とある一方通行な3兄弟と吸血鬼の民間警備会社   作:怠惰ご都合

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書き直しましたが、基本部分は変えていません。
なので、私自身は大丈夫だと思いっています。


まさかの真実

 「ごめ~ん、浅葱」

 

 レイを呼び出したのは絃神島に存在する中高一貫校である私立彩海学園1年b組のクラスメイトであり、「電子の女帝」の異名を持つ凄腕のプログラマーである藍羽浅葱である。

 

 ちなみにレイが呼び出された場所は絃神島の中心にある人工島管理公社の中の『風紀委員(ジャッジメント)活動第一七七支部』である。

 

 「もう、後できっちりお説教させてもらうからね。早くライちゃんを起こして」

 

 「は~い。ほら、姉ちゃん起きて」

 

 気怠気に返事をしながら言われた事をこなしていった。

 

 「う~ん。おはよ」

 

 返事をしながら状況を確認した「ライ」こと完全記憶は自分の仕事を始めて行った。

 

 一方、レイは後輩である2人に謝罪をする。

 

 「良いですよー」

 

 「お気になさらないでくださいまし」

 

 二人はすぐに許してくれた。

 

 「いったいどうなっていますの。さっきは呼びかけても反応すらもしませんでしたのに」

 

 不思議そうに聞いた常盤台中学一年生大能力者(レベル4)の「空間移動(テレポート)」の白井黒子が尋ねる。

 

 「「そうですね~(そうね)」」

 

 同じ風紀委員である柵川中学1年生低能力者(レベル1)定温保存(サーマルハンド)』の初春飾利と高校2年生強能力者(レベル3)透視能力(クレアボイアンス)』の固法美偉が同意する。

 

 「ひょっとして何かの能力なんじゃないですか!?」

 

 しかも、遊びに来ていた柵川中学1年生無能力者(レベル0)の佐天涙子が興味本位で聞いてくる。

 

 「あ、あたしもそれ知りたい!」

 

 「あたしも詳しい事は知らないしね」

 

 さらに常盤台中学2年生の超能力者(レベル5)超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ御坂美琴も便乗し、ついには藍羽まで言い出した。

 

 「良いかな姉ちゃん?」

 

 「別に良いんじゃない?」

 

 レイが尋ねると許可が下りた。

 

 「僕の能力は『吸力放増(アプリターンドレイナー)』って言ってね、自分自身に向かってきた衝撃を吸収して増幅してから放出するっていうものなんだ」

 

 レイが解説すると、姉以外のみんなが「理解できない」とでも言うように唖然としてしまう。

 

 「じゃあ、あたしの超電磁砲(レールガン)も?」

 

 真っ先に驚きからから立ち直った御坂が聞いてきた。

 

 「試してみようか?」

 

 「お姉様がやるとおっしゃるのならわたくしも」

 

 レイが問いかけると白井も入って加わって来た

 

 「じゃあ、場所を移動しようか」

 

 そう提案し、ポケットから携帯電話を取りだして、相手が通話に応じたのを確かめてから用件を話し出した。

 すると、どうやら怒られているようであり、それでも許可を得たようなので、全員そろって移動した。

 

 

 

 移動中に佐天はライの能力も知りたかったので聞いてみた。

 

 「私の能力は、『完全記憶(パーフェクトメモライザー)』って言ってね、一度見たことや起きた事を忘れないのよ。わかりやすく言うなら『データバンク』ってところかしらね。ちなみに二人とも大能力者(レベル4)よ」

 

 返って来たのは、またもや場を凍らせる発言をしてきたので一同は姉弟の認識を改めたのだった。

 

 

 

 

 それからしばらくして到着した河川敷には、古城、当麻、そして彼らのクラス担任である国家攻魔官「空隙の魔女」こと南宮那月が立っていた。

 

 「担任教師を待たせるとは感心しないな」

 

 開口一番に言われてしまう。

 

 「ごめ~ん、那月ちゃん」

 

 「教師を『ちゃん』付けで呼ぶな!」

 

 謝罪すると閉じた扇子で頭を叩かれた。

 

 「古城と当麻はなんでいるの~?」

 

 痛む頭を押さえながら那月の後ろに立っている二人に理由を尋ねる。

 

 「いや~、面白そうだから。なあ、上条?」

 

 「ああ、それに補習もなくなったし」

 

 二人らしい答えが返ってきたので、納得した。

 

 

 

 

 

 「さっさと始めろ、私は忙しいんだ」

 

 「は~い」

 

 那月に言われたレイは返事して数歩前に歩いて行ったので、美琴と黒子も続く。

 

 「何時でもど~ぞ」

 

 レイにそう言われたので、二人はレイから五メートル離れて彼を挟むように立つと、美琴はポケットからゲームセンターのコインを出し、彼女の『代名詞』である『超電磁砲(レールガン)』をレイの右肩を狙って撃ち、黒子も同じタイミングで太腿に巻いているホルスターから金属矢を一本構え、ターゲットの右足を狙ってテレポートさせた。

 

 凄まじい音がしたが、レイには傷一つついていないので、美琴は外したのかと思い黒子の顔を見るが彼女もこちらの方を見ていたので考えている事は同じなのだろう。

 美偉の顔を見ると彼女は御坂の後ろを見ていた。

 何を見ているのか気になり後ろを振り返ってみると五メートルほど後ろに直径五メートルぐらいのクレーターが出来ていた。

 黒子の方を見ても同じく直径五メートルのクレーターが出来ていた。

 

 

 

 

 

 「これがあんたの能力なの?」

 

 現実を理解した御坂がレイに質問する。

 

 「理解してもらえたかな?」

 

 「・・・・で、蓮太郎はどうする?」

 

 返事を聞き、そのまま茫然としていると突然、ライが橋の支柱を見て言い放った。

 古城達も支柱の方を見ると、そこには髪をツインテールにしばった10歳くらいの少女と古城達のクラスメイトで民警のプロモーターをやっている里見蓮太郎がいた。

 

 

 最初から見ていた蓮太郎は声を掛けられ、どうしようか考えていたが、断ると学生寮へと戻っていた。

 

 「じゃ~、戻ろうか」

 

 蓮太郎が返って行ったので、そう言って支部に帰向かって行く。

 美琴達も支部に戻って行ったので、残された古城と当麻は那月に連行され、補習をやらされたのだった。

 

 

 

 日が暮れ、暗くなっていく河川敷では法衣を纏った男は藍色の髪をした少女と街へと入って行った。

 

 別の場所では、仮面をつけた父に連れられて歩く少女がいたのだった。

 




それではまた次回。
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