うちのカルデアに星5の鯖がようやく来たんだけど、全クラス揃えるとか夢物語だよね?   作:四季燦々

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すまない、遅くなって本当にすまない……
おまけに今回は番外編な上、いつもより短くてすまない……

違う、違うんだ。別にポケットなどうぶつの森に遊びに行ってたり、デュエルってたり、シノアリスってたり、宝石の国が鬱ってるって思ってたり、ブレンドSってたりしてたわけじゃないんだ(自白)

真面目な話リアルが本当に忙しくて……。でもセイレムも来ましたし、クリスマスイベも予告ありましたしこれからのFGOが非常に楽しみです。(更新ペースが上がるとは言ってない)
ところで魔神柱(バルバトス)の大量発生はまだですか?(サイコパス)

今回はマシュ目線の番外編です。飛ばすかもと伝えたピックアップの中かいくつかを抜粋した日記風(報告書風)な内容となっています。マスターは珍しく不在。というか初めてですかね?

ではどうぞ!



番外編 Matthew’s Diary

刻々と更けていくカルデアの夜、私は自室で机の前に座り日課となっている日記をつけていました。この日記は人理焼却の旅路が始まった当初からつけ始めたもので、今まで私と先輩が歩んできた軌跡が刻まれています。今となっては眠る前につけないと落ち着かない習慣となってました。

 

「今日の分は……これでいいでしょう」

 

ペンを日記帳の隣へと起き、今日の分の日記を読み返す。はい、どこにも誤字脱字はありません。確認を終えた私は置いていたホットミルクを口にしながら傍らで眠るフォウさんを一撫でします。ミルクは淹れてから随分と時間が経ってしまったのですっかり冷めきってしまっていますが、はちみつを加えているため仄かな甘みが身体へと行き渡りホッとした気持ちにさせてくれます。あっ、今のはダジャレとかではないです。

 

「日記帳もだいぶ溜まってきましたね……」

 

机に備え付けられている棚に立てられた過去の日記帳を前にポツリと呟きます。旅の初めにはたった1冊しかなかった日記帳は、今となっては随分な量になってきました。それを見ると如何に私達が数多くの冒険を繰り広げてきたのかということが分かります。あと、この日記は日常のことも結構書いているので如何にカルデアの日々が色濃いものかということも物語っていますね。

 

「まだ就寝には早いですし、少し読み返してみましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇月×日 クラス別ピックアップ

 

世間の学生さん達にとって至福のひと時であろう夏休みが終わる頃です。今年は水着を着たサーヴァント達のレースを観戦するという不思議な体験をしたので、思い出としてはこれ以上ないインパクトの充実した夏だったと思います。

 

そんな暦の上では秋へと季節が変わろうとしている今日この頃、先輩はいつもよりも気合の入ったご様子で召喚へと赴いていました。というのも、今回はクラス別ピックアップにより欲しいクラスのサーヴァントを召喚できる確率がグンと上がるからです。戦略の多様性を増やすという点で考えれば、星5のいないクラスを狙えるという貴重なチャンスでもあります。

 

いまさら言うまでもありませんが、我がカルデアには星5のサーヴァントが少ないです。一応全体としましては5人の星5サーヴァントの方がいらっしゃいますが、内3人はセイバークラスとちょっとバランスが悪いです。ランサークラスのエネミー相手であれば恐れるに足らずではありますが、逆にアーチャークラスのエネミーとなりますともう1つ決定打に欠けます。私個人の考えを述べさせていただくのであれば、ここはセイバークラスに負けない戦力を得るという点でランサーないしアーチャークラスの英霊召喚を行うのがよいのではないかと。

 

しかしながら、今回先輩の狙うクラスに私は少々疑問を感じていました。どうやらアサシンクラスを狙うようなのです。が、カルデアにはすでにアサシンの星5である酒呑童子さんがいます。三騎士のクラスではないにしてもライダーやキャスター、バーサーカーのクラスを狙うと思っていましたのでこれは予想外の答えでした。一応エクストラクラスも含むということでルーラーであるジャンヌさんも狙えますが、あの方もすでにカルデアにいます。宝具強化を狙っているのかもしれませんが、せっかくですしここは別のクラスを狙うべきではないのでしょうか?そう考えた私はその疑問を先輩に聞いてみることにしました。

 

……えっ?星5云々の前にジャックちゃんのお母さんになりたい?先輩、何を言っているんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは日記の続きとして召喚の結果を綴りたいと思います。結論から報告させていただきますとジャックちゃんは来ませんでした。最近になり再び先輩の召喚運が星5限定で下降気味になっているせいだと、できる後輩である私は冷静に分析します。

 

しかし、ジャックちゃんとは別の思わぬ出会いもありました。新宿のアサシンさんが来てくれたことです。新宿では先輩を狙う敵でしたが今回は味方として来てくれました。最初こそ身構えてしまったものの、彼自身としてはマスターを害すつもりは無いようで非常に友好的にコンタクトを取ってきました。戦闘においてスター生成とクリティカルに特化した、いかにもアサシンという戦闘スタイルをもつ新宿のアサシンさん。色々と蟠りもありましたがこれからよろしくお願いします。

 

あと、先輩。ものすごく悔しいのは分かりますが新宿のアサシンさんにジャックちゃんの変装を頼むのはやめてください。そして新宿のアサシンさんも乗らないでください。絵面的に犯罪の香りがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇月×日 ネロ祭ピックアップ

 

体育祭シーズンというのでしょうか。小さな子どもから私と同年代の方々が学校で運動会及び体育祭に精を出す時期です。

 

巷では大いに盛り上がっているネロ祭の開幕。日頃カルデアというコミュニティに居るためなかなか全力で戦えないサーヴァントの方々が、ようやく本気で戦えるということでお祭りは大盛況のようです。先輩も特異点のように命の危険がないため今回の催しを楽しんでいるようでした。常に危険に晒されている先輩があんなに楽しそうにはしゃいでいるのを見ると胸がポカポカと温かくなります。

 

私は今回は運営側へとまわりお祭りを盛り上げることに尽力しましたがやはり非常に大変でした。流石はネロさんが開く祭りというだけあって豪華絢爛、何事も派手にという感じでしたのでカルデアのスタッフもあっちへこっちへと大忙しです。

 

そんな中で先輩はまたもや召喚に挑戦したようです。何でも今回は通称ツチノコと呼ばれるブリュンヒルデさんが召喚できるということで、このチャンスを逃してなるものかと興奮気味のご様子でした。気持ちは分かりますが戦乙女にツチノコはどうかと思いますよ、先輩。

 

召喚の方ですが、なんと今回はランサーの金色のクラスカードが出現しました。これには先輩も狂喜乱舞していて「キタッ!ツチノコさんキタッ!リップちゃんとのダブルロマンシア見れるッ!」と叫んでいました。眩い光が辺りを染め上げ、召喚光の中からブリュンヒルデさんが――――現れませんでした。

 

現れたのはヴァルキリーではなくエリザベートさん。まさかのこの短期間で2回目の召喚です。エリザベートさんはまた召喚されたことで大変嬉しそうでしたが、逆に先輩はノオォォォォォォ!!と絶望のどん底へと叩き落されているようでした。そんな先輩の様子を心配したエリザベートさんが歌って励まそうとした時は本当に焦りました。なんとか先輩を立ち直らせてエリちゃんソングを回避できたのは運が良かったです。

 

しかも今回の召喚はそれだけでは終わりませんでした。なんとカーミラさんまで召喚されたのです。最近になって戦闘中の動きが変わったカーミラさん。女性型のエネミーに対して抜群の能力をもつ優秀なアサシンです。カルデアにはすでにカーミラさんがいらっしゃいますので宝具強化ということになりました。

 

ちなみにこれは至極当然といいますか、立て板に水と言いますか、むしろ水と油とも言えますがエリザベートさんとカーミラさんで揉めました。互いに同一人物でありながら相容れない関係のお二人。戦闘こそ起こりませんでしたが険悪な空気でした。ですが、そういう時こそマスターの出番です。その卓越したコミュニケーション能力でお二方をいとも容易く懐柔してしまいました。流石です、先輩!

 

……そういえばカーミラさんと言えば最初に来られた時もネロ祭の真っただ中だったはずですね。お祭り好きなんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇月×日 マーリンさんピックアップ

 

世間では残暑を残しつつも少しずつ気温の下がってくる時期になってきました。年中雪に閉ざされたカルデアではあまり季節を感じることができませんが、叶うことなら『紅葉狩り』というものをしてみたいなと思います。山々が紅葉に染まり、それをお花見のように楽しむものだと先輩に教えていただきました。先輩の故郷である日本では毎年多くの方々がそうして秋を満喫するそうです。

 

さて、今日も召喚へと挑戦する先輩です。今回は護衛として、最近いつの間にかやってきていたセイバーオルタさんを同伴していました。本当にいつの間にかなんです。召喚を行ったはずもないのにいつの間にか。先輩は理由を知っているようなのですがうまくはぐらかされてしまいました。セイバーオルタさんも怒ったりしているわけではないため変な手段で呼んだと言うことではないと思いますが非常に気になります。

 

それにしてもセイバーオルタさんは私にとって複雑な人物ではあります。今となっては随分と前のことのように感じる最初の特異点。デミサーヴァントとなった私とマスターが初めて駆け抜けた戦場。あの特異点の聖杯の前で戦ったセイバーオルタさんは私にとって忘れられない人物です。今思えば、彼女はあの時点で私が誰の力をお借りしていたのか薄々気づいていたのでしょう。

 

本気でぶつかり合い、奇跡的に勝利したあの戦いの記憶はただの人間となった今でも克明に覚えています。そんな王も今となっては同じ志を持った味方です。だから怖がるのは失礼だと思っているのですが、初めて相対した強大なサーヴァントであったためやっぱり少し怖かったです。

 

そんなセイバーオルタさんを連れての召喚。なんでもマーリンさんを召喚することができるとか。マーリンさんと言えば流石は冠位クラスのキャスターということで万能過ぎる力を持ったサーヴァントです。カルデアへ来ていただければ戦力の大幅な強化をすることができ、その分先輩の危険度も下げることができます。どうなるかは分かりませんが先輩には頑張っていただきたいと思います。

 

今回の召喚に備えて必死にやりくりしたおかげで聖晶石はかなり溜まっているようでした。これならチャンスはあると私も先輩も思っていました。……はい、思っていました、です。現実は無常というのでしょうか、結果的にマーリンさんは来ませんでした。やはり冠位クラスともなると召喚は困難を極めるようで先輩もガックリと残念がっていました。

 

ですが、私としては少しばかり安心している節もあります。なぜなら召喚の間セイバーオルタさんが抜身の剣のような圧力を発していたからです。もしマーリンさんが来ていたとしたら一悶着あったかもしれませんね。具体的には召喚されて口上を述べている間にカリバッていたかもしれません。人知れずカルデアの危機が回避されていたのでしょう。

 

その代わりと言っては何ですが、セイバーオルタさんがもう1人来てくださいました。今回はキチンとした召喚での登場です。セイバーオルタさんの宝具は言うまでもなく黒い聖剣です。破壊力抜群なだけではなく、放った後には魔力を回復するというトンデモ宝具です。強力な宝具をさらに強化できると先輩は喜んでいるかと思いましたが、何故か微妙な顔をしていました。ブツブツと「交換ミスった……」と呟いていましたが交換とはどういうことなのでしょう?

 

また、セイバーオルタさんとは別にランサーのアルトリアオルタさんも来てくださいました。それも3人。1度目に現れた時はロンドンでのことを思い出し警戒態勢を取りましたが、セイバーオルタさんと同様に今は味方なので比較的友好的でした。さらにその後2人目、3人目と立て続けに召喚されたことには私も先輩もビックリしましたがクリティカルの火力が凄まじいランサーオルタさんが来てくれたのは非常にいいかもしれません。先日来た新宿のアサシンさんとの相性も良さそうです。

 

それにしても先輩。いくらランサーオルタさんが馬に乗って高いところにいるからと言ってずっとそのお胸を見るのはやめてください。不可抗力とか聞いてないです。思いっきり下乳上と口にしています。最低です。セイバーオルタさんもお胸を睨みつけてマーリンさんに対するものとは別の感情で剣を抜こうとするのはやめてください。ご本人ではありませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇月×日 このピックアップ召喚はなんとお呼びすればよいのでしょうか?

 

月日は10月になりました。今年も残すところ3ヶ月を過ぎ、気温もグッと下がり始めてきています。去年はエリザベートさんが引き起こした(引き起こされたとも言えるのでしょうか?)ハロウィンの特異点に翻弄されていた時期ですね。今年はこのまま何事もなく終了してほしいと切に願います。

 

今回の召喚ですが、以前先輩が行かれた微弱な特異点に関連するサーヴァントが召喚されるようです。対象のサーヴァントは女神『パールヴァティー』。容姿的にはパッションリップさんやBBさんに非常によく似た人物……いえ、同一人物と言っても過言ではない女神様でした。本来の姿ではなく依代としている人間の方と先の御二方が似ているのは何かしら理由があるのでしょうか。目下調査中です。

 

召喚の結果ですが久しぶりに鮮やかな失敗となりました。召喚されたサーヴァントは見事に宝具レベルMAXの方々ばかり。礼装もすでに所持しているものばかりでした。しかし、立て続けに見覚えのあるサーヴァントや礼装が召喚される中で唯一私と先輩の興味を引いた礼装がありました。

 

オルタでもサンタでもランサーでもない、青い服装に軽装の鎧を纏ったセイバーのアルトリアさん。そしてその王と肩を並べる赤銅色の髪をもつ私や先輩と同い年ぐらいの青年。その2人が刻まれた礼装です。礼装名は『願いの先』と呼ばれるものでした。

 

先輩はどうやらその青年の方に見覚えがあったようですが、すぐに雰囲気が違うと首を振っていました。恐らく彼はアルトリアさんのマスターだろうと推測します。つまりこの礼装はアルトリアさんが以前参加した聖杯戦争のマスターとサーヴァントを模しているということなのでしょう。いずれにせよ、戦うアルトリアさんのご様子から互いに信頼し合った良き仲であったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォウと小さく鳴く声がして私の意識は過去の世界から戻ってきます。どうやらネムネムしていたフォウさんが起きたようです。時刻を確認してみるといつもの就寝時間の少し過ぎたぐらいの時刻になっていました。

 

「もうこんな時間に……。つい夢中になってしまって気づきませんでした」

 

教えてくださりありがとうございますとフォウさんを優しく撫でます。ナデナデを堪能したフォウさんは私のベッドの隣に置かれたフォウさん専用ベッドへと向かい、また丸くなりました。どうやら本格的に眠るようです。

 

「私ももう休みましょう」

 

夜更かしは明日の仕事に支障きたします。カルデアの一スタッフ、そして先輩をお助けする身として体調を万全に整えるのは必須項目です。私は空になっていたマグカップを片付けて就寝準備を整えて自身のベッドへと潜り込みました。

 

「明日は先輩のトレーニングにお付き合いして、ダヴィンチちゃんの観測の補助も行って……」

 

明日すべきことを反芻しているうちに徐々に瞼が落ちてきます。日記帳の過去の世界とは別の夢の世界へと安らぎを持って誘われていきます。私はそれに抵抗することもなくゆっくりと身体と意識を預けていきました。

 

――さあ、明日も頑張りましょうか。




はい、ということで新規鯖マシマシな内容でした。

このピックアップの間では新アサ、エリちゃん(2回目)、カーミラさん(2回目)、セイバーオルタ(まさかの召喚成功)、ランサーアルトリアオルタ(まさかの3人引き)という結果に。

なんというか、星4が最近来る感じです。星5はサッパリですが。でもコストとか考えたらこれはこれでいいのでは?寧ろ色々試せて面白いのでは?と考えていたりします。

今回は番外編という形で筆を進めさせていただきました。恐らく今後もこんな感じで番外編を挟みつつサラッと書ききれなかったピックアップを書いていこうかと思いますのでよろしくお願いします。

それにしても、ついに最後の亜種特異点セイレムが始まりましたね。とりあえず哪吒ちゃんが可愛すぎてヤバい。あとメッチャクトゥルフ過ぎてヤバい(語彙力)
まあ、作者はTRPGはしないのでクトゥルフの知識と言えば某(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!に限られるわけですが。でもすごく混沌としてて面白いです!

さて、次回は恐らく剣豪の話になるかと思います。武蔵ちゃん中心のお話ですからね。気合を入れて執筆したいと思います。た、たぶん年内には書けると思いますよ?

年末ですごく忙しい時期ですが、皆様もお体にはお気をつけください。そして恐らく何かしらあるであろう年末のイベントを楽しみましょう!では、また!

PS
HFを観てなんだこのクオリティと戦慄。面白すぎて的確な表現が絞り出せません。
流石UFOときのこ先生だぜぃ!そして先生、誕生日おめでとうございます!
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