慧音「おいおい、なんだあれ」
咲夜「ちょっと大きすぎじゃないかしら」
寺子屋から外に出た私たちが見たのは
5mは余裕で越えているであろう大きさの生物が
人里に向かって攻撃しているところだった
橙合「あれ、私が初めて幻想郷に来たときに襲ってきたのに少し似てる...?」
慧音「そんなことより幻想郷にはあんな生物は存在しない!あれはいったいなんだ!」
咲夜「考えるより倒すことが優先!慧音!」
慧音「あぁわかった!」
咲・慧「スペルカード!!」
咲夜「時符「咲夜特製ストップウォッチ」!」
慧音「国体「三種の神器 郷」!」
二人が弾幕を放ち巨大な生物はよけることもできずに前弾命中する
しかし、
咲夜「なっ!!」
慧音「効いてない!!」
巨大な生物は何事もなかったかのようにそのまま破壊行動を続ける
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紫「やっぱり教えないとダメかしらね、藍!」
藍「お呼びでしょうか紫様」
紫「あの二人にあれを倒すにはあの子の力がいるって教えてきなさい」
藍「かしこまりました」
藍は猛スピードで人里に向かう
霊夢「初めからそうしなさいよ」
紫「少しくらい考えてもらいたいじゃない、そんな余裕ないけど」
霊夢はハァと短くため息をついた
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咲夜「幻符「殺人ドール」 !!」
慧音「虚史「幻想郷伝説」!」
その後も二人は、攻撃を続けているがまったく効いていない
咲夜「っく!どうすればいいのよ!」
慧音「まさか攻撃自体を受け付けないとわな」
藍「それはそうだ」
気が付くと私の隣にスタイルの良い女性が立っていた
頭には狐のような耳が生えていて9本のしっぽがある
咲夜「あんたは隙間妖怪の式神ね、あれが何か知ってるの」
藍「私たちはあれを神生物と呼んでいる」
橙合「神...生物」
藍「大昔に幻想郷の隅に封印されたのだが最近その封印が綻んできていてな、そこから出てきてしまったのだよ、暫く前から博霊の巫女と紫様が結界の修復に取り組んでいるのだがなかなか強力な結界でな神生物たちが外に出ないようにするので手一杯なんだよ」
慧音「ちょっと待て、あんなのがまだいるっていうのか!?」
藍「百は超えている」
咲夜「絶望的じゃないのそれ」
橙合「あの、長話をしてる暇ないんじゃないでしょうか...」
藍「まったくもってその通りだな、なら手短にあれを倒せるのは君の持つ真力だけだ」
咲夜「なるほどね...」
慧音「あぁ、そういうことか」
橙合「私が連れてこられたのってこのためなんですね...」
倒す方法はわかったのだがしかし...
慧音「どうするんだ、橙合はまだ能力を自覚したばかりだし攻撃手段なんてないぞ」
その通りだ、今の私には弾幕を撃つこともできなければ空を飛ぶこともできない
ましてはあれを倒せるようなものなんて...
橙合「あっ!」
途端に思い出し私はポケットの中を確認する
よかった、なくしてはいないようだ
咲夜「橙合どうしたの?」
慧音「何か思いついたのか!?」
橙合「えっと...狐さん??」
藍「八雲藍だ、藍でいい」
橙合「藍さん、あれを倒すには真力そのものじゃないとダメなんですか?」
藍「どういうことだ?」
橙合「真力を別の力に変換してもあれを倒すことはできるんですか?」
藍さんは少し考え...
藍「あぁ、君の真力が使われているならそれでも可能なはずだ」
それならいける
橙合「咲夜さん、慧音さん、藍さんあのデカいのの動きを止めてもらえますか、私はまだ弾幕なんて撃ったことがないので少しでも命中率を上げたいのと、真力を別の力に変換する方法を今から考えます」
咲夜「わかったわ、その代わりちゃんと成功させなさいよ?」
慧音「頼んだぞ橙合」
藍「了解した」
3人は神生物に向かって攻撃を始めた
橙合「フゥ...レミリアからもらったスペルカード」
私は改めてその札を確認する、
3種類あるスペルカードの名前は
天罰「スターオブダビデ」
紅符「スカーレットシュート」
神槍「スピア・ザ・グングニル」
能力を自覚したからか3枚の札に妖力が込められているのがわかる
橙合「あとは私の真力を妖力に変換しないと」
ただその方法が全く分からない
一体どうしたものか
紫「一度その妖力を取り込んでそれをお手本にあなたの真力を妖力に変換すればいいのよ」
橙合「うわっ!!」
吃驚した
いきなり私の真横に女の人が現れたのだ
橙合「ってあれ?」
おかしい、さっきは確かにいたはずなのにもう姿が見えない
橙合「気のせいだったのかな...」
そんな疑問をすぐに置き去り再び考える
「一度妖力を取り込んでそれをお手本に真力を妖力に変換する」さっき確かにそう聞こえた
橙合「取り込むって言われてもどうすれば」
試しに1枚の札を取り集中をする
すると札に込められていた妖力の形のようなイメージが浮かび上がってきた
そしてその横にはきれいな丸のイメージ
おそらくこの丸が私の真力なのだろう
橙合「あとはこれをお手本に形を変える...」
しかし、ただのイメージのはずなのになかなか形が定まらない
さらに集中をする
すると、そのイメージが立体になった
橙合「これなら...」
形が把握しやすくなったためか形を定めやすくなった
そしてそのままイメージを固める
瞬間、私の体と札からものすごい妖力があふれ出た
橙合「よし、皆さん!!行きます!!」
咲夜「了解!時符「プライベートスクウェア」 !!」
慧音「意外と速かったな!」
藍「決めてやれ!」
橙合「ハアァァ!神槍「スピア・ザ・グングニル」!!」
スペルを宣言すると私の手に妖力で作られた巨大な槍が生成される
それを勢いよく神生物に投げつける!!
放たれた槍は神生物を貫き消滅させた