大森林〜くさタイプヘイトの俺がくさタイプ一筋になった訳〜 作:ディア
夜も寝ず昼寝してから感想を
何故か上の文が575になって『夜も寝ず昼寝してから○○○○○』は俳句とかに使えそうな予感がする作者でした。
ちなみに先週3DSとオメガルビー買いました。ミズゴロウを乱数調整して♀にして量産したり交換したりしてたら投稿忘れてました。そんな作者ですがよろしくお願いします。
「フシギダネ! そこでナゾノクサにたいあたり!」
「ダネーッ!」
よしっ! これでナゾノクサ四匹倒したな。とくこう努力値+4とメモしておこう。
しかし能力値的に考えてみるとほとんどの能力値がレベル100以上だもんな。ここらにいる野生のポケモンがレベル50だったとしても無双できるのは当たり前だ。これで出来なきゃ泣けてくるぜ。
「ツボーッ!」
今度はマダツボミか。ウツボットの系統はこうげきの努力値を上げる。しかし俺としてはこうげきの努力値はあんまり上げたくねえ。だが最後に見たエリカの腹黒く見えた笑顔はエリカに何か秘策でもあるんじゃないのか? と思ってしまう。可能性としてはねむりごなやしびれごなを使って動きを制限するパターンだ。少なくとも力押しでやれるほど甘くはない。
「フシギダネ! つるのムチで薙ぎ払え!」
だからその秘策を破る為にもレベリングだ。とにかくレベル上げて上げて上げまくってどんなポケモンが来てもこのフシギダネ一体で勝てるようにしなきゃいけない。イーブイは現状では役に立たないからな。後回しにしざるを得ない。他の地方に行ったら必ずリーフィアに進化させてやるから待ってろ!
「フシャッ!」
「ツボーっ!?」
マダツボミにつるのムチが当たった瞬間、バチーン! と音が鳴り響いてマダツボミが木にぶつかって倒れる。
ヒュー……凄え。物理攻撃のつるのムチでもあんなに威力あるんだな。いくら実際のレベルの値が低くとも能力値はレベル100超えだからな。とくこうの能力値で影響されるリーフストームをやるのが怖くなってきた。ギャラドスが暴れるだけで街一つ壊せるんだからこのフシギダネにリーフストームをやらせたらとんでもないことになる。リーフストームは最後の切り札として使うしかないな。
「こんなものでしょ? じゃあ帰ろうか」
ポケモンが出なくなると俺達は休憩を取るために草むらから出る。
『待って!』
今日のところはこれでおしまいにしてジュースでも買ってフシギダネとイーブイに飲ませよう。
『待ってよ!』
フシギダネも疲れただろう? トレーナーたる俺が幻聴まで聞こえるくらい疲れているんだ。戦ったお前はもっと疲れているはずだ。念の為ポケモンセンターで休ませて俺も寝よう。
『話を聞いてよ! このバカー!!』
いだっ!? 腰打った! 腰打った! 一体何なんだ!?
『やっと話を聞く気になったね』
話を聞くもくそもねぇ! 今の俺の体勢は尻を空に向けて腰をさすっている体勢だ。10人にこんな体勢が話を聞く体勢と言えるのだろうか? と聞かれたら10人が言えないと答えるだろう。つまりこいつは目が腐っているか非常識な奴かのどちらかだ。あるいは両方だな。
『なんかとても失礼なことを言われた気がする』
「何を言っているんだ?」
俺は顔を横向け、ちらりとそいつをみる。そいつはここカントーでは見られないポケモンでジョウト地方でも幻のポケモン扱いされているセレビィだ。あたりに岩があることから俺の腰をやったのはこいつのげんしのちからっぽいな。
『それよりも君の名前は?』
話を聞かねえのはどっちだよ……このタマネギポケモンが。
「コスモ。タマムシシティのコスモ」
『コスモ。それよりさっきポケモンを虐めてたでしょ?』
「虐め?」
『ここにいたナゾノクサやマダツボミなんかはみんな君にゲットされに来たんだよ? それなのに君はフシギダネを使って追っ払った。酷すぎない?』
ゲットされに来たって分かるのか?
「一々捕まえていたらモンスターボールがすぐになくなって金もなくなるし、今回はフシギダネを鍛えにやってきたんだよ」
『じゃあさ、フシギダネを鍛えてあげるからこんなことは二度とやらないでね?』
「こんなことってのは?」
『この付近の野生のポケモンがいなくなるまで倒すことだよ。これやったら絶対許さないんだから!』
いやいや時渡りのポケモンがそんなことを言うなよ。それとも生態系に影響を与えるほどだったのか? 可能性はなくない。
「なるほど、つまりレベルアップはタマネギに任せるしかないってことだね」
俺はセレビィに向かって指差した。
『た、タマネギ!? 僕のことをそんな風に言ったのはコスモが初めてだよ!?』
「じゃあ他の連中に合わせてセレビィって呼んでみる? セレビィの価値に気づいた悪い奴らが拉致監禁するかもね」
というか何でカントーにいるんだよ? セレビィはジョウトのポケモンだろ? それも幻のポケモンなのになんでこんなところにいるんだよ?
『………………………………………………タマネギでよろしくお願いします』
ものすごく嫌な名前の方を選んだか。悪党に囚われるよりかはマシだと判断したのは賢いことだ。
「フシギダネ、こいつが今日の最後の相手だ」
何故セレビィがここにいるのかは放っておこう。とにかくセレビィが相手になると言った以上やるしかない。
「ダネフシっ!」
フシギダネは疲れているにもかかわらず元気よく飛び出し、やる気を見せていた。どこが性格ひかえめなんだ? というツッコミはしない。おそらく相手に疲労とか不利な状況を見せるのがひかえめなんだろう。
『それじゃ……行くよ!』
さてと、どうするか。相手はくさ・エスパーのポケモンだ。効果抜群なのはほのお、むし、あく、ひこう、こおり、ゴースト。その中で4倍ダメージはむしタイプの技だがフシギダネはむしタイプの技を覚えていないどころかその中で効果抜群のタイプの技を覚えていない。
フシギダネが覚えているのはノーマル技のたいあたり、くさ技のつるのムチ、リーフストーム、ねをはるの合わせて四つだ。レベルが上がったからそれ以外にも使えるだろうがとりあえずこの4つの中でセレビィを倒さなきゃいけない。
まずねをはるは論外だ。確かにねをはるは便利だがたいあたりが出来なくなる上に「避けろ!」が出来なくなる。ポケモンバトルの中で「避けろ!」と指示するのは当たり前の話らしく、あのお姉様ですら「避けなさい!」と言い方を変えて使うくらいだ。そんな無茶振りに応えられるポケモンってすげー!
俺はエリカのジム戦に備えたいということもあり「避けろ!」を使ってみたいのでねをはるは論外と言える。もしかしたら、ねをはるを使ったまま避けられるのかもしれないがそれはまだフシギダネには早い。
そうなると一番ダメージ影響が少ないたいあたりだな。無難かつ一番安全な技だ。
「フシギダネ、タマネギに向かってたいあたりだ!」
「フシッ!」
フシギダネは宙に浮いているセレビィに向かって駆けていき、跳ぶ。その速度はまるでプロ野球選手の豪速球だ。
『速っ! この子フシギダネだよね!?』
セレビィはそんなことを言いながらもしっかり避けている。セレビィは宙に浮いているだけあってかどこへ避けるも自在って訳か。
「フシギダネ、つるのムチを使ってタマネギを捕まえろ!」
だがこれも計算済みだ。普通つるのムチは引っ叩く為に使われるが縄のように使うやり方もある。更にそこから追加攻撃を加えるとエリカのモンジャラがよく使う攻撃パターンになる。
「ダネッ!」
『うわっ!』
「よし、そのまま地面に叩きつけろ!」
「ダーネーッ!!」
フシギダネはセレビィをバックドロップをするかの如く、叩きつける。
このフシギダネが物理攻撃が苦手とは言え、レベル1の時点で能力値は130オーバー。レベル20〜30くらいのナゾノクサ達を何匹も倒してきたからレベルはもっと上がっている為、能力値が180くらいは行っているんじゃないか? とにかくそんなぶっ飛んだ数値に加え頭を揺らしたんだ。ボクサーでも脳を揺らせば倒れるようにセレビィも目を回して倒れた。
「ビィ〜……」
……流石にやりすぎたな。セレビィの頭がクルクルパーになったらどうなる? 伝説のポケモンを傷つけた男として指名手配犯になるのか? そうなったらロケット団に入団して、ありとあらゆる責任をサカキやロケット団幹部達に擦りつけて脱退する。
そんな素敵過ぎる妄想が現実になればいいのにと思いながら俺はフシギダネのモンスターボールを取り出した。
「戻れフシギダネ!」
フシギダネを元に戻し、「お疲れフシギダネ」と声をかけセレビィをお姫様だっこで抱えてポケモンセンターに運ぶ。そりゃ悪事を働いたらロケット団に責任を押し付けるが、出来る限りのことは尽くす。
──ポケモンセンター移動中……Nowloading──
「こちらポケモンセンターで……ってそのポケモンどうしたの!?」
ジョーイさんは気絶しているセレビィを見て目を開いた。そりゃそうだよな。今のセレビィはアニメのようにデカイたんこぶが頭についている。現実にそんなことがあれば動揺するのは無理ない。
「ポケモンバトルをしていたらタマネギ、このポケモンが頭を打ってしまったんです!」
できるだけ俺が原因でそうなったことを説明せずに説明するとジョーイさんは頷いてくれた。
「わかったわ。すぐに治療します!」
ジョーイさんはセレビィを持ち出し、すぐに去る……って俺のフシギダネも回復させてくれよ!?
「行っちゃった」
仕方ない。セレビィが来るまでの間、フシギダネに予備のジュースでも飲ませて回復させよう。
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追記
マダツボミがマタツボミになっていた報告を受け訂正しました。お騒がせしました
シンオウの次の地方はどの地方が良い?
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ジョウト
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ホウエン
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イッシュ
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カロス
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アローラ
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ガラル