軌跡〜ひとりからみんなへ〜   作:チモシー

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三話『たんさく』

当デパート「トータル」では今日の夕飯の材料を買うことも、店内の様々な飲食店で食べていく事も出来ます。

 

大型家電や様々なブランドの衣服、アクセサリーも取り揃えており。

園芸・DYY・キャンプ等の用品専門店まで、お客様の要望にお応え出来る多種多様なショップを揃えております、是非ご家族でご来店下さい!

 

 

 

 

新たに映画館「トータルシネマ」カラオケ「カラオケ合衆国」ゲームセンター「ラッキー」がオープンしました!

 

これからも新しくなったトータルをよろしくお願いいたします。

 

皆様のおかげで、大型デパート「トータル」全国に続々と店舗拡大中!

 

 

 

 

 

 

 

胡桃「……だって。家の近くにも出来るかな?」

 

美紀「無理でしょう…さすがにこんな世の中ではしばらくは。」

 

胡桃「わかってるよ、冗談だって」

 

由紀「大変だ…映画館が出来てる…」

 

 

 

悠里「外からみたとおり、かなり大きいデパートね…胡桃、そこの地図2つ取って。」

 

胡桃「ええっと…これか、ほい」

 

悠里「ありがとう、一つは美紀さんが持っていて。」

 

美紀「わかりました」

 

由紀「大変だ…カラオケが出来てる…」

 

 

 

悠里「食料品売場は1階で服屋さんはこの3階……私と由紀ちゃん、美紀さんと胡桃で別れて行きましょう。」

 

美紀「別れるなんて危なくありませんか?」

 

悠里「大人数だとかえってかれらに気付かれやすくなってしまうし、別れて必要な物を集めた方が効率が良いわ。万一の時の為にかれらの気をそらすためのサイリウムを持ってきたから、二人共少し持っていって。」

 

胡桃「了解。あたし達はどっちに行けばいい?」

 

由紀「大変だ…ゲームセンターが出来てる…」

 

悠里「ダメよ由紀ちゃん、今日は必要な物だけ見て帰りましょ。」

 

由紀「うぅ……まぁいっか、じゃあ早く服見にいこ~」

 

悠里「……そういう事だから私達は服を見てくるわ。食料品任せてもいい?」

 

胡桃「分かった。んじゃあたしの分の服もよろしく!」

 

悠里「分かったわ。美紀さんの分も見てくるわね」

 

美紀「すいません、頼みます。」

 

由紀「早くいこ~よ~」

 

悠里「はいはい…それじゃあ必要な物を手に入れたらキャンピングカーに集合ね?」

 

美紀・胡桃「了解」

 

悠里「それじゃあ……由紀ちゃん行きましょう」

 

由紀「はーい!」

 

胡桃「……それじゃあたし達も行くか」

 

美紀「はい!」

 

胡桃「まず1階まで降りないとな…」

 

美紀「あっちにエスカレーターがあるのでそれでおりましょう、動いてはくれないでしょうが。」

 

胡桃「エスカレーターもそうなったらただの階段だな…まぁ降りれるだけ構わないけど。」

 

 

 

 

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1階

 

 

 

 

 

 

 

胡桃「……さて、1階まで降りたけど1階のどの辺?」

 

美紀「えっと…そこが雑貨屋だから………真っ直ぐで大丈夫です。」

 

胡桃「了解。……この辺には奴らいないみたいだな。」

 

美紀「みたいですね…私が先輩達と会ったショッピングモールにはやっぱそれなりにいたんですけど…」

 

胡桃「いたなぁ……ん?けどあそこは広間が酷かったけどそれ以外はほとんど問題無かったな…あとは映画館か、あそこも沢山いた。」

 

美紀「ここの食料品売場も大丈夫だと良いですね」

 

胡桃「だな…まあ囲まれなければ逃げきれるし少なければその場で処理も出来るけどね」

 

胡桃「そう考えるとあたし達が食料品担当で良かったな、万一奴らがいてもあたしがいれば戦うっていう選択肢が増える、前のショッピングモールの服屋には奴らはいなかった…ここも同じなら戦いが得意じゃないあの二人が服担当なのは正解だ。」

 

美紀「そうですね、ただその理論だとあの二人が服担当なのが正解なんじゃなくて胡桃先輩が食料担当なのが正解って方が正しいと思います。私も戦い得意じゃないですし…そもそも戦い得意なのは胡桃先輩だけです。」

 

胡桃「まるであたしだけ戦闘狂みたいな言い方だな…」

 

美紀「違いますか?」

 

胡桃「う……ちげーよ!」

 

美紀「ふふっ……すいません、冗談です。」

 

胡桃「ヤな冗談だな…まぁ実際自信はあるけどな!3体くらいなら同時に相手出来る!!…と思う。」

 

美紀「戦わないで済ませるに越したことはありませんけどね。」

 

胡桃「だな……おっと、あそこだな。」

 

美紀「はい」

 

胡桃「手っ取り早く缶詰とか保存食と水を確保して、りーさん達と合流しよう。」

 

美紀「あ…私由紀先輩にお菓子頼まれました。」

 

胡桃「んじゃ適当に菓子もみてくか、忘れたら由紀すねそうだし。」

 

 

 

 

 

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1階・食品コーナー

 

 

 

 

 

胡桃「お!……良かった。缶詰は少しだけど置いてあった。レトルト食品もいくらか手に入ったし…ノルマは達成かな。」

 

美紀「先輩!……水も段ボール1箱。あっちに置いてありました!」

 

胡桃「マジかよ!意外とあるな、段ボール1箱か…カート必要だな。そこのやつ持ってこう」

 

美紀「はい。そのカート私が押しますから、先輩の缶詰とかも入れて下さい」

 

胡桃「悪い頼む」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美紀「この中です」

 

胡桃「これって普段はアイスとか冷凍食品が入ってるケースだよな?何でここに水があるんだ?」

 

美紀「どうしてかはわかりませんけどたまたま目に入って見付けました。肝心の飲料コーナーの方は水無かったので助かりました」

 

胡桃「運が良かったな。よし!んじゃカートに乗せて車に戻ろう」

 

美紀「そうですね。由紀先輩達はもう見終わったでしょうか?」

 

胡桃「ん~どうだろうな?もしまだだったら荷物車に積んだ後で見に行こうぜ。二人がいる服屋駐車場から近いからすれ違いもないだろ。」

 

美紀「じゃあとりあえず駐車場まで戻りますか。カートがある分階段上がるの大変ですけど」

 

胡桃「二人で持ち上げながら上がれば何とかいけるだろ。」

 

美紀「ですね。行きましょう」

 

 

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3階・駐車場 キャンピングカー

 

 

 

 

 

胡桃「今ので終わり?」

 

美紀「はい。終わりです全部積み終えました」

 

胡桃「よし…まだりーさん達戻ってないし、様子見に行こうぜ」

 

美紀「はい」

 

 

 

 

 

 

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3階・衣料品売場付近

 

 

 

 

 

 

 

美紀「変ですね……先輩達見当たりません。」

 

胡桃「おかしいな…この辺以外で衣料品売場ってあるか?」

 

美紀「えっと……いえ。衣料品売場はこの辺に集中していて他の階にはありません。」

 

胡桃「じゃあ二人はどこに……」

 

 

 

 

「キャーーーーッ!!!!」

 

 

 

胡桃「!?今の!」

 

美紀「由紀先輩の声です!!下の階……多分1階の方です!急ぎましょう!」

 

胡桃「ああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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