ボーデヴィッヒさん家のウサギちゃん   作:レイアメ

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 やばい。ラウラたんぐうかわ。
 可愛すぎてやばい。主に更新スピード的に。


 緋弾とか萌えもんとかリリカルとかほっといてごめんなさい。
 だが、私はラウラたんを書かなくてはいけないのだ!


1話

「貴方は死にました。なので転生してもらいます」

 

「あっはい」

 

「特典もつけておきます。くじで」

 

「くじですか」

 

「ISの世界です」

 

「そうですか」

 

「転生先はランダムです」

 

「りょうかいです」

 

「では―――Gute Reise(良い旅を)」

 

「はい―――ん?」

 

 

 可笑しい。何が可笑しいって、何故にドイツ語? というか、何かデジャブ感じる。何コレ。何だっけ?ああ、思い出しました。これ私が転生するときの夢ですか。で、私は何をしていたのでしょうか? 何か声聞こえるし。ああ、確かドイツから飛行機に乗ってラウちゃんに窓側を譲ってもらって柄にもなくはしゃいで寝てしまったんですね。ということは、この声はラウちゃんですか。

 

 

「―――様、―――い様。起きてく―――い様。む、―――スで起こさ―――。い、いざっ!」

 

「ラウ、ちゃん......何してる、デスカ?」

『言わせんなよ、恥ずかしい』

 

 

 目を開けると視界いっぱいにラウちゃんの顔がドアップで映り込んでいる。眼帯を付けていない方の目が大きく見開いて、すごい勢いでのけぞる。

 

 

「おおお、お兄様⁉ い、いえこれはですね、そのぉ......」

 

「もう着くの、デスネ」

『いざ行かん!』

 

「はい。もう少しで着陸します、お兄様」

 

「ありがとう、デス。ラウちゃん」

『感謝・・・・っ!圧倒的感謝っ・・・・!』

 

「そ、そんな......えへへへ」

 

 

 ここで感謝のナデポ。撫でられてポッとしているラウちゃんを横目に小さな窓を覗くと、白い雲が途切れている隙間から住宅やら、海やらが良く見える。そのことからもうゆっくりしている時間はないのだと理解し、撫でりしている手をラウちゃんの頭から外し手でキャビンアテンダントさんを呼ぶ。

 

 

「あっ......」

 

 

 近寄ってきたキャビンアテンダントさんに荷物を取ってもらう。私たちは背が低いですからね、届かないんですよ。それを分っているキャビンアテンダントさんはにっこり笑って取ってくれる。ああ、こら、威嚇しないラウちゃん。目が怖いですよ。

 

 

「お兄様は、もう少し警戒心を持ってください! あのようにお兄様に媚びを売ってくる売女は向こうではたくさんいます! 私が目を光らせているからいいものの万が一のことがあれば、私は......私はっ!―――いえ、安心してください。何があろうとお兄様は私が絶対にお守りしますから」

 

 

 何を言っているのかよく分かりませんが、ラウちゃんのことは信頼も信用もしていますからね。いえ、此処は私が守ると言わないといけないのですよね、本来は。情けないですね、妹に守られてばかりというのは。

 

 

「ごめんなさい、デス」

『うわっ…、私頼り、なさすぎ…?』

 

「お兄様は何も気にしなくていいのです。これは私のやりたいことですし、生き甲斐なのですから。何もお兄様が気に病む必要ないのです。寧ろお兄様は何もしなくていいのです。私がお兄様のために何でもしますから」

 

 

 そこまで慕われるとは嬉しいですね。ですが、私もラウちゃんのためなら何でもしますよー......あれ? 何ですかその目。何か光がないんですが......そんなに私って頼りないんですか。

 

 

「お兄様、どうやら着いたようです」

 

 

 飛行機はそんな私を待ってくれないんですね。機内にアナウンスが流れ、他の人が荷物を取り出し始める。ですが彼等と違い、すでに準備している私たちに隙はありません。

 

 

「では、行きましょうか。―――IS学園に」

『今日も一日がんばるぞい!』

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「久しぶりだな、お前達」

 

「お久しぶりです! 教官!」

 

「お久しぶり、デス」

『チャリで来た』

 

 

 場所は空港からバスで30分、電車で1時間。くっころ。歩いて30分のIS学園。入口で待っていてくれたのが、ドイツで色々とお世話になった織斑教官。その正体は第1回IS世界大会で優勝し、世界にその名を知らぬ者はいないという超有名人である。何故そんな人と友好があるのかは置いといて、どうやらこれから編入するクラスの担任が教官だそうで、迎えにきてくれたらしい。

 

 

「その、何だ。変わらないな、お前は」

 

「そう、デスカ?」

『駄目だこいつ…早くなんとかしないと…』

 

「教官、お兄様はこのままでいいのです。変わる必要などありません」

 

「ふう、相変わらずだな。お前もラウラも。それから私の事は教官ではなく織斑先生と呼べ」

 

「分り、ました、デス」

『な、なんだってー!』

 

「では、着いて来い。すぐに授業だ」

 

 

 そう言って、教官―――織斑先生は背を向けて学園の中を堂々と進む。それに私とラウちゃんが着いていく。相変わらず、強者オーラ的なものが噴き出している。裏ボス的な。

 そう思っているとラウちゃんが握っていた手を更に強く握ってくる。此処まで来るのにずっと繋いでたんだよね。忘れてた。どうしたのラウちゃん? 緊張してるの?

 

 

「いえ、大丈夫ですよ。......ただ雌豚がお兄様に群がると思えば、私は、私は......っ!」

 

 

 手がプルプル震えるラウちゃん。え? どゆこと?

 

 

「さて、着いたぞ。お前たちは一旦此処で待っていろ。編入するのはお前等だけじゃないからな。それと、ラウラは私が戻ってくるまでに平常心を取り戻していろ。トラブルを起こしても庇えんからな」

 

「りょ、了解」

 

「大丈夫、デス。ラウちゃんは、そんなこと、しない、デス」

『フラグですね、分かります』

 

「......お兄様」

 

 

 お兄ちゃんだからね! ラウちゃんがジーンとした目で私を見ているからこれは確実に好感度とか、お兄ちゃんポイントが上がったね。

 

 

「甘やかすな、全く。だが、そこがお前の長所でもあるからな、困ったもんだ」

 

 

 そう言って織斑先生は何処かに行ってしまった。多分、もう1人の編入生を連れてくるのだろう。

 待ってる間に挨拶を考えておこう。黒板にチョークで名前書かれて自己紹介するんだよね、私知ってる。なるべく愛想良くしないと、私の表情筋って全く動かないからなぁ、誤解されかねない。あと、自分で言うのもあれだけど、私って結構変な恰好してるからね、尚更だよ。

 

 

「待たせたな、行くぞ」

 

 

 如何に愛想よく出来るか考えていたら、織斑先生が帰ってきていた。隣に金髪の中性的な美男子を連れて。

 どうやらあの子がもう1人の編入生らしい。そして、私と同じで女性しか使えないISを使える3人目の男性。何故か違和感あるけど。

 

 

「では、入ってこい」

 

 

 入った瞬間、私に奇怪なものでも見るような視線が殺到する。まあ、そうですよね。寧ろ予想通りで安心しました。ああ、ラウちゃん、ダメですよ睨んじゃ。

 銀髪ツインテール猫耳ヘッドホン眼帯無表情な上に杖まで突いて、その上男ですからね。キャラてんこ盛りです。

 

 

「ラウちゃん、ダメ、デスヨ」

『まだだ、まだ慌てる時間ではない』

 

「し、しかし......お兄様っ!」

 

「何、デスカ?」

『おうっ!』

 

 

 こっそりラウちゃんとひそひそ話をしていると、急にヘッドホンを外された。これ補聴器も兼ねてるので聞こえなくなるのですが、そう抗議の目を向ける―――表情筋は動いていないが、何故か耳を塞いでいた。何事?

 クラスの皆さんが何か言っていたみたいだけど、自己紹介で名前しか聞こえなかった。シャルル=デュノアさんね、私覚えた。

 

 

「これでもう安心です。どうぞ、お兄様」

 

「一体、何、デス?」

『超能力とかスタンドとか、そんなチャチャな(ry』

 

「いえ、少し危険が迫っていましたので」

 

 

 いや、何があったのさ。まさか大音量の叫びのせいでガラスが割れるみたいな、そんな漫画みたいなことあるわけないじゃん。おっと、次は私ですな。

 

 

「ユーリ=ボーデヴィッヒ、デス。シャルル君と、同じ男、デス」

『将軍と呼べえぃ!』

 

 ありゃ、シーンとしてらっしゃる。そうですよね、変ですよね。ちっくしょう! こうなったらやけですわ。アレをやっておしまいですわ。

 

 

「よろしく、ネ」

『キラリン☆』

 

 

 ふっ、決まった。左手に持った杖を軸に一回転、若干お尻を引いて、横チェキ。此処で笑顔だったらいいんだけど、表情筋動かんのよ、ごめんね。

 

 

「キャ」

 

 

 ん? キャ? え、何? 何言われるの?

 

 

「キャアアアアアァァァァーーーーー!」

「可愛いぃぃ!」

「あのこてこてなキャラが逆に行ける!」

「男? ほんとに? 男の娘でしょ?」

「あの無表情からの萌えポーズ、GJ!」

「ユーリたん、はぁはぁ」

「いや、あのプラカードというか、背中に生えてる赤黒い手には誰も突っ込まないのかよ」

「そんなことはどうだっていいんだよ、一夏君!」

「可愛いは正義。つまりユーリたんぺろぺろ」

「一夏君×シャルル君からの三角関係......いける!」

「ユーリたん×シャルル君でしょうが!」

「やっぱり男の娘は最高だぜ!」

「ぺろぺろしたい」

 

 

 ・・・・・・・・・・・・どうしてこうなった。

 ダメだ、腐ってやがる......遅すぎたんだ。此処はもう奴らの魔の手に掛かっていたんだ!

 いや、奴らって誰よ。魔の手って何よ。もうやだ、助けてラウちゃん!

 

 

 ぱぁん、と、一発。

 いや、そんな軽い音じゃないんだけど、名状しがたき拳銃っぽい何かを持ったラウちゃんが天井に向かって撃っていた。

 え? 

 

 

 シーン、と、さっきまで騒がしかった教室が静まり返る。

 え? やっちゃったコレ? 銃刀法違反しちゃった? 前科一般やっちゃった? 

 

 

「大丈夫です、お兄様。空砲なので」

 

 

 そういう問題じゃないと思うんだよね、お兄ちゃんは。それより、顔怖いよラウちゃん。目に光無いし、停電? ハイライトさん何処行ったの?

 

 

「ラウラ、銃を持ち出すのは流石にやりすぎだ。私が預かっておくから、お前もさっさとすませろ、全く」

「はい、教官」

「私はもう教官ではない、織斑先生と呼べと言っただろう」

 

 

 よかった、ジャパニーズポリスにはお世話にならなくて済むんですね。流石織斑先生! 略してさすおり!

 

 

「ラウラ=ボーデヴィッヒ。ユーリお兄様の妹だ。もし、お兄様に手を出してみろ、お前達―――殺してやる」

 

 

 違う意味でシーン、と、静まり返る教室。

 あの、ラウちゃん? 流石に冗談だよね? 殺気とか出してないよね? お兄ちゃん信じてるよ。

 

 

「ご安心ください。指一つ触れさせません」

 

 

 ・・・・・・・・・・・・大丈夫、だよ、ね?

 

 

「はあ、早く席に就け。ユーリ、しっかり妹の手綱を持っておけよ」

 

 

 はい。すいません、ご迷惑かけて。こめかみに手を当ててる織斑先生見てると、本当に申し訳なくなってくるわ。アレ? ラウちゃん? 何かロックオンしてない? 

 

 

「貴様が......っ!」

 

 

 ラウちゃん、何しようとしてるの? もう撃っちゃダメだよ?ほら、撫でりしてあげるから。

 

 

「ふぅ、大丈夫です。落ち着きました」

 

 

 じゃあ、良かった......って、一夏君に用でもあるの? 何もしないよね? 主にビンタとか。

 

 

「お前が織斑一夏か」

「ああ、そうだけど何か用か?」

「お兄様に近づくな」

「は?」

「それと、私はお前が教官の弟などと認めない。以上だ」

 

 

 いきなりどうしたのさ、ラウちゃん。一夏君ポカンってしてるよ、他のクラスメートの人とかも。かくいう私もビックリだよ。

 

 

「さ、此方です。お兄様」

 

 

 お兄ちゃん、妹のコミュ力の無さにびっくりだよ。

 

 

「では、HRを終わる。各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。今日は二組と模擬戦闘を行う。解散!」

 

 

 織斑先生すごいね。この空気で普通に進めるんですね。さすおり!

 

 

「おい、織斑。デュノアとユーリの面倒を見てやれ。同じ男子だろ」

 

 

 お、移動ですね。しかし、すでにISスーツを着ている私に死角はないのですよ。後は制服を脱ぐだけですね。しかし、私は杖着いていますからね。大丈夫でしょうか。

 

 

「よし、行こうぜシャルル、ユーリ。俺の事は一夏って呼んでくれ」

 

 

 お、すごい。この人すごい。コミュ力すごいよ。初対面の人に元気よく話しかけて、気軽に名前も呼べるなんて。ええい、奴のコミュ力は化け物か!

 

 

「分り、ました、デス」

『ヒィヤウィゴー!』

 

「お待ちください、お兄様」

 

 

 およ? どうしたのラウちゃん。というかもう着替えたんだね。

 

 

「お兄様、此方へ」

 

「どうしたの、デスカ?」

『いいか、何もするなよ、フリじゃないからな!』

 

 

 ひょい、そんな擬音が着きそうな感じでラウちゃんにお姫様だっこをされる、私。とてつもなく恥ずかしい。

 

 

「お運びします」

 

 

 いや、あのね、ラウちゃん。私ベリー恥ずかしいの、分かる? 皆見てる、見てるからぁぁ!見ないでぇぇぇぇ!




原作と違う点。
・オリ主が居る。
・ラウラたんヤンデレ。
・ラウラたん実験成功。
・ビンタ無し。
・ラウラたんヤンデレ。

つまりラウラたん可愛いってこと。
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