軌跡〜ひとりからみんなへ〜   作:チモシー

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りーさんの肩揉みをしてあげた事で悶々としてしまい、彼が中々寝つけなくなってしまったその翌朝から話はスタートします。


七十八話『にせもの』

 

 

 

 

 

胡桃「おはよっ!」

 

バシッ!!

 

 

「いてっ!」

 

朝の7時頃…皆の集まっている広間へと現れた彼を見るなりその背中を勢いよく叩く胡桃。

彼は痛そうな声を一言だけあげ、そのまま席へとつく。その目の下にはヒドい(くま)が出来ていて、何も言わずとも、いかに夜ふかししたかを物語っていた。

 

 

 

美紀「__さん…その目……」

 

由紀「すっごい眠そうだね!」

 

彼の隈、そしてその重たそうなまぶたを見て驚く美紀と由紀…、一方で昨晩、彼と話していた悠里は先に眠ってしまった事を少しだけ悪く感じてしまい、彼から思わず目を逸らした。

 

 

 

胡桃「夜ふかしとは感心しないぞ少年っ!遅くまで何をしていた!?」

 

「何をって…とくに何も……、ただ…眠れなくて……」

 

胡桃「ふぅん……で、結局朝まで起きてたと?」

 

「いや、どうにか一時間くらいは眠れたよ……」

 

弦次「今日、頼みたい用事は特にない。朝食だけとって、寝直したらどうだ?」

 

 

あまりにも眠たそうな顔つきの彼を不憫(ふびん)に思い、弦次はそう提案する。彼はそれに無言で頷き、皆と共にキッチンへと向かった。よほど眠たいのか…その足どりは危なっかしく、廊下で何度も転びかける。結局それを見かねた胡桃が彼に肩を貸し、どうにか彼はキッチンへとたどり着く事ができた。

 

しかし、せっかくたどり着いたにも関わらず彼は椅子に座るなり目を閉じてしまい、そのまま眠りについてしまう。それを見た全員が、ほぼ同時に呆れたようにため息をついた。

 

 

 

未奈「あ、あら~…よっぽど眠たかったのかなぁ…」

 

美紀「まったく、ここで寝るとか本気ですか…。ほら、起きてください!」

 

ペチペチッ!!

 

 

美紀が彼の頬を叩く音がキッチン内に鳴り響く…。

中々強い力で叩いていたにも関わらず、彼は起きる様子を見せなかった。

 

 

 

美紀「…ダメですね、起きません」

 

弦次「どうするお嬢?…このまま椅子に寝かせておくか?」

 

未奈「ん~…できれば部屋に戻してあげたいけど、難しいかな?」

 

弦次「……仕方ない、俺が部屋まで運んでくるよ」

 

やれやれといったような表情で彼に近寄る弦次。

だがそんな弦次を胡桃は止め、眠る彼の頭をバシバシと叩いた。

 

 

胡桃「ゲンジさんは朝食を食べてていいよ、こいつはあたしが送ってくるから」

 

弦次「え?いや、遠慮しないで大丈夫ですよ?だいたい、あなた一人じゃそいつ担いで部屋まで行くのは大変でしょう?」

 

胡桃「平気平気!ちゃんと鍛えてるからさ!…ってな訳で、りーさん達も先に食べてていいからね?」

 

 

そう告げてから胡桃は眠る彼を背中に背負い、ゆっくりと歩き出す。

彼を背負いながら歩く胡桃を見た由紀は『おぉ~っ!』と驚いたような声をあげ、パチパチと小さな拍手をした。

 

 

 

由紀「さっすが胡桃ちゃん!相変わらずパワータイプだね!!」

 

胡桃「それ…少しバカにしてるだろ?」

 

一度その場に立ち止まり、由紀を睨む胡桃…。

それに恐怖を感じた由紀は直後すぐに悠里の背中へと隠れ、そのまま胡桃へ手をパタパタと振った。

 

 

由紀「き、気を付けてね~…」

 

胡桃「…あぁ」

 

 

弦次「あの、本当に大丈夫ですか?俺、代わりますけど…」

 

白雪「ゲンジ、くるみは平気だって言ってる。だから大丈夫だよ」

 

弦次「…そうか」

 

 

胡桃に気を使う弦次を白雪は引き止め、彼を送る仕事をそのまま胡桃へと任せる。弦次を止めた直後、白雪が胡桃へと微笑みを向けると胡桃もそれに微笑みを返し、笑顔のままキッチンをあとにした。

 

 

 

白雪「…えへへ」

 

弦次「?…シラユキ、どうした?」

 

白雪「ううん、なんでもないっ♪」

 

胡桃を見送ってからしばらくの間、白雪はニヤニヤとした笑みを浮かべながら朝食をとっていた。彼女のそんな表情は中々に珍しいもので、思わず弦次も頬が緩んでしまう。

 

 

 

未奈「ゲンくん、嬉しそうだね♪」

 

弦次「まぁね…そう言えばお嬢、後で……少しだけ時間あるか?」

 

未奈「ん?大丈夫…だけど?」

 

弦次「そっか……じゃあ、後で二人で外に行こう」

 

それを聞いた後、未奈は少しだけ不思議そうな表情をした。

弦次の方から二人だけで外に行こうなどと誘ってきた事は今まで無かったからだ。

 

 

 

 

未奈「…どうして?特に必要な物もないでしょ?」

 

弦次「散歩みたいなもんだよ。黙って付き合ってくれ」

 

未奈「ヒメちゃんは…」

 

 

未奈はそっと白雪を見つめる、直後すぐに弦次はそばにいた悠里へと目線を向け、申し訳なさそうに告げた。

 

 

 

弦次「悠里さん…たぶんすぐに戻るから、その間だけシラユキを頼んでもいいですか?」

 

悠里「ええ、私達は構いませんよ」

 

弦次「シラユキも…この人達となら留守番できるだろ?」

 

 

白雪「うん、平気だけど…ゲンジとミナはどこにいくの?」

 

弦次「散歩だよ。すぐ戻るから、待っていてくれ」

 

白雪「……わかった」

 

 

少しだけ弦次に違和感を感じた白雪だったが、深く追及したりはせず、ただ目の前の朝食を食べる事に専念した。少しすると彼を部屋に届け終えた胡桃もキッチンに戻り、彼以外の全員が朝食を終えた。

 

そのすぐ後…弦次は先ほどの発言どおりに未奈を連れ、外へと出ていった。

残された白雪は広間で由紀達と絵を描いたりして遊びながら、ふと思い出したように胡桃へと話しかける。

 

 

 

白雪「くるみ、あのお兄ちゃんは部屋にいる?」

 

胡桃「ん?あいつか?あぁ、ちゃんと送ってきたからな…今は寝てると思うぞ」

 

白雪「そっか、あの人…途中で起きたりした?」

 

胡桃「いや、ずっと寝っぱなしだ。あたしが送ってやった事すら気づいてないと思う」

 

美紀「よほど眠たかったんですね、まったく起きないなんて…」

 

胡桃「まったく、どうしてあんなになるまで夜更かししてたんだか…」

 

悠里「…………」

 

 

美紀と胡桃の会話を聞いた悠里はそっと顔を伏せ、一人気まずそうな表情をする。彼女は彼が夜遅くまで起きていた事を知っていたし、彼がその後も眠れなかったのはもしかしたら自分に理由があるかもと思っていたからだ。

 

 

 

悠里(夜にあんな重たい話題を切り出しちゃったから、悩ませちゃったのかも…。悪いことしちゃった、起きたら謝っておきましょう…)

 

由紀「りーさんっ♪……あれ、どしたの?考えごと?」

 

由紀が悠里の肩をパシッと叩き、その顔を覗き見る。

悠里のその表情は何か意味ありげなものに見えたので、由紀はその理由を尋ねた。だが『彼が寝てないのは自分のせいかも…』などとは言える訳もなく、悠里はそれをはぐらかす。

 

 

 

悠里「あっ…ううん!ゲンジさんはミナさん連れてどこに行ったのかなぁ…って考えてたの」

 

由紀「あぁ…どこ行ったんだろうね?」

 

二人の会話に白雪が入り込む、彼女は悠里の服の裾をぎゅっと握りながら、どこか不安そうに口を開いた。

 

 

 

白雪「ゲンジ…少し様子がおかしかった。今朝はなんだかいつもより元気が無かったし…それに自分から進んでミナだけを外に連れてくなんて、そんなこと今まで一回もなかった」

 

由紀「そうなの?」

 

白雪「うん、今まで二人だけで出かけることはあったけど…それは全部ミナから『一緒に行きたい』って言ってきたから。ゲンジからミナを誘う事なんか、一度もなかった…」

 

美紀「…少し、心配ですか?」

 

胡桃「大丈夫だと思うけどな、あたしは…」

 

 

美紀と胡桃も会話に混ざり、弦次の行動の意味を考える。

誰しもが頭を悩ませる中、由紀だけは全てを知っているかのような笑みをニヤニヤと浮かべ、全員の視線を集めた。

 

 

 

美紀「由紀先輩…何か知ってるんですか?」

 

由紀「えへへ♪知ってるってわけじゃないんだけどね~♪なんとなく予想は出来るかなぁ~」

 

胡桃「予想?」

 

白雪「なに?おしえてほしい」

 

最初はもっともったいぶろうとしていた由紀だったが、白雪に尋ねられては無視出来なくなり、それを誇らしげに答えた。

 

 

 

由紀「ゲンくんてさ、多分…ミナちゃんのこと好きだよね?」

 

悠里「…シラユキちゃん、どう思う?」

 

 

白雪「たぶん…ゆきの考えはあってる。ゲンジはミナのことが大好きだと思う」

 

由紀「でしょ!やっぱりなぁ~♪」

 

 

自分の考えは間違ってはいないという事を白雪に証明してもらい、由紀は嬉しそうに微笑む。そうして辺りをスキップしだす由紀の腕を胡桃が掴んで止め、まだ明らかになっていない部分を問う。

 

 

 

胡桃「あの人がミナの事を好きなのはあたしも薄々だけど気づいてたよ。それで、それが二人で出かけたことと……」

 

そこまで言ったところで胡桃は口を止め、掴んでいた由紀の手を離す。自分で言っている内に、ある事に気づいたからだ。

 

 

 

胡桃「まさか……告白…とか?」

 

由紀「うんっ!わたしはそうじゃないかなぁって思った!」

 

白雪「告白…ゲンジが…ミナに…///」

 

 

今まで自分の面倒を見てくれた二人…その二人が恋人関係になった姿を想像し、白雪は顔を赤く染める。あの二人はとても仲が良い、もし本当に弦次が未奈に告白したならば、それは大方成功するだろう。

 

白雪はそんな未来を想像すると照れてしまったが…、どこか嬉しい気持ちもあった。

 

 

 

白雪「えへ…へへっ♪」

 

悠里「シラユキちゃんは二人が付き合ったら嬉しい?」

 

白雪「うん……、二人は…わたしにとってお父さんとお母さんみたいな人だから、ほんとにそうなってくれたらうれしい♪」

 

 

にっこりと、とても幸せそうに白雪は笑った。

その可愛らしい笑顔を見て悠里達も微笑む。

弦次が未奈を連れ出したのは告白する為だと決まった訳ではないが、そうであってくれたらうれしい。そして、二人がそんな仲になってくれたら…それはとても素敵な事だろう。その場にいた全員がそう考え、二人の帰りを待った。

 

 

 

 

 

 

~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未奈「あの…ゲンくん?本当は…私に何か用があるんでしょ?」

 

 

屋敷から約10分ほど歩いた所にある大きな倉庫…

弦次は未奈をその中へと招くと鉄で出来た錆びだらけの扉を閉め、彼女の事を見つめた。

 

その倉庫はボロボロで、屋根には数ヶ所穴があいている。だがそこから光が射し込んでいるおかげで中は比較的明るく、何かにつまずいたりする事もなければ、未奈のその表情を見逃す事もなかった。

 

彼女は頬を真っ赤に染め、両手を胸の前で合わせながらモジモジとしている。弦次に連れ出された時点で、ある一つの可能性を予期していたからだ。

 

 

 

未奈(二人きりで…わざわざこんな所まで…。ゲンくん…やっぱり、私に…)

 

高なる鼓動を抑え、未奈は弦次の言葉を待つ…。

 

 

~もし彼が自分に告白してきてくれたら…どう返事を返せば良いのだろうか…~

 

 

頭の中でそんな考えを巡らしてはいたが、実は既に未奈の気持ちは決まっていた。

毎日毎日、自分と白雪を守ってくれる弦次を見ていて…一つの気持ちが芽生えていたから…。

 

 

 

 

 

弦次「………お嬢」

 

弦次が一歩ずつ未奈へと歩み寄りながら声をかける。

未奈はただ、それを黙って見つめていた。

 

 

未奈「………」

 

弦次「いや……ミナ…」

 

 

未奈「はっ、はいっ!!///」

 

突如名前を呼ばれ、未奈はますます顔を赤く染める。

彼に名前を呼ばれたのは何時ぶりだろう…そんなことを思いながら弦次の瞳をじっと見つめる。彼とそんな仲になれたら…いつからかそう思っていたが、それが今日…現実になるんだ。ミナの鼓動はどんどん速くなる。

 

 

 

 

未奈「………」

 

弦次「………」

 

弦次はついに未奈の前へと立ち、一度倉庫の中を見回す。

それを終えた後、彼は深いため息をつき、ただ一言…未奈に言葉を放った。

 

 

 

 

 

 

 

弦次「…………ごめん」

 

 

 

 

 

 

未奈「……えっ?」

 

未奈から目を逸らし、顔を伏せる弦次…。

その行動と予想していなかった言葉に未奈は驚いてしまい、思わず声が大きくなる。

 

 

 

未奈「ど、どういうこと!?ごめんって…意味が分からないよ!何を謝ってるの!?」

 

弦次「………」

 

 

直後、倉庫内に笑い声が響く…。

それはもちろん未奈の声ではなく、更に言えば弦次のものでもない。

二人のどちらでもないその声は一人のものではなく、複数人のものだった…。

 

倉庫内に雑に置かれていたいくつかの大きな木箱や棚等の裏…そこに身を潜めていた数人の見知らぬ人達が隠れるのを止め、未奈の前に姿を現す。その内の数人はゲラゲラと大きな笑い声をあげながら、驚いた表情をしている未奈を見つめた。

 

 

 

 

???「あははははっ!!ミナちゃん、こんにちはっ!こんなそばで見るのは初めてだよ」

 

未奈「!?……あなたたち……誰ですかっ!?」

 

不気味な笑みを浮かべるその男が怖くて未奈は一歩後ろへと下がる。

すると今度はその男の隣に立っていた中年男性が彼女をギッと睨み、落ち着いたトーンで言葉を放った。

 

 

 

 

 

??「可愛そうなヤツだな…、お前は何も知らない。過ごしている毎日が本物の平和だと信じながらヘラヘラと生きてきたみたいだが…残念、それは全て偽物なんだなぁ」

 

未奈「…なに言ってるんです?ゲンくんっ!早く逃げようっ!!」

 

 

弦次の手を掴み、未奈は出口へ向かおうとする。

しかし弦次はその場からぴくりとも動かず、ただうつむいたまま未奈へと謝罪の言葉を述べていた。

 

そんな弦次を見て未奈が頭を真っ白にしている間に、出口への道に金槌を持った男が立ち塞がり、未奈は退路を無くす。出口である扉にその男はよりかかり、金槌を手でパシパシと鳴らしながら未奈を見つめる。ガムでも口にしているのだろう…その男の口はモゴモゴと動き、クチャクチャと音を鳴らしていた。

 

 

 

未奈「ゲンくん…逃げないとっ……はやく逃げないとっ!!」

 

弦次の肩を揺さぶり、未奈は必死に呼び掛ける。

だがどんなに呼び掛けても弦次は顔を上げたりはせず、うつむいたままだった。

そんな未奈へ先程声をかけた中年の男性は歩み寄り、またしても落ち着いた声で彼女へと語りかける。

 

 

 

??「いつまでも平和でいられると思ったのか?弦次と八島白雪と三人で…ずっと楽しく過ごせるとでも?甘いんだよ水無月未奈…この世界に平和なんてのはありやしない。あんな豪華な屋敷にいようと、誰といようと、本物の平和なんてものは存在しない」

 

 

未奈「私とゲンくん…ヒメちゃんの事まで…!?なんであなたが私達の名前を知っているんですかっ!!?」

 

自分達が屋敷に住んでいる事、更には名前すらも知られているという事実…未奈はそれに驚き、何故知っているのかを尋ねた。だがその男はそれに答えたりはせず、話を続けた。

 

 

 

??「平和ボケしているお前に、この世界の現実ってのを教えてやろう。もちろん、彼にもな…」

 

未奈「ゲンくんっ!!逃げないと、私達このままじゃ――」

 

??「あぁ、彼というのはゲンジの事じゃないから…そう慌てるな」

 

 

弦次の手を引いてどうにか逃げようとした未奈だったが、その言葉を聞いた途端、その男に言い様のない恐怖を感じた。この男の言う彼というのが弦次を指さないというならば…それは…

 

 

 

未奈(この人…どこまで知って…!)

 

未奈が冷や汗を流して男を見つめていると、その男はニヤリと笑い…口を開く。直後に放たれたその言葉はやはり、未奈の想像していた人物を指しているものだった。

 

 

 

??「"彼"もまた君と同じ…平和ボケしている人間の一人だからなぁ?小娘共に囲まれて何が楽しいのか知らないが、彼はほんっっっとうにツマラナイ方向に成長してしまったなと俺は嘆いている!」

 

未奈「あなた……あの人達の事も…!!」

 

??「彼にはお前以上に強く現実を突きつけてやらなきゃな…。もちろん、彼を腐らせたその小娘達にも教えてやる…この世界に平和や幸せなんてないって事をな…」

 

一歩、また一歩と未奈に歩み寄りながら男は語る。

周囲を囲む数人の見知らぬ人間…そしてうつむいたまま動かない弦次を見ていた未奈の恐怖心はみるみる膨れ上がり、足が震えてきてしまう。

 

 

 

未奈「ゲンくんっ!ゲンくんてばあっ!!」

 

弦次「大丈夫……心配いらない……平気…だから…」

 

弦次は頼りない声で未奈にそう告げた。

相変わらずうつむいたまま…目も合わせてくれない。

初めて見る、弦次の頼りない姿…未奈はそれを見た瞬間、我慢が出来なくなり、涙をぽろぽろとこぼした。

 

 

 

未奈「にげ…ようよぉ…!ゲンくん…ゲンくんっ…!!」

 

弦次「………」

 

 

 

 

未奈「ゲン…ジくん……ゲンジくんっ…!!!」

 

彼と由紀達、そして白雪の待つ屋敷からそう遠くはないその倉庫…未奈が泣き声まじりに弦次を呼ぶ声だけが、そこには響いていた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




平和な毎日を過ごしていたかに思えたミナちゃん、そして彼達ですが…そうはいかなくなりました。

告白を期待していたミナちゃんの気持ちとは裏腹に何やら怪しい雰囲気のゲンジ君…そしてそんな二人を取り囲む謎の面々。

それを知らずに二人の帰りを白雪ちゃんと待つ学園生活部…、昨夜の夜更かしがたたり眠りこける彼…。



次回からどんどん話を進めていきます!

お楽しみいただけたら嬉しいですm(__)m
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