インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第164話

試合開始のアラームと同時にセシアは手に持つビームライフルを放つ。

 

「試合前に相手をロックする事はルール違反じゃないですか?」

 

蘭は放たれたビームを背部に浮く物理シールドで防ぎながらそう言うが

 

「ふん!これは公式の試合ではありません。だからアリなのです。さぁ蘭さん、私のブルー・ティアラが奏でるワルツで無様に踊りなさい!」

 

セシアはそう言って両肩に二機づつ取り付けられた大型シールド兼スラスターに各二機づつ搭載されているBT兵器を八機を射出する。しかし蘭はBT兵器からの攻撃をシールド二機と地面スレスレをホバー走行でかわしながらセシアに近づきセシアの下まで来ると、イグニッションブーストでセシアの目の前まで上がり拡張領域からグローブに似た黒物を装備して殴り、セシアはギリギリの所でかわし蘭に向けてさらに攻撃をする。

 

「ちっ、まだfirstshiftしてないから反応が遅い!」

 

悪態をつく蘭だがセシアは手に持つビームライフルとBT兵器で容赦なく攻撃を続ける。そして試合も10分くらいたち、ようやく蘭が待っていたfirstshiftの言葉がホログラムで写し出され、バンシーはfirstshiftをするのだがその光景にセシアは

 

「まさか今まで初期設定で戦っていたの!?」

 

firstshiftしたバンシーにセシアは驚くが蘭はようやく自分の反応速度に対応できる様になり、拡張領域からビームR/Mを出してセシアに銃口を向けて隙のできたセシアに放った。今までよりも速くなったバンシーの攻撃にセシアは余裕も無くなり、BT兵器と手に持つビームライフルを巧みに使い蘭に攻撃を続ける。

 

「さすがは代表候補生。でも私は負けられない。セシリアさんとイチカさんそして束さんが作ってくれたこの機体を纏うからには私は負けるわけにはいかない!だからバンシー、私に勝利の未来を見せて!」

 

蘭はそう言うとホログラムが現れ『マルチ演算システム起動』と言う言葉と共に蘭の頭の中に相手の動く先が流れ込んで来て、蘭はそれにともない拡張領域からもう一機のライフルR/Mを出してセシアのBT兵器が行く先にビームを放ちそれを撃墜していく。

 

「なっ!?なぜ私のブルー・ティアラのの動く先がわかるの!?」

 

「簡単なこと、バンシーが貴女のBT兵器の動きを計算してその答えを私の頭の中に投影してるからよ!」

 

「そんな事したら貴女の脳が焼ききれますわ!」

 

「あいにくさま、私の脳はイチカさんと同じで特殊なの。だからこの程度では焼ききれないわ!」

 

蘭はそう言いながらさらにブルー・ティアラを撃ち落としていくが

 

「私が操れるBT兵器の数はそれだけでは無いですわ!」

 

セシアはそう言って拡張領域から予備のブルー・ティアラを出す。その合計24機、だが蘭はその数にも臆する事なく攻撃を続けるが

 

「ようやくはまりましたわね!」

 

セシアがそう言うと蘭は辺りを見回すとブルー・ティアラに囲まれており

 

「ちっ、誘われた」

 

蘭は素人と経験者の差にさらに悪態をつき

 

「これで終わりですわ!」

 

セシアのその一言で蘭を囲むブルー・ティアラは火を吹くが

 

『蘭お姉ちゃんはやらせない!』

 

その時蘭の頭の中にセシアとは違う声が聞こえ、ブルー・ティアラのビームはバンシーをよける様に飛んでいき、そして蘭の操作を無視してバンシーは手の平を前に出すとセシアのブルー・ティアラは一斉に動きを止めた。

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