ゼロと水瓶座 プレストーリー   作:神鳥ガルーダ

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リハビリがてら久しぶりにこちらを投稿





ダイジェスト②&キャラクター紹介&設定

元師弟の語らい

 

 ルイズに召喚された氷河は今現在、男子寮のカミュの部屋で食事をしていた。

 本来ならばルイズの部屋に行くべきなのだが、ルイズと氷河は性別が違う。

 氷河がただの平民ならばともかく、ルイズと対等な相棒という立場なので特別に同室ではなく空き部屋であるキュルケの逆側の隣室を使う事が許された。

 ただし、当たり前の事だが女子寮に男を住まわせるのだから、自室とルイズの部屋以外の場所は許可なく立ち入るのは禁止である。

 今現在、メイドたちに部屋の掃除を行わせており、その間にカミュと食事をすることにしたのだ。

 カミュとしても氷河と話がしたかったので、料理長のマルトーに頼み食事を自室に運ぶよう頼んだ。

 マルトーは貴族嫌いではあるが、カミュに対しては敬意を払っていた。

 カミュは他の貴族どもとは違い、マルトーが作った料理を残さず食べ、そもそも食べきれない量を決して頼まなし、入学初日にマルトーの料理の腕を絶賛し、感謝の言葉を告げた事により、マルトーはすっかりカミュのシンパとなっていた。

 なので本来は手間である料理を自室に運ぶ事にも特に不満を抱く事もなかった。

 

「すまんな氷河…我が妹のせいでこんな事になってしまって…」

「いえ、彼女にしても不可抗力でしょうし、何よりもカミュ…もう一度、貴方に逢う機会をくれた彼女に対し、感謝の念もあります」

「そう言ってくれて救われる…。私は妹であるあの子の事が可愛い。不憫な妹であるが故に特に…な…」

「…不憫…ですか?」

「…そのうち…解る」

 

 

 

 

 

 食事を終え、食後の茶を飲みながらカミュは氷河に訊ねた。

 

「お前が水瓶座(アクエリアス)の聖衣を持っているという事は…我々が嘆きの壁を破壊した後、ハーデスとの聖戦に終止符を打ったのだな」

「…はい。エリシオンでハーデスの肉体にとどめを刺しました。もうハーデスとの間に聖戦は起こらないでしょう…」

「…そうか…。よくやったな氷河。師としてお前の事を誇りに思うぞ」

 

 

 

 

 話は十二宮の戦いの後に起こった海皇(ポセイドン)との戦いになった。

 

「…アイザックが…か…」

 

 海闘士(マリーナ)最強の海将軍(ジェネラル)、北氷洋を柱を守るクラーケンのアイザック。

 彼は氷河の兄弟子であり、氷河が来るまで只一人、カミュの厳しい修行に逃げ出さず聖闘士になるべく修行に励んでいたカミュのもう一人の愛弟子。

 かつて母親に逢いに氷の海に潜り、潮流に巻き込まれ死にかけた氷河を救ったが、力尽きて死んだと思われていたが、海闘士の資格を持っていたが故に海底神殿に辿り着き、聖闘士ではなく海闘士となる事を選んだ男である。

 改めて愛弟子の死を知ったカミュの目には憐憫が浮かんでいた。

 

「俺はアイザックと相対した時、クールになる事が出来ませんでした…先のリュムナデスとの戦いで、クールに徹すると誓ったのに…俺のせいで死んだと思ったアイザックに対し、非情に徹する事が中々できませんでした…。しかし、貴鬼が命懸けで天秤座(ライブラ)を守ろうとする姿を見て、俺個人の恩義と地上の平和は比べられるモノではないと気付き、アイザックをこの手で倒しました…」

 

 アイザックの死の間際に二人はようやく昔の仲に戻る事が出来たのだ。

 

「…ハーデスとの戦いの後に、俺は紫龍と共に星矢を救うべくアテナを追って前聖戦の時代に赴き、そこで先々代水瓶座であるミストレアとお会いしました。戦いになったのですが先々代相手に戦う事が恐れ多くてクールに徹しきれませんでした。今も本当の意味でクールに徹しきる事が出来るか……不出来な弟子で申し訳ありません…。まあ、ミストレアにも次代の水瓶座と認めて頂きましたが…」

「…何気に凄まじい経験をしたのだな…。私にしても先代が相手となれば躊躇するかも知れん。完全に敵ならばともかく、味方である以上は…な」

 

 時の神クロノスの力で前聖戦の時代に赴く?

 我らが女神の行動力は凄まじいな…と、冷や汗をかくカミュであった。

 それはともかく完全に立場が決まった状態ならばクールに徹っしきれるが、あいまいな状況ではクールに徹しきれるかは、カミュとしても分らなかった。

 

 

 

 

 

 氷河個人の話の後は世界情勢の話題になった。

 東西ドイツの統一やカミュの任地であったソビエト連邦の崩壊による冷戦の終結などを聞き、時代が変ろうとしているのだと感じていた。

 

 ★☆★

 

登場人物紹介

 

水瓶座(アクエリアス)の氷河

 主人公。

 元・白鳥星座(キグナス)青銅聖闘士(ブロンズセイント)にして現・水瓶座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)

 聖域(サンクチュアリ)から任地である東シベリア・コホーテク村に到着する寸前にルイズに召喚された。

 さすがの氷河も走っている途中にいきなり目の前に召喚ゲートが現れれば避ける事は無理だった。

 召喚された直後、亡き師の生まれ変わりと出会い、そのきっかけとなったルイズに感謝し彼女の助けとなるべく、使い魔になる事を承諾するが、矜持を捨てる気はない為、あくまで対等の関係に落ち着く。

 ハルケギニアのメイジたちに対しては特に脅威とは感じてない。

 油断すれば危ないが、杖を持って呪文を唱えなければ使用できない力など、光速の動きを持つ黄金聖闘士からすれば、十分対処可能であるからである。

 現在の年齢は16歳なので、ルイズと同い年。

 

カミュ・ド・ラ・ヴァリエール

 先代・水瓶座の黄金聖闘士の転生体。

 トリステイン王国最大の貴族、ラ・ヴァリエール公爵家の跡取り息子。

 二つ名は「水氷(すいひょう)

 水のスクエアで風のトライアングル。

 メイジとしての実力は、両親にして「現役時代の自分たちよりも上」と言わしめる程の実力者。

 前世の記憶と性格そのままな為、カッカし易いヴァリエール家にしては珍しく沈着冷静、その為か次姉と妹との仲は良好だが、長姉からは苦手意識を持たれている。

 地球からの転生者なのでハルケギニアの理に染まっていない為、ルイズが魔法を使えない理由が虚無である事を疑っている。

 父親と犬猿の仲であるマザリーニ枢機卿とも親交があり、次代のトリステインの王になる事を望まれている。

 

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

 原作及び本作ヒロイン。

 ヴァリエール公爵家の三女。

 虚無の担い手だが、まだ覚醒していない。

 カミュという支えとなる兄がいる為、原作ほど追い詰められてはいないが、自分を愛してくれる家族の為に一日でも早く魔法が使えるようになりたいと考えている。

 カミュによる教育の賜物か、原作初期と違い平民を見下す態度は取らず、アンリエッタ王女に対し敬意と忠誠心はあるが心酔はしていない。

 後に原作主人公に対する以上に氷河に対し恋慕の情と依存心が強くなり、氷河が元の世界に帰る日を望みつつも恐れる様になる。

 

 ★☆★

 

思いついている設定

・カミュの現在の聖闘士としての実力は前世より弱体化しており、何とか黄金聖闘士レベルに達している程度。

・ワルド子爵はレコンキスタに与しておらず、カミュに心酔しており、マザリーニ同様カミュにトリステインの王位に就いてもらいたいと思っている。その為、カミュが反対している事を悟り、ルイズとの婚約話が成立する前に白紙撤回してもらっている。

 

 




連載する気は未だありませんが、今の所思いつくのはこんなもんですかね

ところで結構経ちましたが、ND冥王神話の氷河対ミストレア戦で出てきたカミュ…なんかバランス変でしたよね…。
その前の沙織さんの横顔もバランスも…。
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