とある一方通行な3兄弟と吸血鬼の民間警備会社 作:怠惰ご都合
「・・・・何してんのかね~」
レイは寮に帰ったはずの3人を見て思わず呟いてしまった。
理由は下校前に那月に聞かれた事が関係しているのだろうと考え、ライに事情を説明し、3人組の後をついて行った。
事の始まりは蓮太郎達と別れてしばらく経過した頃に遡る。
蓮太郎達と別れ3人で学生寮に帰宅して居候のいる我が家に入ろうとする当麻に古城が話しかけた。
「なあ、上条」
「なんだ暁?」
「今から行ってみないか?」
「どこに?レイたちがいるところにか?」
「いや、さっき那月ちゃんが言ってただろ?吸血鬼の遺体が発見されたって。しかも犯人は捕まっていない上に場所は浅葱に調べてもらった感じだとアイランド・ノースらしいんだがどうだ?」
「面白そうだが俺ん家は居候がなあ・・・」
「なら凪沙に上条の家で一緒に食べてもらうように言っとくが・・・」
「本当か!?暁」
「ああ、俺の方から言い出したんだし。じゃあ、付き合ってもらうぞ」
「ああ、行こうぜ!」
「なら、私も行きます。私は暁先輩の監視役ですので」
姫柊に言われ二人で苦笑いしながら歩き出したことで今に至る。
それから数十分が経過して研究所が見つかったのだが、太い鎖と南京錠で封鎖されていた。
がっかりしていた古城の耳に知り合いの声が響く。
「安心して。合ってるよ、古城」
「姫柊~しっかり止めないと駄目じゃないか」
驚いた三人が振り向くとそこにはレイがいた。
「待ってくれよレイ。俺が言いだした事なんだ」
「それに俺が乗っただけなんだ。だから姫柊を責めないでくれ」
「暁先輩、上条先輩・・・」
レイの言葉に落ち込んだ雪菜を見てと姫柊が感動している。
「分かったよ。じゃあ、僕からのお説教は終わりだ。それでいいかな姫柊?」
二人の態度を見てレイは説教を終える。
「ありがとうございます、レイ先輩」
「じゃあその代わりに古城は凪沙ちゃんから、当麻は
雪菜がレイに感謝をするとレイは急に笑顔になって言い出した。
それを聞いた瞬間2人はものすごい勢いで落ち込んだので見ていた姫柊は1人笑っていた。
「ところでさ、どうしてレイはインデックスの事を知ってんだ?」
それからしばらくしてようやくショックから立ち直った上条が質問する。
「ああ、それはこの前一七七支部の付近で『お腹すいた~』って言ってたから御馳走したんだ。そしたら『ありがとう、おかげで助かったんだよ。あなたは良い人なんだね。私はインデックス、あなたの名前を教えてほしいな?』って言われてさ。名乗ったら『ありがとう。そろそろ当麻が帰って来るから私は当麻の部屋に戻るんだよ。じゃあね~』って御丁寧にも住所まで教えてくれたんだよ~」
レイが笑いながら答えると上条はさっきと違う意味で落ち込み黙ってしまったので
「レイ先輩はどうしてここが当たりだと?」
今度は雪菜が聞いてくる。
「実は僕も調べてたんだよ。そしたらここだと分かったから明日行こうと思ってたんだけどさ、さっき3人が話しながら向かって行くのが見たもんだからいざとなったら止めようと思って後をつけてたんだよ。一応ジャッジメントだからさ」
正直に答えると姫柊が納得した。
「当麻、その南京錠を触ってみてよ」
レイがやっと落ち着いた当麻に言うと、上条は言われた通りに右手で触る。
南京錠は甲高い音と共に消えた。
「それは幻術だからね。まあ、理由は後で説明するよ。さあ、行こうか」
レイが真面目な表情で言い研究所の中へと歩いて行ったので3人もそれに続いたのだった。
次回はついにあの2人が出ます