幼馴染といちゃつくだけの短編集   作:さんれお

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魔王に杏子を犬扱いしているのを見られると処刑される。



杏子 寂しがり編

 

 

部活の朝練して休み時間は委員会に出て放課後は野郎共とゲーセンで格ゲー大会をするというリア充DAYを過ごした。

 

楽しかったがバカ犬を一日かまってないから拗ねてしまってるんじゃないかと心配だ。

 

そんなこんなで帰宅。

 

ぶっすーと頬を膨らませた仏頂面わんこが玄関に仁王立ちしてた。

 

「・・・」

 

スルーした。

 

「えっ!?ちょ、ちょっと!不貞腐れてますよー!私不貞腐れてますよー!!」

 

「うるさい犬だな、不法侵入で訴えるぞ」

 

「え、今更!?何回も私入ってるじゃん!」

 

「は?じゃあその回数分訴えるわ。犬小屋で反省するんだな!」

 

「それを言うなら豚小屋だよ!もう!ほんとに怒ってるんだよ私は!」

 

「なんで?」

 

「なんでって・・・今日1日、あなたが私と会ってくれなくって・・・」

 

「お前子供じゃないんだから・・・いや子犬じゃないんだから・・・」

 

「わざわざ言い直すなよッ!子供じゃないもん!・・・だって、さみしかったんだもん・・・」

 

ぽふり、と体を預けてくるわんこ。可愛いヤツだなぁ!思わずナデナデしちゃう!

 

「・・・こ、これくらいで機嫌なおしたげないんだから・・・」

 

「尻尾振りながらそんなこと言われても・・・」

 

「へっ!?ほんとっ・・・て尻尾なんかないよ!」

 

「ノリツッコミもできるなんて凄い犬だ」

 

「むぅ~~~もっと優しくしてよ!あ、甘えさせてよぉ!」

 

「はいはい、はしゃぐなはしゃぐな」

 

ぐりぐり頭を擦り付けてくる。こいつほんとに動作が犬だな。

 

「・・・ねぇ、私ウザいかな?」

 

「激ウザ」

 

「ヒドいっ!?」

 

「もういい歳なんだし、あんまずっと一緒にってわけにもいかねー時もあるだろ」

 

「・・・そうだけど、さみしいんだもん」

 

なんだコイツは・・・幼稚園児か・・・?

 

「あ、あなたが悪いんだよ?私のこと犬扱いするクセに、毎日たくさん構ってくれてたから、あなたがいないと何しても・・・物足りないっていうか・・・」

 

「ウサギかお前は。キャラを守れよ。私は犬ですって3回言え」

 

「・・・・・・言ったら、ぎゅってしてくれる・・・?」

 

「・・・ツッコミすら放棄するのかよ」

 

「なんでもするから、お願い・・・私を1人にしないで・・・?」

 

「・・・しねぇよ。責任ってもんがあるからな、飼い主には」

 

「ん、えへへ、そうだよね、私はあなたの、アンコだもんね!」

 

「わんこな。雰囲気に流されて人間にランクアップできると思うなよ」

 

「くそっ!いい流れ出来てたのにッ!」

 

「くそとか言うなよ。ファン減るぞ」

 

「ファン!?私ファンいるの!?」

 

学校ではいつの間にか、わんこファンクラブが出来上がっていた。俺はいつの間にか、名誉会長に就任させられていた。

 

「・・・機嫌、なおったか?」

 

「・・・もうちょっと、撫でてくれたら?」

 

「はいはい」

 

「・・・んへへぇ・・・・・・あなたって、やっぱり優しいよね?」

 

「何を言ってるんだバカ犬」

 

「犬じゃないもーん!照れちゃって、可愛いんだから~」

 

肘でうりうりと胸をつついてくる。鬱陶しかったので4の字固めをしかけた。

 

「え!?ちょ、痛いたイタいたい!女の子に容赦なくプロレス技かけるの!?ちょ、ほんとに痛いよ!?」

 

「バカタレ、お前はジャングルでオスゴリラに襲われても同じことを言うのか?自然に雌雄の差などないんだよ」

 

「ここ自然じゃないよッ!ばりばり文明圏内だよッ!!ちょ、痛い!タップタップ!てんかうんとだよ!」

 

「ふはははは!わかったか馬鹿犬め!主人に逆らうとどうなるか・・・」

 

 

「おい杏子ちゃんに何してんだテメー」

 

気づいたら我が姉、通称魔王がご帰還されていた。その夜、俺は屋根の上に十字架磔されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






杏子ちゃんはギャグ要因だから甘さ休めになるよね!って思ってたら普通にゲロ甘になりそうだったので魔王降臨させて方向転換しました。

杏子ちゃんのゲロ甘は結婚シリーズの時って決めとるんじゃ・・・待ってた人いたらすまんな・・・


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