軌跡〜ひとりからみんなへ〜   作:チモシー

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短編-それぞれの休息『悠里の場合』

 

 

悠里「おはよう、皆。」

 

 

由紀「おはよ~。」

 

 

胡桃「おはよう。」

 

 

美紀・__「おはようございます。」

 

 

悠里「少し待ってね、今朝ごはんの準備するから。」

 

 

由紀「はーい!」

 

 

___

 

 

______

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日の予定は?」

 

 

悠里「今日はこのまま移動もしないで、ゆっくり一日休みましょうか?」

 

 

「良いですね、……じゃあ朝食も食べたし、僕はゆっくりと漫画でも読んでいようかな。」

 

 

由紀「じゃあ胡桃ちゃんは私と外で遊ぼ~。」

 

 

胡桃「ん~、そうだな…いいぞ。」

 

 

悠里「それが良いわ。けどあまり遠くまで行っちゃダメよ?」

 

 

胡桃「わかってる、すぐ近くで遊んでるよ。」

 

 

由紀「じゃあ行こう!」

 

 

胡桃「ほいほい。」

 

スタスタ…

 

 

 

バタン

 

 

美紀「食器洗い終わりましたー。今由紀先輩達が出てきましたけど、どこ行ったんですか?」

 

 

悠里「ありがとう、由紀ちゃん達は外で遊ぶって。…私は服の洗濯でもしようかしら。」

 

 

美紀「あ、じゃあ私も手伝います。」

 

 

悠里「いいの?じゃあお願いするわ。…__君、少し留守番頼むわね?…といっても皆すぐ近くにいるけど。」スタスタ

 

 

「了解しました!」

 

 

バタン

 

 

 

 

 

 

 

 

美紀「……。」ジャブジャブ

 

 

悠里「悪いわね、洗濯手伝ってもらっちゃって。」ジャブジャブ

 

 

美紀「いえ、大丈夫ですよ。」ジャブジャブ

 

 

悠里「大して量はないから…二人ならすぐに終わると思うわ。」ジャブジャブ

 

 

 

 

___

 

______

 

 

 

 

 

 

 

 

十分後。

 

 

 

 

美紀「良し!これで最後ですね?」

 

 

悠里「ええ、お疲れさま!」

 

 

美紀「りーさんもお疲れさまです。」

 

 

悠里「今日は一日移動もしないでそのままここでゆっくりとする予定だから、美紀さんももう好きな事してて良いわよ?」

 

 

美紀「なるほど、今日は休日って訳ですね。」

 

 

悠里「ええ、もう胡桃は由紀ちゃんと遊んでるし、__君も車で漫画を読んでるハズよ。」

 

 

美紀「へぇ……りーさんはこれからどうしますか?」

 

 

悠里「私はこの洗濯物を干した後で、由紀ちゃん達の所に行きましょうかしら?」

 

 

美紀「あ…じゃあ洗濯物干すのも手伝いますよ。」

 

 

悠里「大丈夫!もう十分に手伝ってもらったから。…休んでちょうだい?」

 

 

美紀「んー、ではお言葉に甘えて。…私は一足先に__さんの所に戻って途中まで読んだ小説の続きでも読んで過ごします。」

 

 

悠里「ええ、それが良いわ。じゃあ、また後でね!」

 

 

美紀「はい!」スタスタ

 

 

 

 

 

 

悠里(…さて、どこに干そうかしら?車の近くで良いわね。なら美紀さんと……あ、もう行っちゃったか。)

 

 

悠里(まあ、とりあえず私も行きましょ。)スタスタ…

 

 

 

 

 

バサッ!

 

 

悠里「…ふぅ。」

 

 

悠里(全部干し終えた。…ここだと__君の目に付くけど、今回は下着類はないから別に良いか…。)

 

 

悠里(さすがに下着は男の子の前じゃ干せない…。良い人なんだけど、__君も男の子だからそういうの見たかったりするわよね?この前も水着見たかったみたいだし…。)

 

 

悠里(…水着くらいなら良いけどね。…今度は水浴び、誘ってあげようかしら。__君、良く頑張ってくれてるし。)

 

 

悠里(穂村君の件も、__君が終わらせてくれたものね…。__君が穂村君を殺してなかったら、多分私が穂村君を殺してた…。)

 

 

悠里(そうしたら私は罪悪感を感じていたのかしら……。あんな酷い人相手でも…。)

 

 

悠里(いえ、きっと大丈夫。あんな人を相手に罪悪感なんか感じる必要は無い。…あの人は…由紀ちゃんにあんな酷い事を………。)

 

 

悠里「…っ!」ギッ

 

 

悠里(由紀ちゃんは…私の大切な……。大切な仲間……。)

 

 

 

 

 

 

 

 

悠里(……妹のような。)

 

 

 

 

 

 

 

 

悠里「……るーちゃん。」ボソッ

 

 

 

 

 

 

 

悠里「………。」

 

 

カキンッ!!

 

 

悠里「!」ハッ

 

 

 

悠里「今の…野球みたいな音ね?……由紀ちゃん達かしら?」

 

 

悠里「…行ってこよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠里(あ、いたいた…。)

 

 

 

 

 

由紀「でも__くん良い人だよね!私は好きだよ?…胡桃ちゃんは?」

 

 

悠里(!!?…好き!?由紀ちゃんが…__君の事を!?)

 

 

胡桃「え?」

 

 

 

胡桃「そうだな、あたしも好きだよ。」

 

 

悠里(胡桃まで!?何?修羅場なの!?…これは放っておいたらマズイわよね?)

 

 

悠里「……何の話をしているの?」

 

 

胡桃「なっ!りーさん!?いつから?!」 

 

 

 

悠里「今来たところだけど……何?三角関係なの?…しかも由紀ちゃんまで加えて。」

 

 

胡桃(そんなの、気まず過ぎるわ!)

 

 

 

 

胡桃「違うって!__の事友達として良いヤツだって話をしてたんだよ!!」

 

 

 

 

悠里(ああ、…そういう事か。)

 

悠里「あらそう?…そうよね…良かった、三角関係のまま同じ車で一緒に寝泊まりするのは少し気まずいと思ってたから。」

 

 

胡桃「昼ドラかよ。」

 

 

由紀「多分そんな昼ドラ無いよ?」

 

 

胡桃「例えだよ。」

 

 

由紀「りーさんも__くんの事好きだよね?」

 

 

 

悠里「え?友達としてよね?…ええ。好きよ?」

 

悠里(…良い人だもの。)

 

 

 

由紀「だよね!良し!後でみーくんにも聞こ~。」

 

 

胡桃「聞くのか?」

 

 

由紀「うん!しかも__くんの前で!」

 

 

胡桃「やめてやれ。」

 

 

由紀「しょうがない…一応いない所で聞こう。」

 

 

悠里「けど…多分美紀さんも好きって言うと思うわよ?」

 

悠里(嫌いだったら本も二人きりの空間じゃなく外で読むでしょうし。)

 

 

由紀「本当に?」

 

 

胡桃「じゃなきゃ一緒に暮らせないだろ。今更嫌いとか言われたらなんかあたし達が気まずくなるわ。」

 

 

由紀「うっ!それもそうだね。…じゃあ多分みーくんも__くんの事好きなんだ。」

 

 

胡桃「友達として…な?」

 

 

悠里「ふふっ、じゃあそろそろお昼だし、そんな__君の待つ車に戻りましょうか?美紀さんも先に戻ってるハズだし。」

 

 

由紀「うん!」

 

 

 

 

 

悠里(るーちゃん……お姉ちゃんは今、毎日幸せよ。)

 

 

 

悠里(ここに………いつか、るーちゃんも……。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





とりあえず三角関係は回避。
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