Infinite Stratos=Evolution Of Hybrid=   作:凜悟

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第2話、はじまります。


prologue 2

『―っ、ここは……?』

 

 

 

突然襲ってきた頭痛に、頭を強く押さえながら上半身を起こす。

 

 

 

 

 

 

そこは右を見ても左を見ても何もなく勿論天井や床などもない。

 

はるか遠くが見渡せる何も無い真っ白な空間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

『(俺はいつの間にこんなところへ…?

 

確かあの時、居眠り運転していたトラックに跳ねられそうになったアイツを助けようとして……

 

 

 

 

あれ?それからどうなったんだ?まずい、まずいぞこれは!こんな歳で健忘症なんてマジでシャレにならん!!)』

 

 

 

 

 

 

そんな気分を落ち着かせるため、深呼吸してからもう一度周りを見渡してみた。うん、やっぱり何も無い。

ていうか、まずここの浮遊感がすごい。このまま泳いでどこかに行けるんじゃないか?

 

 

 

 

「どこまで行ってもこの空間からは出られないわよ。」

 

 

…何故考えていることがバレた?口には出していなかったはずなんだが……。

 

 

 

「貴方の考えている事は全て分かる、それが天使のデフォルトだから。」

 

 

天使がデフォルトとか言うな。

 

 

 

 

 

 

 

声がした方を見ると、そこには一人の女性がこちらを向いて立っていた。

 

 

とにかくその女性は……何というか、見る者全てを魅了する美貌を持っていた。

 

 

というか、まるっきり東方の八雲紫だ。なんでアンタがここにいる。

 

 

 

 

『まるっきり東方のゆかりんじゃないですかー、やだー!』

 

いかん、つい生きてた頃のネタが…。

 

「ネタ通じる人もいるじゃないですかー、やだー!」

 

 

をい。

 

 

 

「それにしてもよかったー。貴方がこのまま起きなかったら私の首が飛んでたわよ。」

 

 

 

 

…何故か、紫にソックリな女性にいきなり抱きつかれた。

 

 

……離してくれ。じゃないと俺の理性が流石に飛びそうなので。

 

 

 

 

 

 

 

…………ええい、HA☆NA★SE☆

 

 

「HAHAHA、だが断る!」

 

 

知っていたのか、このネタ。

 

 

 

 

どういう理由か知らないが、そんな具合に俺と女性の取っ組み合いがしばらく続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……どうしてこうなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――それからしばらくして、漸く解放された俺は切れた息を整える為にしばらくその場に座っていた。

 

 

とはいってもここには地面すら存在しないから、『座るような格好で宙に浮かんでいる』といった方がより正確だ。

 

 

 

 

 

 

???2「こんなことが起きるからいつも気を引き締めていろと、何度言ったら分かるんですか!」

 

 

 

 

???3「姉さんは僕たちの中で一番ドジだから、言ってもムダだと思うよ。」

 

 

 

 

???「結構気を引き締めてるつもりなんだけど……。『河童のなんとやら』って言うでしょ?」

 

 

 

 

 

 

『河童の川流れ』だろ、それ。ちゃんと覚えといた方がいいと思うぞ。

 

 

 

 

どこから出てきたかは知らないが、いつの間にか増えていた人達がいて心底びっくりした。

 

 

 

 

おかしい、気配の察知は怠っていなかったはずなんだが……。

 

 

 

 

それはともかく、増えた内の一人はISの楯無先輩に、そして男の子は幼少期のアレルヤに似ていた。

 

 

何か面子が凄いことになってるような……。

 

 

 

 

いつまでもこのままだとどうしようもないので、彼女たちが何者なのか尋ねてみる。

 

 

 

 

 

 

 

『あんたらは一体誰なんだ…それにここは一体……?』

 

 

 

 

 

 

???「自己紹介がまだだったわね。

 

 

私はラファエル。天界と地上界の管理人である神様にここの案内を任されているわ。」

 

 

 

 

と、姿がゆかりんにソックリなラファエルさん。

 

 

 

 

???2「私はウリエル。天界の会計係兼書記係です。」

 

 

と、これまた楯無先輩にソックリなウリエルさん。

 

 

 

 

???3「そして僕がミカエル。最年少の料理長なんかをやってるんだ。」

 

 

と、近い将来どこかに武力で介入してそうなミカエル。

 

 

 

 

???「因みにもう一人『ガブリエル、だろ?四大天使でまだ名前が出てこなかったのはそいつだけだ。』……中々鋭いわね。そのガブリエルはいま仕事中で来られないんだって。」

 

 

天使だから当たり前か。…ていうか、神様って本当にいたんだな。

 

 

 

『俺は日向 真白。まっとうに生きていたのに殺されたただのしがない大学生だよ。』

 

 

「ただのしがない普通の大学生にしては、随分博識なんだね。

 

資格も1級が8つあるし。」

 

 

 

 

『並々ならぬ努力の結果、ってやつさ。』

 

 

 

 

自己紹介はしてくれたみたいなので、こちらも挨拶をする。

 

 

良かった、悪い人たちじゃなさそうで(約一名はかなり胡散臭いが)。

 

 

 

 

 

 

『…ところで、ここはどこだ?確か俺はあの時、大型トラックにはねられてそのままポックリ逝ったはずなんだが…』

 

 

起きた状況をかいつまんで説明してみると、

 

 

 

 

・横断歩道を渡っていた女性を庇い(居眠り運転していた)大型トラックに跳ねられる

 

 

・半分スプラッタ状態で後輩に看取られながら死亡

 

 

・気がついたら変な空間にいた ←いまここ

 

 

 

 

 

 

「「「ごめんなさいっ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

『…………へ?』

 

 

 

 

マテマテマテマテ、落ち着け、そうだ餅つこう。何故に無実であるあんたらが謝るんだ?

 

 

突然謝られたことに俺は驚き、少したじろいでしまった。何故に無実であるあんたらが謝るんだ?(二度目)

 

 

何も悪いことはされてないはずだけども……。

 

 

 

 

『…何であんたらが謝っているのか説明を求めたいんだが……?

 

 

何が何だかサッパリ分からん…。』

 

 

 

 

説明を求めようとした俺に、ラファエル達が起きた状況を説明してくれた。

 

 

 

 

「あの時の事象は、別の人に割り振られる予定だったものなの。でも…」

 

 

「姉さんが余所見をしていたせいで、因果律操作の微調整ができていませんでした。」

 

 

 

 

ていうか、流石の天使達でも失敗はするんだな…そう思うとなんだか親近感が沸いてくる。

 

 

 

それ以前に、余所見するなよラファエル。俺じゃなかったらぶん殴られていたぞ?

 

 

 

「…その因果というのが、君が体験した『車両事故に巻き込まれて死亡する』だったんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

『……やっぱり死んだか。自分でも薄々と分かってはいたんだがな…改めて伝えられると、結構、堪えるな。』

 

 

 

 

一番信じたくない事だったはずなのに、不思議と受け入れられる。

死んだからこそだろうか。

 

 

 

 

あ、何が目から心の汗が……。

 

 

 

 

 

 

でも、紗世や母さん、孤児院の皆に悪いことしたなあ。

 

 

親孝行はそれなりにしたつもりだけど、死んだってことは当然何もできないだろうし。

 

 

 

 

『さて……これから、どうしようか。』

 

 

いっそこのままここで生活してみようかとも思ったが、やめた。今思えば何も無いじゃないかここ。

 

 

 

俺が何気なしにそう呟くと、ラファエルが他の二人に何かを相談しだした。

 

 

 

 

それがどういう事なのかは分からなかったけど、穏やかそうな二人が猛抗議しているのを見るといい用件ではないらしい。

 

 

…もしかしてもしかすると、今まで見た何かの小説みたいに転生するのか?

 

 

 

 

それからしばらくすると、二人の抗議の声がやみラファエルがこちらに歩み寄ってきた。

 

 

 

 

 

 

「それでね、貴方に頼みがあるんだけど、いいかな?

 

 

このままだと色々危険だから、事が落ち着くまで転生していてくれないかしら?」

 

 

 

 

「転生先は3つ。

 

 

1、銀髪チートの人造人間になって非日常の世界へ。

 

 

2、銀髪チートの超能力者になって超能力の世界へ。

 

 

3、銀髪チートの人外バンザイ\(^o^)/になって幻想の世界へ。

 

 

 

 

一度選ぶと、戻ってくるまで戻せなくなります。

 

どうしますか?」

 

 

 

 

『…何で全部「銀髪チート」ってついてるんだ?』

 

 

 

 

「別にいいじゃないか、君の生きていた頃の身体能力は人外レベルなんだから。」

 

 

 

 

…もういいです、どーにでもなれだ。

 

 

 

『…じゃあ、1番の「銀髪チートの人造人間になって非日常の世界へ」で。

 

 

 

 

あと、今生きている人達に干渉できるか?』

 

 

突然の俺の問いに、ウリエルが答える。

 

 

 

 

「少しくらいなら可能ですが……、それがどうかしたんですか?」

 

 

 

 

『俺と親しかったプログラマーに、俺が組んでおいたプログラムを渡してほしい。アイツが手間取っていたプログラムの解析コードだ。

 

 

今できる事と言ったら、こんなことぐらいしかないからな。』

 

 

 

 

 

達観したような顔でそう言ったら、何故かラファエルが目頭を押さえて俯いていた。

 

 

「…分かった、それは後でやっておくわ。

 

 

 

 

そうだ、特別に願いを何でも叶えてあげる。

 

こんなでも一応神様の下っ端だから、一応は聞いてもらえるはずよ。」

 

 

こんなでも、って自分で言うか普通……。

 

 

「というか、ここで起きた事は全て神様に伝わっているから、『貴方みたいな人なら何でも叶えてやる(キリッ』って言ってたわよ?」

 

 

『神様ェ……』

 

 

 

 

 

しかし…願い事か、小さい頃はそんなの全然信じなかったからなあ……。

 

 

 

『じゃあ、「努力すればするほど戦闘能力が上がる」、「一度見たものや既に知っている能力を自分で使うことができる」、「生前の記憶の引き継ぎ」、「「蒼の魔導書」と「深紅の魔導書」の所持並びにデメリット無しでの事象兵器の使用と発現」、蒼のは右腕で深紅のは左腕。「すべての超能力や魔法をデメリット無しで使用可能」、魔法は左目に封印しておいてくれ。超能力は右目な。魔術回路は4桁オーバー、魔術詠唱を一行程で済ませる能力、魔術の詠唱破棄、あとは技術力チート、魔力・神力・霊力・妖力カンスト、天才的な頭脳、後はそれらすべての力に耐えうる強靭な身体でいい。

 

 

初めのうちはそんなに困ることもないだろうしな。』

 

 

 

我ながら、トンデモナイことをしでかしたような罪悪感に襲われる。

 

 

…お、俺は悪くないぞ、俺は悪くないからな!

 

 

 

 

「本当にそれだけでいいのかい?」

 

 

ミカエルが俺に尋ねてくる。てかアレを聞いて『それだけ』て神様ェ……。

 

 

 

 

 

『他に決まったら、また連絡するさ。(これだけでもかなりの数だと思ったんだがな……。)』

 

 

「そう、じゃあ決まったときは私達を呼んでね。いつでも待ってるから。」

 

 

 

 

 

 

紫さん似のラファエルさんがウインクした。

 

改めて見ると本当に可愛い、こんな女性だったら嫁にしても後悔は無いな、うん。

 

 

 

 

「あ、ありがとう/////」

 

 

顔が紅いぞ、熱でもあるのか?

 

 

 

 

 

「「……女たらしですね(だね)。」」

 

 

 

 

 

 

失礼な(`Δ´)

 

 

そこまでニブチンじゃないさ!




投稿したのに訂正するgdgdっぷり……


もう泣きたい。

これから先もちょくちょく訂正すると思います。
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