流されてカルデア   作:三島溪山

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新年最初の投稿です。アンドロイドの自分はFGO課金エラーという不具合があったため、しばらく課金ができませんでした。まあ引っかかる前に不具合があるということを知れてよかったです。福袋はメイヴ(二体目)でしたwwいらねーww


第三話

 源義経、幼名牛若丸。平安時代の武将であり、源頼朝の異母弟に当たる。様々な戦を勝利に導いたが、兄の不況を買って後に自刃したとwikiに書いてあった。そんな武将が目の前にいるが鎧から見てかなり個性的だ。これが俺のサーヴァントになるのか。

 

 「俺がマスターだ」

 「主殿がマスター…ですか」

 「そんな難しい顔してどうした?」

 「いえ、主殿に不満があるわけではありません。ありませんが…聖杯からの知識で知っているとはいえ、サーヴァント同士が仲良く火を囲む風景は信じがたいゆえ」

 「あー…」

 

 まあね…基本の聖杯戦争は総勢七人のバトルロイヤルだ。人理滅却という例外があるとはいえ、この状況にあっさり馴染む二人に驚嘆を感じているのだろう。

 

 「こいつらはほら、特殊ってやつ?あ、BLじゃないよ」

 「「おい」」

 「BL…?」

 「おい嬢ちゃんその言葉は忘れろ、なあ?」

 「それだけは御免被る」

 「息ぴったりだね二人とも…」

 

 そうだね。犬猿の仲なのにな…でも桃太郎では仲が良かったはず。やっぱりホモじゃないか(憤怒)

 

 「その笑みは気になるがそろそろ睡眠をとったらどうだ?サーヴァントには必要ないが君達は人間だ」

 「うーん…それもそうだね。おやすみアーチャー…」

 「俺も仮眠をとる。警戒は頼むぞライダー、キャスター」

 「応よ」

 「お任せを」

 「それとライダーに今の状況を説明しといてくれ」

 

 そう言って女性陣とは違う部屋で寝る二人。サーヴァントは女性もいるけどホモだから大丈夫だろう。

 

 

 

 *

 

 

 

 翌日、相変わらずの外景色を見てため息をつく。夢だったらどれだけ良かったか。

 

 「早起きだねえマスター」

 「おはようキャスター」

 「朝御飯をライダーに配膳しておくよう頼んだ。私はマシュやオルガマリーを起こしてくる」

 

 ナチュラルに女性の寝室に行くエミヤさんぱねぇっす。

 

 「おはよう…」

 「大樹も起きたか」

 「アーチャーは…?」

 「女性陣を迎えにいっ「いやああああああ!」「なんでさーーー!」た…」

 

 ドゴオオオオンなどと爆音と悲鳴が響いた。ああ…やっぱりあいつは英霊になってもToLOVEるだなあ。

 

 「アーチャー殿の悲鳴、でありますな」

 「朝からご苦労なこったな」

 

 朝食の風景は割愛しよう。赤い紅葉とかなかった、いいね?

 

 

 

 *

 

 

 

 特異点攻略のために大聖杯安置所である円蔵山の洞窟へ向かう。瓦礫の山やねずみ色の空も見慣れ、しっかりとした足取りで石段を登る。

 

 「もう一度説明するぜ。残る敵性サーヴァントは3体。バーサーカーは何かを守るように山に佇んでいる。残るは騎士王(セイバー)とアーチャーなんだが…」

 「アーチャーの正体、真名はわからないと言ったわね」

 「いや、ここにいる奴によく似ている。なあアーチャー?」

 

 キャスターに一言で皆の視線がアーチャーに突き刺さる。

 

 「ふむ…既に別個体が召喚されていたか」

 「同一存在が同時に存在するなんて…」

 「いや、シャドウサーヴァントといったか、あれは既に聖杯に魔力として捧げられた英霊のデータの劣化コピーだ。厳密に言えば本体ではない…可能性としてはあるだろう」

 「で?勝ち目はあんのか?」

 「無論ある。自分自身と戦うのは慣れている」

 

 キャーエミヤサンカッコイー。でも過去の自分にやられてますよねー。

 

 「さあ着いたぜ。この先でセイバーが待ち構えている。覚悟はいいか?」

 「…ああ」

 「向こうのアーチャーは私に任せて突っ切ってくれ」

 

 となると騎士王にはキリエライト、クー・フーリン、牛若丸で挑むのか。前衛の牛若丸とキリエライトにかかっているな。

 

 

 

 *

 

 

 

 向こうのアーチャーをこっちのアーチャーに任せ、大聖杯目前まで迫る。

 

 「何よこれ…極東にこんな超抜級の魔術炉心があるなんて信じられないわ…」

 「離れた場所からでも膨大な魔力を感じる…!」

 「これが…特異点の原因ですか…?」

 「…奴さんがこちらに気付いたようだぜ」

 

 大聖杯の前に黒い陰、黒く染まった騎士王の姿があった。普段の青いドレスではなく、黒い鎧と黒いドレスを纏った伝説の騎士王のもう一つの姿。

 

 「―――」

 「…魔力放出がすごいです…あれがアーサー王…」

 『ブリテンの王、聖剣の担い手アーサー王。男装しているのはマーリンの悪知恵かな?本当に趣味が悪いね』

 「女性…?あ…」

 「見た目こそ華奢だが魔力放出で力を生み出す化物だからな。気抜いてるとぶっ飛ばされるぞ」

 「―――化物とは随分な言い草だな」

 「!?」

 

 初めて現実で聞く騎士王の声。画面越しでは伝わらない圧力を感じる。

 

 「ほほう…その宝具は…構えろ小娘。その守りを断ち切ってやろう!」

 「来ます―――マスター!」

 「約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)!!!」

 「仮想宝具疑似(ロード・)展開/人理の礎(カルデアス)!!!」

 

 膨大な魔力の塊と透明な堅強たる盾がぶつかる。キリエライトは真正面からそれを受けきる為に盾を支える。

 

 「大樹!令呪でキリエライトに命令しろ!守れって!」

 「は、はい!マシュ、俺達を守って!」

 「はい!!」

 

 右手の令呪が一画消えてキリエライトに魔力を回す。その魔力がキリエライトを奮い立たせる。光が発散され、数分にも満たない時間がやっと終わったと感じてしまう。キリエライトは緊張の糸が途切れたのか膝が折れてしまう。

 

 「耐えて見せたか。それでなければな」

 「チッ、奴さん調子づいてやがる」

 「ああ…こっちは二度防げる確証はないからな」

 「主殿」

 「ライダー、キャスター。キリエライトが戦線復帰するまで時間を稼げ。三対一なら勝率も上がるだろう」

 

 二人は頷いて騎士王の元へ駆ける。

 

 「アンサズ!」

 「やあっ!」

 「ふっ…」

 

 キャスターが生み出した火球を切り裂き、ライダーの刀を捌く。二対一だが焦った様子はない。あの様子だといくらやっても倒せないだろう。何か意表を突くものがないと。

 

 「マスター…」

 「マシュ!大丈夫か!?」

 「はい…」

 

 やはりキリエライトは疲弊している…初心者がエリアボスに挑んでいるんだ。何もかもが違いすぎる。でもこの子は…立ち上がる。

 

 「航太さん…」

 「今、ライダーとキャスターが抑えているが…このままでは勝ち目はほぼない」

 「え…?だ、だってライダーとキャスターは…」

 「セイバーは最優のサーヴァントだ。知名度が高く、ステータスも軒並み高く、マスターの意向をくむ扱いやすいサーヴァント。それに騎士王は対魔力が高くキャスターの攻撃は宝具以外ほとんど効かないだろうし、宝具を放つ隙を作れる実力差はない。宝具同士がぶつかっても十中八九エクスカリバーが勝つ」

 「そんな…」

 

 所長は俺の考察に膝を落とし俯く。しょうがないことだ。アーチャーがいればまた戦況は変わっていただろうが待つ時間はない。それにエクスカリバーの威力はまだ上があるだろう。次は防げない。

 

 「…絶望ばかりだがそれでも君は立てるか?戦う意志はあるか?」

 「…はい!戦います!マスターの為に!」

 「ふっ…」

 

 良い目だ。俺のようなどっちつかずの半端者じゃない本物の目だ。死中に活路を見いだす戦士の目だ。ならば行こうではないか。千分の一を掴むために。

 




誤字脱字あれば報告よろしくお願いします。
明日のスカサハ、十日の武蔵。どっちも欲しいが育成する余裕はない。どっちを狙うべきか。

追記
FGO八万でスカサハ様をお迎えできました。次は武蔵だな…
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