インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第143話

イチカは胸を貫かれそのまま投げ飛ばされたセシルの元に行き、落ちるセシルを抱き止め声をかけるがセシルの体温は徐々に冷たくなって行く。リザも慌ててセシルの元に駆け寄り状態を見て

 

「イチカくん、セッシーはもう助からないわ・・・」

 

リザにそう言われるが、イチカは諦めなかった

 

「オベイロン、ISは操縦者の思いによって進化するんだったよな?」

 

『そうよイチカ、貴方が望めば貴方が望んだ形に私は進化するわ!』

 

「だったら・・・、だったら俺の思いに答えろオベイロォォォォォォォン!」

 

イチカが力強く叫んだ瞬間オベイロンは輝きだし、背中のスラスターから攻防一体となった莫大なナノマシンが放出され、ナノマシンはしだいにイチカとセシルを包み込む繭の様な形にかわりイチカとセシリアはその中に閉じ込められる形となった。攻防一体の莫大なナノマシンに巻き込まれて負傷したロゴスは撤退して行き、リザ達もイチカとセシルを置いて本部まで撤退していった。

 

 

イチカとセシルがナノマシンの繭に閉じ込められて数時間がたち、本部では千冬姉さんが怒鳴っていた

 

「イチカとセシリアはあれからどうなったんだ!」

 

「解析班に頼んで繭を調査してもらったが解析不能と結果が出た」

 

「解析不能とはどう言う事だ!」

 

「我々ではあの繭の中で何が起きているのかわからないと言う事だ!」

 

千冬姉さんと元帥は言い争っていたが、そこに一人の女性が現れた

 

「チーちゃん苛立っても何も始まらないよ。カルシウム足りてる?」

 

「束なぜお前がここに居る!」

 

「私が頼んだんだ、我々の解析班が調査してわからないなら最後に頼む方は当然ISの生みの親、篠ノ之束博士しかいないだろ!」

 

束はイチカとセシルを包み込んだ繭を調査するため、元帥直々に頭を下げて来てもらったのだが

 

「とりあえずあの繭を調べさせてもらったのだけど・・・、ごめんなさい私でもわからなかったです。ただ今私が言える事は、あの繭はイチカさんの思いにISが反応して具現化した結果としか言えません。」

 

「思いに反応して具現化した結果と言うのはどう言う事ですか?」

 

「イチカさんがセシリアさんを死なせたくないと言う気持ち、それがあの繭を作ったと言う事です。」

 

「束、じゃあイチカ達は生きてるのだな?」

 

「あの繭がイチカくんの思いでできているのなら、イチカさんとセシリアさんはあの繭の中で生きてます」

 

千冬姉さんはイチカとセシルが生きているとわかって安心した。その頃ロゴスはイチカとセシルを包み込んだ繭を手に入れようと部隊を再び出動させていた。この争いで新たな王妃が生まれる事を知らずに・・・

 

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