大森林〜くさタイプヘイトの俺がくさタイプ一筋になった訳〜 作:ディア
・前回のアンケート結果
≫圧倒的大多数でガラル地方でした!次点にホウエン地方……ジュカイン登場だからわかる。3位がカロス……いやXY非所持勢に書けと?ちなみに作者が期待していたジョウトは最下位という結果になりましたとさ。
・作者はどんなポケモンが好き?
≫ぶっちゃけ草タイプでもなければドラパルトでもなくドロンチ。草タイプもドラパルトも好きな方だがドロンチのあのフォルムは完璧過ぎだし、何よりも上に乗せているドラメシヤの反応も平行で見れて可愛い。進化後のドラパルトをメガドロンチとして見ているくらいには推しであり、アニメでドロンチが出た時は感動してしまった
≫ちなみにガブリアスも作者の好きなポケモンで、その理由はダークライのダークホールを2連で避けてくれたから。ドロンチのS種族値が102でその繋がりだからとかそんな理由ではない
・この世界の住民のフィジカルについて
≫現実よりも強靭で現実の一般人レベルより少しマシなはずの主人公(コスモ)もあの世界ではクソ雑魚。子供達はイシツブテ合戦を行い(主人公は非力な為行えない)、華奢なエリカですら張力100kgの弓を引くことが出来るといったらその異常性が理解出来るだろうか?
・くさタイプ統一
≫草と言えばゴリラと言わんばかりに8世代時点で草タイプ歴代最強はゴリラだが7世代まではゴリラがいなかったのでジャローダやキノガッサ、カミツルギと言ったポケモンで誤魔化すしかなかった
≫ぶっちゃけ今の環境だと草統一よりもエスパーや虫統一の方が辛い。理由は攻撃による一貫性のなさと弱点がメジャー過ぎる、つまり攻めも守りもない上に草以上に搦め手もないから
≫ちなみにこの小説では草統一らしさはなくほとんどステータスによるごり押しなので詰め将棋のような搦め手が好きな方はあまりオススメ出来ない
ユレイドル。くさタイプとしてはほのおにもひこうにも弱点でない希有なポケモンだ。しかもいわタイプとしても弱点が少ないポケモンでもあり、くさタイプの複合としても4倍弱点がない。
そんなユレイドルだが所謂マイナーポケモンとして名を馳せている。弱くはないのだが他のポケモンに比べると微妙。ユレイドルでなくても役割が出来てしまいマイナーポケモンとして有名だ。それ故に型が読めないなんてことはよくあることだ。
しかしながらくさタイプとしてはかなり優秀な方だ。くさタイプ自体が搦め手が多いがステロを撒ける*1のはこのリリーラ系統とテッシード系統、そしてセレビィの5体だけだ。
しかもナットレイは特性の関係上Bに特化していることが多く大体4倍弱点であるだいもんじでやられてしまうが、ユレイドルはDが高いこともあり砂嵐状態ならタイプ一致であってもだいもんじであれば耐えてしまう。
それにタマゴ技*2になるがじこさいせいが使える。ナットレイにはそれがなく回復手段がやどりぎとたべのこしのみだ。つまりナットレイよりも回復手段に優れていると言える。
だがそれでもユレイドルが使われないのには理由がある。ユレイドルが得意とする特殊アタッカーの環境ではなく、物理対面に特化しているナットレイの方が役割があるからだ。原種サンダーやカイオーガに強いのは間違いなくユレイドルだが、それ以外となるとキツいものがある。
逆に言えば原種サンダーやカイオーガ受けとしては優秀で他にも特殊アタッカーならほとんど受けれてしまうポケモンということでもあり、特殊アタッカーの環境ならかなり活躍すること間違いなしだ。俺はASやCS極振りのアタッカーが好きだから受けとかは得意としない*3けど。
「リリーラ、よろしくね!」
「リリっ!」
これで6体揃った訳だが、フシギバナ、リーフィア、カットロトム、ユキノオー、リリーラ、タマゴ(ナエトル)とまあ見事なまでにくさタイプ統一のパーティだ。セレビィは含まないのかって? あいつはどちらかというと図鑑ロトムとかアドバイザーのような何かだから俺の正式なポケモンとは違う。
『ふーん、僕を手持ちから外すんだ~』
じと目で俺に訴えかけるセレビィ。よくよく考えたらこいつがいるせいでくさタイプの野良ポケモンとろくに戦えないから必要ないんだよな。いくら幻のポケモンでも厳しすぎるよな。
「タマネギ、うるさいよ」
『はいはいどーせ僕は不用品ですよーっだ!』
タマネギが拗ねてしまい顔を背ける。性格も面倒な奴……
「コスモ、どうかしたの?」
そんなことをしていると復元されたタテトプスを連れたミカンが俺に声をかける。
「ミカン、実はこのポケモンが拗ねちゃってね……」
「えっと、タマネギさん?」
『僕はコスモのポケモンじゃないからタマネギなんかじゃないもーん』
「コスモは何も君のことを見放した訳じゃありませんよ。見放していたら帰れの一言くらいあるはずですよ」
「そうだよタマネギ。君は僕と別れたくてそうした訳じゃない」
『ふんだ! そんなこと言っても騙されないよ』
「タマネギさん、コスモについていった目的って野生のくさタイプのポケモンを倒してほしくないからそうしたんでしょう?」
『そうだよ。でももう赤の他人だからいいんだ。今度は僕の目の届く範囲にいる人間にそうするだけだから!』
「……そ、うなんだ」
何でなんだろうな。顔から涙が出てくる。大して交流した訳でもない、むしろ疎ましく思っていたのに赤の他人って言われて涙を流すってそれだけタマネギに嫌われるのが嫌なのか? いや俺の精神が身体に影響されているのか? どちらにせよ感情が抑えきれない。
「コスモ……」
『泣いたふりしたって無駄だよ。僕はサヨナラするから』
「タマネギさん……」
タマネギが背を向け、そう告げるとミカンが切なそうに呟いた。
「……わかった。でもタマネギ、僕はそれでも野生のポケモンを狩り続ける」
『……』
「痛い痛いっ、無言で頭締め付けるのは止めてっ!」
せめての強がりを否定するのはヤメロォっ!
『という訳で二人とも、もしコスモがむやみやたらと野生のポケモン、特にくさタイプのポケモンを倒していたら注意してね』
「仕方ありませんわ」
「うん」
ミカンといつの間にかそこにいたエリカが頷いた。
『じゃあボックスで待っているよ』
そう言ってタマネギがボールの中に入りボックスへ転送されて待機する。
そんなこんなでセレビィのタマネギをボックス送りし、ミカンにあるものを渡す。
「ミカン、そう言えばこんなものを見つけたんだけどいる?」
そう言って俺はかみなりのいしを手渡すと不思議そう*4に首を傾げる。
「かみなりのいし? 私が持っていても使い道ないし、コスモが持っていた方が有用的なんじゃ……」
はて? もしかしてレアコイルがジバコイルになる為の条件をご存知ない? いやそれはそうか。何せジバコイルがかみなりのいしで進化するようになったのって8世代つまり剣盾以降なんだよな。それまではテンガン山とか特定の場所でしか進化出来なかったし、イーブイもリーフのいしでリーフィアに進化出来るようになった。しかしハクタイの森で進化させたのは理由があるのだがそれはまた後にしよう。
少なくともくさタイプしか使えない俺にかみなりのいしは不用品だ。だからこうして──
「ミカンさん、コスモのお気持ちを察して下さいませ」
「コスモ、私にこれを渡したってことははがねタイプのポケモンでこれを使って進化出来るポケモンがいるってこと?」
「そうだよ、レアコイルにそれを使うとジバコイルに進化するんだ。はがねタイプ使いのミカンなら必要かなって思ったんだけどいらないならいいや」
「いえ、いらないとかそういう意味じゃなくてね? コスモならポケモンに詳しいから何か私に渡す理由があるんじゃないかって思って聞いたの。誤解したならゴメンね」
「いいよ。じゃあはいこれ」
ミカンにかみなりの石を渡すとミカンが石を包み込むように握り微笑む。
「ありがとうね、コスモ」
「その代わりジバコイルになったら見せてよ? ミカンの強いジバコイルを見てみたいんだからさ」
「勿論、そこにいるお義姉様なんかボコボコにしてあげるわ」
「あらミカンさん、コスモにおこぼれをもらったからって調子に乗っているのではありませんか?」
「また弟の前で無様晒すことになるけど大丈夫ですか?」
「……」
「……」
二人が無言になりモンスターボールを取り出す。それを見た俺は間に割って入った。
「だから止めてって! 激しいバトルは禁止だってヒョウタさんから言われているでしょ!」
「それもそうですわね」
「そうね、コスモ私ったらつい……」
恥ずかしそうに顔を赤く染める二人だがすぐに冷静さを取り戻した。
「では地下通路でやりますわよ!」
「コスモはどうする? 着いてく?」
「ここで待っているよ」
「ではコスモ、待っている間にかいふくのくすりとげんきのかけらを二つずつ、買い出しお願いしてもよろしいでしょうか?」
そう言ってエリカが3万円ほど俺に渡してくる。
「いりませんよこんなに……」
「念のためですわ。余ったらお駄賃として受け取って下さいませ」
そう言ってそそくさとエリカがミカンを連れて地下通路に潜ってしまう。やれやれ、仕方ない。また買い出しに行ってくるか。
その後、買い出しが終わった後に財布がないことに気づいた俺は慌てて捜索することになった。
~おまけ~
エリカとミカンがポケモンバトルを繰り広げ、壮絶なデットヒートの末勝利したのはエリカだった。
「これで、ようやく前回の負けを取り戻せましたわ」
「流石エリカさんね……私がジバコイルを使っても勝てないなんて、成長力で言えば随一ですよ」
「だからこそでしょう? ジバコイルの動きに慣れていなかった。私はその隙に漬け込んで勝っただけですわよ」
「それもそうですね……はいどうぞ」
ミカンがエリカに渡したのは4万円──バトルの賞金だった。
「少し多くありませんか?」
「いいえ多くありませんよお義姉さん」
「お義姉さんはよして下さい。コスモのお嫁さんになった訳でもないでしょう?」
「それはさておき、エリカさん。コスモがかみなりのいしを買ってきたことを見越して3万円渡したのでしょう?」
「コスモがかみなりのいしを買ったことに気づいていらしたの?」
「それは勿論ですよ。あの時──前回の地下通路の時に取れた物の中にかみなりのいしが入っていませんでした。もし入っていたならその場で私に渡したと思います」
「なるほど……ですがかみなりのいしを他人から譲渡された可能性もありますが、何故購入したと思いますの?」
「確かに心理的には譲渡された可能性の方が高いんですが、果たしてあの短時間でそんな都合のいい方がいるとは思えません」
「ヒョウタさんは? この街のジムリーダーですし、何より探検セットを譲渡してくれた方ですわ。かみなりのいしくらいついでに差し上げることも考えられます」
「ヒョウタさんはあの場にはいなかった。何故ならあの時間に予約しているトレーナーの対応に追われていたからです」
「ですがヒョウタさんだけに限らず──」
「更に決定的な証拠があるんですよ」
ミカンが取り出したのはコスモの財布だった。
「いつの間に……!」
「この財布の中にかみなりのいしを購入したレシートがあります」
「う……確かにこれを見せられてはぐうの音も出ませんわ」
「そういうことですからエリカさん、何かしら理由をつけてコスモに返してくれませんか?」
「ミカンさん、それならば1万円だけ頂きますわ。しかし残りの3万円はコスモのサプライズプレゼント代として使って下さいませ」
「でも──」
「先ほど私のことをお義姉さんと仰いましたね。コスモとそういう関係になりたいのでしょう?」
「うっ」
「ただお金を渡すよりもコスモにプレゼントを渡してあげることの方が重要ではありませんか?」
──あのデコッパチオマセさんとは思えませんわ
そう口に出すのを防ぎ扇子で口元を隠すエリカ。
「流石、エリカさんね。そこまで見抜かれているなんて」
「当然ですわ。ところでミカンさん、どうしますの?」
「どうするって、何を?」
「私の助言を聞くかどうかです。コスモの好みなら私が存じ上げています。しかしミカンさんが自力で考えてプレゼントするというのなら私は助言致しませんが……」
「それなら一つだけ助言を頂いてもよろしいでしょうか?」
「何でしょう?」
「実は──」
ミカンが出した提案にエリカが微笑み、助言をするとミカンがコスモの財布をエリカに渡してその場から去っていった。
・転生者は複数人?
≫主人公以外に実はとある人物が転生者疑惑があります。読み返せばわかります。わかりましたらアンケートでお答えください
≫尚、「悪いな作者。俺、実は転生者複数アレルギーなんだ」という方は答えがわかっても「そんな奴はいない」にお答えください。
≫ちなみに転生者はポケモンではありませんので「答えわかんないけど転生者複数はアリだよ」という方は「タマネギ」に回答お願いします
≫この結果次第でその人物が転生者であるかどうか変わってきますのでご協力のほどお願いします
感想は感想に、誤字報告は誤字に、その他聞きたいことがあればメッセージボックスにお願いいたします。また高評価やお気に入り登録、感想を送ったりすると作者のモチベーションが上がります
転生者は誰?
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ミカン
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エリカ
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マチス
-
ツクシ
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ナツメ
-
タマネギ
-
そんな奴はいない