さて話をしよう。
僕がこの世界に来たのはつい昨日の出来事だった。今は雷に打たれて地面を滑ったところだ。と言っても草原だからそこまで擦りむくとかないけどね。
不思議な話だよ。昨日ここに来るまでは死にかけてたというのにさ。
まあ、振り返るのは一昨日からかな。
ーーーーーーーーーー
「『ははっ・・・もう無理みたいだよ・・・禊兄、悲しまないで』」
『・・・やっぱりなかったことにできない』『
「『ふぅ。まさかこの病気に
『
「なら僕の最期の願い。そこを譲ることはできない。安心院さんもわかってくれてるだろうし」
「・・・「
「忘れないでおくよ・・・ありがとう」
二つ年上の
いつからこの病気になっていたかわからない。
気がついた時には死にそうになっていて。
医者には手の施しようがないと言われ。
「
僕自身のスキルに関しては諦めていた。
禊兄が部屋から出て行くのを確認すると僕も泣いた。
夜、日付が変わった頃。見舞いの品が届くことがなくなっているのは認識されなくなった証拠なのだろう。
目を閉じていた僕の横にストッと誰かが降り立つ音がした。十中八九安心院さんだろう。
「『・・・何、の用?』」
「ひどいなぁ哿くんは。それよりもいいのかい?認識を消してもめだかちゃんなら来ると思うよ?」
黒神めだか。たしかに彼女なら思い出しかねない。
「『そうだね。なら保険の二重掛け、それも最終手段を取らせてもらうよ』」
「だと思ったよ。でも死にたくないでしょ?」
「そりゃあ、当然ね」
「言い方はあれだけど、この世界じゃないところにいる友人の世界の住人にすごく腕利きの医者がいてね。その世界に入れれば助かると思うよ」
「ケホッケホッ・・・でもそんな丁度入る手段なんて「あるよ」え?」
「おそらくという推測の域を出ないけどこの世界にいる限りはありとあらゆる能力の干渉を受ける。幻想郷というところなんだけどね。忘れられたものが辿り着く地だったかな?詳しいことは忘れたけど。そこならきっと命は保証されるよ。彼女は通称『月の頭脳』って呼ばれているくらいだしね」
「(某動画投稿サイトで聞いたことのある名前が出て来たような・・・しかし曲しか聞いていなかったしな・・・)」
「これを聞いて行き方は、いや生き方はわかったかな?悩むくらいなら早く決めたほうがいい。間に合わなくなるかもしれないからね」
「安心院さんありがとう。また会おうね」
僕の存在しなかった歴史の世界を創るーーー!
朝。あたりには血が散っていて、
僕は目が覚めること無く輪郭が朧げになっていき、
そして、消えた。安心院さんは呟いていた。
「彼は行っちゃったか。どうにも時間軸失敗した気がしてならないけどね・・・ごめんね」
誰かが近くにいる気配で僕は目が覚めた。
飛び込んで来た景色は草原。
そして隣には某動画投稿サイトなどで再生回数が多いため目に付くことのあったーーー
「あら?気がついたの?」
八意永琳がいた。
「ケホッ『えーっと』『誰さん?』」
あえて聞こう。この方針を胸に刻んだ。その胸は病気の身体で苦しいため物理的に刻まれたら一回は死ぬだろうけど。しかしだ。さっきは確かに死んだと思っていた。しかし体調は安心院さんと会う少し前くらいだった。残されている時間はあまり長くはない。
お互いに名乗った後、僕は国に連れていかれることになった。そういえば風景は竹林が無いような・・・
そして話しかけられたことで意識を引き戻される。
「ところで幾つか質問があるのだけどいいかしら?」
「『答えられる範囲ならどうぞ?』ケホッ」
「まずはなんであんな場所でねていたの?妖怪にでも襲われたら一溜まりもないじゃない」
「『さあ?』」
「さあって貴女ね・・・」
「『だって気がついたらこの場所にいましたし』」
「・・・まあ、いいわ。でも女の子がそんな危険な場所に勝手に出ないようにね?」
「『え』『えーっと』『勘違いされたようなので言いますけど』」
「僕はボクっ娘とかではありません!」
「え?」
更新は遅い方なので気長に待ってください。最初はストック飛ばします。
めだ箱お疲れさまです!