私は以前聖女と呼ばれていました。
そう呼ばれていた。過去の話です。それもこれも私の行動故の事なので後悔はしていませんでした。
そもそも私が聖女と呼ばれる由縁は私の持つ癒しの力にありました。
私はこの力を使い傷付いた人達を癒していくうちに聖女アーシアと呼ばれます。一時期悪魔を癒して魔女と呼ばれかけますが以前私が治療した男性達が庇って下さったおかげで事なきをえました。
「悪魔を癒す魔女?馬鹿を言うな!それなら同じ様に癒された俺達も悪魔と同類だと言っているようなものだぞ!」
「そうだ!聖女様は悪魔をも癒してしまう優しさと愛に満ち溢れた聖女を超えた聖女!
それに同意の意を示すたくさんの声を聞き私は嬉しさのあまり泣いてしまった。私のやっている事は間違っていなかったと。私を庇ってくれる人がこんなにもいると。その中には神父様や司祭様そして後から分かった事ですが枢機卿様も庇ってくれていました。
そしてこれが私の原点になったと言えます。何故ならこの男性達にはある共通点があり、私の癒しで完治した、むしろ前より元気になった方々だったのです。
病名それは男性器不全。通称イ○ポです。
どんな薬を飲んでも駄目だったのに私が力を使いながら撫でると途端に元気になりました。これには私も驚きました。知識としてはありましたがこんなに大きくなるとは思っていませんでしたし。そして驚いていたのは男性も同じで涙を流して喜んでくれて男性器も白い涙を流していましたね。後からそれが子種と知りましたが。
そういった経緯で噂が噂を呼びたくさんの男性が私の元を訪れて、そしてこの展開にいたりました。
それからと言うもの私は超聖女として充実した毎日をおくり、気が付けば女性の不妊治療も可能となり、ある日私はある施設を設立したのです。
アーシア聖器医院
悩める男女を救済するのが目的で作り上げたのです。本来なら私が赴くのが一番良いのですが、あまりに悩める人々が多すぎて手が回らなくなってしまった故の設立でした。完全予約制で料金はいただきません。維持費の為に有志による募金は募らせていただきましたけど。
そしてこの活動をしていくうちに気が付きました。皆が笑顔なのです。性行為ができる事に。子供が作れる事に皆が笑顔になるのです。だから私は
「さぁイッセーさん産めよ増やせよです!」
「う、うぉあー…………頼むアーシア、休ませてくれ」
「レイナーレ様ももっともっとイッセー様を受け入れて孕みましょう!」
「お願いアーシア!休ませて!いきすぎて頭がおかしくなりそうなの!?」
「大丈夫!私が癒します!治療なら私にまかせて下さい!はいイッセーさん!」
「ぐおおーーーーーー!また、またみなぎるぅーーーーー!?」
「ひぃぃぃ!?中で大きくなってるぅーーーー!?」
私の力で性行為のサポートをするようになりました。
以前の私ならエッチな事はあまり良くないと思っていましたが、エッチな事とは性行為です。そして性行為とは人が子を成す神聖な行為、つまりエッチなことは神聖な事に他なりません。故に私はエッチな事で世界を平和にできると思い行動を重ねた結果、超性女と恐れられこうして堕天使様に身を寄せることになって
「今に至るって訳だ。んでアーシア」
「なんでしょう。悪魔様」
「俺の事はリアスで良いっていってんだろ。まぁいいが。それよりこれはいつまで続ける気だ?もう1週間たつぞ?」
「孕むまでです!それか二人の堕天使様の様に気絶されるまでです!」
「こいつも大概に狂ってやがる…………。取り敢えず次でやめさせろ。この部屋かなりくせぇ。衛生的にも心象的にも悪すぎるし、最近通り掛かった生徒から異臭がすると声がよせられてやがる。ここは旧校舎とは言え学校の一室だからやるなとは言わねぇが少し加減しろ」
「はぅ!そうでした!ここは学舎でしたね。いつもの儀式場と同じ様にふるまってしまいました」
恥ずかしながら失念していましたね。もう以前とは違うのですから気を付けなくてはいけません。次のイッセーさんの慈悲で終了しましょう。お掃除もしないと。
「うおぉぉーーーーーー!」
「あぁぁぁーーーーーー!」
どうやら終わったようですね。それでは掃除と
『おい相棒?嘘だろ?おい返事しろ!相棒!』
「え?イッセー様?ねぇイッセー様!起きて下さい」
「おいおい!死んでるぞイッセーの奴!こいつ無茶しやがって…………」
なんと言う悲劇!これからのお二人がイッセーさん急死で引き裂かれてしまうなんて!私がついていながらなんと言うことですか!情けない!私は情けないです!主よ、死者を癒せない私の無力をお許し下さい。
ん?おや?私が祈っているうちにイッセーさんが起き上がってる?
「私の祈りが通じたのですか?」
「ちげぇよ馬鹿女。俺が眷属として生き返らせた。これからこいつは俺の家来っつー奴だ。ここで死なすには惜しい男だからな。つーかお前やばすぎる。お前を放置すると世界が狂う。よってお前も眷属にして監視する」
「…………わかりました。私も些かやり過ぎたと思いましたのでそれを受け入れます。ただし主への信仰はすてません」
「好きにしろ。ただかなりつれーぞ」
「覚悟の上です」
「そうかよ。あーくせぇー!掃除ちゃんとやっとけよ」
そういってリアス様は部屋をでていかれました。
私の後ろではイッセーさんに抱き付き涙を流すレイナーレ様と優しげな視線を向けて頭を撫でるイッセーさん。とても美しい光景です。白く彩られたそれはまるでアダムとイブを私は思い浮かべました。本当に良かった!
これで明日からも頑張れますね!
さあ狂ってまいりましたーーーー(盛り上がってまいりした風)