラインハルトは、いったん退いて応援に呼んだミュラーらの応援を待つなどということはしない。ロイエンタールは決戦を挑んでいるのだ。それに応じる。

 この戦いは艦数において二万六千対二万、ラインハルトの方が多いのだが、それ以上に戦いは差が大きい。

 思いもかけない所への攻撃、ウィークポイントへの素早い艦隊移動、ラインハルトはあまりに強い。

 ロイエンタールとて普段以上の指揮をとり最高水準の用兵ができたつもりだ。

 歴史に残すべき激しく美しい戦術を展開する。

 しかしそれでもラインハルトに及ばない。天才の域に辿り着くことは決してできない。

 

「我が事、成らず、か」

 

 自嘲気味にロイエンタールはつぶやく。

 ロイエンタールの側では既にクナップシュタインが戦死した。そこから防御網が破られ損害が拡大しつつあり、それを押し戻す余剰戦力は尽きている。もはや勝負の行く末は明らかだ。

 

 

 そこでふとグリルパルツァーが提言してきた。

 

「ロイエンタール元帥、このままでは時間の問題でしょう。やはりガイエスブルク要塞の力を借りなければ勝負になりません。先に要塞に戻りますので、元帥も続いて戻られますよう」

 

 そう言い残すや否や自分がさっさとガイエスブルクに戻る。ロイエンタールもまたガイエスブルクに戻っても戦略的に意味がなく、更に苦しくなるだけと分かりつつ、その進言を受け入れた。このまま宇宙から消滅してもロイエンタール自身はともかく付き従った将兵に申し訳が立たず、また疲労の極にあった。

 

「しかし、これで満足といえば満足だ。結果はどうあれあのローエングラム陛下と戦えたのだから。栄誉といえばその通りだ」

 

 ロイエンタール本隊も徐々にガイエスブルクに後退する。

 

 

 

 ここで誰もが信じられないことが起きた!

 要塞の一点に光が生じ、急速に輝きを増しているのだ。

 その意味は明らかである。むろん最悪の意味で。

 

 オペレーターが絶叫する。

 

「ガイエスハーケン、来ます!」

 

 光の線が凶暴にロイエンタールの艦隊を叩いた。

 旗艦トリスタンはかろうじてその鍵爪にはかからなかったが、艦隊には甚大な被害が出る。

 

「そんなバカな! ガイエスハーケンがこちらを…… 裏切りなのか!?」

 

 多くの艦長はあまりの驚きに思考停止した。

 

 だがロイエンタールの反応は早い。

 全艦隊を鼓舞し、直ちに急速散開させる。

 

「あの小才子が、この時を狙っていたか。ふん、しかし旗艦を仕留められないとは無様だな」

 

 さすがにロイエンタールである。ガイエスハーケンの狙点を見切り、それを惑わし、その才を極めた艦運動はガイエスハーケンの射程外へ逃れ切るのに充分だった。

 

 ラインハルトの側でも驚きは一緒だ!

 むしろ怒りの凄まじさはロイエンタール以上のものがあった!

 グリルパルツァーが叛乱討伐のお手伝いをしますと、まるで手柄を挙げたかの連絡を送ってきていたが、そんなものに答える気もしない。叛乱の最初から連絡しているのならともかく、いやそれでもロイエンタールとの決戦を邪魔するなと言っただろう。

 

「グリルパルツァーがロイエンタールを裏切ったか! 余とロイエンタールの戦いを汚す権利があるとでも思ったのか。少しでも想像力があれば、余があのような小才子、どうするかわかるだろうに」

 

 逃れたロイエンタールはなんとか残存艦隊をまとめ上げ、編成を組み直す。この時に及んでも脱落を出さないのはさすがにロイエンタールである。しかし、もはやラインハルトに艦隊戦を挑める陣容ではない。

 

 

 

 

 ちょうどそのタイミングでロイエンタールにもラインハルトにも同じ情報がもたらされた。

 それは驚くべき報だ。

 フェザーンでテロ発生、帝国宰相オーベルシュタイン死去という内容である。

 

「オーベルシュタインの奴がよもや死ぬことができるとは思わなかった。こんなタイミングで消えてくれたのは皮肉としか言いようがない。俺の戦いは最初から無駄だったか。いや、勝てなかったのは残念だが、陛下と戦うのは必然だったはずだ」

 

 そう言うロイエンタールだが、これで挙兵した名分を失ったのが分かる。

 帝国を害すると言われたオーベルシュタインがいないのであれば、もはや将兵たちも子飼いの者以外は戦う気を無くす。

 

 そして見ると、ラインハルトの艦隊はひとまずガイエスブルク要塞を接収するためそちらへ近付いていくところだ。

 ここでロイエンタールはラインハルトに通信をとった。

 

「陛下、小官と戦っていただき、感謝します」

「ロイエンタールか。余と戦うのが望みだということは、わかっていた」

「ありがたいことにその望みは果たされました」

 

 もう一つ、急ぎロイエンタールは伝えねばならないことがあるのだ。

 

「今、ガイエスブルクにはあの小才子がいます。陛下、速やかに要塞から離れて頂きますよう」

 

 一瞬の間があったが、ラインハルトは全て理解し、うなずく。

 ロイエンタールはまた最後に一言付け足した。

 

「ことこうなってから小官が申し上げるのもなんですが、宇宙をお願いいたします。陛下」

 

 

 

 ラインハルトはガイエスブルク要塞から離れるように艦隊を反転させた。

 ロイエンタールがそれを見届けてから手に持ったスイッチを押す。

 その瞬間から、ガイエスブルクの中心反応炉は暴走を始める。

 

 やがて宇宙の一角はまばゆい光芒で満たされた。

 巨大要塞ガイエスブルクが自爆した。

 

「な、なんだと!? どういうことだ、誰か助け…… 」

 

 そんなグリルパルツァーの最期の言葉など残されるはずもない。

 かつてラインハルトが言ったはずだ。

 性根を叩きなおさないと晩節を汚すと。まさにその通りになっただけである。

 

 音の無い宇宙でもその光が教えてくれる。様々な色が混ざり合い、最後はスクリーン目いっぱいの白一色になり、しばらく収まる様子もなかった。

 艦の爆裂とはスケールが違う。桁外れのエネルギーが宇宙に放出された。

 居合わせた者たちは、巨鳥ガイエの最期に畏敬の念さえ持った。

 幾多の戦いの舞台になった大要塞は、ここに消える。グリルパルツァーと裏切りの艦隊を全て巻き込み盛大に爆散した。

 

 ラインハルトを助けたのはロイエンタールの矜持である。やる気ならラインハルトごと自爆させれば勝てた。いや、その方が艦隊戦などより確実である。

 しかしそれをせず、あくまで艦隊戦で勝負を付けようとしたのは武人の矜持と、ロイエンタールの望みのゆえである。

 

 

 

 そしてロイエンタールもまた、ここで死ぬことはない。

 

 まるで艦隊戦の結果が出るのを待っていたかのようにラインハルトの病状が進行したのだ。

 体に力が入らず、伏したままである。

 この重大事、やむなくフェザーンへの帰途についた。そのためロイエンタールの艦隊を追撃することはなかった。

 

 

 そしてわずか四千隻の残存艦隊と共にオーディンへ向かったロイエンタールは、しかし順調に航海できることはない。

 今度はリッテンハイム大公国の艦隊二万隻以上と対峙することになる。

 戦力差は大きく、もう戦いにもなりはしないだろう。

 まして相手はあのカロリーナ・フォン・ランズベルクなのだから。

 

「最後は伯爵令嬢か。俺の人生はフルコースだな」

 

 しかし戦いに入ることなく、ロイエンタールの元へリッテンハイム大公国艦隊から通信が入った。

 

「ロイエンタール元帥、叛乱を起こされたことはとても残念でございます。しかしそれも終わったことです。そこで、どうされますか。もしも元帥が亡命を希望されたら取り計らいますが」

 

 これはあまりに意外な申し出だった。

 どういうことだろう。伯爵令嬢にそんなことをする利があるとも思えない。

 

「伯爵令嬢、ここで俺を討ち果たすか捕らえて帝国に売った方が政治的に有利だろう。それに亡命を受け入れてくれる所もなく、もしそれが可能だとしても亡命先に迷惑がかかる」

「いいえ、陛下はロイエンタール元帥が死ぬのを望んではいません。思い違いをしないで下さい」

 

 わたしは真顔でラインハルトについて語る。

 

「元帥、お側に長くいながら陛下のことをわたしよりもわかっておりませんですのね」

 

 そう、天才少年ラインハルトの甘いヒロイズムのことをわたしは知っている。

 それを覆い隠していたオーベルシュタインはもういない。

 

「それに何より、ここで死なれたらミッターマイヤー元帥が悲しみますわ」

 

 結局のところわたしの言に従い、ロイエンタールは亡命の道を選んだ。

 

 行先はまずはイゼルローン、そして後日ハイネセンに移る。

 先の帝国による同盟領侵攻にロイエンタールは参加しておらず、更に以前の同盟からの帝国領侵攻によるアムリッツァ会戦でも、ロイエンタールはビュコックと対峙したがそう大した打撃は与えていない。つまり同盟にはロイエンタールへの恨みがない、それもまた幸いなことだった。

 

 ロイエンタールはハイネセンで客将の待遇をもらい、終生暮らすことになる。

 

 

 

 

 ラインハルトは間もなくフェザーンに帰り着き、療養に入った。

 少し回復したところで何より先に済まさねばならないことがあった。

 

 ヒルデガルト・フォン・マリーンドルフとの結婚式である。

 

 ラインハルトは姉アンネローゼがオーディンにいるため出席できないのを残念がったが、仕方がない。出産が近づいている。結婚式をこれ以上延ばすわけにいかない。それに安全のため移動は避ける。特にヒルダは妊婦のため恒星間飛行は控えねばならなかった。

 

 フェザーンで結婚式が盛大に開催された。

 ビッテンフェルトの場違いなほどの大きな掛け声もご愛敬だ。

 ラインハルトとヒルダの彫刻のような美しさは長く語り継がれる。

 

 誰しもが祝った。帝国最大級の慶事なのだ。

 

 結婚式が終わり正式に皇后に立てられたのち、ヒルダは出産した。

 元気な男児である。

 ローエングラム王朝はこの子によって引き継がれるのだ。

 そしてラインハルトとヒルダ夫妻、その子はオーディンに移り住む。

 その頃にはわたしのリッテンハイム大公国艦隊はオーディン周辺からきれいに退いている。ロイエンタール元帥の叛乱は片付いたし、ラインハルトにも一つ貸しを作ったことで充分だ。

 

 それから数ヶ月、若い皇帝夫妻は優しく穏やかな日々を過ごすことになる。

 皇妃ヒルダはとても幸せだった。

 

 だが、逆に不安になる人間が二人いた。

 アンネローゼとキルヒアイスである。

 

「ジーク、弟は烈しく燃える運命なのです。ここ最近の穏やかさは不自然に思えてなりません。その覇気が消えうせた時、全てが終わるのでは」

「アンネローゼ様、そのようなことをお考えになるときではありません。まだ、そのようなことは」

 

 

 

 

 この間、宇宙の別のところでも騒乱があった。

 

 ボロディンらの旧同盟軍はもはやイゼルローン通過を諦め、フェザーン方面に移動している。途中、次々と旧同盟艦が合流してきて、勢力を増す。

 ロイエンタールの叛乱は収まったが、もはや止められはしない。

 こうやって決起した以上、帝国と戦うしか道はないのだ。

 

 そしてフェザーン回廊付近でワーレン、ミュラーの艦隊に噛みついた。

 この戦いは艦数においては大差がなかったが、旧同盟軍の気迫が帝国軍を上回った。おまけにワーレンらはロイエンタールの叛乱が鎮まったことにより、せっかくフェザーンまで来たところを反転してハイネセンへ戻ろうとしたばかりで、わずかな気の緩みがあった。

 ワーレンらは緒戦で敗北したが、あえて無理に戦い続けることはせず、フェザーンまで後退した。そこで反攻の機会を伺う。

 この事態にラインハルト自身も親征を考えたのだが…… 医者とヒルダに止められ、自分が行くことはできない。

 

 

 

 この状況を見てわたしが決断する。

 

 これ以上、帝国と同盟を争わせてはならない。

 互いの憎しみを増やしてはならないのだ。

 

 ここでわたしは大公国艦隊を率いてフェザーン方面に長駆し、旧同盟軍艦隊と対峙した。

 

「この戦いは撃滅することが目的ではありません。一戦し、撤退に追い込むことが目的です。犠牲が増えないうちに戦意を挫くのです。そのためにはつけ入る隙を完璧に無くし、相手に最初から最後まで勝てる可能性を微塵も感じさせないようにしなくてはなりません。ただ勝つよりよほど難しいのですが、やり遂げるしかないのです」

 

 そう厳命した。

 わたしだってボロディン以下旧同盟軍の勇将たちを損ないたくはない。

 

 大公国艦艇二万隻でもって旧同盟一万四千隻を破る。

 こちらの諸将は各人持ち味を発揮し、期待通りの働きを見せた。

 ファーレンハイトは誰もついてこれない迅速な艦隊運動を、ルッツは狙いすました火力の集中を、メックリンガーは柔軟かつ戦理に乗っ取った布陣を、ケスラーは幻惑させるような心理情報戦術を見せた。戦力的にも戦術的にも違いを見せつけるのだ。

 早く、早く戦意を刈り取るのだ。

 旧同盟軍は早いところハイネセンへ撤退してくれた。わたしは戦場の救助活動をきっちり済ませ、後のことはジェシカに任せた。

 

 

 

 ここから同盟、イゼルローン共和政府、フェザーン、リッテンハイム大公国、これらと帝国は長い交渉に入った。

 帝国は少なくとも今武力を用いて再遠征し、力で全てを手に入れる気はない。

 陣頭に立つべきラインハルトを欠いている。

 

 交渉ではそれぞれがそれぞれに言い分がある。

 特にサビーネが遠慮なく言う。

 

「オーディンを与えただけでも嬉しく思え。この隙に奪うのなら簡単じゃった。なんなら帝国の半分くらいもらっても良いぞ。いや、逆じゃ。半分を残しておいてやる」

 

 一方、同盟の方では最低でも自治権獲得を目指している。

 あわよくば独立国家に立ち戻るのが悲願である。

 そしてフェザーンはもちろん帝国領になったままでは窮屈であり、独立して自由な商売をしたいのは山々だ。

 

 帝国と皇帝は戦いに倦む。

 これが交渉の基調であったが、もちろん帝国も譲歩だけではなく突っぱねるところは突っぱねた。

 交渉は行きつ戻りつになるが…… ここでラインハルトの病状が悪化する。

 

 

 

 覇王ラインハルトにいよいよ最期の時が近づいた。

 

「これからのことは皇后に任せる。余よりよほど上手く統治するだろう」

 

 ラインハルトの生涯で最大ののろけを語った。

 そして居並ぶ廷臣と諸将の中からミッターマイヤーを呼び出し、命じる。

 

「帝国軍全軍を指揮せよ。大元帥の地位を与える。ミッターマイヤー、大軍の戦略を考えられるのは、もはや卿しか残っていないのだから」

 

 最後にラインハルトは姉アンネローゼの方を向いた。

 これから重大な仕事がある。心残りを全て解消しなくてはいけない。

 

「姉上、これまでありがとうございました。姉上の弟で本当に幸せでした」

「ラインハルト、どこかへ行くのなんて私が許しません。また菓子を食べましょう、そうしましょう、ラインハルト」

 

 ラインハルトはそれに答えず、両手を使ってキルヒアイスとアンネローゼ、二人の手をとった。

 二人が驚いたほど、弱い力だった。ラインハルトの命数は尽きている。

 

「姉上、長いことキルヒアイスをお借りしていました。今、お返しいたします」

「ラインハルト…… 」

「キルヒアイス、姉上を頼む。お前だけだ、それができるのは」

「承知いたしました、ラインハルト様」

「キルヒアイス、全てお前のおかげだ。今までお前だけはいつも一緒にいてくれた」

 

 ラインハルトは目を閉じて微笑んだ。

 幼年学校から、あるいは隣の家に越してきたときからのキルヒアイスとの日々を思い出しているのか。

 

 二人で地上戦を一緒にこなしたことか。

 初めて小さな駆逐艦に乗って長駆したことか。

 貴族や無能な上司にいらだったことか。

 大艦隊を思う存分指揮したことか。

 

 共に宇宙を駆けた夢のような日々。

 

 誰も見られなかった夢を見た。激しくも美しい夢を。

 しかも一人ではない。いつも友と二人で。

 

 

「キルヒアイス、ありがとう」

 

 英雄ラインハルトはヴァルハラへ飛翔した。

 

 

 

 

 


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