由紀「ねぇねぇりーさんどこ行くのー?」
悠里「もう食べ物があまり無いから探しに行こうと思うんだけど…中々良さそうなところないわね。」
胡桃「ゆきのせいだな、お前昨日も缶詰2個開けたろ?」
由紀「うぅっ!昨日はたまたまお腹空いてたんだよぉ……あれ?胡桃ちゃんも一昨日2個食べてなかった?」
美紀「食べてましたね。」
胡桃「おい美紀!言わなくて良いんだよ!」
由紀「もうくるみちゃんったら~…太るよ?」
胡桃「お前にだけは言われたくない!本当に!」
悠里「ふふっ…まぁお腹空いてるんじゃ仕方ないわよ。…といってもある程度は計画性持たないとね?」
由紀「ごめんなさ~い!」
胡桃「ご、ごめん…」
美紀「食料、もう全然ないんですか?」
悠里「いいえ、まだ多少余裕はあるけれど早いうちに確保しとかないといざというとき大変な事になっちゃうでしょう?」
胡桃「ガソリンは?」
悠里「大丈夫。この間入れてからあまり走ってないし予備の燃料も積んであるから。」
胡桃「んじゃ食料くらいかな?必要なのは。」
由紀「はいはーい!!私新しい服が欲し~!」
胡桃「うぉっ!いきなり耳元で大きな声だすなよ、びっくりするなぁ。…けど服か、確かに新しいの欲しいかなー…学校の制服とジャージが基本装備になってるし。」
悠里「ん~じゃあどっかデパートみたいなところが良いわよね?誰かこの辺にあるデパートわかる?」
胡桃「全然わかんないなぁ…」
由紀「私も~」
悠里「私もあまりこの辺は来たことないからわからないのよね…美紀さんわかる?」
美紀「うろ覚えになってしまいますが、多分このまま真っ直ぐ進めば大きな公園があるので、そしたら右の方曲がればすぐに『トータル』って名前のデパートがあると思います。」
胡桃「前に来た事があるのか?」
美紀「本当に随分と前です。しかも一回しか行ったことないので道違うかも知れないし、そもそもそのデパート自体潰れてるかも…」
胡桃「デパートはそうそう潰れないだろ、分からないけど。」
由紀「私ん家の近くのデパート潰れちゃったよ~。」
胡桃「マジか…」
由紀「うん…中にあるレストランのポテト好きだったのに……。」
悠里「…そのトータルってデパートはまだある事を祈りましょ。」
美紀「そうですね、わりとデパートの中でも大きい方だったので食料も服もあると思いますよ。」
由紀「お菓子残ってるかなぁ?」
胡桃「どうだろうな…食料ってわりと大きいところの方がもう漁られてるイメージなんだよなぁ。」
由紀「ダメだな~くるみちゃんは!そんなネガティブな事言うとそのとおりになっちゃうよ?」
胡桃「そいつは勘弁だな。」
美紀「前向きに行きましょう。」
悠里「そうね」
胡桃「まぁ最低服くらいはあるだろ、行く意味はあるな。」
由紀「服くらいは…って。またくるみちゃんのネガティブ発言だよ~」
胡桃「これもダメなの!?」
由紀「ダメだよ!どうせならデパートごと持って帰るくらいの気持ちじゃないと!!」
胡桃「もうそれデパートに住めよ。」
由紀「それも良いかも…」
悠里「ダメよ、他のお客さんの迷惑になっちゃうでしょ?」
由紀「そうだよくるみちゃん!」
胡桃「お前…殴るぞ?」
由紀「う…ごみん…」
悠里(実際デパートとかに住むのも考えなかった訳ではないけれど、あまり大きい建物だとかれらを処理しきれないし…物資を狙った他の生存者と争いになるかもしれない。あまりにもデメリットが多いからある程度の物資だけを確保してこのキャンピングカーを拠点にした方が安全ね。夜はかれらの少ない所に止めれば普通に眠れるし。)
美紀「…あ」
悠里「ん?…あぁあれがさっき言っていた公園?」
美紀「はい、あの交差点を右に行けばトータルがあるハズです。」
悠里「右ね…」
ソーッ
悠里・美紀・由紀・胡桃「…………ゴクッ…」
由紀「……あ!!!」
胡桃「お!あった!美紀あれだろ!?」
美紀「はい!…良かった~!しかも私が行った時より大きくなってます!」
悠里「改装したみたいね、とりあえずあって良かった!」
立体駐車場の最上階、デパートの入り口近くにキャンピングカーを停め私達は降りた。
そして物資が残っている事と、かれらがいない事を祈りながらデパートの探索を始めた……。
2話目、登場人物が多いので1話と違いナレーション?というか登場人物の身振りだの心情だのが必要なく、ほぼセリフだけで進行出来たので書いていて楽しかったです。(私自体がこういうスタイルの方が好きなので。)
こういったスタイルが嫌いな人すいません!恐らくこれからわりとこのスタイルがメインになります。
更新…
当時は上記のように考えていましたが、実際はそんな事ありませんでした(苦笑)
物語の執筆に慣れてきた後半は第三者目線のナレーションがバンバン入ります。
いずれこの話を含めた前半全てを修正予定…