魔法科高校の鏡の魔法師   作:烏鷺烏鷺

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入学編 第3話

生徒会室での模擬戦の話からCADを取りにいったが、俺1人ではなかった。七草生徒会長が達也の分の模擬戦も発行の支持をだしたのと、

 

「深雪さん。達也くんは、誰にも負けないのよね?」

 

って、深雪が反射的にうなずいてしまったのが、運の尽きというやつだろう。

その最中、兄妹間のコミニュケーションの仕方に甘ったるさがまざっていて、若干うんざりしたのは内緒だ。

 

 

 

模擬戦を行う第三演習室に入ったところで、CADを入れた学校に預けるために用意したセキュリティボックスから、腕輪型の汎用CADと特化型CADでも銃身が短いタイプの2種類だ。

達也の方はというとアタッシュケースの中の特化型CADが2丁入っていたが、銃身部分のカートリッジを入れ替えている。珍しいタイプで、皆の関心はそちらに向かっている。

 

準備が終わったところで、汎用型CADもつけている左手に特化型CADを持って、開始の合図を待っていた。

 

「ほぉ」

 

っという周りの声も聞こえてきたが、普通なら右手に特化型CADを持つものだからな。

CAD操作におけるのサイオン波の干渉を防止するためだが、俺の場合はそのこの状態でも2つのCADの同時操作が可能になっているので、利き腕である右手で、汎用型CADのキー操作の速度と、左手では実質スイッチを1個所押すだけに近い。

一応、魔法の種類を切り替える切り替えスイッチはついているが、操作性優先のために5種類の起動式しか選択できないものだが、特化型CADを言うする大半のユーザーはこのタイプで問題ないようだ。

 

一方の服部副会長は汎用型CADを左腕に巻いているオーソドックスなタイプで、これも昨年の九校戦と同じスタイルだ。異なるとしたら、CADの性能と本人の能力がどこまで伸びたかだろう。

 

渡辺風紀委員長からルールの説明があり

 

「初め!」

 

の合図で静と動の対照的な動きとなった。

静は服部副会長で、その場で汎用型CADを操作しているが、その時は油断からか、相手である俺から目を外している。

対して動は俺で、特化型CADのスイッチを押しながら、相手の目線がずれたのを感じ取った瞬間には、前へと突進していた。

この突進は、相手から自分の位置の認識をずらすためでもあり、そのままでいるよりははるかによい。

そして、相手が視線を向けるより先に、昨日も使った鏡の魔法……正式には明鏡という名前の魔法で超能力化、あるいはサイキック化という。明鏡の超能力と、別な魔法のマルチタスクを実行して、明鏡の完成とともに、俺は移動を直線的に向かうのではなく、左横へと方向をかえた。

 

服部からみると一瞬目を放したすきに、3m近く近寄られた感じではあったが、まだ2mあると考えた瞬間に、鏡のようなもので自分が写っているという状況に陥った。だが、突進してくるだろうと、魔法を発動しようとしたところ、想定される場所に相手がおらずに、魔法の演算エラーで魔法が失敗した。

その場に居れば、そのまま突進されて殴ら利倒される可能性を考慮して、バックステップで移動したが、そこで、周りを鏡で囲まれて、ステップでついた足場からジャンプする状態になった。

 

俺が行なった特化型CADでの魔法は結界術の変種。

前後左右に上下の正六面体の鏡の中に閉じ込め、運動のベクトル改変を行うため、例えば、天井まで到達するような運動がこなわれれば、そこで重力加速度にバウンドされる移動エネルギーで、内部で加速されながら体をたたきつけられる形になる。

この捕縛結界は内部からは鏡にみえるが外部から半透明で見える半鏡の魔法。前後左右上下の六方向からのベクトル改変の魔法が領域鑑賞と同じ効果をだして、魔法の発動をさせにくくなる性質も付与されている。

ダメ押しで、服部副会長を包む空間に対して、加速魔法をかけるという手もあるが、そこは判断保留したままに

 

「渡辺風紀委員長、どうしますか?」

 

「……勝者、芝崎浩」

 

それを聞いて、半鏡の魔法による結界を解いて、床に落ちるときに減速の魔法を空間的にかけた。

対象物質へのポイントに魔法を直接かけるよりは、範囲(エリア)への魔法を書けるのが特尉ということもあり、ポイントにかける低難易度の実技テストは苦手としている。

 

 

 

次は、続けて達也ではなく、一旦、渡辺風紀委員長が発動した起動式から、発動する魔法を達也があてるというものだ。

16種類の魔法をだされて全問正解とは達也の能力には恐れ入る。

だからといって負ける気もないが、実際に模擬戦をおこなったところ、達也の価値というか、俺の反則負けでした orz

 

達也の向かってくる速度が速くて、向かい打つのに、魔法でなくて自宅で行っている芝崎古流柔術の技がおもわずでてしまった。そう、蹴り技がでて反則負け。

一応、達也の移動速度が速かったことに対して、自己加速魔法がつかわれたのではということもあったが、体術でも忍術使いの九重八雲先生に体術をならっているということで、まわりも納得したようだ。

 

達也の魔法を観ることはできなかったが、渡辺風紀委員長からの力ずくで、止めに入る宣告を実行されないだけましだっただろう。

達也の体術以外の要因に対処できる余裕はなかったからなぁ。

 

そこで、生徒会の風紀委員は達也で決定となり、俺はお役ごめん。自宅の道場で、じいさんに言ったら、

 

「最初から学校指定のソフトシューズに履き替えておけ!」

 

って、おこられました。

 

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