大森林〜くさタイプヘイトの俺がくさタイプ一筋になった訳〜   作:ディア

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おまたせ致しました!今回はgdgdになった上にタマムシデパートに行きませんでした…次回こそはそうしたいと思います。


第6草

「ただいま〜」

 

 俺はタマムシジムに帰るとそこにはミカンさんがいた。ちなみにタマムシジムに居候している状態なので「ただいま」であっている。

 

「あらコスモ君……さっきぶりね」

 

「ミカンさん、どうしてここに? ジムに挑戦しに来たんですか?」

 

「違うわ。私の友達がここのジムリーダーをしていてその関係でここに来たのよ」

 

「ここのジムリーダーは僕の姉ですよ」

 

「え? え!? ええぇぇぇ〜っ!?」

 

 ミカンさん、そんなに驚くことはないでしょう。確かにエリカと俺は似てないとかよく言われるけどよくよく見ればそっくりなんだよな。

 

「そんなに驚きますか?」

 

「でも、確かに言われてみれば顔はエリカさんそっくり……」

 

 そこは雰囲気って言って欲しかった。顔はエリカそっくりってことは俺は女顔ってことを遠回しに言っているのと同じだ。

 

 しかしそんな顔の造形を否定しても俺の顔が変わる訳がないので話題を変えた。

 

「お姉様は僕のことを話していないんですか?」

 

「一度も話してないわ。そういえばカントー・ジョウトのジムリーダーの女子会で弟とか妹とかの話題になっても自分から口を開くことはなかったわ」

 

 カントーとジョウトのジムリーダーの女子会ってどんなメンバーだよ? とりあえずわかるのはエリカがその中に入っていることと、ナツメがそのメンバーに入っていないことだけだ。

 

 この世界のカントーで女性がジムリーダーを務めているのはこのタマムシジムだけだ。ヤマブキジムは今の時点ではナツメではなく他の野郎が務めている。だからナツメが女子会のメンバーに入らないことくらいはわかる。

 

 

 

「ミカンさんはジョウトのジムリーダーなんですか?」

 

 しかしこの若さでジムリーダーを務めるなんて意外にも早いんだな。アニポケのミカンは年上好みのタケシ(15歳)が言い寄って来たことから16〜18くらいだとわかる。現時点じゃエリカの同い年の13歳っぽい雰囲気があるな。

 

「言ってなかったけ? アサギジムのジムリーダー。それが私の肩書きよ」

 

 よし、これでミカンさんがジムリーダーだということが確定した。

 

「アサギジムではどんなタイプを使うんですか?」

 

 ……俺はミカンさんがはがねタイプのエキスパートだと言うことを知っている。だがそれでも聞いたのはボロが出るかもしれないからだ。その為に嘘を吐いてより大きな嘘を吐きたくない。特に俺が転生者だと知れたら面倒だ。

 

 その理由は後々話すとして何故タイプを聞く時「ミカンさんは」ではなく「アサギジムでは」と聞いたのかいうとジム以外、要するに旅をする時等はどうしても別のタイプが必要だ。あのエリカですらくさタイプでないピジョットやラプラスを使うくらいだ。

 

 しかしジムではどんなタイプを使うのかはジムによって異なるが1種類だ。例外と言えばグリーンの時のトキワジムだ。

 

「はがねタイプよ。聞いたことある?」

 

「もちろん……はがねタイプの弱点はほのお、かくとう、じめん。逆にはがねタイプに効きにくいのはそれらとみず、でんき、ゴースト、あくを除いた全てのタイプでしたよね。特にどくタイプは無効化されてしまう。はがねタイプ全体の特徴としては素早さが低い変わりにぼうぎょに優れたタイプですね」

 

「コスモ君は博識なのね。私よりもはがねタイプについて詳しいんじゃない?」

 

「ポケモントレーナーならこれくらいは常識ですよ。何せはがねタイプはドラゴンタイプの天敵のタイプ三つを半減しますからね」

 

 天敵のタイプとはドラゴン、フェアリー、こおりの三つのタイプだ。600族のドラゴンタイプを所持しているならはがねタイプを所持しておけばパーティバランスが良くなるし、俺もくさタイプアンチをする為に育てたこともある。ただちらほら対戦で見えるゴウカザルや夢特性持ちのバシャーモは天敵と言えるのではがねタイプを使うよりも他のタイプを育てた。仕方ないじゃん、くさタイプアンチパーティでも対戦で勝ちたいし。

 

「……ねえ、コスモ君。良かったらアサギジムトレーナーにならない?」

 

 へっ? この程度の知識でスカウトされたのか? う〜ん、まだまだ知識が広まっていないのか? 何にせよ返事はしておこう。

 

 

 

「お断りさせて貰います」

 

 俺の返事はNoだった。

 

「あらどうして?」

 

 なんて答えたらいい? 俺のチートの内容を答えたら納得するか? ……あり得ないな。くさタイプのポケモンが強化される代わりに他のタイプのポケモンが弱体化されるなんて誰が信じるんだ? となれば自分がくさタイプ一筋である事を告げればいいか。

 

「僕はくさタイプ一筋ですからそれ以外のポケモン一切使いません」

 

「くさ・はがねタイプのナットレイを使えば問題ないわ」

 

 そういえばBWでいたなそんな奴。ほのおタイプにめちゃくちゃ弱いから元くさ・アンチの俺としては絶好のカモだったよな。

 

「今、ナットレイは持っていませんし持っていたとしてもナットレイだけ負担をかけるわけにもいきませんよ。それに明後日のジム戦で勝たなきゃここのジムトレーナーとして働かせるんですよ?」

 

「……ふぅん。その件についてはエリカさんに事情を聞かないとね。でもこんな女の子だらけのジム嫌でしょう? アサギジムなら私だけだから健全なお付き合いだけでなく夜の指導もできるわ」

 

 子供にそんなことを教えるなよ……というか13歳なのにそんなことを知っているなんてミカンさんはオマセさんだな! 

 

 

 

「私の弟に変なことを吹き込まないでくれますか? ミカンさん」

 

 おっとエリカが帰ってきたか。

 

「変なことも何もこのくらいのことは小学校の保健体育で習うわよ? それにエリカさん、何故コスモ君がエリカさんに負けたらジムトレーナーとなるように強制したの? 彼も立派な大人よ」

 

 いや保健体育でそんなこと習わねえよ。保健体育で習うのは精々男性器と女性器の仕組みだけだからな? それも小学生からしてみれば遠い次元の話だ。俺なんか女性器の仕組みを知っていても実感湧かなすぎて子供がどうやったら生まれるのかエロ本解禁の18歳になるまで知らなかったんだぞ? 

 

「1個目のバッチで負けるようであればトレーナーとして暮らしていけませんわ。それも旅をするようなトレーナーにはね」

 

「だからと言ってコスモ君を女の子だらけのジムに居させるの? それにここは男性禁制のジムじゃなかったの?」

 

「コスモが変装すれば全て解決しますわ」

 

「いや、解決してないわよ。少なくともコスモ君は自分の周りが女の子だらけで居心地は悪く感じると思うわ。しかも女装するなら尚更よ」

 

 ミカンさん凄え説得力があるぅっ! 流石年上のお姉さんだ! 

 

「何も女装させるだけが変装の手段とは限りませんわ」

 

 そう言ってエリカは俺達の前にウツボットっぽい何かを取り出した。

 

「これぞ我がタマムシジムのマスコットキャラ、ボットちゃん(♀)の着ぐるみですわ!」

 

「そんなものいらないでしょ!?」

 

 エリカのあんまりな行動に思わず俺は突っ込んだ。何だよボットちゃんって。確かにビジュアル的にはリアルティは低めだから子供達が寄りそうな感じだけどこんな相手に負けたら死にたくなるわ! 

 

「コスモ、そんなものとは失礼ですわね。これでもまだマシな方ですわよ?」

 

 なんか嫌な予感がする。仮にあのボットちゃんを燃やしたとしても別の奴とか出てきそうだ。

 

「エリカさんいい加減にして! もし貴女が女人禁制のジムで働くことになったらどんな気持ちになるのか考えてよ!」

 

「ケダモノだらけのジムなんて私が入ると思いますか? それに比べタマムシジムのトレーナーの皆さんはお淑やかですわ」

 

 ヒートアップし過ぎて凄えめんどくせえ、一応止めるか。

 

 

 

「ミカンさん、お姉様。僕が負けた時の話をあーだこーだと騒いでもキリがないから止めましょう」

 

「う……そう言われちゃ仕方ないわね。だけど大丈夫なの? 相手はくさタイプのエキスパートよ?」

 

「現時点で戦っても全く問題ありません。例えトレーナーやポケモンがいくら優秀でも圧倒的なレベル差には敵いませんからね」

 

 能力値換算で一番影響を受けるのはレベルが一番大きい。その次に種族値、個体値、努力値だ。その差が大きく開いている以上エリカに負けることはない。

 

 

 

「確かに、コスモ君がそれだけ自信があるなら明日タマムシデパートに一緒に行っても大丈夫そうね」

 

「ええ、明後日決着をつける予定ですから元々予定は空いてますよ」

 

「コスモ、ミカンさん……タマムシデパートに行くとは一体どういうことでしょうか?」

 

 ひいっ!? 何か般若がいる! エリカの衣装を着た般若がいる! 

 

「コスモ君のポケモンを傷つけてしまったからそのお詫びよ。コスモ君自身はいらないっていうからお互いにお詫びの品を渡す為にデパートで何か買おうって訳」

 

「私も行きますわ」

 

「「えっ?」」

 

 俺とミカンさんはそんな声を出し、二人してエリカをまじまじと見つめた。

 

「お姉様、生花教室はどうするんですか?」

 

「そんなものよりもコスモが悪影響を受けないか心配ですわ。何せミカンさんはデコッパチ貧乳のオマセさんですから」

 

「お姉様、さらっとミカンさんに喧嘩売らないで下さい……ミカンさん、明日はこんなブラコンは無視しましょう」

 

「そうね。コスモ君苦労するわね、こんな姉を持って」

 

「いえ普段は優しいお姉様なんですよ? とっておきのフシギダネを僕にくれたくらいですから」

 

 ただ少し暴走するだけで根は優しいんだよな。

 

「なるほどね。でもそれ以上にコスモ君も優しいわ」

 

 俺が優しい? 

 

「それはそうでしょう。何て言ったって私の弟ですから!」

 

 エリカ……自分のことじゃないのに胸を張るなよ。

 

「と、とにかくコスモ君。明日10時にタマムシデパートに行きましょう」

 

「わかりました」

 

 う〜ん……それにしても俺が優しいか。エリカに影響されたのか? 何にせよ明日はミカンさんとタマムシデパートで買い物だな。




今回の話で二つほどフラグが立ちましたね。何のフラグかは読者の皆様が考えてください。

ちなみに私の活動報告でこの小説とは関係ありませんがアンケートを行っています。よろしければそちらにもお答えください。

シンオウの次の地方はどの地方が良い?

  • ジョウト
  • ホウエン
  • イッシュ
  • カロス
  • アローラ
  • ガラル
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