軌跡〜ひとりからみんなへ〜   作:チモシー

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最近ちょっとゴタゴタしてまして、更新が遅れました(汗)
申し訳ないですm(__)m


六十六話『先輩・後輩』

 

 

 

 

 

未奈にそれぞれが使用する個室を教えてもらった後…

まだ眠くない由紀と胡桃は美紀の部屋へと押しかけようとしていた。

 

 

 

由紀「りーさんとヒメちゃんも一緒にこない?お喋りしよ~よ!」

 

薄暗い廊下の真ん中、美紀の部屋へと向かう途中で悠里と白雪に尋ねる由紀だったが…眠たそうに目を擦る白雪を見て、悠里はそれを断る事にする。

 

 

 

悠里「ごめんね。白雪ちゃんもいるし、あまり夜ふかしはできないの。」

 

由紀「そっか…。それじゃあしかたないね。お休みなさい、また明日!」

 

 

胡桃「おやすみ~」

 

美紀「おやすみなさい」

 

悠里「ええ、お休みなさい。みんなも…あまり夜ふかししちゃダメよ?」

 

それだけ言ってから、悠里は白雪の手を引いて自身の部屋へと向かう。

由紀達は二人が部屋の中に入るのを見届けてると、眠くなるまで雑談を交わすべく、美紀の部屋へと向かった。

 

 

…バタン

 

 

 

美紀「さて…、二人はまだ眠たくないんですよね?」

 

由紀「うん!なんかドキドキして眠れないの!」

 

胡桃「人ん()に泊めてもらってるからだろ?その気持ちはなんとなくわかるわ。」

 

 

 

電池式のランプにほんのりと照らされた室内…

由紀はこの豪邸に泊まれた事にうかれているのかやたらとテンションが高く、周囲をキョロキョロと見回す。

一方胡桃はというと、室内に敷かれていたカーペットの上にあぐらをかいて座りこんでいた。

 

 

 

美紀「じゃあ、少しの間だけお喋りでもしますか?まだ私も眠くないですから…」

 

美紀は持っていた荷物を部屋の隅に置いてからベッドの上に腰掛け、目の前の二人に向かい合う。

 

だが、いざお喋りというと何を話そうか悩む三人…

それぞれが無言のまま話題になりそうなネタを脳内で模索している中、まずは胡桃がその口を開いた。

 

 

 

胡桃「未奈とあのゲンジって人…いい人そうだな。」

 

美紀「ですね。初対面の私たちにこんなあっさり部屋を貸してくれるなんて…」

 

由紀「うん!ヒメちゃんも可愛いし、ほんとに会えてよかったよ♪」

 

美紀「ふふっ、妹が出来た感じ…ですか?」

 

由紀「えへへ♪そうかもね~♪」

 

胡桃「どっちかっつーと白雪の方がお姉さんに見えたけどな?」

 

嬉しそうに笑う由紀…

胡桃はそんな由紀の肩を横から小突き、いじわるな発言を浴びせてからかった。

 

 

 

由紀「うぐっ!?で…でも!少ししたらヒメちゃんも子供っぽいところを見せてくれたでしょ!?あれを見た上でどう?わたしの方がお姉さんじゃないかな?」

 

美紀「たしかに…、なついてきてからは年相応な雰囲気に変わりましたね。」

 

胡桃「まぁ、それでも由紀よりしっかりしてたけどな。夕飯の片付けも率先して手伝ってたし…」

 

美紀「食料の在庫確認とかも手伝ってました。本当に偉い子です。」

 

由紀「う…うぅ…」

 

容赦ない言葉に肩を落とす由紀…

胡桃はそんな彼女の頭の上に手を置き、優しく撫でた。

 

 

 

胡桃「あたしから言っといてあれなんだけどさ…そんな事で落ち込むなって」

 

由紀「落ち込むよ~。いつもとは違うお姉さんっぽいわたしを、くるみちゃん達に見せたかったのに…」

 

 

胡桃「はぁ、バカだなぁ…。無理してお姉さんになんなくてもいいんだよ…。あたし達は…どこか抜けてるお前が好きなんだからさ」

 

由紀「くるみ……ちゃん…」

 

美紀(胡桃先輩…なんだかんだで由紀先輩の事が大好きなんだなぁ…)

 

胡桃に頭を撫でられ、かすかに頬を赤く染める由紀…

美紀はニッコリと微笑みながら、目の前の二人を見守る。

 

 

 

由紀「わたし…抜けてる?」

 

 

 

胡桃「…は?」

 

由紀「いや、言うほど抜けてるかなぁ?って思って…」

 

美紀「……」

 

由紀の思いもよらぬ発言に、胡桃は思わず手を離し、撫でるのを止める…

美紀もまた、由紀を見つめながら苦笑いをしていた。

 

 

 

 

美紀「先輩…自覚無しですか?」

 

胡桃「もし自覚無しだとしたら、少しヤバいな…。さすがに笑えなくなってくる…」

 

そう言って冷ややかな視線を由紀に向ける二人…

由紀はその視線に耐えられなくなり、手をパタパタと振りながら先程の発言を撤回する。

 

 

 

由紀「じょ、冗談だよっ!?ちょっとは自覚してるから!だからその目やめてっ!!」

 

胡桃「だ…だよな?よかった、ほんとに…」

 

美紀「安心しました…。」

 

 

由紀「そりゃまぁ…いつも迷惑かけてるし、わたし…みんなにはたくさん支えてもらってるもん。自覚…してないわけないよ」

 

申し訳なさそうに言いながら、由紀はそっと顔を伏せる。

胡桃はそんな由紀の額を手で押すと無理やり顔を上げさせ、両手で彼女の頬を引っ張った。

 

 

 

由紀「にゃ…にゃにひゅんの?」

 

頬を引っ張られている由紀が喋りにくそうに口を動かす。

胡桃はその頬を引っ張ったまま、真っ正面から目を会わせた。

 

 

 

 

胡桃「あたし達はな…お前が抜けてるって事を自覚してるのかしてないのかって話をしてたんだ。迷惑かけてるとか…支えてもらってるとか…そんな事は聞いてないし、思ってもない。」

 

由紀「………」

 

 

 

美紀「そうですよ。先輩は少しおっちょこちょいだったり…天然なところはありますが、迷惑なんかかけてません。」

 

胡桃「ああ。それと、こっちは本当に自覚がないかもだけど…」

 

由紀「………」

 

胡桃は由紀の頬から手を離すと再びその頭を優しく撫で、じっと目を見つめながら、笑顔で告げた。

 

 

 

胡桃「お前の笑顔が、あたし達みんなを支えてくれた事は…何回もある。逆なんだよ…、あたし達がお前を支えてるんじゃなくて、お前があたし達を支えてくれてるんだ」

 

由紀「…うそ…でしょ?」

 

美紀「嘘じゃないですよ。ツラい時…苦しい時…どんな時でも、由紀先輩が笑っていれば…私達は元気になれるんです。」

 

由紀「………」

 

胡桃「もちろん、限度はあるけどな?あまり厳しい状況でニコニコされてたら多少イライラするかもだし…」

 

美紀「あはは…、それは確かに…」

 

由紀「………」

 

胡桃「つまり…あれだ、由紀の笑ってる顔見てりゃ、多少のツラい出来事くらいなら忘れられるんだよ。」

 

由紀から目線を逸らし、ほんの少しだけ顔を赤くする胡桃…

どうやら自分で言っている内に、照れくさくなってきてしまったようだ。

赤く染まった胡桃の表情を見た美紀が、彼女を軽くからかう。

 

 

 

 

美紀「胡桃先輩…照れてます?」

 

胡桃「…うっさい!照れてないっ!!」

 

美紀「あははっ。そういうわけで、胡桃先輩も私も…もちろんりーさんもあの人も、みんな、由紀先輩の笑顔が好きなんですよ…」

 

胡桃「まぁ…、そゆこと…」

 

 

 

由紀「…へへ♪ありがと…。すごくうれしい!」

 

顔を赤くして照れる胡桃と、優しい言葉をかけてくれた美紀を交互に見つめ、由紀はニッコリと微笑んだ。

自分の笑顔が好きと言ってくれた二人…由紀もまたこの二人が大好きだったし、今はこの場にいない悠里や彼の事も大好きだった。

 

 

 

胡桃「未奈達の話をしてたのに、いつの間にか脱線したな…。」

 

美紀「いいじゃないですか。おかげで、由紀先輩に私達の思いを伝えられました。」

 

由紀「えへへ~♪二人とも、大好きだからね?」

 

そう言って目の前に座っていた胡桃に嬉しそうに抱きつく由紀…

胡桃はその行動に戸惑いつつ、そっと彼女の背中を撫でた。

 

 

 

胡桃「普段は照れくさくて…中々言えないからな…。今日だけ、特別だ。」

 

そんな事を呟いて、そのまま由紀の背中を撫で続ける胡桃。

由紀はそれが気持ちよかったのか、10分ほど経つと眠そうな表情をして二人の顔を見つめた。

 

 

 

由紀「うぅ…眠たくなってきたから、わたし寝るね。…胡桃ちゃんはどうする?」

 

胡桃「まだそこまで眠くないけど…とりあえず部屋に戻るかな。」

 

美紀「あっ…。胡桃先輩、ちょっと…」

 

胡桃はそう言って立ち上がり、由紀と共に部屋を出ようとしたが…

美紀が何かを言いたげにしているのを見て、踏みとどまる。

そんな中、一人眠気に襲われている由紀は彼女達に別れを告げ、部屋を出ていくことにした。

 

 

由紀「ん~…じゃあ、また明日ね~…おやすみ~…」

 

美紀「…おやすみなさい」

 

胡桃「おやすみ…」

 

 

バタン…

 

 

 

 

胡桃「…なんか用?」

 

由紀が部屋から出た直後、胡桃は美紀に尋ねる。

美紀は少し言いづらそうな表情をしながら、その口を開いた。

 

 

 

 

美紀「あの…今日、私と由紀先輩があの門を開こうとしていた時。胡桃先輩…あの人に怒鳴ってませんでした?」

 

胡桃「…あたしが、あいつに?」

 

言われてから胡桃は思い出す…

あの時、自棄になって"かれら"の群れに突っ込もうとした自分を止めてくれた彼…そんな彼に対し、胡桃は声を張り上げてしまっていた。

 

 

 

胡桃(そういえば、少し怒鳴ったかも…。あたしをほっとけとか…自分の身だけ守ってろ…とか)

 

美紀「やっぱり、怒鳴ってましたよね。…何を言ったんですか?」

 

 

胡桃「…あたしが、奴らの中に突っ込もうとしたらあいつが止めてきたから、『ほっとけ』って……そう、言っちゃった」

 

美紀「突っ込もうと…って。なんでそんな事を!?そりゃあの人も止めに入るに決まっているでしょう!!」

 

胡桃の発言に、目を大きく開きながら美紀は驚く。

その直後…胡桃が顔を伏せながら呟いた。

 

 

 

胡桃「ちょっと…イライラしちゃってて…それで、つい…」

 

美紀「イライラ?よりによって、なんであの状況で…」

 

胡桃「それは……その…」

 

美紀のその問いに声を詰まらせる胡桃…

もし本当の事を告げたら、心配させてしまうのではないだろうか?

ただでさえ大変な日々なのに…また一つ、余計な考え事を増やしてしまうのではないか?

そんな事を考えていたら、胡桃は口を動かせなくなってしまった。

 

 

 

胡桃「………」

 

美紀「………」

 

静寂の中、こちらをじっと見つめる美紀…

仕方ない…ここは適当な嘘をついて誤魔化そう…。

胡桃がそう考えた直後、先に美紀の方から口を開いてきた。

 

 

 

美紀「一応言っておきますけど…。嘘はナシですよ。本当の事を言って下さいね?」

 

胡桃「……っ」

 

全部見透かされてるのかなぁ…。

なら、もうどうしようもないか…

仕方ない…美紀には、正直に言っておこう。

 

 

胡桃は鋭い視線を向ける美紀に向き合い、あの時苛立っていた理由を告げる…

 

 

 

 

 

胡桃「あの時、どういうわけか…あたしだけ奴らに相手にされなかったんだ…」

 

美紀「…どういう…ことですか?」

 

胡桃「さぁ?あたしは同類…とでも思ってんのかな…」

 

その言葉に驚いた美紀は、自傷的に微笑む胡桃のそばに身を寄せてから、その手を掴む…

その手は以前に触れた時よりも遥かに冷たくなっており、明らかに人間の体温ではなかった。

 

 

 

美紀「先輩っ…!?あの薬、ちゃんと効いてるんですよね!!?」

 

胡桃「多分効いてる。…ハズ」

 

目線を横に逸らし、曖昧な答えを返す胡桃。

美紀はそんな彼女の手を強く握り、その身を案じた。

 

 

 

 

美紀「ハズじゃダメなんですよ!!間違いなく、確実に効いてくれないと!」

 

胡桃「…わかってるよ。あたしは大丈夫だから、あんま心配すんな」

 

 

 

胡桃は握られた手を振りほどき、この話題から逃げようとする。

 

だが直後に美紀が放った一つの問い…。

それは胡桃にとって今、最も触れたくない物であり、一番聞かれたくない問いだった。

 

 

 

 

 

美紀「傷のこと…__さんに伝えましたか?」

 

胡桃「っ!?」

 

 

美紀「前にりーさんから聞きました。胡桃先輩は…あの人に傷のことを伝えていないって」

 

胡桃「………」

 

美紀「その様子だと、まだ伝えていないみたいですね…」

 

胡桃「そのうち…話すよ」

 

 

美紀「自分から聞いといてこんなことを言うのもどうかと思いますが…私は別に、無理して話す必要はないと思います。」

 

胡桃「…えっ?」

 

思いもよらぬ美紀の発言…

それに驚いた胡桃は、目を真ん丸にして彼女を見つめる。

 

 

 

胡桃「話す必要…ないの?」

 

美紀「まぁ、できれば伝えるべきだとは思いますよ?でも、胡桃先輩が悩んでしまうくらいなら…隠し続けてもいいんじゃないかと思ってるんです。」

 

胡桃「……そっ…か」

 

美紀「先輩…、悩んでるんですよね?毎日…毎日…」

 

彼女の言うとおりだ。

実際、胡桃は毎日一度は彼に傷のことを告げようかと頭を悩ませていて、その度に勇気が出ず…結局、明日こそはと見送る。

そんな事を、日々繰り返していた。

 

 

 

 

胡桃「よく…わかったな。…すげぇ」

 

美紀「私は私なりに、みんなの事を気にかけてますから。胡桃先輩、ここ最近は特に元気がなかったですよ?悩みすぎです。」

 

胡桃「マジ?自分じゃ普通に過ごしてるつもりだったんだけどなぁ…」

 

少しだけ恥ずかしそうに胡桃が笑っていると、突然美紀は彼女の背中に両手を回し…ギュッ、と抱きしめる。

その突然の出来事に一瞬思考が止まった胡桃だが、我に帰った途端…その顔を真っ赤にした。

 

 

 

 

美紀「………」

 

胡桃「み、美紀///ど…どうしたっ?」

 

 

美紀「胡桃先輩は…強い人です。」

 

胡桃「……」

 

 

美紀「でも、強いから…全部一人で背負い込もうとします。私は…それが嫌なんです。」

 

胡桃を抱きしめたまま…美紀は小さな声で呟く。

その声色からかなり真面目な事を話しているのだと思い、胡桃は黙ってそれを聞いていた。

 

 

 

美紀「ツラいことがあれば、みんなを頼って下さい。」

 

美紀「それがもし、みんなに言えないような問題なら、私が力になります。だから…」

 

 

 

美紀「ずっと、そばにいてくださいね。絶対に…どこにも、行かないで下さい。」

 

胡桃「………」

 

 

 

美紀「由紀先輩も、りーさんも、あの人も、もちろん胡桃先輩も…私にとって、憧れのような存在なんです。」

 

美紀「皆さんそれぞれがとてもかっこよくて、頼りになる。本当に…最高の先輩達なんです。」

 

美紀「私は……頼れる後輩かどうか分かりませんが、力になります。大好きな先輩の為に、精一杯がんばりますから…だから…」

 

 

 

 

 

 

 

胡桃「…どこにも行くな…だろ?」

 

美紀「…はい。みんな…ずっと一緒が良いです。」

 

自分を抱きしめてくれている美紀の背中を撫でながら、胡桃は瞳を潤ませる。

彼女はとても良くできた後輩なのに、それを差し置いてまで自分達を褒めてくれた…。それが嬉しくて、涙が出そうになる。

それなのに涙を堪えたのは、胡桃の先輩としての意地だった。

美紀が憧れる、かっこいい先輩でいる為の意地だ…。

 

 

 

 

胡桃「…わかった。他でもない、可愛い後輩の頼みだからな。ずっと、しつこいくらいに…そばにいてやるよ。」

 

美紀「…はい。いて…下さい」

 

二人でしばらく抱き合った後…美紀の方からそれを止める。

彼女は胡桃から少しだけ距離を空けると、ニッコリと…可愛らしい笑顔を見せた。

 

 

 

美紀「胡桃先輩、少しは楽になりましたか?」

 

胡桃「…そうだな。かなり気持ちが軽くなった。…ありがとな」

 

美紀「いえ…。少しでも役にたてたなら嬉しいです。」

 

 

 

胡桃「……さてっ!」

 

少しの間、美紀と見つめ合った後に胡桃は立ち上がり、気合いを入れるかのように自らの頬を両手でパシッと叩く。

 

 

美紀「ん?どうしました?」

 

胡桃「ちょっと…あいつに謝りに行こうと思ってさ。無茶しようとしたあたしを止めてくれたのに、怒鳴っちゃったから…」

 

頬を人差し指でかじりながら、気まずそうに笑う胡桃…

そんな胡桃を、美紀は笑顔で見つめていた。

 

 

 

美紀「そうですね。もしかしたらまだ起きてるかもですし…。」

 

胡桃「起きてると良いんだけどな…。気分がのってる内に謝りたいから…」

 

美紀「明日に持ち越すと言いづらくなっちゃいますからね。」

 

 

 

胡桃「まぁ、寝てたら寝てたで仕方ない、明日がんばるよ。」

 

胡桃「んで…傷のこともいつか必ず話す。あいつに隠し事なんて…したくないからな…」

 

美紀「!!…はいっ!がんばって下さいね!」

 

胡桃「ああ。がんばるよ!」

 

扉を開け、廊下へと出る胡桃を笑顔で見送る美紀…

廊下に出た胡桃はその扉を閉める直前に満面の笑みを浮かべ、自分を見送ってくれる後輩へ…感謝の言葉を述べた。

 

 

 

 

胡桃「色々ありがとな!美紀は本当に…あたしの自慢の後輩だ♪」

 

…バタンッ

 

 

 

美紀の返事を待たず、胡桃はその扉を閉める。

恐らく、自分の発言に反応されるのが照れくさかったのだろう。

 

部屋の中、一人になった美紀…

彼女は部屋の明かりを消してからベッドに横たわると、胡桃が言ってくれた『自慢の後輩』という言葉を思いだし、嬉しそうに微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回の話は『学園生活部』の友情、信頼に焦点を当てたため…主人公である彼の出番は無しです!(笑)

りーさんも混ぜたかったのですが、白雪ちゃんを寝かしつけなくてはいけないため不参加となりました(汗)
そこはまた次の機会にと思います(*´∇`*)


さて…次回、胡桃ちゃんは夜遅いのに彼の部屋に入る訳ですが…
残念な事に彼は寝てしまっています…。


しかし、彼が寝ているからこそのイベントとかもあるわけで…(微笑)

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