一誠side
一誠「部長、行かせてください。それでもダメなら、俺を眷属から外してください。」
リアス「ダメよ、イッセー。前にも説明したでしょう。」
部長、そんなのわかってますよ。でも、アーシアのあの悲しい顔が頭の中にこびり付いている・・・その顔で放たれた別れを告げる言葉・・・もうどれも、嫌なんだ・・・
一誠「部長・・・やっぱり俺、行きます・・・」
リアス「待ちなさい、イッセー!イッセー!」
すみません・・・部長・・・
俺がオカ研の出入り口のドアノブに手を掛けようとすると、部屋の真ん中から紅い光が輝いた。その光に目を向けると、帝兄と、俺が助けたかったシスターの服を着た少女がいた。
一誠side out
帝side out
えー、只今絶賛お説教Timeです。
リアス「エミル、聞いてるの。何故シスターを連れて転移してきたのかしら。」
帝「堕天使がこそこそと部長の領土で何やら変なことでもしそうだったので、その計画を叩き潰したらそこのシスターと出会いました。」
リアス「あのね、エミル。私たち三大勢力の関係を知っていてやったことかしら?」
部長の声に少しばかり恐怖感を感じる。だが、臆するな、前に進め!
帝「ええ。もちろん知ってますよ。それにアザゼル殿にも連絡はつけましたから。」
俺がそう言うと、部長が一瞬眉を動かした。・・・あかん、これ結構マジなやつや・・・
リアス「それは事実かしら?」
帝「はい、俺のケータイの通話履歴みればわかりますよ。」
俺はそう言い、部長に俺のケータイの通話履歴を見せた。
リアス「どうやら本当のことみたいね。いいわ、これでお説教は終わりよ。さて、アーシアさん。アーシアでいい?」
アーシア「はっはいぃ!」ビクッ
アーシアはピクリと体を震わして、返事した。多分、いきなり話しかけられてびっくりしたんじゃないか?
リアス「あなたさえよければ私の眷属にならない?丁度回復役の子がもう1人欲しかったし、何よりイッセーが精神的に安心できると思うのよ。」
まぁ確かにそうだ。回復役が美優とマルタ2人とはいえ、回復が追いつかない場合がある。そういった面では大変ありがたい。イッセーの精神安定剤的な効果もあるのだから、こちらとしては出来るだけ部長の眷属になって欲しいが、悪魔になるかどうかなど、彼女自身が決めることであって、俺たちが決めていいことではない。
アーシア「私は・・・私は、悪魔になります!イッセーさんに、帝さんに助けていただいたのに、このまま恩返しできないなんて嫌です!」
それが彼女の意思だった。ならば俺は・・・彼女がイッセーに対してもっと積極的にできるように背中を押すだけだwww
リアス「そう、わかったわ。じゃあアーシア、両手を前にだして。あなたはビショップとして転生させるわ。」
アーシアは両手を前に差し出し、部長はビショップの駒を、アーシアの手に置いた。そしてビショップの駒がアーシアの体に溶け込むように入っていった。どうやら成功のようだ。その証拠に彼女からは悪魔の気配がするようになった。
リアス「さぁ、アーシア、貴女は今日から私の眷属よ。よろしくね。」
アーシア「はい!よろしくお願いします!」
帝「よろしく、アーシア。早速で悪いんだけどもう9時だぜ?」
俺が時計に指差すと、時計の短い針は9時を回っていた。
リアス「あら、もうそんな時間なのね。今日はこれで解散よ。あ、エミルは少し残って貰える?それとアーシア、この旧校舎に仮眠室があったはずだからイッセーと一緒に泊まっていってちょうだい。イッセー、いいわね?」
一誠「り、了解しました!」
帝「悪ぃ美優、父さんと母さんに俺は遅くなるって言っといて。それからイッセーの分もよろしく。」
美優「うん。でも早く帰ってきてね?」
帝「わかったよ。白音とマルタもよろしく頼むぞ〜!」
白音「わかりました。」
マルタ「はーい!」
木場「それじゃ、帝君、またね。」
帝「おう、またな、木場。」
朱乃「それでは部長、帝君、また明日にお会いしましょう。」
リアス「ええ、またね。朱乃。」
帝「また明日学校で〜。」
一誠「そんじゃ帝兄、また明日。」
帝「あぁ、またな、イッセー。アーシアに手ェ出したりすんなよ。」
一誠「んなことしねぇよ!」
帝「しそうだから言ってんだよ。それとアーシアもお休み。」
アーシア「はい。帝さんもお休みなさい。」
俺は部長以外のみんなと別れの挨拶をし、部屋に残ったのは俺と部長だけになった。
帝「それで部長、一体何のご用で?」
リアス「エミルって料理とかお菓子作りとかってできたりする?」
帝「まぁ、それなりには。」
たまに美優と白音とマルタに作ってやってるしな。
リアス「だったらよかったわ。実は明日の放課後にアーシアの歓迎会をしたいの。手伝ってもらえるかしら?」
流石、眷属への情愛が深いグレモリー家だ。俺も同じことを考えていたんだが。
帝「それだったらいくらでも手伝いますよ。」
リアス「ありがとう、エミル。じゃあ少しついてきて。今から家庭科室に向かうわ。そこの扉を通った先だから。」
そして俺はアーシアの歓迎会のために、部長とケーキ作りをすることとなった。
To be continued