僕が仕える主リアス・グレモリー様は上級悪魔の貴族だ。彼女に仕えられる事に喜びと誇りを持っている。それほどまでに彼女は素晴らしい人物だ。
だから僕は彼女が恥ずかしくない立派な存在にならなくてはと常に鍛え続けてきた。そして今も――――
「おい、あれって」
「ああ、二年の木場祐斗だな。にしてもすげぇ体つきだ」
「「「きゃーーーー!木場きゅーーーーん!」」」
「「でも何で校門のど真ん中でブーメランパンツでジョジョ立ちしてるんだ?」」
「「「木場きゅーーーーん!カッコいいーーーー!」」」
「確かに悔しいがカッコいいのは認めるが」
「ああ、場所が凄まじくおかしい。つまりアイツもカッコいいと騒ぐ女どもの感性もおかしい」
「さぁ!皆見てくれ!僕のどこに出しても恥ずかしくない肉体美を!!」
―――――いつ見られても部長が恥をかかない様に学園の皆に評価をしてもらっている。反応から察するに上場のようだ。僕はまた一歩高みへ至る!
その後登校した部長に殴られた。どうやらお気に召さないようだ。ふふふ、僕の主は厳しいなぁ。俄然ヤル気が出るってものさ!今まで以上にトレーニングと新なポージングを模索したくては!
昼休み。僕は朱乃さんと二人で旧校舎にある通称朱乃ルームに来ていた。この部屋は朱乃さんの趣味部屋で様々な物が壁一面にところ狭しと置かれている。どうやら部長はこの部屋が苦手らしく一切近づかないため秘密の訓練にはピッタリだ。
「それでは何処に出ても恥ずかしくないドSとドMの訓練を始めますわ。ドSは相手をいじめる事に快感を持って私の真似をすれば良いので祐斗君にはドMの心得を学んで頂きます」
「はい!朱乃さん」
「いけませんわよ」
「はぶっ!?」
突然僕は朱乃さんからビンタをされた。何故だ?僕は何を間違え――――――――はっ!
「今この瞬間私はあなたにとっての女王ですわよ?それを朱乃さん、ですか?」
「も、申し訳ありま」
「誰が喋って良いといいましたか?この犬!」
「キャイン!」
またビンタされた。反射的に犬の様に鳴けたが忘れていた。この特訓では彼女はSMの女王なのだ。なので僕はMとして彼女の事を女王様と呼ばなくてはならない。
「はい。今のは良いお返事です。ご褒美をあげます、わっ!」
「きゃん!」
女王様はご褒美として僕の肩に乗馬用の鞭を叩きつけた。痛みには騎士としてなれているが突然の事に声をあげてしまう。ただそれは女王様としては合格点にたっしていたようで女王様は恍惚の笑みを浮かべていた。
それはそうと女王様はいつの間に鞭を持ち服装を制服からボンテージなきわどい服に着替えたのか?全く気が付かなかった。なるほど!これが匠の技か!
「それより家畜の癖にいつまで人間の服を着てますの?随分と生意気な犬ですわね?剥ぎますわ」
「わ、わんわんわんわん!?」
女王様はおもむろに、強引に、そして優しく僕の服を脱がしにかかる。僕としては人に裸を見られても恥ずかしくない体をしているつもりだし、ここ最近見られることに喜びを感じているので別段嫌では無いし、むしろ挑むところだ。
しかし僕も学習している。
Sはいじめたい。Mはいじめられたい。Sの心理はある意味単純で相手を屈伏させたい。相手の反応を楽しむ。それにつきるが逆にMは以外と複雑な面がある。ただいじめられるのに喜びを覚えるのは二流のM!本当のMは自身の本心とは異なっても相手を喜ばせる受け方をするのだ!そうすることによってSは嗜虐心を刺激されより激しく相手を攻め立てる。現に女王様は呼吸が激しくなり、頬を赤く染めて恍惚的だった笑みが深みをましていた。
「良いですわ!犬!あなたとっても良いですわ!」
「わぉーーーーーーん」
そう!一流のMはSの心理も知ることが出来る!つまりMを征するものはSを征する!僕はまた一歩高みへ近づいた!
放課後。普段は部活動で世界の不思議を調べている。今さらだが僕たちリアス・グレモリー眷属はオカルト研究部であり関係者しか立ち入ることはない。何故なら一般人には僕たちが悪魔、人外であることは秘密としているからだ。それは悪魔のみならずで神、天使、堕天使、妖怪、妖精、幻獣魔獣どの種族も共通だ。それは今の時代が人間を中心にした世界であるからに他ならない。とは言っても裏で糸を引くのは基本的に神々や悪魔や堕天使と人外のものたちであるが。
兎も角部活動の時間なのだが
「本日部長が人間の舎弟をつれて隣町のヤンキー共と抗争に向かっているので部活はありません。ちなみに部長はサラシに前開きの特攻服姿でとても魅力的でした。立ってぬれました。ギンギンのヌチョヌチョです」
「朱乃さんは?」
「特攻服姿の部長に襲いかかり反撃にあって今は朱乃ルームで縛り上げられて放置されてます。喜んでる様なのでそっとしておくのを推奨します」
「そうだね。部長も副部長もいないなら部活は出来ない。ならいつも通り」
「はい」
「「ますらお対決!」」
部長も副部長もいないので活動が出来ない。なので僕たちはとある一室に向かう。そこは地下にあり決まった手順を踏まないと到達出来ないため生徒は勿論教諭を含め悪魔関係者以外は知らない秘密空間。駒王温泉だ。
ここは和の心を重んじる部長が独自に作り上げた空間である。
扉を開くと眼前に広がる夜空とそれを彩る星の数々。その中で一際輝く満月は正に絶景だ。
足を踏入れると感じる整えられた石の足場に立ち上る蒸気。広い広場の奥には飛び込みたくなるほどに立派な温泉がある。何故か温泉の中には日本猿が優雅に浸かっているが部長のイメージ的に温泉=日本猿なのだろうから文句は言わない。と言うよりこの日本猿は非常に強く文句が言えない。以前悪魔の王四人がこの場に遊びに来たときルシファー様がちょっかいをかけ日本猿が怒り戦闘になったときがあったのだが、最終的には互いに握手を交わしていたのは記憶に新しい。ちなみにその時この空間が8割損傷して命かながら逃げた僕たちであるが損傷理由を知った部長は未だかつてないほど怒り魔王と日本猿を半殺しにしていた。
流石僕の主様だ!
兎も角そんな空間で僕と小猫ちゃんは対峙する。そして二人はぶつかり合った!
「一の太刀瞬剣!」
「ふん!甘いです!私の物は既に始解です!半分ギンギンです!所謂半○ちです」
「甘いのは君だ!僕は既に卍解だぞ!」
「なん…………だと!?」
全裸で!
ますらお対決。それは漢と漢の対決。つまり男性器対決だ!
これは互いの男性器をぶつけ合いより漢としてどちらが高みにあるか競い会う僕と小猫ちゃんで行うものだ。
「ふっ、それが卍解ですって?笑わせてくれます!本当の卍解は大きく強大なもの!あなたのが偽りであることをここに証明しましょう!卍!解」
とたんに小猫ちゃんのアレは天をつくほどにそそりたつ。そしてそこには先程まで子供の小指程であったナニが20cm程まで膨張していた!
くっ!これが彼女の本気か!だが僕は負けない!大きさは負けているが
「大きいだけが卍解じゃないよ!僕のこの形態は速さと密度の特化したもの!君より小さくともその分凝縮されている!ほらほらほらほらほら!」
速さと固さで負けてはいない!
僕は立て続けにおのが相棒を叩き込む!小猫ちゃんもそれに応戦する。一撃の威力は小猫ちゃんが上だが当たらなければどうと言うことはない!僕は全力で腰を動かし小猫ちゃんを攻めあげる。そして
「「月牙天衝」」
互いに最高の技を放つ!視界は白く染まり目の前が真っ白になった!
「どうやら引き分けだね。全く凄い量だ。顔がべちょべちょだよ」
「祐斗先輩こそ一撃は対したことないのに凄い連射です。全身ベトベトです」
僕たちは互いに褒め称えあった。まったくもって良い勝負だった。それにこの勝負以前より2分も長かった!つまり僕は
「まあ1つ高みに至った!」
そして僕たちは互いの武器を握りあった。僕たちなりの挨拶だ。
勘違い系ポジティブイケメン。それが今作の木場きゅん。