俺は篠ノ之束の考えがまったくもってわからなかった。篠ノ之束とは、ISを作り出した張本人だ。それに女尊男卑になることになったきっかけ。俺がもっといじめられる原因となった第1回モンド・グロッソで優勝した俺の姉の織斑千冬。
そして、俺の元々の家族が壊れた白騎士事件。
それらすべてが目の前にいる篠ノ之束のせいでもあるのだ。
さっきの告白だってそうだ。俺が料理が得意なんて一言も言ってはいないし千冬さんや晴矢も、俺が女だって事は知らない。いま、ニコニコしながら告白の答えを待っている篠ノ之束は俺からしたら不気味としか言いようがない。
「俺はあなたが嫌いです。それに、俺が女だってことや料理が出来ることを知っていることも何故かはわかりませんが、あの家に居るよりかはマシだと思うので、その誘いを受けることにします。」
俺は、そう言って首を縦に振ったのだ。それが理由である。
「どんな理由でさえ、君は必ずわたしの誘いをのってくれると思ったよ。」
「まずは早速だけど、その口調をどうにかして欲しいよね。それと、身体の発育や傷何かも見ておきたいから服を脱いでおいて。」
「服を脱ぐ前に一つだけいいですか?おれ...『これからは私って言ってね』うっ....私が料理が出来るってどこで知ったんですか?千冬さんがいう訳では無いし、マドカはあなたと知り合いではないと思いますから。」
女である事はバレてしまうことなのでわかるのだが、誰にも言っていない料理のことを誰から聞いたのかだけは気になってしまう。
「それはね、ある人から教えてもらったんだ。誰に教えてもらったかは言えないんだけど、君のことをよく知ってる人である事は確かだよ。」
私のことをよく知っている人物とは...と考えていると束さんがお..私の服を勝手にぬがしていくではないか
「束さん!何勝手に脱がしてるんですか!」
私の服は基本パーカーを着ているだけなので脱がしやすいと言ったらやすいのであろうが勝手にやる人はいないと思っていた。
「君の身体の傷とか早く見ておかないとだからね。傷の深さとかでわたしの友人に頼まないと行けなくなるからさ。どうせここにはわたしと君しかいないんだから恥ずかしがらないの」
私の抵抗も虚しく、束さんは光の速さで私の身長・体重・バストなどを測っていった。傷の深さ的にはその友人を呼ばないと行けないようなところもあるらしく、今は束さんが作ったナノマシンを使った薬を飲んでいくしかないようだ。